ラジオガール・ウィズ・ジャミング
あらすじ
まっくらの夜を駆けるのは、機材片手のカワイイ少女♪
あらゆるメディア展開が禁じられている街の夜を、機材(アンテナ)を抱えて駆ける少女・レコリス。
なんと彼女は、禁じられたラジオ放送を市民のみんなに届ける、J・O・L(ジャック・オー・ランターン) 海賊放送局の一員なのです!
でも、軍の妨害や街全体を巻き込んだ大変な事件に巻き込まれて……!?
レビュー
面白かった。
戦後を強く生きる人々の温かみや、その戦争によって心に傷を負った人たちの感情を下手に歪曲せず素直に書き上げている。
だから感情移入もしやすい。引き込まれる魅力を持っている。
街の人々を見守るカワイイ怪人、レコリス。この子が素直でイイ子で、ホント魅力に溢れている。
別に電波系なわけでもなく、天然なわけでもなく、正義の味方でもない。
戦争で心に傷を負った普通の少女。なのにとても印象に残る。
一生懸命な姿がとても健気。
後半の若者達への疑心暗鬼の広がり方の唐突さには疑問を感じたが、全体から見れば些細なことかもしれない。
どの時代も若者は性急に動くのだろうから。
兎に角、物語の佳境にレコの放送によって奮起した年寄り達が若者達にむけて、
「おぅい、そこのお前たち、そこでなにしとるんだ」
「きみらも、一緒においでよ」
と声をかけたシーンが忘れられない。若者達を諫めるわけでなく、怒るわけでなく、包み込むやさしさ。
たまらなかった。
イラストも作品の雰囲気に合っていて、その魅力を一層引き立たせていた。ラノベのイラストレーターで久々に当たりを引いた。
構成も、きちんと段階踏んで山を作り、ここだという時にきちんと決め手を落としてきたりとしっかりしている。
劇中の妨害電波を用いての文字通り「空中戦」にも胸が躍った。そういった戦いは、それはそれで熱い。
エピローグでも泣かされそうになった。どこまで読んでも油断がならない。
雰囲気がとにかく良い作品だった。著者の次回作には大いに期待している。
あとがき曰く、この作品は今年の電撃小説大賞の最終選考に残っていた作品らしい。
まだ隠し球があったかと驚愕。今年の新人さんはホントに見込みがある人ばかりだ。豊作豊作。
ラノベの時代が、波が来ていることを感じさせてくれる。
評価
★★★★★
(オススメの5!)
フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン
あらすじ
陣代高校では、新生徒会発足のための選挙戦が行われていた。それは林水の卒業を意味した。一抹の寂しさを抱えるかなめ。そんな彼女をレナードはアマルガムへとを誘う。平穏な日常は崩壊へと一歩一歩近づいていく
レビュー
SFはこうでなくちゃ!
振り返ってみれば1年ぶりのフルメタ。続きを待ってても一向に出ないのでしびれを切らして読んでしまった。
いやー面白い。怒濤の新展開。
富士見ファンタジアの軽さ(読みやすさ)が急展開を助長してよりスピーディーに読み進められる。
駆け抜けるように、だけど残すモノはしっかり残して過ぎ去ってゆく。
絶体絶命のピンチな状況の登場人物それぞれの心理描写もうまい。
林水先輩の一言という小さな流れをきっかけのようにして、新たな戦いが大津波のように押し寄せてくるのが印象的。
見逃すところは何一つとしてない。
読んでて気持ちよかったのは、崖っぷちなのに誰もが諦めずに立ち向かっていくところ。
フルメタはやはりシリアスな展開の方が断然面白い。
これまではどちらかというと有利な立場に立ち続けてきたミスリルが全く逆の状況に追い込まれる。
常勝な謎の傭兵軍団を読者にイメージさせてきただけに、その反転具合がまたショッキングで先が気になる。
白兵戦からASによる戦闘まで戦闘シーンも多種多様で、山もあり谷もある構成に一度読み始めたら釘付けにされる。
油断のならない状況にこちらまで引き込まれていく感じ。
SFラノベとしてはトップクラスの読み物だと思う。機械類やASの詳細な設定、その使いどころのうまさは類を見ない。
こういうのは作家自身も(兵器やガン○ムとかを)好きじゃないと書けないよなーとつくづく思う。
物語はクライマックスに向けて大きく動き出した。といってもいつ終わるかはさっぱり見当も着かないが…
君の歌は僕の歌 Girl's Guard
あらすじ
街の女のコがクチコミでやってくるガールズオンリーのなんでも屋"Girl's Guard"。
――その実体は、見た目かわいいがめっぽう強い体力系担当の天花寺マリ&頭脳系担当のクールビューティ雪野のペアだ。ある日、マリのもとにSOSの電話がきた。正義感の強い二人は依頼人・七菜子のボディガードを引き受けるが、そのうちいつもと違う不穏な空気に気づいて――!?
大胆不敵、痛快無比のガールズアクション!
