東京五輪・パラリンピック142
14道府県73市町村に聖火巡回 東京五輪へ11月7日から
https://www.47news.jp/news/5424018.html
『総務省は(10月)27日、新型コロナウイルス感染症の影響で来夏に延期された東京五輪の聖火を、来月7日から来年3月16日にかけ、石川や岩手など14道府県の計73市町村で巡回展示すると正式に発表した。五輪競技種目の関連施設や地域の祭りなどで聖火をともしたランタンを展示。地域によっては五輪メダリストらが参加して大会機運の醸成を図るイベントも開く。
石川からスタートし、三重、愛媛、大分、広島、北海道、大阪、奈良、岐阜、福岡、新潟、高知、山口、岩手の順で巡る計画。各道府県内でも複数の市町村を巡回する。
武田総務相は会見で「五輪の盛り上がりにつながることを期待する」と述べた。』
五輪の聖火、14道府県で展示へ リレー通らない地域も
https://www.asahi.com/articles/ASNBW42FSNBWULFA009.html
『武田良太総務相は(10月)27日の閣議後会見で、来夏に延期となった東京五輪の聖火を、11月7日から来年3月16日にかけて、全国14道府県73市町村で展示すると発表した。地方創生の一環で、五輪への機運を高める狙いがある。
展示されるのは聖火をともしたランタンで、石川県からスタート。三重、愛媛、大分、広島、北海道、大阪、奈良、岐阜、福岡、新潟、高知、山口、岩手の各道府県内の複数の市町村で、それぞれ数日程度展示される。展示にかかる経費は、政府が2分の1を特別交付税で負担するという。
総務省が今春、東京五輪の大会組織委員会に対し、地方創生の観点から聖火の活用を要請。全国の自治体から展示の希望を募っていた。聖火リレーの通らない地域や、ゆかりのある五輪選手が参加するイベントがあるかなどを考慮して選んだ。武田氏は会見で「地域の元気を取り戻し、聖火リレーが通らない地域も含め五輪の盛り上がりにつながる」と語った。
東京五輪の聖火は、3月に大会延期が決まる前に日本に到着。4月に聖火リレー出発地の福島県で一時展示された後は組織委が保管し、現在は日本オリンピックミュージアム(東京都新宿区)で11月1日まで展示中だ。』
五輪組織委、感染症センター設置へ 選手のコロナ対策拠点
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102700898&g=soc
『東京五輪・パラリンピック開催に向け政府と東京都、大会組織委員会で構成する「新型コロナウイルス感染症対策調整会議」の会合が(10月)27日、首相官邸で開かれた。組織委に選手の健康管理を担う「感染症対策センター」(仮称)を設置するほか、保健所機能を持つ拠点や「発熱外来」を設ける方針で一致。人員確保など具体的な調整を進めることとした。
「感染症対策センター」では、大会終了まで参加選手の健康状態を継続的にチェックする。新型コロナの感染者が出た場合は、出身国の選手団や競技団体と情報共有など必要な調整を進める。
保健所機能を持つ拠点については、最大3万人程度が活動するとみられる選手村か、その付近への設置を想定する。選手や大会関係者の感染が明らかになれば、対策センターと連携しつつ積極的疫学調査を実施。濃厚接触者の特定などを行う。
発熱外来では民間検査機関による検査も実施。無症状や軽症の場合に療養先となる専用宿泊施設や入院医療機関の確保も今後調整する。』
東京オリパラ選手村に保健所開設へ 医療者不足に懸念も
https://www.asahi.com/articles/ASNBW7T5SNBWUTIL03B.html
『来夏に延期となった東京五輪・パラリンピックの選手らの新型コロナウイルス対策のため、東京・晴海の選手村内に発熱外来や保健所の分室が設けられる見通しとなった。大会組織委員会に「感染症対策センター(仮称)」を設け、国内外の選手の健康状態を集約して、クラスター(感染者集団)の発生を防ぐ狙いだ。
政府や東京都、組織委が(10月)27日の調整会議で検討案を確認した。選手村には大会期間中、選手やコーチら約3万人が出入りするため、医療態勢の強化は必要不可欠とされていた。
司令塔になる「感染症対策センター」は、組織委内に置く。各国・地域の選手に協力してもらい、センターで体温などの健康状態や行動を把握。陽性者との接触があったかが分かるアプリ「COCOA(ココア)」の入ったスマホも携帯してもらう。こうした情報をセンターに集約することで、選手らに陽性の疑いが出た場合、大会関係者の間で速やかに共有できるようにする。
選手村には当初から設置予定だった総合診療所に「発熱外来」を設け、熱が上がったり、せきが出たりする選手が感染していないか医師が診察するほか、民間検査機関による検査を行う方針だ。
また、感染者が出た場合、搬送先を調整したり、濃厚接触者を特定したりするため、保健所の「分室」を村内か近隣に設ける方向で調整する。選手村を管轄する中央区保健所に負担を集中させないためだ。軽症や無症状者については、ホテルなどでの宿泊療養を検討している。』
東京五輪・パラ 組織委員会に「感染症対策センター」設置へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201027/k10012683751000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_020
『東京オリンピック・パラリンピックに向けた、政府と東京都、大会組織委員会による会議が開かれ、大会の期間中、組織委員会に、新型コロナウイルス対策を一元的に担う「感染症対策センター」を設置することを決めました。
会議には、議長を務める杉田官房副長官や、東京都と組織委員会の担当者が出席しました。
