EU
★2024/12/18のRTの記事の抄訳。EU内にはハンガリーのオルバンやスロバキアのフィツォ以外にも、少数ながら正気の声がまだ残っている。
ポーランド欧州議会議員、EUの「戦争挑発行為」を非難
★2024/12/04のスプートニクのエカテリーナ・ブリノワ氏の記事。ROK、米国、ウクライナ、イスラエル、EUの腐敗問題。
世界を揺るがす汚職スキャンダル・トップ5
★2024/07/24のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ロシアの石油を巡るハンガリーとスロバキアのウクライナとの論争は、両国が反戦の立場に立っていることへの罰として、EUから暗黙の承認を受けて行われている。但し、ハンガリーはウクライナに対する電力供給をカットすることも出来るので、本格的な危機に発展する程長く続く可能性は低い。
ウクライナ経由のロシア石油を巡るハンガリーとスロバキアの論争の5つのポイント
★2024/07/19のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/07/18、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長(再任)は、EUを軍事連合化する呼び掛けを行ったが、これが実現すればドイツに支配されたEUの加盟諸国は、まだ残っている主権も全て失うことになる。
EUを軍事連合に変容させる計画は、ドイツの連邦主義者によるパワープレイだ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。若干補足した。2024/07/09〜11のNATOサミットでは、EUが中国が所有するインフラ・プロジェクトを一方的に国有化する計画について話し合われた。米国は単にEUと中国のデカップリングを望んでいるだけだが、これはEUにとっては損害が大き過ぎる。
米国は中国とデカップリングせよとEUに圧力を掛ける上手い口実を見付けた(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/07/05にモスクワを訪問したハンガリーのオルバン首相は、和平交渉に真剣に取り組んでいる。
モスクワでのオルバンの調停ミッションは、11月のG20までに和平交渉の舞台を整えるかも知れない(抄訳)
★2024/07/01のスプートニクの記事。
西洋はロシアとの貿易制限により2,565億ドルの損失を被る
★2024/06/28のRTの記事の抄訳。多少補足した。EUの新たな安全保障&外交担当になる反ロシア・タカ派のエストニアのカヤ・カラス首相の紹介。
「朝食にロシア人を食べる」EU次期外交担当カヤ・カラスとは何者?
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/06/26、ポーランドとバルト三国は「バルト防衛線」を「EU防衛線」と改名してEUに売り込んだ。これはヨーロッパ全体の要塞化構想の一環だ。
「EU防衛線」は新たな鉄のカーテンの婉曲表現だ(抄訳
★2024/06/11のスプートニクの記事の抄訳。
EU選挙で新自由主義が粉砕されたことで、本物の左派にチャンスが訪れる(抄訳)
★2024/06/06のRTの記事の抄訳。
スロバキア首相が暗殺未遂事件の背後に在る勢力を指摘(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/05/21、北極圏から中欧に至る新たな鉄のカーテンの出現が事実上宣言されたが、これは米国が欧州の分断統治を続けられるよう、ヨーロッパ人を架空の「ロシアによる侵略の脅威」で怖がらせておいて、ドイツ主導のロシア封じ込め政策に対して従順にさせるのが目的だ。
北極圏から中欧まで、新たな鉄のカーテンが構築中(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。2024年5月、6月の欧州議会選挙を控えてユーロクラート達は「ロシアの偽情報」について警告を繰り返したが、これはリベラル派への反発から保守派が地滑り的勝利を収めることを警戒しての情報戦の物語だ。
ユーロクラート達はフィツォ暗殺未遂が来月の選挙に影響を与えることを恐れている(抄訳)
★2024/05/06のRTの記事の抄訳を他の記事数本で補足してコメントを加えた。西洋経済は道徳的・職業倫理的な自滅の道を突き進んでいる。
ドイツがロシアの凍結資産をウクライナへの軍事援助に回すことを支持(抄訳とコメント)
★2024/03/25のRTの記事の抄訳に別の記事を補足して多少解説を加えた。
