妖狐×僕SS 第12話「二人になった日」
妖狐×僕SSの最終話を見ました。
第12話 二人になった日
妖館の住人達はタイムカプセルに入れて来世に手紙を残そうとしており、連勝に誘われ、凜々蝶と双熾も参加することになる。
凜々蝶が未来の自分に宛てた手紙の間違いに連勝が気付く。
「凜々蝶、この手紙間違いじゃね?御狐神さんに渡すんじゃねえの?菓子折りに添えるって言ってなかった?菓子箱の方にタイムカプセルの手紙添えちゃったんじゃね?」
間違えた手紙の中身を思い出した凜々蝶は悲鳴を上げ、手紙を読む前に電話しようとするが既に読まれてしまっていた。
凜々蝶はその場を離れ、公園の土管に隠れながら双熾に電話して手紙の内容を否定する。
『はい、存じております。凜々蝶様もそう仰っておりますし、それにそこまで図々しくありません。身の程は弁えているつもりです。自分の立場、ここへ至るまでの経緯、あなたにはとても聞かせられないようなそんなこともしてきた人間です。そんな僕がこうしてあなたのそばにいられるだけで幸せなのです。他でもない僕に向けて手紙やメールをくださる、それにどれほど意味があるかこれ以上の幸せはありません。何てあなたをさも聖域のように言いつつ妄想するのです。更なる幸せを望んではいません。思うだけならただでしょう?分かりましたか?僕はこんな男です』
双熾の言葉を聞いた凜々蝶は脚を震わせながらも双熾の前に立つ。
「好き…君が自分のことを好きに、なれなくても…っ…僕は好き…ぅ…好き…好き…」
「凜々蝶様!愛してます、愛してます」
双熾に抱きしめられた凜々蝶は双熾の部屋を訪れるのだが、双熾の部屋に自分の写真ばかりが貼られている事実を知ることとなる。
「見てしまいましたね…こんな僕でも好きだと言ってくださいましたよね?」
http://fantale.blog39.fc2.com/blog-entry-1970.html
第12話 二人になった日
妖館の住人達はタイムカプセルに入れて来世に手紙を残そうとしており、連勝に誘われ、凜々蝶と双熾も参加することになる。
凜々蝶が未来の自分に宛てた手紙の間違いに連勝が気付く。
「凜々蝶、この手紙間違いじゃね?御狐神さんに渡すんじゃねえの?菓子折りに添えるって言ってなかった?菓子箱の方にタイムカプセルの手紙添えちゃったんじゃね?」
間違えた手紙の中身を思い出した凜々蝶は悲鳴を上げ、手紙を読む前に電話しようとするが既に読まれてしまっていた。
凜々蝶はその場を離れ、公園の土管に隠れながら双熾に電話して手紙の内容を否定する。
『はい、存じております。凜々蝶様もそう仰っておりますし、それにそこまで図々しくありません。身の程は弁えているつもりです。自分の立場、ここへ至るまでの経緯、あなたにはとても聞かせられないようなそんなこともしてきた人間です。そんな僕がこうしてあなたのそばにいられるだけで幸せなのです。他でもない僕に向けて手紙やメールをくださる、それにどれほど意味があるかこれ以上の幸せはありません。何てあなたをさも聖域のように言いつつ妄想するのです。更なる幸せを望んではいません。思うだけならただでしょう?分かりましたか?僕はこんな男です』
双熾の言葉を聞いた凜々蝶は脚を震わせながらも双熾の前に立つ。
「好き…君が自分のことを好きに、なれなくても…っ…僕は好き…ぅ…好き…好き…」
「凜々蝶様!愛してます、愛してます」
双熾に抱きしめられた凜々蝶は双熾の部屋を訪れるのだが、双熾の部屋に自分の写真ばかりが貼られている事実を知ることとなる。
「見てしまいましたね…こんな僕でも好きだと言ってくださいましたよね?」
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