しょこたん。
彼女ほど"絶対値"の高いアイドルっていないんじゃないでしょうかね。
そこら辺のグループアイドルのメンバーじゃ太刀打ち出来ないほどの愛らしい容姿に、確かな歌唱力。
MC、声優、アクション女優、グラビアアイドルもそつなくこなすマルチな才能。
そこら辺のヌルオタをはるかに凌駕するオタク教養の深さと画力とミーハー精神、アルファブロガーとしての存在感。
卓越したぼっちスキルに残念すぎる短足、キモい系の奇行癖を併せ持ちつつ、28歳になってなお、童貞の夢を裏切らない潔癖な下半身事情。
そしてこれだけのスペックを抱えているにも関わらず、一向に身につかないカリスマ性。
オタクがある程度一般的にも認知されるようになってからはオタク趣味を売りにしたアイドルは彼女の後にいくらでも出てきたけれども、結局彼女のオタク度を越える逸材は現れていないと思います。
オタク要素を抜きにしても、鈴木あみの凋落以降、アイドルといえばグループ、というフォーマットが主流になってしまった世の中で、ピンで継続的に歌い続けていられるアイドルとして、国民的な知名度を獲得した数少ない存在じゃないでしょうかね。
まあ、アイドルというよりはタレント、という印象のほうが強くて、あまりそういう文脈で語られることはなさそうですが。
いやあ、でもいい娘ですよ……。
ちなみに、私が初めて彼女の存在を知ったのはちゆ12歳のこの記事でした。
中川翔子さんがホラー漫画に出演 ヴァーチャルネットアイドルちゆ12歳
ちゆちゃんの文章力も相まって、強烈な印象を刻みつけられたのが2005年で、ブレイクもその年です。もうすぐ10年ですか。デビューからは今年で12年。
ネットの最前線と芸能の最前線の立ち位置をこれだけの長期にわたってキープし続け、しかも際立った悪評にさらされることもない、というのはやはり稀有ですね。
彼女が30歳を越えて、どのような立ち位置に辿り着くのかは甚だ不明ですが、楽しみでもあります。
だって過去にこういうアイドルっていませんでしたからね。
近いところでは西村知美という先達がいることはいるけど、やはりしょこたんの異形さとはまた異なると思います。
文化人へとシフトしていくのか、アニソン歌手として大成するのか、実業家になるのか、女優になるのか、ポケモンマスターになるのか、普通に家庭に入ってママさんタレントになるのかわかりませんが、個人的にはこれほど幸福になってほしいな、と願う女性芸能人は他にいません。
( ´ー`)・・・ふぅ
中川 翔子
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