前回の続きです。今回は他アーティストのGet Wild
ビクター・ファンタスティック・オーケストラ『Get Wild』アレンジは岩本正樹。90年5月リリース。最初のカバーはインストです。ブラスアレンジがスーパーのBGMみたいとの声も……。
Dave Rodgers『Get Wild Disco Style』92年リリース。イタリア人ミュージシャン、デイヴ・ロジャースによるユーロビートカバー。
歌詞は全編英語。TMの楽曲を全編ユーロビートでカバーしたアルバムに収録。
この企画が大当たりしたことで、小室哲哉はエイベックスとの関係を深め、以後の快進撃に繋げたと言われています。
このヴァージョンが一番好き、という人もけっこういますね。
Dave Rodgers『Get Wild(Extended mix)』'93年リリース。上記のヒットを受けて今度はハイパーテクノスタイルでカバーしたヴァージョン。
Larry Scott with George Black『Get Wild』'93年リリース。こちらはR&Bテイストなカバー。やはり英語詞。なにげに良カバー。
小室みつ子『Get Wild』オリジナルの作詞をした小室みつ子のカバー。TMNが「終了」した94年にリリースされた『シンプルドリーム』収録。同アルバムには他にもTM楽曲のセルフカバーが多数収録されています。
バラードテイストでワイルドさはないけど、味わい深い。
TK Groove『Get Wild』'96年にリリースされたサンプリングCDに収録された『Get Wild』。未聴ですが、非難轟々のもよう。
NAHO『GET WILD ~City Hunter Special'97 Version~』『City Hunter』のTVスペシャルで登場したヴァージョン。'97年リリース。
良質なJ-POPに仕上がっています。
Sharp Shooter『Get Wild』2004年リリース。この後、粗製濫造されていくトランスカバーの元祖。
玉置成実『Get Wild』玉置成実『Get Wild(DX REMIX)』2005年リリース。小室哲哉プロデュースによるカバー。サビメロをいじってきたのには驚かされました。本サビに移行する瞬間にはゾクゾクさせられますね。
DX REMIXはシングルのみ収録のクラブテイスト。ダークな感じです。
DJ KAYA & DJ TORA『Get Wild』2005年リリース。インストでトランスアレンジ。
Get Wild(Classical ver)2005年リリース。『City Hunter』のメモリアルアルバムに収録されたヴァージョン。アレンジは勝又隆一。落ち着いたストリングス・アレンジがいいです。
前田尚紀『Get Wild』2006年リリース。音ゲー『ポップンミュージック13カーニバル』使用曲。これまたトランスアレンジ。ワンコーラスのみ。
早田有為子 & 小路庸介『Get Wild』大阪にある音楽系専門学校「キャットミュージックカレッジ専門学校」の学生の演奏。インディーズでの発売ですが、一応、小室哲哉の肝いり。エレクトロ系の音でそれほど派手なつくりじゃないけど、聴きやすくてわりと好きです。
Everybody's Enemy『Get Wild』2006年リリース。これまたインディーズ。なぜかジャスラックのデータベースに登録あり。
日本のバンドだけど、ボーカルはアメリカ人。怪しい日本語ボーカルのパンクカバー。
Mike Pistons『Get Wild』2007年リリース。アカペラでアニソンをカバーしたコンピレーションCDに収録。すんごいさわやか…。
羽多野渉 百歌声爛 男性声優編 2007
前野智昭 百歌声爛 男性声優編II 2008
寺島拓篤 新 百歌声爛男性声優編II 2012
KENN 新 百歌声爛男性声優編II
杉山紀彰 新 百歌声爛男性声優編II声優によるアニソンカバーコンピレーションシリーズに5ヴァージョン。いずれもサビのみ。寺島拓篤とKENNと杉山紀彰のカバーは同じCDでかぶってます。皆さんうまいと思うけど、それにしてもアレンジもう少しひねればいいのに…。
緒方恵美『Get Wild』2007年リリース。声優カバーが続きます。デジロック風味なアレンジがわりと新鮮。女性ヴォーカルのカバーでは一番パワーがあると思います。
桃井はるこ『Get Wild』2008年リリース。カバーでは一番好きなヴァージョン。アニメ声ヴォーカルは賛否両論だけど、アレンジが素晴らしい。担当した齋藤真也氏は間違いなくFANKSですね。生バンドによる完コピのものを除けば、松本孝弘のギターフレーズを挿入してくるアレンジは私が聴いた限りこれだけ。しかもタイミングが絶妙です。
