株主優待株は、今日も、蚊帳の外で、上げ下げまちまちとなっています。
うんんん・・・・・どうなっているのか? ちょっとマネーゲーム化しているような感じで、主力の日経平均の比重の重い銘柄が軒並み値上がりして、日経平均を押し上げています。
出遅れ柄気味だった銀行株も、前場は、堅調ムードでしたが、後場に入って、萎んだようです。
そんな中、クラウディア(3607)が、第一四半期で、通期の利益を上回ったことから、80円高のストップ高になっています。ここは、クオカード優待を、一時止めたことから、お別れしていましたが、クオカード優待が復活し、最近、売値よりも150円も下げてきたので、買い戻した銘柄で、ラッキーだったかな?(笑)
三谷産業(8285)が、15円高の大幅高になっています。これで、超長期間の塩漬けから、解放されそうで、やっと買値を上回っています。が・・・・ここは、株主優待の改悪で、100株優待がなくなり、300株~となっています。うんんん・・・・・ナンピン買いをしておけば・・・・レバタラですが・・・・(笑)
エイチワン(5989)が、32円高の大幅高になっています。ここも株主優待の改悪で、株主優待の権利が、300株~となっていますが、長期保有優遇があるので、買い増しています。最初の1単元株は、1000円台で買っていますが、残りの2単元株は、安く買っていますので、平均値では、プラスになっていて、多分、今年の権利確定から、5年以上の長期保有優遇が適用されるはずです。
その他の3%以上の大幅高銘柄は、下記の通りです。
丸千代山岡家(3399)
タカショー(7590)
良品計画(7453)
マクニカ(3132)
さくらインター(3778)
クロップス(9426)
ラウンドワン(4680)
日進工具(8157)
KDDI(9433)
日本取引(8697)
CKD(6407)
エックスネット(4762)
フクシマガリレイ(6420)
イルグルム(3690)
三谷セキサン(5273)
日本システム技術(4323)
住江織物(3501)
岡山製紙(3892)
カーブス(7085)
マルマエ(6264)
レシップ(7213)
日本ドライケミカル(1909)
ピーエイ(4766)
一方、キユーピー(2809)が、91円安の大幅安になっています。市場予想よりもいい決算だったようですが、市場得意の「材料出尽くし」のようです。
明光ネット(4668)が、第一四半期の決算を発表して、43円安の大幅安になっています。第一四半期の赤字を嫌気したようですが、通期は、いいので、がんばってもらいましょう。(笑)
フジ(8278)が、63円安の大幅安になっています。通期の減益を嫌気した格好ですが、こちらも思惑買いが入っていた感じですから、「材料出尽くし」なんでしょうね。
その他の3%以上の大幅安銘柄は、下記の通りです。
ダブルエー(7683)
ハークスレイ(7561)
ヴィア(7918)
海帆(3133)
ハニーズ(2792)
サイゼリヤ(7581)
ジンズ(3046)
コシダカ(2157)
ギグワークス(2375)
MonotaRO(3064)
ジェーソン(3080)から、株主優待の新設のIRが出ています。5単元株~で、買い物優待券か、ミネラルウォーター500mlX24本入りX4箱・・・・・・一気に8ダースものミネラルウォーターをもらっても困るだけですよね。(笑)
今日のマイPFは、大幅安を喰らった銘柄が少なかったことから、20万円のプラスになっています。小売りは、マイナスですが、銀行株が少し助けてくれたようです。
それにしても、よく上がりますね。ネット記事で4万円台の乗ると煽っていることも原因かと思いますが、「みんなで買えば、怖くない」状態で、主力株に買いが集まっているんでしょうね。
風船は、息を入れ過ぎると、必ず、弾けます。 ご注意を!
ところで、西九州新幹線の佐賀県内のルートについての、佐賀県と国交省との協議が再開されましたが、平行線のままになったようです。
一般の方は、どこかの県知事のように、佐賀県がごねているだけという印象があるかもしれませんが、そうではありません。
元々、西九州新幹線は、佐賀県内は、フリーゲージトレインといって、在来線の線路を通るルートで、合意していました。
それが、ある日突然、「フリーゲージトレインは、お金が掛かるので、やめま~~~す!」といって、開発を中止したことから、西九州新幹線のルートが決まらないという事態になった訳です。
JRや、国交省は、佐賀駅を通るルートで、フル規格が最も適しているという主張ですが、佐賀県にとっては、全くメリットがない提案になっています。
佐賀県にとっての一番のデメリットは、フル規格の新幹線を通すと、並行在来線を、第三セクター化しなくてはいけません。未来永劫に、地元自治体が、そのコストを負担することになります。
しかも、佐賀県は、所謂、「通過県」であって、経済効果もそれほど期待できないし、現在の博多から直通の特急列車で十分という事情があります。
2番目のデメリットは、建設コストの負担です。上記のように、佐賀県は、「通過県」なのですが、今のルートでは、佐賀県が負担するコストは、1000億円以上(実質負担は、半分程度)とされ、佐賀県の一般会計予算が、5365億円ということですから、いかに大きな負担になるかがわかります。
佐賀県が、佐賀空港ルートを提案して、建設費の負担を、福岡県にも押し付けて、並行在来線を守ろうとしているのも、理解できることです。
現在、西九州新幹線は、武雄温泉駅から、長崎駅まで開通していて、博多からは、リレーかもめが運行されていて、乗り換え時間3分で接続しています。
武雄温泉駅までは、複線化されていて、在来線の特急でも、そんなに見劣りするほどの時間的なデメリットもありません。しかも、博多から、1回の乗り換えで長崎へ行けるんですから、今のままでいいんでねぇの?という気もしますよね。
私は、フル規格での建設の唯一の解決策は、JR九州が、佐賀県内の並行在来線を、維持することと、佐賀県負担分の建設費の半分程度を、長崎県か、国が負担するという2点を約束するということしかないのでは?という気がしています。