たらさいと
視聴中のアニメの感想を中心にあれこれとマイペースにつぶやくブログ。ツイート以上、レビュー未満。
漫画感想 『明日郎 前科アリ』後編(ジャンプSQ.1月号)
ジャンプSQ.での連載を振り返る和月先生のWebインタビューが…という話題から始めるつもりだった今月号の感想。
ラストにとてつもないサプライズが!!

「るろうに剣心・異聞」後編、以下感想です。
ネタバレありとなりますので、お気をつけあそばせ♪(テンション上がり過ぎて文体が変)
2話連続カラーの扉絵は、無限刃と炎を背負った悪太郎(明日郎)志々雄のツーショット。
前編ではシルエット止まりだった“言禁の首魁”でしたが、後編では出し惜しみ無くガンガン登場w
前編で『るろ剣』本編キャラの顔見せを徹底して排していたのは焦らしプレイだったようで(^^;)

「喰う」ことにどこまでも執着する悪太郎の生き様は、志々雄の「弱肉強食」に通じる…前編の段階で思い至らなかったのが不思議なくらい納得です。ただの食い意地キャラじゃなかった!
(闖入者に簀巻きでお仕置きって何か絵的に可愛い^^;)

回想は中断されましたが方治と同じ“修羅の覚悟”の洗礼を受けている以上、無限刃だけでなく志々雄の理念も引き継ぐ資格は十分に。
かつての凶敵の系譜に連なるキャラが次世代の主人公、って燃えますね。ジョルノみたいな(^^)

阿爛の「高値で売るアテ」は塚山商会!
これも成程な繋がりでした。直前の「舶来品を扱う店」というヒントを読んでも、連想したのは赤べこ(赤鼈甲)でしたw(キネマ版設定^^;)
帰国後の姿は初お披露目となる由太郎はいい具合にスカしてる若旦那に成長してて、弥彦ちゃんとの絡みが楽しみ(^^)
「嘘はいけない」のくだりは人生観が滲み出ててグッと来ますね。

前川道場、廃道場になってたww
宮内さん隠居してるし看板を下ろすのは仕方ないとしても、その看板を放置して朽ちさせなくても…(^^;)
搦め手が得意なは参謀ポジション? 将来の夢は名探偵!(違)

賊長自慢の“弩鈍杵(どどんしょ)”は『るろ剣』名物キター!って感じのオモシロ武器(^^)
その仕掛け(=油)が阿爛の素性バレにも一役買う、という計算された話運びにもシビれます。阿爛…ただの西洋かぶれじゃなかった…

そして、今回のクライマックス。剣心登場!
本編の後日譚での登場は「春に桜」以来。御剣流の技はまだ撃てるんですね~
体への負担を考えればこの程度の敵(結局、名前不明のままw)相手に技を使うまでも…とは思いますし、そもそも弥彦が闘えば済んだ気もしますが、そこは作劇上の演出と割り切って(^^;)

殿(料理上達してる!)と剣路も息災で何より…とほのぼのしていたら、「浪漫譚の再開は」 というナレーションに「ん!?」と体が反応。
「明治十六年初秋」と時期も確定したところで、視線を左に移してラストの1ページです!

そして舞台は北海道へ――

「異聞」改め「北海道編」序幕!!!

まさかまさかの「北海道編」開幕!
このページが目に飛び込んで来た直後は感情が追いつかなくて、もう頭の中が真っ白にw
新章? え、連載? 来春? ええっ!?

そんなわけで↓のインタビューです(^^)

ジャンプスクエア創刊9周年記念 和月伸宏インタビュー-コミックナタリー

前編(1~2p)が先月号の発売後にアップされたもので、後編(3~4p)が今回の更新。
後編の見出しの「剣心の生き様を「本当にお疲れ様」に変える北海道編」 の一文で全て腑に落ちたというか、読み終わってずっと興奮しっ放しだった脳髄がやっと少し働き始めました(^^;)
連載のラストを締め括った「とりあえず お疲れ様。」 の一言。「剣心語録」にも収録されていないこのセリフが15年以上を経た後に“続章”への布石として意味を持つことになるとは…和月先生自身も含め、誰も想定していなかったに違いありません(^^)

幻の「北海道編」を始動させるプロローグだった今回の読切。
旧作の掘り起こしには諸意見あると思いますが、元々構想があったプロットを寝かせて温めて練り込んだ上で“完結編”に昇華させるのは、安易な続編企画とは全然違うわけで…

否定的な考えの方には↑のインタビューをとにかく読んで欲しい!
和月先生が「北海道編」を描く決断をするに至った想いと覚悟の程が語られています。
“今だから描ける『るろうに剣心』の最終章”に立ち会える喜びに震えながら、来春まで正座待機です♪

最後に、“開幕”を告げる最終ページを改めてしげしげと…(^^)

ここに描かれてる全員が果たして北海道に集まるのか謎ですが、少なくとも「北」へ向かった宗次郎、北海道で服役中の安慈、そして(今回のカットからはハブられてますが)屯田兵になった不二は確定組。京都編エピローグの段階から周到に撒かれていた種がついに…!

斎藤さんの北海道着任も「春に桜」で確認済みの情報ですし、世界一周した左之助も既に日本に上陸してる様子。
「前編」で落人群にがいなかったのも“北海道大集合”への伏線だったんですね~

インタビューで「ヒロイン」と明言された旭(逃亡者)が北の大地まで流れ着くのは自然な流れですが、比古師匠は…湯治とかでしょうかw
会津にいるは北海道へ向かう道中で再会があるとして、燕ちゃんが旅のお供に加わるイメージはちょっと湧きません(^^;)
まぁ、そもそも剣心達がどういう理由で北海道へ行くのかが現状不明なんですが…

蒼紫様と一緒♪なは昔の髪型に戻ってるように見えますが、現役復帰で髪を切った?
どうせ再登場するなら御庭番スタイルの方が歓迎です、ハイ(^^)


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テーマ:るろうに剣心 - ジャンル:アニメ・コミック

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