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2024年5月22日 (水)

福家の人のないがしろなるけしき

大相撲の紳士

 国技館には、力士専用の入り口があり、そこから国技館の建物の脇を抜けて、力士の支度部屋への通路に入っていきます。横綱・大関は、車で直接場所入りするので、対象は、関脇以下序の口までの力士です。国技館の相撲ファンは、この通路で入と出の力士を待って、プレゼントを渡したり、声をかけたり、写真を撮らせてもらったり、サインをねだったりします。ファンサービスをしてくれるのは、勝って帰るときが大半ですが、この通路を歩く際の力士の態度で、一人一人の紳士度が測定できそうです。生成AIに、紳士的な力士を尋ねると、横綱・大関の名前が出てきますが、彼らが関脇以下のときに示した態度を想い起こすと、必ずしも、素晴らしかったとは思いません。貴景勝関あたりは、地元から国技館に来てくれたファンには、一度乗り込んだ車から降りて、サービスしてくれていましたので、大いに褒めて良いと思います。人気力士の中には、付け人を先頭にして通路を真っすぐに出口に向かい、ファンの列を見ないようにしている力士もいます。国技館で目撃している人たちには、知られていますが、例えば、御嶽海関、若隆景関、朝乃山関、遠藤関、琴櫻関(琴ノ若時代)などは、このグループです。逆に、ファンサービスが良いのは、負けた日もサインに応じていた大栄翔関、写真やサインに毎日応えている大の里関、勝った日は満面の笑みで写真に応じてくれる熱海富士関(逆にできの悪い相撲を取った日は見るからに落ち込んでいる)などでしょう。すべての力士を見たわけではないので、このほかにも紳士的な力士はいるかもしれません。国技館に足を運ぶ機会は少ないので、塩対応されたら、力士を見る目が変わってしまうと思います。この通路では、力士の本性を観ることができますので、国技館へ行かれた際には、観察してみてください。幕下以下の力士で推しを作って、接触を試みるのも良いと思います。ツーショット写真は撮れますが、サインは十両以上にならないと禁止です。

 

私大の経営困難101法人

 私学事業団の調査によれば、資金ショートを4年以内に起こす法人が16(レッドゾーン)、10年以上先に起こす恐れがある法人が85(イエローゾーン)あるとのことです。このほか、イエロー予備軍が、135法人となっています。18歳人口が減少し続けるので、典型的な構造不況業種ですから、こうした数字に驚かれなくなっていることでしょう。経営支援にも乗り出していますが、構造を変えることは不可能なので、全ての法人が生き残るというわけにはいきません。愛知県の専門学校が年度途中で授業を打ち切る(閉校する)というような無茶苦茶な状況に陥りましたが、こうしたことが、仮にも大学で起こらぬようにするのが、文科省の狙いだと思います。よほどの事情がない限り、レッドとイエローの法人が運営する大学には、進学しない方が良いでしょう。定員割れが続く大学が、日本で就労する目的で、留学生として入国するための基地になるケースもありますが、そこまで行けば、真っ当な大学としての機能は無くなっていると考えて良いと思います。レッドの大学は、恐らく、有効な手段はないと思いますが、イエローについても、粛々と閉校へのプロセスを進むべきでしょう。構造不況業種なので、イエローはまだ助かる余地があると誤解しない方が良いと思います。

 

忍びの家

 Netflixの8回シリーズの作品で、日本の力量ある俳優さんたちが出演していたので、一応最後まで見ました、気になったのは、現代に生きる忍びの姿が、非常にレトロなものだったことです。文化庁が所管しているのが、無形民俗文化財のようなものだということなのかもしれませんが、今日に忍びの技術を生かすとすれば、スパイの基本である情報通信の活用はイの一番に重要でしょう。また、武器も、刀よりは、テザー銃のような、相手を動けなくするようなものを取り入れるべきでしょう。爆発物や毒物・解毒など化学的な手法にも精通する必要があると思います。田舎で造り酒屋を細々とやっている場合ではないのです。それに、古式ゆかしい家自体が、無用の長物です。実際、風魔一党に襲われて、侵入を防ぐ手立てもなかったのですから、城として不十分でした。また、男女の交際が禁じられているのも、不思議でした。子どもが増えないと忍者の家系が行き詰まります。辻褄が合いません。一家だけで服部党を維持できないとすれば、他にも服部の分家があるのでしょうか?仲間が少なければ、宗教法人でメンバーを掘り起こしている風魔に負けるでしょう。最後に、風魔の真の狙いは政権の簒奪にあるようですが、国家権力の情報機関が、風魔の動向(毒性のある花の栽培)にまったく注意を払っていなかったというのは、ありえないという感じです。あるいは、運搬しているトラックを警察が止めればよかったのでは?毒による政治家の大量殺人についても、なぜ防げなかったのか疑問です。怪しげな花の栽培拠点や毒薬の精製工場は特定、分析できたはずでしょう。風魔の持っている毒については、警察も認識があったはずです。なぜ毒を持つ風魔の大量殺人を警戒しないのでしょうか?ホテルでの乾杯でも、みなが同じものを同じだけ直ぐに呑むわけではないので、生き残る人間もかなりいるはずです。誘拐後に解放された人間(政治家、忍者)への洗脳の疑惑も、持つのが当然でしょう。警戒しないのは迂闊すぎます。要は、忍びの家の脚本は、国家権力側が脳天気で、風魔のやりたい放題になっているわけです。続編を予定しているのでしょうが、忍びの概念の現代化から取り組んでほしいと思います。

 

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