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さてどんなもんでしょう。 最初が肝心、と言うことで、書きたいことと書きたくないことについて。 書きたいこと(つまり、僕が興味を持っていること:順不同) 自然言語処理について 経済/金融について ジャズとジャズドラムについて その他、もろもろ 書きたくないこと 建設的でない批判(ただの悪口/誹謗中傷のたぐい) ネガティブ一辺倒なコメント どうだ俺ってすごいだろう的コメント 仕事のグチ 思わせぶりなこと・結論があるのに書かないこと【追記:May 29, 2005】 ああ、日記のタイトル考えなきゃなあ。 なんかかっこいいのないか知らん。 cygwin環境でCaboCha*1を使いたくて、はまっております。 CaboChaはChaSen*2のshared libraryを使うことを前提に作られているんだけど、そのChaSenがcygwin環境ではうまくshared libraryを作ってくれない。
どうもみなさんご無沙汰しております。なんとか生きてます。最近twitterはじめました。 訳せという声が聞こえた気がしたので訳してみました。久しぶりなので時間かかった(笑)。 変なところがあれば教えて下さい。 原文はこちら。 今とその後で By PAUL KRUGMAN Published: June 20, 2010 経済が落ち込んだままの今はお金を使って、回復したらその後で倹約する。これってどのくらい理解するのが難しいことなんだろう? 現在の政治的な議論を見る限り、とっても難しいみたい。世界中で、政治家たちはその反対をすることに決めたみたいだ。彼らは、経済が助けを必要としているときにひどい扱いをしたくてしょうがない一方で、長期的な財政問題の処理には尻込みしているんだ。 でもこの問題の明快な説明を聞けば気が変わるかもしれない。と言うことで長期と短期の財政赤字の話をしよう。僕はアメリカの状
皆さまご無沙汰しております。なんとか生きてます。ちょっとづつ日照時間が長くなってきているのでそろそろ冬眠が明けそうな気配であります。 しかしマジメに日本はこのままだと2・3年後あたりに失業率10%くらい逝きそうですね。南無南無。自分で「皆さん就職・転職はお早めに」なんて絶妙のタイミングで書いておきながら、間の悪いことに今になって転職しようかなーなんて思ってたりします。自分のことはわからんものですな。わはは。なんかいい仕事ないですかねー。南の島勤務希望なんですけど(南極除く)【あれは大陸svnseeds】。 ということで無利子非課税国債。これダメ杉。ダメ。ゼッタイ。 そもそも無利子ってことはそれだけじゃ持ってても意味ないわけですよ。だから相続税減免が付いている。ってことはこれ購入するのは相続税減免で得する人だけ。もし得する人がいなければ全く売れないからそもそも意味がない。それでも売るってんな
とりあえず生きております。 なんか最近リフレ系ブログがやたら充実してるし、リフレ系書籍も新刊沢山でてるし、日銀批判がマスコミでちらほら出だしてるし、もうあんまりここで書くことないよなーと思ってたらこんなに間があいてしまいました。皆さまお元気ですか。 僕は相変わらず戦前昭和史関連の本ばかり読む日々を過ごしております。昭和天皇から西園寺公望公に浮気して、その後その流れで近衛文麿公とゾルゲ・尾崎関連と旧海軍提督関連の文献を読んでる感じです(ずっと読みたかった細川日記やっと読みました。無茶苦茶面白い!)。ちなみに今個人的にアツイテーマは「反共の昭和史」。段々陰謀論ちっくになってきて我ながらガクブルであります。わはは。いづれ時間ができたら簡単なコメントを付して読んだ本をご紹介したいなあ【いつになるやらsvnseeds】。 というわけで頭の中がほぼ半世紀以上昔を彷徨っておりまして、最近の経済動向にはト
