2009.09.30
こんにちはアン 第26話
バートの死という悲しい現実の前に、トーマス家とアンの運命が変わろうとしていた。
葬儀の後、多額の借金を残したバートとジョアンナ達の行く末を親戚たちが話し合う。
親戚…と言っても、バートの兄とジョアンナの両親だったが…ジョアンナの両親にあるようだ。
親の反対を押し切って結婚した二人だったようだが、やはり娘のことは放っておけない様子のジョアンナ・ママ。
結局、すべての借金の片を付け、ジョアンナとその息子4人を引き取ることになった。
だがアンは…
家族を守るように言われたホーレスは、自分が無力であることを痛感する。
いくら祖母に願っても、アンをいっしょには連れて行ってもらえないようだ。
ホーレスの苦悩。
しかし、まだ自分の立場が解っていないと思われる二男・三男は…結構のんきである。
ここ数話でホーレスに芽生えた長男としての自覚…もう少し早く芽生えていれば、アンの苦労も少なかったろうに…。
町では、アンが孤児院に送られることが話題となっていた。
例の雑貨屋でも…アンに同情はするものの、引き取って育てるまでは行かないようだ。
そこへ馴染みではない一人の客がやってきた。
彼はアンのことを詳しく聞きたがった。
その男はトーマス家を訪れる。
彼は製材所の社長で、子供が生まれるのでベビーシッターを探しているという。
急な話で驚いたジョアンナだが、孤児院へやるくらいなら…と断腸の思いで彼にアンを渡すことを…
ジョアンナの弱弱しい決意の前にアンが自ら製材所へ行くと宣言する。
アンは本当にかしこい子である。
自分の立場を理解し、ジョアンナの気持ちもよく解っているようだった。
アンが身支度をしていると、ジョアンナが部屋に入ってくる。
アンに何か言いたそうだ…だがその前にアンに感謝の言葉を言われてしまうのだった。
心からの感謝…しかも自分の本当の気持ちを隠した言葉の数々…。
自分は孤児なんだからこれ以上、迷惑をかけてはならない…その健気な気持ちがひしひしと伝わってくる。
決して嫌味などではない。
アンは本当に感謝していたに違いない。
アンが部屋から出ていくと、彼女に帽子を…と荷物をひっくり返し始める。
アンはノアに別れを告げる。
泣きだすノアをなだめようと、パートにプレゼントしてもらったクマのぬいぐるみを渡すのだった。
たった一つのたからもの…
それをノアに手渡し、馬車に乗り込むアン。
ホーレスは悔しさのあまり、薪を蹴っている…畜生!畜生!!
しかし、アンが馬車で去ってしまう事に気づき馬車を追いかける。
力の限り馬車を追う3人…だが無情にも馬車はトーマス家から離れていくのだった。
その時…やっと帽子を見つけたジョアンナだったが、2階の窓から外を見ると馬車が去って行くところだった。
泣き崩れるジョアンナ…
後悔がジョアンナの口をついて止まらない…
もっと優しくしてやればよかった…両親の話をしてやればよかった…と。
そして彼女を愛していたのだ…と。
後悔先に立たずとはこのことだ。
失ってはじめて解ること…そんなことは人生で当たり前のことなのだ。
だが、ジョアンナにとってのアンは、予想以上に大きな存在だった…という事に今更ながら気づいたのだった。
一方アンは…
懸命に気持ちを切り替えようと努力していた。
自分は部屋がもらえるのか?とか、その部屋の窓から海は見えるのか?とか…。
そう話していると目的の製材所社長宅へ到着する。
しかし、その家には…
無数の子供たちが大騒ぎしているのだった。
っつ~か…どうしてそんなに体が弱い奥さんなのに、こんなに子だくさんなんだろう?と思った。
体が弱いくせにこんなに子供を産むなんて…無謀だ!!
