タングラム斑尾 その3~スローフードな蕎麦とか~

タングラム斑尾
12 /16 2013
くまは、蕎麦が好きだ。

豊田村にある、

三軒の蕎麦屋から、

うふふくふふと選んで、

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手打ちそば、きたざわ。

くま「自家栽培の蕎麦粉で、新蕎麦!」

ああもう楽しみです、

くま、夢心地。

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くま「しかも石臼でひいてるんです」

えへへうふふと、

くま、ご機嫌。

満席の店内に、

期待も高まる。

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結論から言う。

席についてから、

てんぷらが出てくるまで、

40分。

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蕎麦に至っては、

45分。

隣のテーブルは、

てんぷらと蕎麦のインターバルが、

およそ30分。

涙を誘う。

ぷりぷりしたくまが、

厨房を覗いて一言。

くま「…一般家庭用です」

わたし「え」

くま「ガスコンロとか、鍋」

わたし「お湯沸かすだけで、時間かかりそうだね…」

二人、ダメージが大きすぎて、

笑う。

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新潟県と長野県の

県境。

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苗名滝(地震滝)

落差55m。

玄武岩が、

柱状に連なっている。

くま「春先とかだと、

雪解け水で、水嵩が増すんです」

あの淵が見えなくなるくらい。

と、くまが言う。

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小さな温泉街を抜けた先、

燕温泉、黄金の湯。

白濁した、

熱めのお湯につかり、

お宿に戻る。

kumaonsen

しずかなお部屋と、美味しいお茶があれば幸せ。という地味で地道な性分です。