mojimojiさんからお返事いただいた。ありがとうございます。以下返答を試みます。 まずはやっぱり誤読があったようで大変失礼いたしました。読解力なくてどうもすみません。 mojimojiさんの僕のエントリへのブックマークコメント、松尾先生からいただいたコメント(いつもありがとうございます。お手数おかけしてすみません)、稲葉さんの一連のエントリ(0、1、2、3)、および稲葉さんのところでのOさんの一連のコメントを読んで、やっと僕が何を勘違いしていたのかがわかりました。 特に、mojimojiさんが参考として挙げられた、次のOさんのコメントは大変有益でした(勝手に引用させていただきますが、問題があればご指摘下さい)。 GDP概念が強力なツールである事は言うまでもないですが、それだけで事足りるのであれば、社会厚生関数についてのサミュエルソンたちのような議論が出てくる必要も無かったわけで、じゃあ
時系列で並べるとこんな感じ?TrackBack代わりにリストしてみる。 GDP概念の使い方、mojimojiさん 最近は経済学を勉強していないんだってば、稲葉さん GDP というものの考え方について、山形さん GDP概念の使い方、その2、mojimojiさん GDPをめぐる論争(がこれから始まるのかもしれない)について、稲葉さん GDP(?)論争のガイドラインなんか立て(られ)ないよ、稲葉さん で、まあ稲葉さんも書いてる通り、mojimojiさんと山形さん、両者の間にはほとんど埋めがたい溝があるので、ここではただの感想を書くことにする。たぶん根本的に両者が理解し合えることはないだろうし、その必要もないだろうと僕は思う。 なお、ここを読んでくれている奇特な方のほとんどは既にご存知と思うけれども、僕は立ち位置としては山形さん寄りなんで、そういうバイアスがかかった感想であることを予め表明しておく
髪切ってきた。今回は短くと注文したのでかなり短い。 ということでどうやらリアルの祭りにうつつをぬかして風邪気味になっている間にネットでも何やら祭りがあった様子【いつも後からsvnseeds】。 まあ今更言うのもなんですけど【後の祭りのsvnseeds】、皆さん釣られ杉じゃないでしょうか。小島先生のあのエントリは、僕の乏しい読解力によれば、以下のことしか書いてないように思えます。 「バーナンキの背理法」として知られるあるロジックに反論できる「ゲーム理論的に納得できる直感」が得られたが、その真に驚くべき証明を書くには余白が少な過ぎたらしいこと そのこととは直接は関係ない*1、背理法を用いる際に注意すべき一般的な誤謬について ということで僕としては、(2点目の背理法一般の話は既に知っているので)「バーナンキの背理法」がどのように反論され得るのか、小島先生の次回作に期待しつつ生暖かく見守りたいとこ
松尾先生の『「はだかの王様」の経済学』(asin:4492371052)に対する山形さんの強烈な書評を読んでの感想を書いてみるよ。ていうかやっぱりルソーって罪深いよなあとつくづく思いました。南無南無。 松尾先生のこの本は未読なんで(でも例によって買って積んではある)、そもそもこの時点であれこれ書くのは失礼千万な話だとは思う。なので、あくまで今回のエントリは、山形さん、econ-economeさんによる書評、および田中先生のエントリ、松尾先生ご自身の疎外に関する説明を読んでの感想ということでご容赦下さい。近日中にちゃんと読んで、必要であれば訂正するようにいたします。これ変だ、ってところがあれば是非ご指摘いただきたく。よろしくおながいします。 ということでまずは山形さんの力説するとおり、やっぱり「疎外」って考え方はどこにも行き着かない袋小路のようなものだなあ、と改めて思った次第。 例えばわかり
