こじこ脳内

ヒカリの種 (2009/05/20) 井上あずみヤング・フレッシュ 商品詳細を見る

またしても不幸の予感…。


ケンドリックの発作は相変わらず悪そうだ。
しかし、ホテルの仕事は大きな仕事…家族のために必死になって働いていた。

ある晩、アンが地下室から本を…と思っていたところ、シャーロットに見つかってしまう。
しかも誤って落としてしまった箱の中を見ている時に…その中には写真や首飾りが入っていたのだが、それをシャーロットに見られて激怒されてしまう。

どうやらそれはシャーロットのものらしい。
しかも、結婚前の若々しく、何不自由ない生活をしていたころのシャーロットの…。
そして首飾りは、ケンドリックがプロポーズの時に彼女に贈ったものらしい。

ケンドリックから、結婚当時の話を聞かされたアン。
そよ風荘という別荘の話…。
アンは想像力を働かせた。


ある日、アンがお弁当を届けに製材所を訪れると、ケンドリックは相変わらず発作を起こしていた。
何とか落ち着きを取り戻し、彼は外出のために馬車を走らせた。
アンは想像力豊かにそよ風荘の話をしていたのだが、ケンドリックからの相槌が…ない。

ケンドリックはまた発作で意識を失いかけていたのだった。
そこを通りかかった馬車に助けてくれるよう声をかけたアン。
近くの小屋でケンドリックを休ませ、馬車の男は医者を呼びに行った。
アンは水を…と思ったのだが、ケンドリックはいっしょにいてほしいと呟いた。
そしてそよ風荘の話の続きを…と。

アンは、数年後、子供達も大きくなって、家族全員でそよ風荘に行くのだ…と話し始めた。
ケンドリックは、その時はアンもいっしょだ…と。


小屋の高窓からケンドリックの所にだけ陽の光が当たる…
まるで天から迎えが来るように…

ケンドリックは最後までアンにベッドを作ってやれなかった事を後悔しているようだった。



静かに息を引き取るケンドリック…
アンはケンドリックが眠ってしまったのだと思い水を汲みに小屋を後にする。



こんな人生の最後の場面は…なんだか辛い。




ケンドリックは、シャーロットとどうしても結婚したくて嘘をついたと、まるで懺悔のようにアンに告白していた。
ケンドリックにとって、アンはどういう存在だったのだろう。
バートにとってのアン…ケンドリックにとってのアン…。
アンは心のよりどころを求める人たちにとって、かけがえのないものになっていたのだと思う。


次週は、またもやアンの運命が変わってしまう…そんな話になりそうだ。

theme : こんにちはアン
genre : アニメ・コミック