レビュー
GOSICKや荒野の恋でお馴染み桜庭一樹先生の初期作品。
刊行はなんと2002年。実に5年前の作品。
ファミ通文庫そのものが創刊して4ヶ月目あたりの作品です。
今の桜庭先生とは一味ちがった風味に仕上がっている。そりゃ5年も経てば変わるか・・・。
アホみたいに単純明快、直情型、何よりも先に手(足)が出る空手少女マリと、なんだか機械に強さげな美少女雪野のペアが良いコンビをしてる。
その周りを固める兄、祖父、一郎というキャラ達もラブパートを構成する上で重要である。
ぱっとどんな話かというと、女性客専門の何でも屋「Girl's Guard」のマリと雪野がある事件に関わって、その事件が意外と大事に・・・
といった話。特にミステリーでもなく、アクションもそれほどあるわけでもない。
ラブ&ガールズアクションという紹介をされているが、それほどアクション面が目立っていなかった。
マリの直情的な行動がアクションといえばアクションなわけだが。
それより最近の桜庭先生に見られないストレートなラブパートがあったように思える。そっちの方がなんか新鮮だった。
アホなマリとそれにツッコミをいれる周りの面々との会話が滑稽で面白かった。
物語はテンポ良く展開されていくので読みやすい。小難しい表現も極力控えてるように感じられる文体だった。
でも所々に良いことを言ってる。
5年前のラノベってのはこういう作品が多かったのかしら。と思ったりしてみる。
現行のラノベに遜色は無いが、あっさり終わってしまってちょっと物足りなさも感じた。まさに「ライト」ノベル。
評価
★★★★
(4)
荒野の恋 第二部 bump of love
あらすじ
衝撃的な悠也との出会いから一年あまり、新しい家族にも男の子にも慣れて、ちょっぴり成長した13歳の荒野に新たなるドキドキが訪れる。急激に〝オトナ〟になっていく周囲への戸惑い、突然訪れた〝恋〟への恐れと驚愕。そして遠く離れた彼の人への想い……。
一つ〝オトナ〟になった少女の恋模様を綴った『恋の三部作』第二作。
レビュー
ザ・思春期。この一言に尽きる一冊。
第一部から一年後、荒野14才のエピソード。
そういえばこの本は恋愛小説だったっけ・・・、最近直球なラノベ的ラブコメばかり読んでいたのであまりに違う切り口に「恋愛小説」というカテゴリを完全に忘れて読んでいた。
というかラノベ云々という話を抜きにしても、これは恋愛小説と言えるのかは微妙な気がするw
何故か、それは一般的に言う「恋愛」をしていないから。
恋してる相手が近くに居ない。
ようやく恋のしっぽを掴み、相手を好きになることを知った女の子荒野。その好きになった相手は海外留学へ。
お互いに好き合っているとも解らない中で相手に思いを寄せる。それが恋という形態なのかも本人はよくわかっていない。
これは荒野という一人の少女の成長記録と言ってもいいだろう。少女が恋を通じて一人の〝オトナ〟、女に成長していく過程を描いた物語だ。
しかし、本当に桜庭先生は思春期の少女の心情を描くのが上手な方だと思う。
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」も同じ年代の少女を扱っていたはずだが、それとは全く違う趣きを感じる。
とういか、かなりわかりやすく書かれている。
私は男だから、思春期の少女の心情は全く想像し得ない。荒野の年代なんて馬鹿みたいに何も考えず過ごしてた記憶しかない。
そんな私にも荒野という思春期の少女の心情に感情移入させ、気が付いたら荒野という少女の立場で物語を読み進めていた。
どこか第三者的な視点で物語を読むことが多い私にとって、この感覚は新鮮で逆に懐かしかった。
第一部と比べても格段に面白くなっていると思う。桜庭先生の得意分野での本領を垣間見た。
問題は最終巻たる第三部の発売がいつになるかということ。
この本出たのもう1年前だし・・・早く最終巻が読みたい。
灼眼のシャナⅩ(10)
あらすじ
16世紀初頭。神聖ローマ帝国でひとつの大きな戦があった。
それは決して史書に表れることのない、“紅世の徒”とフレイムヘイズによる、秘された死闘……。
その中心には、紅蓮のきらめきを瞳に宿す女がいた。
女は“炎髪灼眼の討ち手”と呼ばれ、燃えるような紅い髪を持つフレイムへイズだった……。
彼女は何のために、誰のために戦い続けるのか!?
先代“炎髪灼眼の討ち手”の活躍を描いた、待望の第10巻!
レビュー
読み終わってショックだったことが二つある。
その一、9巻と10巻の間に0(ゼロ)巻があったこと('A`)
その二、10巻の舞台が神聖ローマ帝国での事だったということ。
二つ目はこのレビュー書くときに知った・・・(汗 見返してみたら確かに書いてあった・・・完全に無視してた。
ま、世界史は憶えてないので神聖ローマ帝国っていわれてもよくわかりませんが!(ぉ
シャナっぽくて良い一冊だと思える。
シャナの前の炎髪灼眼の討手の過去話に一冊。ボリュームはあるがそれほど多いと感じずすらすら読める。
ヴィルヘルミナの気持ちには気が付かなかったなぁ、もう一度5巻を読み返したくなった。
というかこの巻の話、OVA化して下さい。映画化は結構ですから(ぉ
敵も味方もどえらく真っ直ぐな連中ばかりでどっち側に立って読むことも出来なかった。
先手大将ウルリクムミとか、『両翼』虹の翼メリヒム&甲鉄竜イルヤンカなど、「敵ながら天晴れ」な連中が多い。
逆にフレイムヘイズ側の連中が存在感薄すぎ。マティルダとヴィルヘルミナしか記憶に無い。
でも『極光の射手』カール・ベルワルドの散りざまには萌えた('∀`)
この本でのツンデレ大将は「闇の雫・チェルノボーグ」に決定!