昨日のエントリにも大変有益なコメントをいただきました。改めて感謝いたします。甘えた言い分で恐縮ですが、また変なところがあれば是非コメントいただければ幸いです。 ということで、所得とインフレ率についてはecon-economeさんが約3ヶ月前にとっくに言及されていたことをここで明らかにしておきたいと思います(以前読んだはずなんだけどすっかり忘れてましたすみませんすみません)。今更ですが、未読の方はまずは以下2つの素晴らしい分析をお読みいただくことを激しくお勧めいたします。 原材料価格の高騰に伴うインフレ期待の行方」(図5の真ん中に所得とGDPデフレータとの比較があります) バーナンキの「金融政策」とは何か? 1番目に挙げたエントリは、原油等の価格の上昇が単純に一般価格の上昇に結びつくわけではないことをこの上なく明確に指摘している点で、大変重要な分析と思います。 また、2つ目に挙げたエントリは
【6/5/2008追記】いただいたコメントに基き修正したエントリを本日あげましたのでそちらをご参照下さい。 昨日のエントリにnabezo-rさんから次のようなコメントをいただきました。 いっそ、70年代のインフレの方が幸せじゃないかと思ったりもします。 ということでちょっと調べてみました。考えてみたらこんな重要なことまだ調べてなかったのが不思議なり。って誰かもうとっくにやってますかそうですか。 【図:所得の伸び率と物価上昇率 1975-2007年】 ということで一目瞭然、70年代のインフレの方が幸せですね、少なくとも日本の場合。所得の伸びがインフレ率を上回ってますから。 ・・・って実は話はそれほど単純じゃなくって、この所得のデータは総務省統計局の家計調査から持ってきたものなんですが、これ、「二人以上の世帯のうち勤労者世帯」のもの、つまり単独世帯や農林漁家世帯が除かれた数字なんですね。だから
虹の向こうのどこかにあるというはてな村では「鳥味のケーキ」とか「夢をかなえるかわいそうなゾウ」とかの話で盛り上がってたみたいですけど、こちらは淡々と行きますよええ。 で、某いちご方面で示唆があったのでクルーグマンのNYTimesのコラム(アカウント(無料でとれますけど)がない方はGoogle News経由でどうぞ)を訳してみますた。今回は山形風訳にチャレンジです(笑)*1。例によって変なところがあれば教えていただけると嬉しいです。ではどうぞー。 70年代の逆襲? A Return of That '70s Show? By PAUL KRUGMAN Published: June 2, 2008 http://www.nytimes.com/2008/06/02/opinion/02krugman.html 結局、今の状況に近いのは何年代なんだろうね? ちょっと前までは、誰もがこの金融市場
OECDから対日経済審査報告書2008年版なるものが出た。で、その内容について、殆どの新聞社は、財政健全化、歳出削減、税制見直し(消費税上げ・法人税下げ)、であると報道している。 でもねえ。OECDはご丁寧に要旨の日本語版(PDF)を作ってくれているんだけど、これ見ると全然印象が違うんですよ。 提言の項目を順番に挙げてみると以下の通り。 デフレの完全な終息の確保 財政再建の推進 包括的な税制改革の実施 サービス部門の生産性向上 労働市場における二極化拡大への対処と労働参加の推進 で、筆頭に挙げられている「デフレの完全な終息の確保」の内容はこんな感じ。 日本銀行は、2006年に導入した新たな金融政策の枠組みに基づいて政策金利を2度引き上げた後、2007年初頭以降は適切に金利を据え置いている。インフレ率がはっきりとプラスを示し、デフレ再来の可能性が姿を消し、景気拡大に水を差すリスクを回避できる