西洋はウクライナ人が大好きだから行動している訳ではない———ボレル(抄訳と解説)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。EUの大使達がラヴロフの招待を断ったことに対して、2024/03/05、安全保障理事会のドミトリー・メドベージェフ副議長はこれを激しく非難した。
EU大使達がラヴロフの招待を鼻であしらったことに対して、ロシアはEUとの関係を引き下げるべきだろうか?(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/02/04、クレムリンのミトリー・ペシュコフ報道官は、巨額の軍事予算を正当化する為に敵としてのロシアのイメージを必要としていると語ったが、その通りだ。
クレムリン報道官は正しい:EUは敵としてのロシアのイメージを必要としている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/02/05、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は地中海回廊がリフォヴまで延長されることを受けて、西洋がウクライナの首都をキエフからリヴォフに移転することを計画していると推測したが、恐らくこれは単に試験的なプロジェクトに過ぎない。
地中海回廊をリヴォフまで延長する暫定計画の分析(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/01/29、フィナンシャル・タイムズはEUがハンガリー経済を妨害する計画を立てていることを報じた。これは、EUが自身の加盟国を敵に回していることが最早「陰謀論」ではなく陰謀の事実であることを示している。
報じられたハンガリーに対するEUの脅迫は、シンプルな要求に対する過剰反応だ(抄訳)
★RTの記事の抄訳。2024/01/09のポリティコの記事に拠れば、ハンガリーのオルバン首相はEUのウクライナ援助パッケージに対する拒否権解除の条件として、毎年審査を行うことを義務付けることを提案した。
ハンガリーがEUのウクライナ援助に条件を設定———ポリティコ
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。EU農業委員のヤヌシュ・ヴォイチェチョフスキは2024/01/05のインタビューで、、ウクライナとの自由貿易のリスクについて警告した。彼はヨーロッパ向けのウクライナ産農産物をグローバル・サウスに振り向けることで、世界市場でのシェアを巡ってロシアと競わせたいと考えている。
ポーランド高官はウクライナのEUへの経済的統合を阻止する計画(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/12/21、ウクライナのウメロフ国防相は国外の徴兵忌避者に対して召集を掛けることを予告した。これによりEUは難しいジレンマに陥ることになる。
EUはウクライナの徴兵忌避者達が正式に召集されたら国外退去させるのか?(抄訳)
2023/12/15、ロシア中央銀行のエルビラ・ナビウリナ総裁は、EUが凍結したロシア資産をウクライナ支援に流用すれば、ユーロは世界基軸通貨としての地位を失う可能性が有ると警告した。そらまぁ、通貨と云うのものは信用が命なのだから、白昼堂々無処罰で窃盗が横行する様になれば評判が落ちるに決まっている。これは「ロシアの主張」と云うより一般常識の話だ。
Russian central bank chief warns about credibility of euro
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/12/03のフィナンシャル・タイムズの記事は、EUがウクライナへの財政支援を打ち切る可能性を警告している。ウクライナ紛争は財政的にはそろそろ本格的にもう終わりだ。
フィナンシャル・タイムズは、EUがウクライナに対して財政支援を打ち切る可能性を警告(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/25の報道では、EUはハイテク製品に関して対ロシア制裁を強化する提案を行ったが、これは実行されれば(またしても)墓穴を掘ることになるだろう。
EUの最新の対ロシア制裁計画は自国のハイテク企業の競争力を損なうだろう(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2/230/11/22にブルームバーグが報じた、ウクライナに対するEUの安全保障協定草案には、相互防衛義務が盛り込まれていなかった。これは西洋が来るべき紛争凍結時、計算違いからロシアとの直接対決に巻き込まれるリスクを負いたがっていないことを示している。
報じられたウクライナに対するEUの安全保障には、何故相互防衛義務が含まれていなかったのか?