しかし虹の翼は強いし恰好よかったなぁ。
ツッコミ所もそれなりにある。
アシズに心酔して付いてきた九垓天秤達だが、その「壮挙」の内容から鑑みて彼らがアシズに付いてくる動機が解らない。
根本的な動機付けが弱い。彼らの結びつきの強さ、主への忠誠が厚いことがわかるだけにその辺の設定をもう少し凝って欲しかった。
マティルダとアラストールが愛し合ってるってのも、どうも理解はしやすいとは言えない。
形の(見え)ない紅世の王とフレイムヘイズの関係を説明しきるには戦いにページを使いすぎてしまったようだ。
あとね・・・フレイムヘイズ連中の名前長すぎ。もう覚え切れません('A`)
文句も色々言ってみたが総じて私的には好きな一冊だ。シャナシリーズが好きなら文句は出ないだろう。
サイドストーリーとしては十分過ぎるボリューム。なんか出てきてた気がする「仮装舞踏会」の連中は本編への伏線なのかどうなのか。
ゼロの使い魔9 双月の舞踏会
あらすじ
トリステインとアルビオンの戦いで、可愛い魔法使い(メイジ)のご主人様・ルイズと離ればなれになってしまったが、ようやく再会を果たした。前よりもお互いの距離が近くなったように感じ、ルイズは自分の気持ちに素直になりたいと思う。だが、才人を助けてくれた少女ティファニアやシエスタの存在が気になってぎくしゃくしてしまい、うまくいかない。そんなこんなで表面上は変化のない関係を保ちつつ、才人たちがトリステインに戻ると、今度は女王アンリエッタまでが才人を特別扱い!? 大混戦の恋模様の一方、見えざる敵はじわじわと動き始め……。異世界使い魔ファンタジー、第9弾!
レビュー
憎めない愛憎劇第9弾。
サイトの気を引こうと一生懸命に壊れた行動をするルイズがたまらない。
今回からこの愛憎劇にアンリエッタ姫も本格参戦。あーあ、またややこしくなる(ぉ
これまでプッシュされていても未だ自分に自信を持てないルイズ。
周りに巨乳さんが多すぎるからです。。。
サイトは騎士団のことで頭がいっぱい、ルイズはそれが面白くない。
その心情を素直に表せないルイズがやっぱりカワイイ!
流れが6巻以前に戻ってきた気がする。
しかしどこまでもニブチンな連中が集ってる物語である。
やたら機知が働くのはシエスタくらい。
舞踏会=アンリエッタ姫との浮気(?)エピソード。
ちょっとやっちまった感もあるけどまだまだネタが尽きないという観点で見るとそれもまた良し。
これからのキーパーソンになると思っていたティファを一端手放したのは何か糸があるのかと勘ぐってしまう。
まぁヤマグチ氏のことだから、ひょんな事からあっというまに彼女を復帰させてしまうのだろうけど。
タバサ関連でもう一騒動ありそうな終わり方。
でも外伝でタバサ出しちゃってるしな…これ以上彼女のネタで本編ひっぱるのも考えずらい。
単なるネタ投下なのか、重要な伏線なのか。
これまでが激動だっただけに今回は落ち着いた印象。
ちょっと物足りない感もあるけど十二分に楽しめた。やはり名シリーズ。
評価
★★★★★
(5)
火目の巫女 巻ノ二
あらすじ
“化生” と呼ばれる魔物から都を守る巫女―― “火目”。
その役目を終えた先代の火目・時子を埋葬する廃火の儀の最中に、時子が化生となり逃亡した。
“火護(ひもり)” 唯一の弓衆となった伊月は、その追跡を開始するのだが……。
巫女たちの成長と戦いを描く、和風ファンタジー・第2弾!
レビュー
滲み出る和の雰囲気や、静謐とした弓の精神、悩める伊月の想いなどが入り交じって良い感じだった前巻とは違ってにどうにも微妙なことになってる印象が拭えない。
いきなり批判から入ってしまったのはそれだけ期待が大きかった為。
物語だけ見ると、どこが山場で最終的に何が言いたかったのかが不明瞭だった。
伊月が火護衆となったことでよりアクションパートが増えるかと思えばそうでも無し。
佳乃のネガティブ思考は止まることをしらず泥沼に。
前巻からなんだか死にたがる豊日。
全体的にどんよりした雰囲気が漂う。
一巻ではそういう雰囲気を伊月のがむしゃらさがかき消すような場面もあった気がするが、今回では伊月もなんか悩んでるのでそれも無い。
一番感じたのは、これは繋ぎの一冊ではないかということ。
三巻が出た後に読んだからこう思うのかもしれないが、先代火目の化生化とか、豊日のあやしげな行動とか・・・臭う。
とか思ってたら最後になんだか回想を思わせるシーンが!次は回想で一冊使うのかな?かな?