いつも当ダイアりーをご覧頂きありがとうございます。svnseeds' ghoti! 事務局より皆さまにお知らせです。 この度諸般の事情により、svnseedsがリフレ派を脱退することとなりました。 2003年5月の開設以来、当ダイアりーにおいては、svnseedsが主に日本経済に関して偏ったエントリを提供してまいりました。その間、経済ともリフレともまったく関係のないエントリが人気を博す等、事務局としては正直如何なものかと思われることもありましたが、一時の気の迷いと生温かく見守ってまいりました。 しかしながら、本年1月頃より、svnseedsが生成するテキストにリフレ派の見解と真っ向から対立する主張が含まれることが多くなり、その結果、当ダイアりーへの掲載を見送らざるを得ない事態が頻繁に生じるようになりました。 ご参考までに、最近掲載を見送ったエントリの一例を以下に挙げます。内容に関してはあえ
といってもソースは日経のサイトだけだけど。とりあえず事実関係だけなんで日経だからっていうバイアスはかかってないはず。怪しいと思う人は自分で他ソース当たる等ウラとってみて下さい。 日経ネットに「ねじれ国会と政局」記事一覧って便利なページがあるのを見つけたので、そのうち日銀総裁人事に関係のあるものを(面倒なので3月2日分まで)まとめてピックアップしてみた。 内容を簡単に要約すると、 自民党は武藤総裁案を遅くとも昨年末にはまとめていた 民主党内には武藤氏昇格には反対の声が当初からあったものの、小沢氏・鳩山氏等トップの間では容認の雰囲気が少なくとも2月半ばまではあった 2月後半以降、民主党の武藤総裁案否決の方向が強まり、3月2日には決定的となった ってとこでしょうか。 以下は僕の感想。 党内を纏めきれずコロッと手のひらを返した民主党はやはりロクでもないなあ 一方自民党も、民主党がここまで硬化してい
また雑感。もう面倒なので感想を箇条書きで。 自民党は無能に見えるが民主党は気がふれているように見える。無能でも気がふれているのでもなくこれが政局なのだという意見もあるけど(例えばわかりやすいのがこれ)、今後5年間の日本の将来を駆け引きの材料に使っている時点で十分無能だし気がふれていると僕は思う。 「財金分離」には意味がないことは僕も書いたし他にも有名な先生方も書いているけれども(例えばこれ)、こんなナンセンスを錦の御旗に掲げている民主党の姿は本当に気がふれているとしか思えない。 「財金分離」だとすると財務省出身者は自動的にアウト。そうなると日銀出身か学者かになるだろうが、日銀出身者だけで透明性が確保できるのだろうか。例えば昨年のリーク問題のような問題について、日銀出身者だけの執行部でまともに対応できるとは僕には思えない。 そもそも、日銀出身にしても学者にしても、今回のスキームでは実質的に民
昨日みたいに堅苦しく書くと面倒なので簡単につらつら思うところを書いてみる。 fedの対応。びっくりというか流石というか。問題の根本的な解決にはならないという意見には全面的にagreeだけれども、何でもやると言った後に本当に何でもやりかねないふいんき(なぜか変換できない)を醸し出した点を評価する。その意味では今後は対応を小出しにしても許される状況を作ったのじゃなかろうか。期待(expectation)のコントロールは重要。 今回のごたごたについては基本的に去年夏に書いた見通しから大きく外れているとは思ってなかったりして。唯一変更の要ありは米国がリセッションに陥った可能性が高いことくらいかなあ。でもLTCMの件を何でもアリで乗り切った国だからねえ。今回も普通の景気循環と同じ1年くらいで回復するだろうと思っとります。甘いかな。それよりドル崩壊とか言ってる論者は本当に欧州や中国やロシアやブラジルや
もうみんな散々似たようなこと書いてるけど、見ていて余りに頭に来るので自分のガス抜きのために書いておく。 現在の民主党には政権担当能力はないと考えざるを得ない。以下に述べるとおり、少なくとも経済政策に関しては根本から理解が間違っている。そして今はまさにその経済政策が、日本だけでなく世界中で問題になっているわけだ。 これだけ重要な問題の焦点である日銀総裁人事を誤った経済政策の理解に基いて云々し、挙句に政局や党内抗争の具にするような連中が与党になれるはずはないし、またならせてはいかんと激しく思う。 与党人事案に反対の理由が意味不明の「財金分離」だという。これが何を意味するか見てみると、結局は「中央銀行の独立性の尊重」のためらしい。朝日新聞の3/7付記事「民主、武藤氏日銀総裁案に不同意の方針 採決を要求へ」によると、民主党の反対の理由は次の通りとなっている。 民主党の鳩山由紀夫幹事長は7日の記者会