Yuki『Get Wild』2008年リリース。トランスカバー。オリジナルのシンセリフでアクセントをつけてます。
Kei Kohara『Get Wild(TM NETWORK Tribute PV Mix)』2008年リリース。TM Networkのトリビュートアルバムに収録。無難すぎて印象が薄いですね。
Kei Kohara & 星野奏子『Get Wild '09』2009年リリース。トリビュートアルバム第二弾に収録。今度は『'89』をベースにしたカバー。ヴォーカルはこちらのが好みだけど、アレンジはやっぱり印象薄いですね。せめてもっと低音を充実させてくれれば。
Saitone Remix feat. AsianDynasty『Get Wild』2009年リリース。8ビット音源とボーカロイドでTM楽曲をカバーする企画盤に収録。この曲のみ生身の女性がヴォーカルです。意外性という意味では白眉。ただ、この種の音にフェチズムを感じないと繰り返しのリスニングには耐えられないかな、と。
KEI『Get Wild』2010年リリース。トランスものでは、これが一番よく出来てると思います。『EXPO』ツアーのSEが心憎い演出。アレンジはモモーイヴァージョンと同じ齋藤真也。
DENPA!! 『Get Wild』2010年リリースのコンピレーションCD収録。女性ヴォーカルのテクノ。本家の『Techno Over Dub Mix』に近い印象。
Purple Days『Get Wild』2010年リリース。無難なアレンジ。音使いが今風です。
超新星『Get Wild』韓流グループのカバー。わりといいです。ラップもはまっているし、追加されたフレーズもかっこいい。アレンジは鈴木ヒロト。
Globe『Get Wild』2010年リリース。ベスト盤に収録。小室哲哉本人のリプロダクツにしてはわりと地味な印象。でも、ちゃんとギター入れているのは嬉しかった。歌いまわしに違和感を感じないでもないですが、KEIKOの声が好きな人には好評のようです。
超新星『Get Wild(live in 3D)』2010年リリース。カラオケに口パクのライヴ音源に何を言えばいいのか…。
ipop『Get Wild』2011年リリース。TMのトリビュートアルバム収録。未視聴。
EARTH PROJECT『JAPAN HITSONG NONSTOP EUROBEAT JANIME』2011年リリース。女性ヴォーカル。この手のコンピレーションにありがちなユーロビートアレンジ。
Clementine『Get Wild』2011年リリース。フランス語によるカバー。フレンチポップ歌手クレモンティーヌのアニメソングカバーアルバムに収録。意外なはまりようにビックリ。良アレンジ。
Mosh Dive Crew『Get Wild』2012年リリース。アニソンのメロコアカバーアルバムに収録。メロコアです。趣向としてはeverybody's Enemyのヴァージョンに近いけど、こちらのがさわやか。
H ZETT M『Get Wild』2012年7月24日リリース。元東京事変のキーボーディスト。↑のリンクは「弾いてみた」カテゴリでニコ動に自ら投稿した模様。小室哲哉本人のピアノソロよりもいいんじゃないかという話も……。後にCDとしてリリースされている、と読者様から指摘を頂きました。

続いてDVD
Globe『Get Wild(Piano Solo)』'98年リリース。小室哲哉のソロコーナーでワンコーラス分だけ演奏。まあ、一応。
玉置成実『Get Wild(My Graduation)』2007年リリース。
アレンジや歌いまわしがCD版と寸分違わぬとはこれいかに。ダンスが楽しめれば……。
桃井はるこ『Get Wild』2008年リリース。なんとライヴでもやっていた、と。しかもこちらのがヴォーカルに力があって好感がもてます。ロックしてますよ。
超新星『Get Wild(live Jumping!)』2010年リリース。カラオケに口パク。髪を整えるダンスを楽しめ、と。
milktub & サイキックラバー『Get Wild』アニサマ2010年のカバー。アレンジはオーソドックスですが、力強いツインボーカルが魅力。
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次回は未リリース音源のまとめ。それから、誤記や記載漏れがあれば、ご指摘いただけると幸いです。
『Get Wild』の歴史を辿るまとめ 1 『Get Wild』の歴史を辿るまとめ 3
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