そうなると結構グダグダになりそうなので勘弁願いたい・・・
ま、読めば解ることだからさっさと三巻読むことにします。
今作についてはあまり書くことが見あたらない。面白くもなく、つまらなくもなく。
可もなく不可もなく、どちらかというと不可寄り・・・。
ただ、ここ一番で飛んでくる灼箭は相変わらず格好いい。この物語で一番好きな設定だ。
ゼロの使い魔8 望郷の小夜曲(セレナーデ)
あらすじ
魔法使い“メイジ”の可愛いご主人様・ルイズが従軍したアルビオンとの戦いで、ルイズを逃がすために戦った才人は、大怪我をして意識を失ってしまう。倒れていたところを金髪の美しい少女に助けられ、なんとか一命をとりとめた。少女の名はティファニア。森の中で隠れるように暮らしている彼女は、特殊な生い立ち故に臆病で恥ずかしがり屋だが、献身的に才人の世話をしてくれる。一方、学院に戻ったルイズとシエスタたちは、才人が死んでしまったのではないかという不安と哀しみにとらわれていた――。
二人の運命はいかに!? 大人気の異世界使い魔ファンタジー、第8弾!
レビュー
大局的に見たらこれまでのシリーズの総まとめ、そして新展開への繋ぎ。8巻は大きな転換点と言える。
新たな虚無の担い手の登場や、ガンダールヴ以外の虚無の使い魔の登場などこれからの物語のキーになる新要素も続々登場。
いかにもファンタジーなハーフエルフも登場。
戦争という大事を収束させたためか、物語にてこ入れをしてきたようだ。
これからもまだまだシリーズは続くということ。素晴らしい。
サイトが死んだことによって嘆き悲しむ面々の描写が秀逸。
意外に友情に厚かったギーシュの銅像製作。
姫様の愕然とした驚きも悲しみの度合いを表わしていてグッド。
その中でも特にルイズの凹みようったら、読んでるこっちまで凹んでしまう程。
サモンサーヴァントで何にも反応が無かったときのシーンではこっちの胸まで抉られた…
個人的には立ち直るのがちょっと早かったかなと…。もうちょっと凹んで凹んで凹みきってるルイズを見ていたかった(ぉ
魅せるところでは魅せるゼロらしく、きちんと決めるべき所は決めている。
召還に応えて登場するサイトのシーンは想像するだに格好良く、胸が躍る。
ともかく印象的なシーンが多い一冊だった。
これまでのゼロにはなかった「死」からくるマイナス感情を使っての揺さぶりは、これはこれで強力であることが判明。
文体がここまで軽いのに、どうしてこんなに心揺り動かされるのだろう。
この「軽い」ということを一般の小説に比べて「劣る」と捉えるのは間違いだろう。
拳銃でも殺せない鳩を豆鉄砲で落とすようなことを、ゼロの使い魔では実践しているのだから。
ある意味で達人の領域と言える。
評価
★★★★★
(5)
本の選び方などなど
Alles ist im Wandelさん経由、ウパ日記さん発信の問い。
興味深かったのと沢山の人が返信してたので私も応えてみようかと思う。
ラノベについて限定で答えます。
1.月に何冊読んでいるか。
平均10冊。というか10冊は読もうと意識してこの数字は最低でもクリアしてる。
2.どんな本を読んでいるか。
ラノベ100%。
高校時代は歴史小説が多かった。司馬遼太郎とか漁って読んでた。
3.どうやって選ぶか。
基本的にレーベル買い。電撃文庫のレーベル買い。
ただ積み本が洒落にならなくなってきたので最近は買い方を変えようと画策中。
レーベル以外だと表紙買いが多い。ラノベは漫画と違って表紙買いのリスクが少ないのが良い。
最近はラノベサイトさんのオススメを要チェックしてる。
4.本の選び方に何かこだわりはあるか
質問3にかぶる気がするが、ピンと来たら買う。
気になる新人が来たらいつ読むかは気にせずとりあえず買う。
というのもラノベは粗製濫造とも言える程に大量の新刊が出てくるので、旧刊はすぐに本屋から消える。
買いたい時に買えないことほど苦痛なことは無いのでとりあえず買っておく。
5.ブログで感想を公開している場合、感想を書くときに心がけていることはあるか
先日のこの記事参照で
6.書名と、読み終えるまでに要した時間(作品名/時間)
どの本も基本的に1.5P/分のペース。で読めるように意識している。
油断すると1P/分。
そうすると大体一冊(240P換算)で約二時間半。遅い方だと思います。
早く読み終えてしまうシリーズだと一冊一時間半くらい。
例)マリア様がみてるシリーズ、ゼロの使い魔シリーズ、富士見ファンタジア文庫の本
最近読んだ とある魔術の禁書目録⑦には3時間以上かかった(汗
一冊40~50分で読むという方が多くて戦々恐々。そんな速度で読んでみたい。
あまり早く読むのは勿体ないとか思いつつもう少しペースを上げたいと願っている。
でも速読本読んで挫折した。
興味深かったのと沢山の人が返信してたので私も応えてみようかと思う。
ラノベについて限定で答えます。
1.月に何冊読んでいるか。
平均10冊。というか10冊は読もうと意識してこの数字は最低でもクリアしてる。
2.どんな本を読んでいるか。
ラノベ100%。
高校時代は歴史小説が多かった。司馬遼太郎とか漁って読んでた。
3.どうやって選ぶか。
基本的にレーベル買い。電撃文庫のレーベル買い。
ただ積み本が洒落にならなくなってきたので最近は買い方を変えようと画策中。
レーベル以外だと表紙買いが多い。ラノベは漫画と違って表紙買いのリスクが少ないのが良い。
最近はラノベサイトさんのオススメを要チェックしてる。
4.本の選び方に何かこだわりはあるか
質問3にかぶる気がするが、ピンと来たら買う。
気になる新人が来たらいつ読むかは気にせずとりあえず買う。
というのもラノベは粗製濫造とも言える程に大量の新刊が出てくるので、旧刊はすぐに本屋から消える。
買いたい時に買えないことほど苦痛なことは無いのでとりあえず買っておく。
5.ブログで感想を公開している場合、感想を書くときに心がけていることはあるか
先日のこの記事参照で
6.書名と、読み終えるまでに要した時間(作品名/時間)
どの本も基本的に1.5P/分のペース。で読めるように意識している。
油断すると1P/分。
そうすると大体一冊(240P換算)で約二時間半。遅い方だと思います。
早く読み終えてしまうシリーズだと一冊一時間半くらい。
例)マリア様がみてるシリーズ、ゼロの使い魔シリーズ、富士見ファンタジア文庫の本
最近読んだ とある魔術の禁書目録⑦には3時間以上かかった(汗
一冊40~50分で読むという方が多くて戦々恐々。そんな速度で読んでみたい。
あまり早く読むのは勿体ないとか思いつつもう少しペースを上げたいと願っている。
でも速読本読んで挫折した。
メイド刑事2
あらすじ
「葵、見合いをしてくれ」
いつものように朝食を運んでいった葵を、海堂のとんでもない一言が迎えた。もと大名家の花嫁候補が3人、立て続けに不審な死を遂げた事件の調査。そのための見合いと知って安堵した葵だったが、今度は見合いに必要な作法や和服の着こなしを特訓させられるハメに。もちろん待ち受けているのは意地悪な母と姉!
