渚フォルテッシモ2
あらすじ
山ノ上大地は、UMA好きのちょっと変わった高校一年生。ある時大地は、学校中の人気者・麻生渚の秘密を知ってしまう。実は渚は、大地たちの住む浜森の町を守る人魚と人間のハーフで、夜な夜な現れる魔物と戦っているという。オマケにみんなの前では清楚でか弱い美少女を演じているが、実は短気で怪力・キレると手が付けられない猫っかぶりであることも判明。渚に踏みつけられつつも、“潮騒”とともに町にやってくる異形の魔物を、撃退するのを手伝うことになり――。
強気で勝ち気、我がままで勝手な、とびきり可愛い人魚姫に振り回される大地の、ちょっと非日常な冒険ラブコメディ、第二弾登場!
レビュー
ザ・ツンデレバイブル。
もし万が一この作品がアニメ化したら、渚の声は釘宮以外に考えられない。
物語の方向性が見えてきた。
恋物語>>見えない壁>>魔物退治
素直じゃない渚が大地に公然と近づくための魔物退治。
完全にラブコメの盛り上げネタその1に成り代わった。
路線がラブコメ方面に固定された(?)ので読みやすくなった印象。
無駄な要素が省かれてさっぱりした。
いやしかし渚は凄い。
この機嫌の上がり下がりはこれまでのツンデレヒロインズの中でもトップクラス。
かの桃色金髪のお嬢様をも超えるのではなかろうか。
簡単に上がっては簡単に落ちる。日経平均の乱高下なんて目じゃない。
何やら美少女がさらに増えて王道ハーレムモードに突入。
非常にわかりやすいラブコメ的流れで、もはやつっこむ気も起きない。
1巻は朱里が幅を利かせていたけれど、今回は渚が随分頑張ってヒロインの座を死守した。
というか殆ど渚の話だったし。。。
完全にラブコメテイストになったおかげで逆に面白くなった。
今後も別に魔物退治とかは要らないな。