腹の中身
「カレーパン食べる人!」
の声を聞き「ハイハ~イ」と返事をしたらもうその一個は息子の手に渡っていた、ザンネン。 なんでもこのパン屋、カレーパンと塩パンの美味しさで他店を置き去りにしている今、最もこの辺で勢いのある、全盛期のジョナ・ロムーみたいな店なのだという。
(more…)ブレッド・アー・エスプレッソ・バゲット
打ち合わせに行こうと外に出たら、意外と冷たい。 手袋が欲しいくらいのしんとした寒さがある。
久しぶりに歩く街並みにはさほどクリスマス色がない。 廃品回収の車が大音量をかけながらじりじり横を通り過ぎてゆく。
カドにカフェを見つけた。 店の前に立つと、どうやらカフェでなくパン屋だ。 精巧な細工の施された様々な形のものが、半畳ほどのスペースに並んでいる。 店員さんが奥から出てきた。
営業時間の張り紙を見ると、6:30 – 16:00 とある。 ずいぶん変則的。 しかも金~月の週4日営業である。
(more…)ル・シュクレ・クールのバゲット
都内某所で長蛇の列に出くわした。 何かと思えばパンの焼きあがりを待つ人々だという。
たまたま同行者がパン好きだったもので、行列ギライのオイも一緒に並ぶことに・・・そして小一時間待った末、ようやくバゲットを一本入手した。
(more…)KSBパン
今、うちの子供たちがハマっているのがKSBパン。 先日遊びに来た家内の友達から伝授されたものである。 大したものではなく、トーストにバターを塗りつけ、すかさず砂糖ときな粉を振りかけるだけではいできあがり。
(more…)卵サンド
マヨネーズをこしらえる。
ゆで卵を固く茹で、みじん切りにしてマヨネーズとあえる。 そこへ好みで胡椒やタバスコを振る。
バターを塗ったパンを2枚用意し、間に卵マヨを挟みこむ。 軽く抑えてから耳を切り落とし、つまむ。
キューカンバー・サンドウィッチと同じぐらいシンプルなサンドイッチではあるが、飽きのこない味がして老若男女にオススメできる。
(more…)モスバーガー
み、短かなってる
小ぶりで細長いフランスパンを縦に割り、間にツナマヨが山ほど入っている某所のパンがお気に入りだった。 度々カミさんが買ってくるのでついファンになってしまったのだ。
2年ほど前「お値段据え置き」のままツナマヨが若干少なくなっていることに気づいた。 もともと多すぎると感じていたのでちょうどよくなった。
一年ほど前には「お値段据え置き」のままフランスパンが若干短くなった。 開封前からそれに気づいてしまうほど短くなっている。 「このご時世」という言葉をよく耳にするようになった頃なのでまあ諸事情あるのだろう。
そして先日、またカミさんがツナマヨパンを買ってきたのでかぶりつこうと袋から取り出すと・・・また短くなっている・・・・・・もちろんお値段据え置きのまま。
「このご時世ですから・・・」という言葉をかなり耳にする昨今、しょうがないっちゃあ、しょうがない。 でも当初の頃から比べると、おそらく4割は短くなっていると思われる。 しょうがないっちゃあ、しょうがない。
カツサンド:マスサキのパン
以前書いたマスサキのパンには、カツサンドもあることがわかった。
カツサンドというとなんだかやけにはりきって、ありがたがるような風潮があるように思えるが、マスサキのカツサンドは、素朴である。 まるで昨晩の残り物であるかのようなさりげないカツに、トマトスライスがはさんである。 ひとくちかじると素朴が味がするが逆にそれが新鮮で、これ以上手を加えてほしくない、これ以上頑張ってもらいたくない、キミはずっとこのままでいいんだ、という願いがこみ上げてくる。
カツサンド一個160円なり。 是非長与の郷(長与の里)に足を運んでいただきたい。 かーなりオススメ。
サラダパン:マスサキ乃パン
前回書いたとおり、化学調味料だらけの食品群にボー然としながら帰り際、パン屋で買った化学調味料だらけのパンをかじりつつ運転しながら家に帰る。