「西園寺公と政局」より 二月二十六日の朝、五時四十分頃に木戸から電話がかゝつて来て、「いま内大臣が襲撃された。岡田、高橋両大臣も襲撃された。内大臣の私邸には寄りつくことができない。自分は取敢へず宮内省に行くからよろしく頼む」とのことであつた。自分は木戸に、「宮内省に行つてから、興津にすぐ電話をかけてくれ」と頼んだ。それから自分も支度をして門鑑を持ち、宮内省に行つて木戸と連絡をとりながら好い時期に興津に行くつもりで、門を出て、徒歩で三宅坂の方に向かつた。やゝ暫くしてふと頭を上げると、前方十間ぐらゐの所に兵隊が剣つき鉄砲を持つて並んでゐる。驚いた自分はまづゆつくり後戻りをして、今度は反対の方向から出ようと思つてゐると、そこにもやはり機関銃があり、兵隊も並んでゐたので、一まづ家に帰つた。 しかし木戸の安否が気になつたので、暫くして家から電話で宮内省に問ひ合せると、三四十分して木戸から電話がかゝつ
「帝国主義的な史観で、男を誘惑する10の方法を大特集」 1.奉天近郊で、線路際に仕掛けた火薬をそのままゆっくりと男の子の列車の下で爆破しちゃえ! 2.兌換紙幣を口にくわえてさりげなく金輸出を解禁しちゃえ! 男の子が「デフレ!」って言ったら、強引に日銀に国債引受させちゃおう!! 3.男の子と二人っきりになったら、「○○くんの王道楽土って五族協和だよね」って言って満洲国をさくっと建国してしまおう。 「サヨナラ!」っとなって、男の子は自然と国連を脱退しちゃう 4.男の子に憲法提要の読ませすぎは注意!國體が、ふにゃふにゃになってしまうから。 程よい量だったら問題なし。むしろ、手の届かないような国本社から抱かれてしまうかも(笑) 5.彼氏が中々積極的になってくれない貴方は、昭和維新にチャレンジしてみよう。 雪の中で二人っきりのときに、すっと立ち上がって宮城をゆっくり仰ぎ見れば、彼氏はその瞬間に同志に
先日ここのコメント欄で紹介した「日銀総裁は大学入試で落第か?」を読んでつくづく思ったのだけど、いづれ日銀法を再改正するとしたら、日本も米国と同様、金融政策を決定する機関と日々の金融調節オペレーションを行う機関を分離すると良いんじゃなかろうか。 周知のように米国では金融政策を決定しているのは連邦準備制度理事会(FRB、the Fed)による連邦公開市場委員会(FOMC)だけれども、ここで決定された金利の誘導目標を公開市場操作により日々実現しているのは、FRB本体ではなくその12ある地区銀行のひとつ、ニューヨーク連邦準備銀行(NY Fed)だ。ついでに言うとNY Fedは為替介入のオペレーションも担当している。詳細はNY FedのWhat We Doなどご参照。 で、どうも日銀とかその周りの方々の発言を見聞きしていると、日銀は自身の本来の役割を物凄く矮小化して理解しているんじゃないか、と思うこ
ちょっとたまり過ぎたのと例によって内容忘れちゃったので簡単に。主に昨年読んだ本をほぼ読んだ順にご紹介。 ちなみに昭和天皇については未だにはまっていて、あと数冊読んだらいったん終わりそうなふいんき(なぜか変換できない)です。といいつつ今は西園寺公望にはまってたりして【終わりが見えないsvnseeds】。 秩父宮―昭和天皇弟宮の生涯 (中公文庫) 作者: 保阪正康出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/10/01メディア: 文庫 クリック: 25回この商品を含むブログ (5件) を見る 激しくおすすめ。特に2・26で秩父宮がどう関わっていたかを知りたくて読んだ本。これは力作です。著者は秩父宮はシロという立場。これには異論があってしかるべきだろうけれども真相は闇の中でしょうなあ。 高松宮と海軍 (中公文庫) 作者: 阿川弘之出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1999/04/0