そして、大会期間中、組織委員会に新型コロナウイルス対策を一元的に担う「感染症対策センター」を設置することを決めました。
センターでは、各国の代表選手らが入国したあとの検温や問診のデータなどを集約するほか、感染が確認された場合は行動履歴を確認するとしています。
また、会議では、選手村に発熱外来や民間の検査機関、それに感染者の搬送や入院の調整などにあたる拠点を整備する方向で検討を進めていくことになりました。
政府は、今後、期間中に感染が確認された選手や濃厚接触者の出場の扱いをIOC=国際オリンピック委員会や競技団体などと、協議することにしています。
組織委員会の武藤事務総長は、組織委員会に新たに「感染症対策センター」を設けることや、選手村に発熱外来や民間の検査機関を整備することについて、「陽性が判明した時に迅速に初動対応をとり、情報共有を行うということだ」とねらいを説明しました。
一方、地域医療への影響についても触れ「選手村などアスリートが集中して滞在する場合に、地域の保健医療機能の維持という観点から対応する必要がある。東京大会に感染症の医療関係者を多く割いて地域医療に悪影響を与えることは避けるべきだという問題点がある。関係者とよく話し合いベストな解決策を見いだしたい」と述べました。
さらに、選手が陽性になった場合、その選手や濃厚接触者の大会への参加可否をどう決めるのかを重要なポイントに挙げ、「陽性になったら直ちに出場不可なのか、それとも再検査などして陰性になれば出場可能になるのか議論になった。あらかじめルールを作るためIOCや国際競技団体などと緊密に連携していかないといけない」と述べました。』
東京五輪“観客減らす方法検討”IOC会長
https://www.news24.jp/articles/2020/10/28/10750021.html
『IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長は、東京オリンピックについて、新型コロナウイルス対策として観客を減らす方法を検討していると明らかにしました。
IOC・バッハ会長「(オリンピック中止は)単純な推測に過ぎません。来年7月23日に開幕式が開かれるように総力を挙げています。満員の観衆が理想的だが現実的に可能だと思いません」
韓国・SBSテレビのビデオインタビューに応じたバッハ会長は、東京大会を予定通り開催する方針をあらためて示した上で、新型ウイルス対策として、観客を満員まで入れず、減らす方法を検討していると明らかにしました。縮小する規模は感染流行やワクチン開発の状況を踏まえて決めるとして、具体的に明らかにしていません。
関係者によりますと、バッハ会長は来月(11月)中旬に日本を訪れ、菅総理大臣と会談する方向で調整していて、開催の方法などについても意見を交わすものとみられます。』
東京パラで難民選手団結成 最大6選手、日本企業支援
https://www.47news.jp/news/5429520.html
『東京パラリンピック開幕まで300日となった(10月)28日、国際パラリンピック委員会(IPC)が難民選手団の結成を正式に発表した。最大6選手の構成で、パナソニックやアシックスなどIPC協賛社が支援する。
団長にはキューバから米国に難民として移り、2012年ロンドン大会の競泳女子100メートル平泳ぎで決勝に進出したイレアナ・ロドリゲスさん(35)が就任。今後IPCとともに、基準をクリアした選手の中からメンバーを選定する。
アシックスは公式ウエアなどを供給し、パナソニックは東京五輪・パラリンピック関連の自社キャンペーンから収益の一部を寄付する。』
東京五輪・パラ 大会ボランティアの研修 オンラインで再開
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201028/k10012685481000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_013
『新型コロナウイルスの影響で中断していた、東京オリンピック・パラリンピックの大会ボランティアの研修がオンラインで再開され、その様子が報道陣に公開されました。
(10月)28日に行われたのは、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックの、主に競技会場などで活動する「フィールドキャスト」と呼ばれるボランティアが基本的な活動ルールなどを学ぶ研修で、およそ170人が参加しました。
この研修は「フィールドキャスト」に採用された8万人を対象に去年10月に始まりましたが、新型コロナウイルスの影響で、ことし2月から中断され、今月(10月)に入ってオンラインで再開しました。
28日は、大会組織委員会のスタッフからオリンピックとパラリンピックの歴史などについて説明を受けたあと、ボランティアどうしの一体感を高めるために、掛け声に合わせて一斉に手を挙げたり、パラリンピックの記録に関するクイズに答えたりしていました。
参加した19歳の男子大学生は「画面を1人で見ているのは悲しかったですが、映像などで分かりやすく学べました。みんなも自分も、思い出に残る大会にしたいです」と話していました。
オンラインによる研修は12月まで行われ、その後、来年の4月以降は細かい役割ごとに分かれて研修が行われるということです。』
五輪ボランティアの講習再開 オンラインで5千人受講へ
https://www.asahi.com/articles/ASNBX7JQSNBXUTIL00Q.html
『新型コロナウイルスの影響で、今年2月から中断していた東京五輪・パラリンピックの大会ボランティア向けの講習がオンラインで再開した。12月までに約5千人が受講する予定で、参加者からは開催を心待ちにする声があがった。
