米軍人の自殺率は依然として上昇中
2024/11/14に米国防総省が発表した年次報告書に拠ると、予防努力に関わらず、現役軍人の間での自殺は緩やかに増加し続けている。
Military suicides increase among active-duty and reserve troops in 2023
U.S. military suicides rose in 2023, persisting despite prevention efforts
2023年に軍全体では自殺率は減少しているが、現役軍人と予備役軍人の自殺率は上昇している。
現役軍人の自殺率は軍人10万人当たり28人で、2022年より12%増加した。
人数で言うと軍全体では523人で、2022年には493人だった。現役軍人の場合は2022年の331人から363人に増加した。
予備役軍人の自殺率は8%上昇したが、州兵の自殺率は約5%減少した。
この数字は現役軍人約128万人、予備役約33万人、州兵約43万人を基準に算出されたものだ。
また退役軍人の自殺率も高く、2021年は10万人当たり33.9人で、2020年の32.6人から増加している。
自殺した軍人の多くは30歳未満の若い男性で、このグループは現役軍人の自殺による死亡者の61%を占めている。
自殺の最も一般的な方法は銃器で65%、次いで首吊りまたは窒息が28%。
2011年以降、現役軍人の自殺率は上昇しているが(2011年には10万人当たり17人 → 2023年には26人)、予備役軍人と州兵の自殺率は比較的安定している。
2022年、ロイド・オースティン国防長官は自殺防止・対応独立検討委員会の設立を承認し、軍隊内の自殺に対処する為の短期的・長期的な解決策について127の勧告を行った。
報告書発表と同時に出された声明に拠ると、国防総省は2024年に委員会の83の勧告の内20件を完了した。また国防総省は「自殺防止に前例の無い投資を行う」予定であり、2025年には約2億5,000万ドルの予算を見込んでいる。
軍は予防プログラムに携わる人員を、2028年までに2,500人雇用すると云う目標を掲げており、既に約1,000人の専門家を雇っている。
Military suicides increase among active-duty and reserve troops in 2023
U.S. military suicides rose in 2023, persisting despite prevention efforts
2023年に軍全体では自殺率は減少しているが、現役軍人と予備役軍人の自殺率は上昇している。
現役軍人の自殺率は軍人10万人当たり28人で、2022年より12%増加した。
人数で言うと軍全体では523人で、2022年には493人だった。現役軍人の場合は2022年の331人から363人に増加した。
予備役軍人の自殺率は8%上昇したが、州兵の自殺率は約5%減少した。
この数字は現役軍人約128万人、予備役約33万人、州兵約43万人を基準に算出されたものだ。
また退役軍人の自殺率も高く、2021年は10万人当たり33.9人で、2020年の32.6人から増加している。
自殺した軍人の多くは30歳未満の若い男性で、このグループは現役軍人の自殺による死亡者の61%を占めている。
自殺の最も一般的な方法は銃器で65%、次いで首吊りまたは窒息が28%。
2011年以降、現役軍人の自殺率は上昇しているが(2011年には10万人当たり17人 → 2023年には26人)、予備役軍人と州兵の自殺率は比較的安定している。
2022年、ロイド・オースティン国防長官は自殺防止・対応独立検討委員会の設立を承認し、軍隊内の自殺に対処する為の短期的・長期的な解決策について127の勧告を行った。
報告書発表と同時に出された声明に拠ると、国防総省は2024年に委員会の83の勧告の内20件を完了した。また国防総省は「自殺防止に前例の無い投資を行う」予定であり、2025年には約2億5,000万ドルの予算を見込んでいる。
軍は予防プログラムに携わる人員を、2028年までに2,500人雇用すると云う目標を掲げており、既に約1,000人の専門家を雇っている。
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