物理的領域の因果的閉包性

アウトライターズ・スタジオ・インタビュー 第28回 「taraさん」


アニメの感想をブログやツイッターで表現されている方々に質問して答えてもらう
『アウトライターズ・スタジオ・インタビュー』
第28回はブログ『たらさいと』のtaraさんです。


アニメを好きになったきっかけを教えてください。

ブログの自己紹介欄で「三つ子の魂百まで」と書いている通り、物心ついた頃からのアニメっ子です。
藤子アニメが大好きで、ジャンプアニメに夢中で、その他新旧アニメを浴びるように観て育ちました。

アニメから卒業することなく “永遠に留年” を決定づけた作品は確実に『カードキャプターさくら』。
ネットを始めたのもその頃で、相乗効果でズブズブとハマって現在に至る…です。


好きなアニメ作品を教えてください。

出会った順に…
『耳をすませば』
『カードキャプターさくら』
『おジャ魔女どれみ』
『フルーツバスケット』
『カレイドスター』
『コードギアス』
『機動戦士ガンダムZZ』
『GA 芸術科アートデザインクラス』
『ARIA』
『キルミーベイベー』
『戦国コレクション』
『TARI TARI』
『てーきゅう』
『たまこまーけっと』
『ゆゆ式』
『SHIROBAKO』

絞りに絞って16本。今からこの16本でトーナメントを始め…たりはしませんw
原作付きアニメは「アニメ→原作」の順で触れた作品のみ。原作から知っている作品は原作への愛着がそもそも強いので、「好きなアニメ作品」というより「素晴らしいアニメ化」という評価になってしまうんですよね…


好きな作品の中から1つ選んで、好きな理由を教えてください。

困った…全部語りたいw
折角なので、これまでブログで語る機会が無かった作品を。『カードキャプターさくら』です。

二言目には「さくらちゃん萌え」で語られがちな『CCさくら』ですが、さくらちゃんの可愛さだけじゃないんですよね。
魅力的なキャラクターと、心温まるストーリーと世界観。映像の見せ方も綺麗ですし、音楽も主題歌からBGMまで名曲揃いで、オールタイムベスト級に大好きなアニメです。日常パートもラブコメパートもバトルパートも楽しい♪
TVシリーズ全70話(+劇場版2本)という長丁場でありながら、途中でだれることもテーマがぶれることもなく最後まで完璧な構成。原作者(大川七瀬先生)がシリーズ構成に入っていたのが大きいのだと思いますが、このアニメを(再放送ですが)リアルタイムで毎週観ていた自分は幸せ者です…


主に作品のどういう部分に注目しますか?

最初はキャラクターですね。どんなにストーリーや映像が素晴らしくても、キャラに愛着を抱けないアニメはなかなか惹き込まれません…
ストーリー性の強い作品であればキャラクターの誰かに感情移入したり応援したり。コメディ系の場合は「見てて楽しい」と思えるキャラがハマるきっかけになることが多いです。

アニメを「作品」として味わうのは視聴が進むにつれてで、どこに注目するのかは作品によってまちまちだと思います。
ストーリー展開だったり、映像の美しさや迫力だったり、声優さんの演技だったり。やはりアニメの肝は動いたり喋ったりなので、そういう面で楽しませてくれる作品は好きです。
演出の工夫や機微は自分では気づけないので、他の方の感想を読んで感動させられています。いつもありがとうございます!(全方向へ感謝)

あと、最近はテンポを重要視しています。
テンポが悪い作品は「アニメ」という表現媒体の強みを殺してしまってると思うので、観ていて勿体無い気持ちになりますね…


あなたにとってアニメとは?

一生の趣味。小説(ミステリ)・漫画と並んで、それ無しでは生きていけない重要で根本的な存在です。衣・食・住の次に、この3つが来ますw

放送中のアニメは1クール単位でサイクルが速いので、小説・漫画に比べて“旬”が顕著な気がしますね。少なくともネット上では。
もちろん名作・良作は後になっても根強く愛されるものですが、楽しみや感動をより多くの方と共有するには“旬”が大事だと感じています。だからこそ、ブログという形でその時(=旬)に感じたことを残しておきたいと思うのかも…


感想(考察)を書こうと思ったきっかけを教えてください。

一介のアニメファンとして、以前からあちこちのファンサイトや感想ブログにお邪魔させて頂いていました。
アニメについて語る楽しさは日に日に膨らんで、自分もアニメ語りの拠点が欲しくなり…ぼんやりと温め始めたブログ開設の構想を実行に移したのが3年前です。よそ様のページには書き込めない妄言を書き散らす場所としてスタートしましたw

ブログ開設に際して、特に影響を受けたブロガーさんは
徒然趣味ブログのクロマさん
日刊アニログの雪光さん
もす!の神酒原さん

3人とも憧れの先輩ブロガーですが、自分とはブログのスタイルもスタンスも違うので目標とかではなく…
自分も自分なりのブログを作ってアニメ語りをしたい、という気持ちを後押しして頂きました。感謝しております♪


感想(考察)を通して何を伝えようとしてますか?またどう伝えようとしてますか?

自分の感じたことを感じたままに。考察はしません。
楽しかったポイントを「楽しかった!」とつぶやいて、それを読んだ人に共感してもらえたら嬉しいなぁ。そんなことを思いながら書いています。

自分で考察はしませんが、他の方の考察(あるいは制作スタッフの解説etc.)を読んで「成程!」と感じたものは関連記事として積極的に紹介するようにしています。作品の「内」だけでなく「外」から得た感動や発見も伝えたいので。

ほぼ完全なテキストブログ(キャプ画像なし)なので、文章的な読みやすさと視覚的な見やすさには気を遣っているつもりです。一応…


あなたにとって感想(考察)とは?