泊まり込んだ葵を襲う謎の影と、事件の裏にひそむ人の弱さとは!? そして葵の取った選択とは!?
かりそめの披露宴で、葵の怒りが爆発する!
警察庁特命刑事若槻蒼-人呼んでメイド刑事。華麗にドレスアップして再び参上!
レビュー
相も変わらず気持ちの良い勧善懲悪ストーリー第二弾。
今回の見所は葵のドレスアップか。和服、イブニングドレス、ウエディングドレスetc
もはやメイドなのかどうかさっぱり解らないが細かいことは気にしない。
任務のために様々な潜入作戦をするが、葵の基本的な気質はメイドなので路線を見失わずに済んでいる。
今回は前巻の悪代官さまみたいな完全なる悪という敵というより、完膚無きまでには潰しきれない庶民派(?)な犯人が多数。
それでも問答無用な水戸黄門路線は相変わらず。
完璧なエンターテイメント小説です。深い小説読みたければ他の作品をあたってください。
著者もその辺割り切って書いてるから変な気負いもないし、さっぱりしてて面白い。
葵の花嫁修業みたいな場面がたくさんあって、それに四苦八苦、というかガチで凹んでるのが良かった。
最強のメイドにも弱点はある。
細かいことを気にせずただ読むことに専念できる。
なんだか話が急に大きくなって大変なことになったりするが、その結末やいかに?!
メイドのくせに後ろに大爆発してる場面背負ってもなんの違和感もない。むしろ似合ってる。
どこのハリウッド映画?と思わせる。
第四話(この本での第一話)では映画のことについて色々書いてあるけど、どれも実名表記(映画の興行収入について)。
ほかのラノベレーベルではありえない描写だと思う。これも新鮮だし、意外と豆知識がついたw
これが新ラノベレーベルの力か。GA文庫侮りがたし。
はいむら先生の絵も上手。とある魔術の禁書目録では見れない絵柄だけに稀少。
楽しめる小説です。
あなたのサイトでは本の紹介や感想を書く時、どんなことに気をつけてますか?
Alles ist im Wandel さんで取り上げられていた問いかけ。
ブログ立ち上げの際基本原則を作ってそれに則ってきたけど、良い機会だから見直し&再認識しようと思う。
①ネタバレ厳禁
これは開設当初からの大前提。
シリーズモノの二巻以降の扱いが難しいところだけど、それのネタバレもしないよう努力継続中。
ただどうしてもって時は読んだ人なら解る、未読者には解らない程度の一言二言は追加する。
シリーズが進むに連れて叫びたくなる要素って増えるじゃないですか?(汗
あらすじは有り。未読者の方にレビューする場合、あらすじの存在は大きいと思うから。
うちのあらすじは公式サイトのコピペ。
最初のうちは自分で考えていたけどやたらと時間が掛かる=更新頻度まで下がる ので断念 orz
②主観的になりすぎず、客観的になりすぎず。
主観的になりすぎると余計な文が増えるし誰にでも通じるレビューを書くのは難しくなる。
客観的になりすぎると面白味のないただの書評になる。
だからバランスを大切に。
私は読了後の本は良作も悪作も「そういうモノ」として受入れるので、短所を強く認識しない。
エンターテイメントとして本を読んでいるから、例えつまらない本でも楽しく読もうとしてるのが要因かも。
というか単純な性格なので多少強引な構成でも受入れちゃうんですよね…実は短所を見つけることに苦労してたり(汗
作品を紹介してるのに短所ばかりあげられたら読む気なんて当然削がれる。
悪いところを上げてたら切りがない。
長所を引き立たせるスパイスとしての短所をあげる。長短ってのは表裏なのだから。
レビューでは長所2~4:短所1くらいの割合で配合。(あくまで平均値)
③長くても読みやすい文章を!
