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攻略の足がかりは/武装少女マキャヴェリズム 11話感想


 耳打ちされたい。



武装少女マキャヴェリズム 第11話「胸に残るあの日の「弾丸」」
© 2017 黒神遊夜・神崎かるな / KADOKAWA / 「武装少女マキャヴェリズム」製作委員会
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 遂に対峙する納村と天羽。2人の因縁の始まりは……
 今回は「胸に残るあの日の「弾丸」」の副題の通り、残るものによって30分が構成されています。前回のあらすじに始まり終盤の回想とこれまでの話の残り物が目立ちますが、Aパートの始まりにしても新規の「回想」ですからこれまた残り物。
 また各人の行動についても何か新しいことをするというよりは過去に基づいたものになっており、これもやはり残り物です。納村の言葉や恐れや構えはみな過去に裏打ちされたものだし、天羽が止まれないのはこれまでがあるから。輪と亀鶴城の助言は自分達が納村や天羽と剣を交え、あるいは納村と共闘した時の経験あればこそ(アニオリでメアリが魔弾を受けたのはこの助言の強化でもあったわけだ)。月夜もまた、攻略の足がかりは新たに発見するのではなく既に天羽自身が口にしていると言う。
 残り物を使い、過去と繋げ、それを「重ねて当てる」ことこそが無敵にも思える天羽を打ち破る手がかりとなる――つまりは今回のお話はそのものが魔弾のプロセスです。打撃こそ当てられなくとも、納村のその姿に天羽は心をかき乱されているのだと感じました。まあ最終戦なんだしかっこよく動かしてくれよというのも正直な気持ちでもあるのですが。次回の最終回でアニメはどのように区切られるのか、楽しみに待ちたいと思います。

関連:
武装少女マキャヴェリズム 感想リスト

漫画感想(「武装少女マキャヴェリズム」1巻)
漫画感想(「武装少女マキャヴェリズム」2巻)
漫画感想(「武装少女マキャヴェリズム」3巻)
漫画感想(「武装少女マキャヴェリズム」4巻)
漫画感想(「武装少女マキャヴェリズム」5巻)
漫画感想(「武装少女マキャヴェリズム」6巻)

武装少女マキャヴェリズム 第1話「素晴らしき刃「鬼瓦輪」」
武装少女マキャヴェリズム 第2話「「貞淑寮」騒乱」
武装少女マキャヴェリズム 第3話「麗しき刃「亀鶴城メアリ」」
武装少女マキャヴェリズム 第4話「「ワラビンピック」開幕宣言!」
武装少女マキャヴェリズム 第5話「愛狂しき刃「花酒蕨」」
武装少女マキャヴェリズム 第6話「ある「スキャンダル」の覚え書き」
武装少女マキャヴェリズム 第7話「妖しき刃「眠目さとり」」
武装少女マキャヴェリズム 第8話「彼氏彼女オネエの「事情」」
武装少女マキャヴェリズム 第9話「「愛」が壊れた日」
武装少女マキャヴェリズム 第10話「恐ろしき刃「因幡月夜」」

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2 Comments

tara  

肘打ちはされたくない…(^^;)

これまでの積み重ねをより一層意識させる構成でしたね。
成程、そこで「重ね当て」ですか…
次回の“魔弾”はそういう意識で見届けたいと思います(^^)

2017/06/20 (Tue) 22:38 | EDIT | REPLY |   

闇鍋はにわ  

>taraさん

>肘打ちはされたくない…(^^;)
 吐息と肘骨はそりゃあ違いますよねw

>これまでの積み重ねをより一層意識させる構成でしたね。
>成程、そこで「重ね当て」ですか…
>次回の“魔弾”はそういう意識で見届けたいと思います(^^)
 天羽の「なぜお前はそちら側に立っている」のセリフが最後になったことで構成が見えた感じですね。アニメはアニメでやっぱり新しい発見があります。次回の最終回、一緒に楽しみましょう。

2017/06/21 (Wed) 21:54 | EDIT | REPLY |   

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