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2024年7月10日 (水)

猿の声に袖をうるほす

ツール・ド・フランス2024

 パリ五輪があるので、早めに始まっています。イタリアで3戦を行い、その後、フランス各地を転戦中です。総合優勝に関しては、ポガチャルがリードしており、今年はビンゲゴーから黄色のジャージを奪還する可能性がありそうです。他に2人ほど、有力な選手もおり、ビッグ4と位置付けられています。イタリアの2回のステージでは、フランス人が優勝して、盛り上がっています。世界大会なので、地元の選手が勝つことも稀なのです。最後のステージ優勝を目指して引退を1年延ばしたカベンディッシュ選手が第5ステージを制したことが、前半のトピックです。これで最多勝を35勝に伸ばしたレジェンドです。優勝を左右する山岳ステージを、熱狂的なフランス人たちとともに楽しみたいと思います。

 

悪徳業者にご用心

 不動産がらみで、用心が必要なのは、マグネットチラシと飛び込み営業です。水回り関係で、よくマグネットチラシに電話をしたがために、法外な料金を請求されるケースがあります。郵便受けに良く入っていますが、あんなチラシは直ぐに捨てた方が良いでしょう。飛び込み営業は、屋根の修理、外壁の塗装、シロアリの駆除などの業者さんが、親切そうに声をかけてきますが、絶対に、家に入れてはいけないとされています。よく見ていないと壊されるかも知れません。無用な工事をして、多額の請求をしてくるので、悪徳業者には、隙を見せないことです。支払った金は返ってきません。世田谷区あたりの情報弱者をカモにしようとしてきます。バカを見ないように気を付けましょう。

 

王位戦第1局千日手指し直し局

 2日制の戦いでしたが、後手の渡辺9段の戦略が功を奏して、2日目の夕刻になって、持ち時間をリードしつつ、渡辺9段が先手で指し直しになりました。渡辺9段の研究成果が十分に発揮されて、藤井7冠は不利な形勢で指し直し局の終盤を迎えました。勝負手を放って、藤井7冠が攻めに出たところで、渡辺9段が、3九玉と逃げておけば、比較的容易な詰み筋(15手詰め)で勝利をつかむことができたようです。そこで、2七玉としたために、最終盤に逆転のドラマが待っていました。この時点で評価値は渡辺9段に大きく振れており、優勢は動きませんでしたが、超難解な19手詰めを解く必要がありました。両者とも、1分将棋に入っていたので、歴戦のトップ棋士にも手に負えなかったようです。詰みを逃した渡辺9段でしたが、その後、藤井7冠が4二金と打ったところで、もう一度、幻の詰み筋が生じたようです。これが4二銀であれば、藤井7冠の勝ちになるというのですから、将棋というゲームは奥深いものです。この詰み筋も難しすぎて、結局、渡辺9段を持ってしても発見できず、ジェットコースターのような終盤は、二転三転の末に、藤井7冠に軍配が上がりました。9分9厘勝利を手にしていた渡辺9段には、残酷な結果となり、ショックでしょう。どうやって気持ちを立て直すのかが、シリーズのカギになります。将棋で勝って、勝負に負けたという内容でした。脳を労わってほしいと思います。

 

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