★2023/11/04にドイツのマクデブルクでコンパクト誌が主催した「ロシアとの友情」会議に於ける、ティエリー・メイサン氏の講演の抄訳。「国際秩序」とはそもそもどんなものだったかについてのお浚い。
国際秩序? どの国際秩序?(抄訳)
2023/10/05のインタビューでジャン=クロード・ユンケル前欧州委員長は、ウクライナのEU加盟の可能性について「首まで苦しんでいるウクライナの人々に虚偽の約束をすべきではない」と警告した。「ウクライナと関わったことの有る人は、この国が社会のあらゆるレヴェルで腐敗していることを知っている」ので、ウクライナのEU加盟はEUとウクライナ双方にとって有害であり、ウクライナがEUに加わりたかったら、「大規模な」改革を実施する必要が有る。
Ex-EU boss says Ukraine too corrupt to join
★ベン・ノートン氏の記事の要点。対ロシア制裁は、ロシアではなくEUの経済を痛め付けている。「戦争とは、貧乏人の流した血で金持ちが肥え太ることだ」と云う格言がよく当て嵌まる事例だ。多くの人がこれをグレート・リセットのフェーズ2と呼んだのは理由の無いことではない。
欧州はインドが転売する禁止されたロシア産石油に更に多くのカネを払う———そしてEUの賃金は低下する(要点)
★リビアの人権侵害についての2023年の国連報告書について、グレイゾーンのアレクサンダー・ルビンスタイン氏の解説記事の抄訳と補足。NATOがリビアを破壊し、そこで発生した難民をEUが人身売買で片付けている。
EUから資金提供を受け、アフリカの移民を奴隷化するリビアの「ビッグ・ビジネス」———国連報告書(抄訳と補足)
★2023/02/23の国連安保理でのロシアのヴァシリー・ネベンジア代表による欧州批判。
ヴァシリー・ネベンジア安保理常任代表の声明:「ロシアとEUの関係は最早存在しない」(要点)
★「ロシアの戦争犯罪」とやらを調査する欧州議会の「特別法廷」決議の欺瞞性について、コリブコ氏による解説。
欧州議会の「特別法廷」は見掛けとは違う(要点)
2023/01/10の報道で、欧州議会の年金基金の1994〜2010年の投資の詳細な内訳が明らかにされたが、投資先にはタバコ、鉱業、化石燃料会社等の他、レイセオン、ハネウェル・インターナショナル、テキストロン等の米国の軍事企業が含まれていた。これら3社はクラスター爆弾を製造していたことで知られていたが、これはEUでは禁止されている。現在どうなっているのかは不明だが、欧州市民の血税の一部が違法な非人道的兵器の製造に使われていた可能性が有る。
EU parliament fund invested in cluster munitions industry – media
★クリストファー・ブラック氏の記事の要点。
ファシスト劇場としてのフォン・デア・ライエン特別法廷(要点)
EUの外務代表ジョセップ・ボレルは2022/10/10にブリュッセルで開催された大使会議で、EUの繁栄は、ロシアの安価なエネルギーと、低賃金の中国人労働者に基付いていると発言。つまりEUはロシアと中国には搾取対象でい続けて貰わなければ困るのだ。欧州が豊かでいる為には、ロシアと中国が貧しい状態に留まることが必要なのだ。人に依ってはそれを「平和と安定」と呼ぶのだろうし、それこそが「ルールに基付く国際秩序」の中身だ。だがロシアと中国からすれば、そんな秩序は受け入れられないのは当然のことだ。
EU confesses ‘our prosperity was based on China & Russia’: cheap energy, low-paid labor, big market
★EU外務代表ジョセップ・ボレルの呆れるばかりの差別的暴言の抜粋。
EUの新植民地主義的暴言:ヨーロッパは世界の他の国々の野蛮な「ジャングル」よりも優れた「庭園」である(要点)
EUは民主主義的組織だと自称してはいるが、そもそもあれは民主主義な手続きを全く含まないトップダウン構造のテクノクラート組織である上、その設立には多くのナチ人脈が関わっている。ナチスが抱いていた欧州版大東亜共栄圏みたいなものの夢の結晶が今のEUだ。
Indisputable Evidence Proving the EU Was Created by Nazis
2022/06/20、欧州連合理事会は「ロシアが違法に併合」したクリミアとセヴァストポリに対する制裁措置を2023/06/23まで延長すると発表。住民投票の結果を尊重しないどころか緩やかなジェノサイドで応えているのだから、EUが民主主義的的組織であるかの様に自称しているのは笑止千万と言う他無い。
EU extends sanctions against Crimea for one year