子供嫌いの私にはまったく理解不能(笑)。
まぁ、お話ですからね。
この子だくさん一家がアンの新たな住まいとなる。
ますます苦労しそうだ…。
葬儀の後、多額の借金を残したバートとジョアンナ達の行く末を親戚たちが話し合う。
親戚…と言っても、バートの兄とジョアンナの両親だったが…ジョアンナの両親にあるようだ。
親の反対を押し切って結婚した二人だったようだが、やはり娘のことは放っておけない様子のジョアンナ・ママ。
結局、すべての借金の片を付け、ジョアンナとその息子4人を引き取ることになった。
だがアンは…
家族を守るように言われたホーレスは、自分が無力であることを痛感する。
いくら祖母に願っても、アンをいっしょには連れて行ってもらえないようだ。
ホーレスの苦悩。
しかし、まだ自分の立場が解っていないと思われる二男・三男は…結構のんきである。
ここ数話でホーレスに芽生えた長男としての自覚…もう少し早く芽生えていれば、アンの苦労も少なかったろうに…。
町では、アンが孤児院に送られることが話題となっていた。
例の雑貨屋でも…アンに同情はするものの、引き取って育てるまでは行かないようだ。
そこへ馴染みではない一人の客がやってきた。
彼はアンのことを詳しく聞きたがった。
その男はトーマス家を訪れる。
彼は製材所の社長で、子供が生まれるのでベビーシッターを探しているという。
急な話で驚いたジョアンナだが、孤児院へやるくらいなら…と断腸の思いで彼にアンを渡すことを…
ジョアンナの弱弱しい決意の前にアンが自ら製材所へ行くと宣言する。
アンは本当にかしこい子である。
自分の立場を理解し、ジョアンナの気持ちもよく解っているようだった。
アンが身支度をしていると、ジョアンナが部屋に入ってくる。
アンに何か言いたそうだ…だがその前にアンに感謝の言葉を言われてしまうのだった。
心からの感謝…しかも自分の本当の気持ちを隠した言葉の数々…。
自分は孤児なんだからこれ以上、迷惑をかけてはならない…その健気な気持ちがひしひしと伝わってくる。
決して嫌味などではない。
アンは本当に感謝していたに違いない。
アンが部屋から出ていくと、彼女に帽子を…と荷物をひっくり返し始める。
アンはノアに別れを告げる。
泣きだすノアをなだめようと、パートにプレゼントしてもらったクマのぬいぐるみを渡すのだった。
たった一つのたからもの…
それをノアに手渡し、馬車に乗り込むアン。
ホーレスは悔しさのあまり、薪を蹴っている…畜生!畜生!!
しかし、アンが馬車で去ってしまう事に気づき馬車を追いかける。
力の限り馬車を追う3人…だが無情にも馬車はトーマス家から離れていくのだった。
その時…やっと帽子を見つけたジョアンナだったが、2階の窓から外を見ると馬車が去って行くところだった。
泣き崩れるジョアンナ…
後悔がジョアンナの口をついて止まらない…
もっと優しくしてやればよかった…両親の話をしてやればよかった…と。
そして彼女を愛していたのだ…と。
後悔先に立たずとはこのことだ。
失ってはじめて解ること…そんなことは人生で当たり前のことなのだ。
だが、ジョアンナにとってのアンは、予想以上に大きな存在だった…という事に今更ながら気づいたのだった。
一方アンは…
懸命に気持ちを切り替えようと努力していた。
自分は部屋がもらえるのか?とか、その部屋の窓から海は見えるのか?とか…。
そう話していると目的の製材所社長宅へ到着する。
しかし、その家には…
無数の子供たちが大騒ぎしているのだった。
っつ~か…どうしてそんなに体が弱い奥さんなのに、こんなに子だくさんなんだろう?と思った。
体が弱いくせにこんなに子供を産むなんて…無謀だ!!
子供嫌いの私にはまったく理解不能(笑)。
まぁ、お話ですからね。
この子だくさん一家がアンの新たな住まいとなる。
ますます苦労しそうだ…。
こんにちはアン〈上〉 (新潮文庫) (2008/06/30) バッジ ウィルソン 商品詳細を見る |
こんにちはアン〈下〉 (新潮文庫) (2008/06/30) バッジ ウィルソン 商品詳細を見る |