苺で知ったpalさんのエントリ。どうして日銀が金融緩和してもデフレから脱出できないのか、を考察したもの。正直なんでこうなっちゃうのかよくわからない。 日本のデフレは1990年代半ばから(確かGDPデフレータで1995年、CPIで1998年)の現象であって、早くても2003年以降(原油が。非鉄金属や小麦などは2006年前後から)の現象であるコモディティ価格上昇とはそもそも何の関係もない。 仮に日本のデフレの「発生」ではなく「継続」にコモディティや米債権や米住宅価格云々が関係していると考えたいのだとしても、コモディティの値上がりによって国内産品が需要不足から値下りするのであれば、それこそただ単に金融緩和すれば良いだけの話だ(これはpalさんが引用されているecon-economeさんのエントリの結論だったように思う)。 要するに日本のデフレは、その発生も継続も、海外要因なんてほとんど関係してい
ネットで調べるの面倒なんで日経夕刊一面の記事から印象だけ述べますが; 「消費者物価0.8%上昇」って大見出しはダメでしょ 「経財相『消費にマイナス』」って小見出しもダメ 本文最後あたりの「今回の上昇は、モノやサービスの需給改善を伴う『良い物価上昇』ではなく、原材料のコスト増が主因の『悪い物価上昇』といえる」ってのもダメ 大田経財相が「デフレ脱却に向けて大きく歩み出したとは言えない」とのコメントをひいている点が唯一の救いか ってことでもう本当にダメダメ。本来であれば; 金融政策の指標となるべきコアコアCPIは未だマイナスであり、物価が上昇している状況とはとても言えない また生鮮食品やエネルギー等volatileな品目を含めたCPIが0.8%上昇していても他の諸国と比べて「消費にマイナス」といえる程の水準ではない 更にCPIに係るバイアス(Broda and Weinsteinによれば1.8%
ダービン・ワトソンさんのばかー! ということで大変がっかりな結果が出たばかり(先日のエントリの追記ご参照)なわけですが【八つ当たりとはsvnseeds】、気を取り直してもう一度だけ。 id:eliyaさんが日本の犯罪種別犯罪率と失業率の関係についてまとめて下さったので、僕は米国の犯罪種別犯罪率と失業率の関係を見てみました。 【米国の犯罪種別犯罪率と失業率*1 1960 - 2006年】 犯罪名 全体に占める比率 相関係数 決定係数 p値 DW値 凶悪犯罪および窃盗犯罪 100.00% 0.507 0.257 0.000 0.147 凶悪犯罪 10.87% 0.370 0.137 0.010 0.079 殺人および非過失致死 0.17% 0.520 0.270 0.000 0.218 強姦 0.65% 0.374 0.140 0.010 0.093 強盗 3.97% 0.530 0.281
【1月18日追記あり。本エントリ最後をご参照】 例の松尾先生のところのアレですが、ブクマコメントにあるように僕も国際比較を見てみたくなったので急遽でっちあげてみました。実働5時間くらい*1の超大作です【そんなにヒマとはsvnseeds】。 とりあえず米国、英国*2、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、日本のG7諸国を調査対象としました。 失業率と犯罪発生件数との相関を見るのはやはりちょっと気持悪いので、ここでは失業率と犯罪率(人口10万人あたりの犯罪発生件数)でみています。 データを探すのが面倒だったので、主に1980年から2006年(国によっては2001年もしくは2005年まで)のデータを用いています。 また、これも面倒なのでt値とp値は計算してません。わはは。【計算してみました。1月18日追記参照】 で、この手抜きサーベイで得られた知見は; 日本の失業率と犯罪率は非常に高い相関を示して