ポーランド欧州議会議員、EUの「戦争挑発行為」を非難
★2024/12/04のスプートニクのエカテリーナ・ブリノワ氏の記事。ROK、米国、ウクライナ、イスラエル、EUの腐敗問題。
世界を揺るがす汚職スキャンダル・トップ5
★2024/07/24のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ロシアの石油を巡るハンガリーとスロバキアのウクライナとの論争は、両国が反戦の立場に立っていることへの罰として、EUから暗黙の承認を受けて行われている。但し、ハンガリーはウクライナに対する電力供給をカットすることも出来るので、本格的な危機に発展する程長く続く可能性は低い。
ウクライナ経由のロシア石油を巡るハンガリーとスロバキアの論争の5つのポイント
★2024/07/19のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/07/18、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長(再任)は、EUを軍事連合化する呼び掛けを行ったが、これが実現すればドイツに支配されたEUの加盟諸国は、まだ残っている主権も全て失うことになる。
EUを軍事連合に変容させる計画は、ドイツの連邦主義者によるパワープレイだ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。若干補足した。2024/07/09〜11のNATOサミットでは、EUが中国が所有するインフラ・プロジェクトを一方的に国有化する計画について話し合われた。米国は単にEUと中国のデカップリングを望んでいるだけだが、これはEUにとっては損害が大き過ぎる。
米国は中国とデカップリングせよとEUに圧力を掛ける上手い口実を見付けた(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/07/05にモスクワを訪問したハンガリーのオルバン首相は、和平交渉に真剣に取り組んでいる。
モスクワでのオルバンの調停ミッションは、11月のG20までに和平交渉の舞台を整えるかも知れない(抄訳)
★2024/07/01のスプートニクの記事。
西洋はロシアとの貿易制限により2,565億ドルの損失を被る
★2024/06/28のRTの記事の抄訳。多少補足した。EUの新たな安全保障&外交担当になる反ロシア・タカ派のエストニアのカヤ・カラス首相の紹介。
「朝食にロシア人を食べる」EU次期外交担当カヤ・カラスとは何者?
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/06/26、ポーランドとバルト三国は「バルト防衛線」を「EU防衛線」と改名してEUに売り込んだ。これはヨーロッパ全体の要塞化構想の一環だ。
「EU防衛線」は新たな鉄のカーテンの婉曲表現だ(抄訳
★2024/06/11のスプートニクの記事の抄訳。
EU選挙で新自由主義が粉砕されたことで、本物の左派にチャンスが訪れる(抄訳)
★2024/06/06のRTの記事の抄訳。
スロバキア首相が暗殺未遂事件の背後に在る勢力を指摘(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/05/21、北極圏から中欧に至る新たな鉄のカーテンの出現が事実上宣言されたが、これは米国が欧州の分断統治を続けられるよう、ヨーロッパ人を架空の「ロシアによる侵略の脅威」で怖がらせておいて、ドイツ主導のロシア封じ込め政策に対して従順にさせるのが目的だ。
北極圏から中欧まで、新たな鉄のカーテンが構築中(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。2024年5月、6月の欧州議会選挙を控えてユーロクラート達は「ロシアの偽情報」について警告を繰り返したが、これはリベラル派への反発から保守派が地滑り的勝利を収めることを警戒しての情報戦の物語だ。
ユーロクラート達はフィツォ暗殺未遂が来月の選挙に影響を与えることを恐れている(抄訳)
★2024/05/06のRTの記事の抄訳を他の記事数本で補足してコメントを加えた。西洋経済は道徳的・職業倫理的な自滅の道を突き進んでいる。
ドイツがロシアの凍結資産をウクライナへの軍事援助に回すことを支持(抄訳とコメント)
★2024/03/25のRTの記事の抄訳に別の記事を補足して多少解説を加えた。
西洋はウクライナ人が大好きだから行動している訳ではない———ボレル(抄訳と解説)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。EUの大使達がラヴロフの招待を断ったことに対して、2024/03/05、安全保障理事会のドミトリー・メドベージェフ副議長はこれを激しく非難した。
