たらさいと
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アニメ感想 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』外伝「永遠と自動手記人形」
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』外伝を観て来ました(既に3日前の話になりますが)

覚悟はしていましたが、エンディングのスタッフロール…
流れるクレジットを追いながら思い入れのあるお名前の一つ一つを見つけるたびに、言いようのない感情が押し寄せて来ました。
映画本編に揺さぶられて元々緩くなっていた涙腺が堪えられるはずもなく、もうボロボロと涙流れるままに…

とはいえ、鑑賞中に“作品外の事情”を意識したのはこの時と、あとは冒頭の京都アニメーションのロゴを見た時くらいでしょうか。
特別な感情を挟む余地が無いくらい、没入して引き込まれる内容でした。素晴らしかったです。
(本編中に印象的な「空」のカットが1箇所あって、そのシーンを観た時は過去の作品を一瞬想起。『リズと青い鳥』『聲の形』…)

余韻を振り返りながら感想です。
内容のネタバレ有りになります<(_ _)>
構成としては、前半が「イザベラ(エイミー)がテイラーに手紙を送るまで」を描いていて、後半が「テイラーがエイミー(イザベラ)に手紙を送るまで」の物語。
尺的に半々だったのか体感時間では計れませんでしたが、二幕ものの劇を観ているような感覚でした。

クライマックスもそれぞれに用意されていて、テイラーが手紙を読んでもらうシーンでまず泣かされて、テイラーからの手紙をエイミーが読むところで貰い泣き…
ストレートなハッピーエンドではありませんが、絆と希望で彩られた結末に胸が温かくなりました。手紙っていいなと感じさせてくれる作劇が素敵です(^^)

これだけ感動させて何が「外伝」なのかと最初思ったんですが、考えてみればヴァイオレットは終始脇役で後半はベネディクトの方が目立ってるくらいでしたし、ストーリーもTV本編の後日談の位置づけでありながらヴァイオレットを取り巻く環境に変化や進展はほとんど見られませんでした。
つまり、「ヴァイオレット・エヴァーガーデンの物語」としてはこの先に控えた「劇場版」こそが本筋…

エンドロールの後にスクリーンに躍った「鋭意制作中」の文字に希望を託して、静かにその時を待ちたいと思います。

(来場者特典の掌編小説「イザベラ・ヨークと花の雨」は映画本編のサイドストーリーのようですので、読後に感想追記しようと思います)


関連サイト
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝』公式サイト
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト

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テーマ:ヴァイオレット・エヴァーガーデン - ジャンル:アニメ・コミック

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