標記の件、時間ないので長らくほったらかしにしていた僕の疑問の一つなわけですが、たまたまtemjinusさんのところで興味深い記事を発見。多少表記を変えて引用させてもらいます。 ガーナ帝国、マリ帝国の発展を支えたスーダン金がイスラム諸国の金貨鋳造国の原料となっていた。13世紀末にはジェノヴァ人が、また他の欧州諸国は15世紀半ばに、この黄金を源泉において捕捉しようと試みた。ポルトガルがアフリカ西岸を着々と踏査したのはこのためである。ポルトガルは特にギニアにおいて南米のそれには及ばないものも、かなりの量の金を発見する。しかしながらギニアの金の産出量は1520年をもって下降する。 スーダン金がイスラム諸国へ向かわず、西欧へ向かったために、15世紀からイスラム諸国は財政危機を経験することになる。 V. M. Godinho, L'Economie de l'Emire portugais aux X
今日はいい天気。 あの時も東京は快晴だったんだよね。 半分くらい孫引きになっちゃいますが、今手元にある資料から、いくつか今日に関連するものを引用してみる。一部表記変えてあります。 木戸日記 昭和16年12月8日 十二月八日(月) 晴 【略】 七時十五分出勤。今日は珍しく好晴なり。赤坂見附の坂を上り三宅坂に向う。折柄、太陽の赫々と彼方のビルディングの上に昇るを拝す。思えば愈々今日を期し我国は米英の二大大国を対手として大戦争に入るなり。今暁既に海軍の航空隊は大挙布哇を空襲せるなり。之を知る余は其の成否の程も気づかわれ、思わず太陽を拝し、瞑目祈願す。 七時半、首相と両総長に面会、布哇奇襲大成功の吉報を耳にし、神助の有難さをつくづく感じたり。 十一時四十分より十二時迄、拝謁す。国運を賭しての戦争に入るに当たりても、恐れながら、聖上の御態度は誠に自若として些の御動揺を拝せざりしは真に有難き極なりき。
激しく今更なネタですが。 きゃぴたるふらいかなんかではげしくえんやすになればしょくりょうじきゅうりつはあがるんだ!(下図参照) な、なんだってー(AA略) 【図:日本の供給熱量総合食糧自給率とドル円相場の推移】 こちらで紹介されている明治から昭和前半にかけての大失敗をものともしないをとこぎあふれるやりかたもとってもみりょくてきですね【棒読みとはsvnseeds】。 ちなみに日本の台湾統治は明治28年(1895年)、韓国併合が明治43年(1910年)、満州事変が昭和6年(1931年)、満州国の建国はその翌年のことでした。当時は増大する人口を養うために食料問題が大きな課題だったんですが結構忘れられているような気がします。気のせいですかそうですか。
Evident Facts 日本の実質成長率 = 1.3% (実質GDP成長率、1991〜2005年の単純平均。出所:OECD) OECD加盟国*1の物価上昇率 = 2.9% (CPI、1991〜2005年の単純平均。出所:OECD) G7の物価上昇率 = 2.3% (CPI、1991〜2005年の単純平均。出所:OECD) an Elementary Equation 名目成長率 ≒ 実質成長率 + 物価上昇率 (ただしこの式はそれぞれの数値が20%程度以下でなければ成立しない。出所:ウィキペディア 経済成長) Miserable Bottom Lines ──財政健全化で3%成長前提を下方修正すべきとの趣旨の発言をされた。 「そんなに高い成長率がこれから10年も続けられるはずがない。日本経済が成熟していること。労働力が縮小していること。3%成長にはたくさんのイノベーションが必要で、それ
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