これまで原作からの変更点についてあれこれ(褒めたり批判したり)書いて参りましたが、前回(第9話)から今回(第10話)にかけての構成の組み替えは最高でした(^^)
何が素晴らしかったって、天羽によってさとりが壊され蕨達が蹂躙される地獄絵図の間に挟む形で月夜のラブリーキュートな一幕をオアシスのように差し込んでくれたことです。
原作未読の方には説明が必要ですが、原作だと屋上の天羽の凶行はほとんどぶっ続けで描かれます。ねっとりと念入りに容赦なく…
それはもう絶望感半端なくて、目を覆いたくなる惨状がこれでもかとばかりに重ねられて、ここのくだりを最初に読んだ時taraの脆弱メンタルは折れかけたんですよ実際(^^;)
しかもコミックスだとノムラと月夜のやりとりが次の巻に持ち越されるので、最悪の読後感のまま生殺し状態で数ヶ月…
月夜の「うさーんv」(変な指)や「ガッ…――ッカリです!!!!」(絶叫)にどれだけ癒されたことか(^^)
原作の徹底して残酷な描き方をだいぶマイルドに抑え、血みどろの殺伐とした「陰」の空気を凛として可愛い月夜の「陽」でもって中和するファインプレー。
省いた分だけ戦闘描写も薄くなっているので原作と比較して「生ぬるい」という声もあるかも知れませんが、アニメならではの配慮と工夫を評価したいです。
まぁそれはさておき、最後の五剣にして「強さ」でも「可愛さ」でも最終兵器のターン到来です♪
前回の感想でフライング気味に書いちゃいましたが、ののに「友達」認定してもらえたドヤ顔と弾んだ声がもう萌えるの何のって…
堰を切ったように10話も11話も喋りまくりでしたね~(^^)
胸アツだったのが、輪とメアリのアドバイスのシーン。
アニメではメアリも“魔弾”を体感してるので、「受けた自分が保証する」 が「受けたあたくし達が保証しますわ」 になるんですね(^^)
ここまで見据えての“魔弾”追加だった…?
関連サイト
TVアニメ『武装少女マキャヴェリズム』公式サイト
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