哀しみキメラⅢ(3)
あらすじ
奇妙な “お告げ” に導かれ、子供たちの失踪事件が巻き起こる!
矢代純、水藤深矢、早瀬綾佳らが住む町で、子供たちが行方不明になる事件が多発した。
消えた子供たちは、ある文章をお告げとして信じていた。
『願いがあるならば、階段を上れ』
この事件に《モノ》が関係しているのではないかと疑った純たちは、真相を追って動き始めるが……。
レビュー
安定して面白い。
気がつけば発行されてから一年数ヶ月も経っている本作。
もう最終巻もとっくに出てるわけだし早く読んでしまわねば、と思って読破。
キメラの哀しき逃避行のお話。
展開は2巻に近いものがあるけれど、怪しげなフラグが立っていた彼にやはり動きが。
冒頭にも書いたけれど、このシリーズは安定して面白い。
何かが飛び抜けているとかそういうのは強く感じない。
だからレビューするのに苦労する作品でもあるのだけれど、何故か展開が頭に残っている。
2巻を読んだのが何と約一年前だというのに、内容をしっかり覚えていることに驚いた。
検証するつもりはないけど、何か原因となるファクターがあるのだろう。
この作品で特に印象深いのは別れのシーン。
2巻の真理との別れの場面もかなり印象的だったことを思い出した。
つまり締め方が秀逸なのだと思う。
全体的に暗い話でも、どこかすっきりしたと感じるのはラストシーンのおかげ。
さて、最終巻でどう物語を締めてくるのか楽しみである。
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