EU大使達がラヴロフの招待を鼻であしらったことに対して、ロシアはEUとの関係を引き下げるべきだろうか?(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/02/04、クレムリンのミトリー・ペシュコフ報道官は、巨額の軍事予算を正当化する為に敵としてのロシアのイメージを必要としていると語ったが、その通りだ。
クレムリン報道官は正しい:EUは敵としてのロシアのイメージを必要としている(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/02/05、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は地中海回廊がリフォヴまで延長されることを受けて、西洋がウクライナの首都をキエフからリヴォフに移転することを計画していると推測したが、恐らくこれは単に試験的なプロジェクトに過ぎない。
地中海回廊をリヴォフまで延長する暫定計画の分析(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/01/29、フィナンシャル・タイムズはEUがハンガリー経済を妨害する計画を立てていることを報じた。これは、EUが自身の加盟国を敵に回していることが最早「陰謀論」ではなく陰謀の事実であることを示している。
報じられたハンガリーに対するEUの脅迫は、シンプルな要求に対する過剰反応だ(抄訳)
★RTの記事の抄訳。2024/01/09のポリティコの記事に拠れば、ハンガリーのオルバン首相はEUのウクライナ援助パッケージに対する拒否権解除の条件として、毎年審査を行うことを義務付けることを提案した。
ハンガリーがEUのウクライナ援助に条件を設定———ポリティコ
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。EU農業委員のヤヌシュ・ヴォイチェチョフスキは2024/01/05のインタビューで、、ウクライナとの自由貿易のリスクについて警告した。彼はヨーロッパ向けのウクライナ産農産物をグローバル・サウスに振り向けることで、世界市場でのシェアを巡ってロシアと競わせたいと考えている。
ポーランド高官はウクライナのEUへの経済的統合を阻止する計画(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/12/21、ウクライナのウメロフ国防相は国外の徴兵忌避者に対して召集を掛けることを予告した。これによりEUは難しいジレンマに陥ることになる。
EUはウクライナの徴兵忌避者達が正式に召集されたら国外退去させるのか?(抄訳)
2023/12/15、ロシア中央銀行のエルビラ・ナビウリナ総裁は、EUが凍結したロシア資産をウクライナ支援に流用すれば、ユーロは世界基軸通貨としての地位を失う可能性が有ると警告した。そらまぁ、通貨と云うのものは信用が命なのだから、白昼堂々無処罰で窃盗が横行する様になれば評判が落ちるに決まっている。これは「ロシアの主張」と云うより一般常識の話だ。
Russian central bank chief warns about credibility of euro
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/12/03のフィナンシャル・タイムズの記事は、EUがウクライナへの財政支援を打ち切る可能性を警告している。ウクライナ紛争は財政的にはそろそろ本格的にもう終わりだ。
フィナンシャル・タイムズは、EUがウクライナに対して財政支援を打ち切る可能性を警告(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/25の報道では、EUはハイテク製品に関して対ロシア制裁を強化する提案を行ったが、これは実行されれば(またしても)墓穴を掘ることになるだろう。
EUの最新の対ロシア制裁計画は自国のハイテク企業の競争力を損なうだろう(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2/230/11/22にブルームバーグが報じた、ウクライナに対するEUの安全保障協定草案には、相互防衛義務が盛り込まれていなかった。これは西洋が来るべき紛争凍結時、計算違いからロシアとの直接対決に巻き込まれるリスクを負いたがっていないことを示している。
報じられたウクライナに対するEUの安全保障には、何故相互防衛義務が含まれていなかったのか?