「添加物だらけなのにこのパンうまいよね?」という意見に嫁も同感。 以前人に聞いた話では、化学調味料には常習性があるのだとか。 彼女曰く、仕事が忙しくて残業続きでテンパりまくり状態になったときは、なぜか一軒の中華料理屋に足を運びたくなるのだとか。 そこで大量の化学調味料を使用して作られたラーメンや中華丼(未確認らしい)を食いながら舌をビリビリさせつつ「あーこれこれ、これよーっ」となるのがクセになっているのだとか……。
「そういえばさ、昔サラダパン?ってあっよね?」と突如ひらめく。 嫁に聞いてみるが知らないという。 うーんなんかさ、緑の文字で袋にサラダパンって書いてあってさ、ポテトサラダがはさんであるヤツ。 あったあった、確かにあったぞ。 うーんそのパンをどうしても食いたい。 しかし近頃売られているのを見かけたこともないし、そもそも存在自体忘れていたわけだからしかし…。 と、この話は終わった。
数日後、嫁が買い物から帰ってきてニンマリとする。 気味が悪いのでオマエがニヤついている訳を述べよ、と聞いてみたところあったらしい、その、サラダパンが。
嫁がセールだからとくだらない衣類を買いにいった店の近くのたまに行くパン屋に、それはあったらしい。 今回初めてそのサラダパンに気づいたのだが前から売られていたのか、それとも最近なのかは定かではないらしい。
「これでしょう」嫁が紙袋から取り出す。 「そう!これこれこれサー」と喜ぶ。 古い記憶どおりの、やけに薄手の袋には緑のサラダパンという文字。 中身のパンもイメージ通りのようだ。 さっそくパン本体を取り出して、かぶりつく。
なんかこう、昔はもっとこう、ポテト系サラダがあふれ出るほど沢山はいっていたような気がしたのだが…という気がすると同時に、こういう赤耳系安ハムがベロンと入ってたっけな? と疑問を感じつつも、一気に食べ終える。 食べ終えた後、そういや赤耳系ハムは昔、そのポテト系サラダに千切りにされて混ぜ込まれていなかったっけ? という新たな、不確かな疑問が浮かんだのだった。
小倉トースト
前に書いたカフェに「サンドイッチを作らせたらスタッフ一」という姉ちゃんがいるという情報を聞きつけ、いち早く駆けつけた。
「一軒のカフェに勤務するスタッフの中で一番サンドイッチを作るのが上手だ」という情報を得たところで、いち早く駆けつける必要はないようにも感じられる。 世界一サンドイッチを作るのが上手なわけではなく、日本一でも九州一でも長崎一でも町内一でもなく、一軒のカフェ一なのだ。
オイが駆けつけたときにはすでにサンドイッチ名人はスタンバっていて、すぐに作り始める。 何か変わった作り方をするのであろうかと、作っているところを覗き込んだら「見るな」と言われる。 作り方は企業秘密なのだとか。
ものの数分でサンドイッチは完成し、目の前に運ばれてきた。 一見普通のサンドイッチである。 トマト、レタス、蒸し鶏、その他がはさまれている。 うん、美味しい。 でも特別美味しいってワケじゃない。 普通においしい。 どの辺が特徴なのか?と尋ねると、「サンドイッチの密着具合」だという(味ではないのか)。
手に持ってもバラけず、食べ終わるまで乱れないサンドイッチだというところがウリなのだとか。 ちなみに今回の出来は75%らしい。 いつもはもう少し密着しているらしい。 へーえ。 としか感想の言いようがない。
名古屋には小倉トーストという食べ物があるそうだ。 名古屋の喫茶店ならばこれが無い店は無いといっても過言ではないらしい。
小倉トーストはどういうものかというと、パンをトーストした後にバターを塗り、上から粒餡をかなり厚く塗り、もう一枚のパンではさんだものらしい。 粒餡をはさんだ後小倉トースト全体をもう一度トーストする場合もあるそうで、家庭で作る場合は、アンコをお湯で少しゆるめるとよいそうだ、と東海林さだおさんが書いてた。