自分のレビューは周りのラノベ系サイトさんに比べると長文の部類に入ると思う。
短い文にまとめるのはあまり得意ではない。
手短にまとめることがレビューとしては理想。しかし、短い文に要素を詰め切れなかった場合、十分に魅力を伝えられない。
ならば逆に、長さを気にせず作品を余すところ無く伝えてやろう。と開き直った結果としての現在の文体がある。
言いたいことは言い尽くす。そのうち短くまとめることが出来るようになってくる…はず……多分…。
結局長文になってしまった(汗
ここの管理人はこんなこと考えてるんだーくらいに思っておいて下さい。
ブログ立ち上げの際基本原則を作ってそれに則ってきたけど、良い機会だから見直し&再認識しようと思う。
①ネタバレ厳禁
これは開設当初からの大前提。
シリーズモノの二巻以降の扱いが難しいところだけど、それのネタバレもしないよう努力継続中。
ただどうしてもって時は読んだ人なら解る、未読者には解らない程度の一言二言は追加する。
シリーズが進むに連れて叫びたくなる要素って増えるじゃないですか?(汗
あらすじは有り。未読者の方にレビューする場合、あらすじの存在は大きいと思うから。
うちのあらすじは公式サイトのコピペ。
最初のうちは自分で考えていたけどやたらと時間が掛かる=更新頻度まで下がる ので断念 orz
②主観的になりすぎず、客観的になりすぎず。
主観的になりすぎると余計な文が増えるし誰にでも通じるレビューを書くのは難しくなる。
客観的になりすぎると面白味のないただの書評になる。
だからバランスを大切に。
私は読了後の本は良作も悪作も「そういうモノ」として受入れるので、短所を強く認識しない。
エンターテイメントとして本を読んでいるから、例えつまらない本でも楽しく読もうとしてるのが要因かも。
というか単純な性格なので多少強引な構成でも受入れちゃうんですよね…実は短所を見つけることに苦労してたり(汗
作品を紹介してるのに短所ばかりあげられたら読む気なんて当然削がれる。
悪いところを上げてたら切りがない。
長所を引き立たせるスパイスとしての短所をあげる。長短ってのは表裏なのだから。
レビューでは長所2~4:短所1くらいの割合で配合。(あくまで平均値)
③長くても読みやすい文章を!
自分のレビューは周りのラノベ系サイトさんに比べると長文の部類に入ると思う。
短い文にまとめるのはあまり得意ではない。
手短にまとめることがレビューとしては理想。しかし、短い文に要素を詰め切れなかった場合、十分に魅力を伝えられない。
ならば逆に、長さを気にせず作品を余すところ無く伝えてやろう。と開き直った結果としての現在の文体がある。
言いたいことは言い尽くす。そのうち短くまとめることが出来るようになってくる…はず……多分…。
結局長文になってしまった(汗
ここの管理人はこんなこと考えてるんだーくらいに思っておいて下さい。
世界の中心、針山さん
あらすじ
埼玉県所沢市を舞台に巻き起こる、さまざまな出来事――。
ベッドの下で斧男が命を狙っているという都市伝説の流布、
いきなり天井を破って舞い降りてきた魔法少女、
自らを勇者と名乗る住人たちが忽然と消えた孤島、
そして、さまざまな人々の運命が絡み合う悲劇の結末。
それらすべての事件には、必ず1人の人物が絡んでいた。
その男の名は、針山真吉……。
憎めない顔をしていて、眼鏡以外にほとんど特徴のない普通の人。
なぜ彼は、毎回事件に巻き込まれるのか? はたして彼は何者なのか!?
レビュー
バッカーノ!シリーズでお馴染み成田先生の一作。
形態としては短編集。でも相互に繋がる糸はある。
電撃hpで不定期連載していた作品らしく、イラストレーターが二人付いているという異例の本。
ジャンルは都市伝説、魔女っ娘、デンセツノユウシャ、メドレーの四部構成。
最初はよく見受けられる、ひとつの地域で巻き起こるエピソードの詰合わせだと思っていた。
前の話で出てきたキャラが次の話の主人公の友達として出てくる程度の各話の関連性を想像していたら気持ちよく裏切られた。
全く関係無いように思われるそれぞれのエピソードは、実は歪なパズルのピースに過ぎなかったのだ。
四話目の「メドレー」にてそれぞれの話はきちんと意味があったことを知らされる。
歪すぎてそれぞれがピースであることにも気づけなかったが、最後でそれぞれの話が無くてはならない大きな存在となる。
はめてみてびっくり、あんな脈絡もない欠片から見事な絵が完成していた。
バッカーノでその比類無い実力を見せつけている成田先生だがこの本でもやってくれている。
とにかく用意したキャラに役割を与えて、それをこなさせるのが上手すぎる。
無駄になってるキャラが居ない。出てきたからには何かしらやらかしてるのがポイント。
(自分的には)かなり早めに読んでいってもその中身が頭に残る文体も高評価したい。
読み進めていくうちに用意されていたピースがカチリカチリと気持ちよくはまっていくような感覚が起こる。
別に推理小説読んでるわけでもないのにこんな感覚が起こるのは成田先生の作品くらいだろう。
実に見事な構成力。
物語自体は何もかも片づけて終わったとは言えないが、実は続きがまだあるそうな。それなら納得。
エピローグ的に書かれている「都市伝説(裏)」がちょっとしっくりこない感じだったのが残念。
しかし題名たる「針山さん」が殆ど出てこないってのは、演出なんだろうか、演出なんだろうなぁ。…きっと。
評価
★★★★☆
(4.5)
マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵
あらすじ
バレンタインを間近に控えて瞳子は…!?