日記、ですね。後で自分で読み返して思い返してニタニタする用ですw
机の引き出しにでも仕舞っておけばいいものを臆面もなく引っ張り出してWeb上に公開しているのは、それを読んで共感してもらえたらもっとニタニタできるから…

感想ブロガーの皆さんが書かれているようなレビューは、書ける気がしないし書いているつもりもありません。
文字通り「つぶやき」の代わり…などと書くと、ツイッターで深い考察をつぶやかれている方に失礼に当たりますね。ブログトップの「つぶやき以上、レビュー未満」のフレーズは、「(分量的に)つぶやき以上」で「(内容的に)レビュー未満」という意味ですw


ブログを書く場合、構想?日、実際に書く?時間、書いている時間に遊んでしまうことはよくある?

感想記事は、観た直後に感じたことを感じたままに書く。これが基本です。
とりあえず感じたことを「感動!」「可愛い!」「燃えた!」みたいに書き出して、それらを繋ぐように文章化していく作業ですね。構想は練りません。

それなりにまとまった時間と気力を要するので、観終わった直後に「書きたい」と思った内容を結局吐き出せないまま終わることも…
「書きたい時に書く」スタンスなので、書いている途中に別のことに気持ちが移ってしまうこともしょっちゅうですね~
ただ、感想を書き上げるまで別のアニメは原則観ないことにしています。別のアニメを観て、そっちの感想まで書きたくなったら収拾つかなくなるのでw

時間と集中力が欲しい…
ドラえもんの秘密道具のカンヅメカンとかいいですよねw


好きなキャラ・制作会社・スタッフを3つ(3人)ずつお願いします。

いずれも順不同で。

まずキャラですが、文脈的に「アニメで」という趣旨だと思いますのでアニメにウェイトを置いて…
木之本桜(カードキャプターさくら)
フィクションだから成立する愛らしさ、ひたむきさ、純真さ。死角ゼロの王道な萌え♪
七咲逢(アマガミシリーズ)
イチャコラバカップル可愛い最強後輩キャラ。ゲームにまで手を出しましたともさ…
灰原哀(名探偵コナン) 
見た目は幼女、頭脳は大人。シニカルでクールだけど守ってあげたい(あげて欲しい)ヒロイン!

次に制作会社。ちょうどブログの自己紹介欄に載せようかと考えていたところでしたw
京都アニメーション
信頼のブランド。中でもイチオシは『たまこまーけっと』~「たまこラブストーリー」です。
P.A.WORKS
『Another』で興味を持ち、『TARI TARI』でハマり、『凪あす』と『SHIROBAKO』で完全に惚れました。
ブレインズ・ベース
社名を覚えたのは『かみちゅ!』から。『戦コレ』2期、今でも待ってます!

スタッフさんには明るくありませんが、そんな自分が全幅の信頼を寄せる3人を挙げます(敬称略)
板垣伸
『てーきゅう』で名前を知ったにわかファンですが、映像で魅せるツボを心得た職人芸にすっかり虜…
佐藤順一
オリジナルでも原作付きでも、安定して心地良い世界観を紡ぎ出す丁寧で温かい仕事ぶりが素敵んぐ。
吉田玲子
安心と信頼の吉田脚本。シリーズ構成にもその名前があれば、もはや盤石です♪


影響を受けたブロガーと読んで影響を受けた記事を教えてください。

前段の質問は、「感想を書こうと思ったきっかけ」で挙げた御三方がそのまま回答になります。
なお影響は内面的なもので、弊ブログの構成やクオリティには全く反映されておりませんw

特定の記事に影響を受けた自覚はありませんが、面白い・凄いと感じた記事は自分のモチベーションにも繋がるので間接的に影響を受けた…と言えるのかも。
闇鍋はにわさんも挙げられている神酒原さんの『氷菓』感想『中二恋』感想「アニプレッション」記事含む)は、作品を観た人・観る人全員に読んでもらいたい素晴らしい内容です。


BD・DVD以外に購入するものは?(イベント参加可)

「アニメグッズで」という括りだと、買うことが多いのは以下の3つですね。
原作(漫画→小説→ゲームの順で手が伸びにくくなっていく傾向)
CD(主題歌は基本。サントラやキャラソンは愛着次第で…)
フィギュア(「1キャラ1体」の自分ルールあり。あまり守れてませんw)

あとはファンブックの類とか。
映画館すら遠く感じるレベルの出不精な性分なので、イベントはほとんど行ったことがありません…


あなたが感想を書いていくためのモチベーションは、どこから湧いてきますか?またモチベーションを維持する方法など

何と言ってもやはりアニメ作品それ自体。「感想を書きたい」という気持ちにさせてくれる作品の存在が原動力であり原点です。
自分の感想を読み返して当時の感動を甦らせたり、戴いたコメントで共感を増幅したりできるのも、ブログ(記録)という“形に残る”媒体ゆえの強みですね。

面白みの無い回答で申し訳ありませんw
基本的に自己満足ですが、自分が大好きなものに興味を持ってもらえるきっかけになれたら…という思いが根っこにはあると思います。


宣伝・アピール欄

4月よりBSプレミアムで『カードキャプターさくら』再放送スタート!
地上波放送でないのが残念ですが、それでも視聴層が一気に拡大するチャンスです。
初めて『CCさくら』を観る人達の反響が楽しみで仕方ありませんw



・ インタビューにご協力頂きありがとうございました

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