★2023/11/04にドイツのマクデブルクでコンパクト誌が主催した「ロシアとの友情」会議に於ける、ティエリー・メイサン氏の講演の抄訳。「国際秩序」とはそもそもどんなものだったかについてのお浚い。
国際秩序? どの国際秩序?(抄訳)
2023/10/05のインタビューでジャン=クロード・ユンケル前欧州委員長は、ウクライナのEU加盟の可能性について「首まで苦しんでいるウクライナの人々に虚偽の約束をすべきではない」と警告した。「ウクライナと関わったことの有る人は、この国が社会のあらゆるレヴェルで腐敗していることを知っている」ので、ウクライナのEU加盟はEUとウクライナ双方にとって有害であり、ウクライナがEUに加わりたかったら、「大規模な」改革を実施する必要が有る。
Ex-EU boss says Ukraine too corrupt to join
★ベン・ノートン氏の記事の要点。対ロシア制裁は、ロシアではなくEUの経済を痛め付けている。「戦争とは、貧乏人の流した血で金持ちが肥え太ることだ」と云う格言がよく当て嵌まる事例だ。多くの人がこれをグレート・リセットのフェーズ2と呼んだのは理由の無いことではない。
欧州はインドが転売する禁止されたロシア産石油に更に多くのカネを払う———そしてEUの賃金は低下する(要点)
★リビアの人権侵害についての2023年の国連報告書について、グレイゾーンのアレクサンダー・ルビンスタイン氏の解説記事の抄訳と補足。NATOがリビアを破壊し、そこで発生した難民をEUが人身売買で片付けている。
EUから資金提供を受け、アフリカの移民を奴隷化するリビアの「ビッグ・ビジネス」———国連報告書(抄訳と補足)
★2023/02/23の国連安保理でのロシアのヴァシリー・ネベンジア代表による欧州批判。
ヴァシリー・ネベンジア安保理常任代表の声明:「ロシアとEUの関係は最早存在しない」(要点)
★「ロシアの戦争犯罪」とやらを調査する欧州議会の「特別法廷」決議の欺瞞性について、コリブコ氏による解説。
欧州議会の「特別法廷」は見掛けとは違う(要点)
2023/01/10の報道で、欧州議会の年金基金の1994〜2010年の投資の詳細な内訳が明らかにされたが、投資先にはタバコ、鉱業、化石燃料会社等の他、レイセオン、ハネウェル・インターナショナル、テキストロン等の米国の軍事企業が含まれていた。これら3社はクラスター爆弾を製造していたことで知られていたが、これはEUでは禁止されている。現在どうなっているのかは不明だが、欧州市民の血税の一部が違法な非人道的兵器の製造に使われていた可能性が有る。
EU parliament fund invested in cluster munitions industry – media
★クリストファー・ブラック氏の記事の要点。
ファシスト劇場としてのフォン・デア・ライエン特別法廷(要点)
EUの外務代表ジョセップ・ボレルは2022/10/10にブリュッセルで開催された大使会議で、EUの繁栄は、ロシアの安価なエネルギーと、低賃金の中国人労働者に基付いていると発言。つまりEUはロシアと中国には搾取対象でい続けて貰わなければ困るのだ。欧州が豊かでいる為には、ロシアと中国が貧しい状態に留まることが必要なのだ。人に依ってはそれを「平和と安定」と呼ぶのだろうし、それこそが「ルールに基付く国際秩序」の中身だ。だがロシアと中国からすれば、そんな秩序は受け入れられないのは当然のことだ。
EU confesses ‘our prosperity was based on China & Russia’: cheap energy, low-paid labor, big market
★EU外務代表ジョセップ・ボレルの呆れるばかりの差別的暴言の抜粋。
EUの新植民地主義的暴言:ヨーロッパは世界の他の国々の野蛮な「ジャングル」よりも優れた「庭園」である(要点)
EUは民主主義的組織だと自称してはいるが、そもそもあれは民主主義な手続きを全く含まないトップダウン構造のテクノクラート組織である上、その設立には多くのナチ人脈が関わっている。ナチスが抱いていた欧州版大東亜共栄圏みたいなものの夢の結晶が今のEUだ。
Indisputable Evidence Proving the EU Was Created by Nazis
2022/06/20、欧州連合理事会は「ロシアが違法に併合」したクリミアとセヴァストポリに対する制裁措置を2023/06/23まで延長すると発表。住民投票の結果を尊重しないどころか緩やかなジェノサイドで応えているのだから、EUが民主主義的的組織であるかの様に自称しているのは笑止千万と言う他無い。
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