生徒会役員選挙が終わったリリアン女学園。瞳子が立候補した理由を、祐巳と乃梨子は考えていた。一方、スキーから帰ってきた柏木は、祥子と話をする。柏木は、祐巳と祥子のことを気にしていたが…。
レビュー
年も明け祥子お姉様の卒業まであと幾ばくか・・・そんな頃合い祐巳もすっかりお姉様の貫禄を備えてきたような感じ。
志摩子さんはとっくにお姉様だし、残るは由乃か。お姉様らしい由乃・・・想像つかない(汗
ともかく前巻から謎の行動で周りを驚かす瞳子ちゃんシリーズ第・・・何弾だったか。
結構話を引っ張って来たが、今回もまた一歩だけ前に進んだ感じ。
大きく前に進まない。牛歩戦略は未だ健在。
でも確実に前に進んでいるのが解るから問題は大きくない。以前の停滞ぶりに比べればこれくらい・・・
やたらに白薔薇姉妹が百合百合したり、柏木さんが珍しく感情を顕わにしてみたり、見所はそれなりにあった。
著者曰く「キャラが勝手に動いた」という乃梨子のアクションは、私としてはどうみても暴走なのだが(汗
瞳子の秘密についてそれなりに衝撃の事実が明かされたりしたが、その事実がこれまでの行動の原因に結びつくかといったら否。
ただ瞳子のツンデレの礎になったのかなぁといった風味。
テンパって盛大な自爆をかましてしまうシーンもあるが、このシリアス設定はこの先活かされてくるのだろうか。
キャラに深みが出るのは大いに結構だが、それで物語が進まないのは考え物。
何はともあれ今回で話を進める鍵が手に入ったといったところ。
もう一人の渦中の人物、祐巳はというと完全に沈黙を保っている。
マリみて初(らしい)、祐巳一人称が無い一冊だったので彼女の心情がどうなのかが全くわからない。
ただ落ち着いた印象しか受け取れなかった。それが今後の話をどう動かしていくかを予想しずらくしている。
この佳境でこういった工夫をしてくれたのは良かった。
12月の新刊が大いに楽しみである。・・・年内決着を求める同志は多いはずだ('A`)
黄色い花の紅
あらすじ
法の秩序が変化し銃の所持が認められた日本。工藤商会の白石奈美恵は府津羅組の依頼を受け、組長の令嬢・紅花を救助に向かう。そこで遭遇した異様な仮面をつけた大男との闘争が続く中、紅花を守る奈美恵。その渦中にありながら守られるだけの紅花は、次第に自らも「力」を欲するようになる…。
レビュー
スーパーダッシュ文庫小説新人賞第五回大賞受賞作。大賞とあらば読んでみなければと思って手に取った作品。
まず、読み終わって思ったこと。
完全に読者を選ぶタイプの小説である、ということ。
なぜならこの本の内容のかなり大部分は「拳銃」にまつわる話だから。
銃!銃!銃!
これでもかと銃のお話が詰め込まれてる。これは一体何の話だ?と思えるほどに。
私はそれなりに銃好きの部類に入ると思う。
だからそれなりに有名どころの銃の名前や、銃のパーツの名前、その仕組みは知っている。
全く知識のないひとに比べれば銃に関する予備知識があったと言っていいだろう。
だから読んでいても気にならなかった、最初は。
段々深い銃の話に突入していき話題は尽きることを知らない。そんなあたりでふと思った。
「これ、銃のことが解らない人には暗号じゃないか?」と。
著者が拳銃マニアなのは間違いがない。リボルバーで撃った後にオートマチックを使ってみてその命中精度に感激とか、
それどんな体験談?的な内容もあったり。
出てくる銃もかなり多数あって、知らない名前もちらほら。そうなると正直つまらない。
ネットで写真を見て、「ああ!この銃のことか!」なんて思ったって後の祭。
著者は後書きで「かなり銃の描写を削った」とあったが、それにしても銃の話は間違いなく積載量をオーバーしている。
そんな重たい銃の話を除けば流石に大賞作、出来は良い。
アクションの書き方も見事だし、ラストのドンパチの戦闘シーンは引き込まれる力強さを持っている。
ラノベお得意の下手な小細工がない、純粋な力と力のぶつかり合い。下手な奇蹟なんて起きない。あるのは自分と銃だけ。
ザ・ハードボイルド。
映画や漫画でよく見るデザートイーグルがいかに凶悪かとか、そういう情報は面白かった。
もっと身近な銃をとりあげてればより一般向け、ラノベユーザー向けと言える作風になったかもしれない。
つまりは、マニアックすぎなんですね(ぉ
キャラを見ても、主人公の紅花が操り人形だった殻を壊して自分の意思で行動を起すようになっていくまでの心情表現は丁寧だった。
そのきっかけが銃というのもこの著者らしいといえばらしい。そこに文句はいいません。
荒削りだけど力強い感じ。新人賞らしい作品だ。とか思ってたら著者は自分と同い年だった。ショック('A`)
11月購入本&雑記
電撃文庫
・我が家のお稲荷さま。(6)
・鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(1)
・ボクのセカイをまもるヒトex
・小さな国の救世主3 いまどき英雄の巻
・タザリア王国物語2 黒狼の騎士
・天空のアルカミレスIII アルカミレスキラー・ガール
・想いはいつも線香花火(4)
・絶世少女ディフェンソル(4)
・サインをつかめ!
