こじこ脳内

ノアの一件で、生まれ変わったように明るい家庭となったトーマス家。
ノアが家族を一つにしてくれた…と言っても過言ではない。


ノアが元気になって気づく…明日はクリスマス・イブなんだと。


バートは森にもみの木を採りに出かける。
バートにとって初めての経験。
子供たちもはしゃぎながらも心配するのだった。
そしてジョアンナは…古い荷物の中からクリスマスのオーナメントを探しだした。
すっかり忘れていた…こんな楽しいことを…。
毎日の生活、グータラな亭主、イライラの連続…怒鳴り声…
そのすべてを忘れたかのようなジョアンナだった。
表情は柔らかくなり、子供たちに対しても優しく接していた。

[貧乏]は時として人を変えてしまう。
それに苛立てば苛立つほど、周りを巻き込み伝染してしまうのだ。
だが、[貧乏]を楽しめ！とは言わないが、ある程度の開き直りも大切だ…と感じた。
確かにね。
アタシも新婚当初、むっちゃ貧乏で、今思えば信じられないような生活をしていたけど、あの生活があってこその現在だ！とも思えるし、あの生活があったから今が幸せなんだとも感じられる。
人生は考え方一つでだいぶ変わってくるのではなかろうか？


さて…
クリスマスに沸き立つトーマス家だが、街の雑貨屋ではバートのことがすでに噂になっていた。
あのバートが、子供のために命をかけて医者を呼びに来た！と…。
そこへバートが木箱を抱えて入ってきた。
その箱の中身は…若かりし頃、ダンス大会で優勝した時のトロフィーと靴だった。
それをお金に代えて、家族へのクリスマスプレゼントを…と思っていたのだ。
雑貨屋の主人は、古い物なので…と買い取を渋ったが、その場にいた客たちが次々とお金を出してバートを救ったのだった。

トーマス家では、ジョアンナがたいそうなごちそうを用意して子供たちと共にバートの帰りを待っていた。
そこへ帰宅したバート…。
ごちそうを待ちきれない子供たちだったが、バートは恥ずかしげにみんなへのプレゼントを手渡した。
最後にジョアンナへも…。
前に約束していたコートだった。
2人は若いころを思い出し、子供たちの前でダンスを披露する。
嬉しさのあまり泣き出すジョアンナ…そしてバート。
子供たちもまた、涙するのだった。



深夜…
なかなか寝付けないアンは、ダイニングへ…
するとそこには同じように寝付けないでいるバートがいた。
バートは、これからのことを考えていた。
そして、アンがいたことで今までどれだけ救われたか…と告白するのだった。
素直な心でアンと話をするバート…。
家族へのプレゼントとか、こういうシーンとか…これぞまさしく[死亡フラグ]ってやつなんですね！！

その後、夜も明けきらないうちにバートは家を出る。
今日中に新しい仕事を探してくる…と。
いつもは馬車で出かけるのだが、この日に限って歩きたいのだ…という。
アンにジョアンナへの言伝を頼み雪の中を歩きだすバート…





前向きに…
明日への希望を語りながら…
しかしバートの行く手には…
雪で見えなくなっていた列車の線路があったのだ…
列車のブレーキ音…





すべてが順調に動き出したと思った矢先の出来事である。




物語は不幸へと向かっていくのだろうか？

ってか…バートのこと、結構好きだったからつらい。
絶対にいい人だ！と思ってたし、ちらちらその影も見せていたし…
それがこんなことに…
信じられない！！

theme : こんにちはアン
genre : アニメ・コミック