・皇帝ペンギンが翔んだ空
・七不思議の作り方
・フォーソルティアの風
ファミ通文庫
・鬼切り夜鳥子~百鬼夜行学園~
スーパーダッシュ文庫
・紅~ギロチン~
MF文庫J
・銃姫8
GA文庫
・メイド刑事
やっちまったなぁ・・・今月は16冊ご購入。
給料日に喜び勇んで本屋に行き、「お会計が7500円です」って言われると結構堪える。
最近の問題はむしろ本を置く場所。このペースで本が増えるのは良くない気がしてきた。
地震が起きるたびに「うちの本棚大丈夫かな」って考えてしまう。
ちなみにみなさんは読んだ本をどこに置いていますか?本棚が溢れかえってしまいませんか?
なかなか売ることが出来ない質なので、我が家の本棚はすでに決壊してます(ぉ
小説(ラノベに限らずとも)を沢山買ってる人たちはどう対処してるのでしょうか?よければ聞かせてもらいたいです。
さて、雑談。
この前読んだ本の後書きで、「文章は、読んでくれる人がいないと「書かれていない」のと同じ」ということが書いてありました。
当ブログはラノベをもっと理解してもらって、同志を増やしたい、ラノベ作品の良さを共感したいという思いの基に運営してます。
ただのチラシの裏で、読んでも読まれなくてもいいや、なんてスタンスでは書いていないのです。
読む方がいらっしゃる限りは、自分が出来うる限りの分かりやすいレビューを心がけています。
だから、ちょっとでもラノベに興味がある人にもっと読んで貰いたい。書かれていないことにしたくない。
そんなことをふと最近思い直したのです。
毎日更新とはいきませんがここ半月ばかり2~3日ペースでとぎれないよう更新してみました。
今まで殆ど気にしてなかったブログランキングもチェックするようにしました。
人気ブログランキングにも登録しました。
なんと本日のFC2「小説」ブログランキングで2位になってました!
この順位もすぐに変動するから何とも言えませんが、結果が出るのはなんとも嬉しいモノ。
書いてた甲斐があったなぁと思ったのでした。
今年もあと一月を切りましたが、当ブログは寒さに負けず役に立つレビューをしていきたいと思います。
まだまだ未熟なブログですが、どうぞよろしくm(_ _)m
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こちらも是非一押しm(_ _)m
ゼロの使い魔7 銀(しろがね)の降臨祭
あらすじ
使い魔として、ご主人様のルイズとともに参戦したアルビオンとの戦いは、ひとまず連合軍――ルイズたちが勝利を収める。すっかり戦勝ムードでアルビオンとの決戦に備える連合軍だが、才人は先日の戦闘のことを引きずって元気がない。ルイズは才人を励まそうと、ちょっぴり大胆な振る舞いもしてみるが、才人は上の空。ルイズは拗ねてしまい、そんな彼女に才人は「俺ふられた!」と思いこみ、またも関係はこじれてしまう。そこへ、超美少年のロマリアの神官が現れる。ルイズは才人への反発から神官に思わせぶりな態度をとりはじめ……。異世界使い魔ファンタジー、波乱の第7弾!
レビュー
表紙もなかなかに衝撃的なゼロの使い魔7巻のご紹介。
7巻はずばりサイトの本です。
本格的にアルビオンとの戦争を描いた一冊となっている。
名誉を命よりも重んずるルイズ達貴族と、そんな感覚が理解できないサイトの温度差がこの巻を通しての一つのテーマのようにもなっている。
追撃戦から都市陥落戦、都市防衛戦と調子よく連合軍が勝ち進む様が小気味よい。
あまり血みどろの戦争をやっているという緊迫感は感じられない書き方ではあるが、こと「ゼロ」という作品中では見事な匙加減であると言えるだろう。
そんな合間に垣間見える敵の謀略が、連合軍の行軍の先行きを曇らせハラハラしながら読むことに・・・。
一筋縄ではいかないところがまた良し。
今回は戦争をメインに描いているが合間にキラリと光るラブコメパートはやはり侮れない。
7巻での名言。
ルイズ:「きょ、今日はあなたがご主人さまにゃんッ!」
・・・コレは酷い・・・凄い破壊力だった。
所々ラブコメ混ぜつつ、ラスト50P程で物語はかなり大きく動く。
たった50P程度でそれは見事に話をひっくり返してきた。大して立派な伏線を張っていた訳でもないのに全然無理のない展開。
そしてサイト最大の見せ場が開幕。
こんなに純粋に格好いい主人公は久々に見た。サイトの男気に惚れた。相棒のデルフリンガーがこの上なく渋かった。
特に喜怒哀楽の全要素が絡み合った一冊だったように思う。非常に読み応えがあった。
シリーズ的にはここで話が一段落。長かった戦争話も一応決着。
ゼロシリーズの中でもトップクラスの出来だと思える。
しかし、なんて腕前。舌を巻くとはまさにこのこと。
ヤマグチノボル先生以外でこれほどに少ない頁数で一波乱をおこして綺麗に収束させる作家を私は知らない。
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