研修は今月(10月)21日から再開され、パラリンピックまで300日となった28日、報道陣に公開された。
この日は約170人が参加。大会概要やパラの歴史を学んだほか、講師と「障害」について考え、ボランティアの心構えを身につけた。
約8万人いる大会ボランティアは「大会の顔」と言われ、会場内の案内や競技運営、式典の選手誘導などを担当する。研修は昨年10月に始まったが、今年2月に中断。参加できなくなった約2700人のほか、海外在住者約2300人向けに、12月までオンライン講習をすることになった。
感染症対策をふまえ、今後、ボランティアの作業内容や態勢が一部変わる可能性もある。大会組織委員会などが27日に開いた新型コロナの対策会議では、海外在住で参加できない人については「国内在住のボランティアでの対応を検討する」という方針を示した。また、ボランティアが会場で使う物品の消毒作業を手伝う可能性もあるとしている。
パラを担当する横浜市の大学1年生毛利慈英さん(18)は、「不安もあるが、出場者も見る人も一丸となって消毒やマスクを徹底し、みんなで楽しめる大会を作りたい」と話した。』
東京五輪 開会式 入場行進は国・地域の日本語表記の50音順で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201029/k10012687561000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
『来年の東京オリンピックの開会式の選手団の入場行進は、国・地域の名前を日本語で表記した50音順で実施されることになりました。
これは東京大会の組織委員会の関係者が明らかにしました。
東京オリンピック開会式の選手団の入場行進は、オリンピック発祥のギリシャを先頭に難民選手団が続き、最後の3つを、2028年大会の開催国のアメリカ、2024年大会の開催国のフランス、そして、開催国の日本の順とすることが決まっています。
このほかの国や地域の入場の順番については、国際オリンピック委員会の規定で開催国の言語の表記順とすることになっていて、4年前のリオデジャネイロオリンピックはポルトガル語、2年前の冬のピョンチャンオリンピックは韓国語の表記順で入場行進が実施されました。
東京オリンピックについては、大会の組織委員会がIOCなどと調整した結果、国・地域の名前を日本語で表記した50音順で実施されることになりました。
1964年の東京オリンピック、1972年冬の札幌オリンピック、1998年冬の長野オリンピックは、いずれも英語表記のアルファベット順で実施していて、日本で開かれるオリンピックで50音順での入場行進は初めてです。』
東京五輪チケット払い戻しは11月10日開始 パラは12月から
https://mainichi.jp/articles/20201030/k00/00m/050/110000c
『東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は(10月)30日、新型コロナウイルスの影響で来年夏に延期された東京五輪の販売済みチケットの払い戻しを11月10日未明から公式サイトで始めると発表した。受付期間は30日午前11時59分まで。パラリンピックは12月1日未明から21日午前11時59分まで受け付ける。
組織委はこれまでに五輪は約448万枚、パラリンピックは約97万枚を販売した。競技日程や会場が維持されたため、販売済みのチケットは原則有効となる。延期になったことで観戦できなくなった人に配慮し、希望者には払い戻しを行うことにした。払い戻しはチケット1枚単位で行い、クレジットカードや金融機関を通じて返金される。
観戦については新型コロナの感染状況が見通せず、競技会場に観客を予定通り入れられるかが課題となっている。組織委は政府とともに感染防止策を検討しており、既に販売されたチケット購入者への影響も懸念されている。』
橋本氏、五輪観客「今後の議論」 バッハ会長の発言に
https://www.47news.jp/news/5436906.html
『国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が韓国メディアに対し、東京五輪・パラリンピックの観客削減の可能性に言及したことについて、橋本聖子五輪相は(10月)30日の記者会見で「今後議論される論点の一つ」と述べ、政府や東京都、大会組織委員会による新型コロナウイルス対策調整会議で慎重に協議を進める考えを示した。
旭日旗の競技場への持ち込みについては、禁止を想定していないとする組織委の方針を尊重するとし「政府としては引き続き、アスリートや観客にとって安全、安心な大会の実現に向けて準備をしっかりやっていく」と強調した。』
東京五輪・パラの馬術会場 改修工事した馬事公苑を公開
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201030/k10012689491000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_013
『来年の東京オリンピック・パラリンピックで、馬術の会場となる東京の馬事公苑の改修工事がほぼ終わり、(10月)30日、報道陣に公開されました。
東京 世田谷区の馬事公苑は、前回1964年の東京オリンピックでも馬術の一部の種目が行われ、施設が老朽化したため、今回の東京大会に向けてJRA=日本中央競馬会と大会組織委員会が改修工事を行ってきました。
改修工事がほぼ終わったことから、30日に、競技が行われるメインアリーナの馬場や、きゅう舎などが報道陣に公開されました。
馬事公苑では来年の東京大会で、オリンピックのクロスカントリーを除く馬術の会場となっていて、仮設スタンドの観客席は9300席あります。
オランダ産の砂にフェルトを加えた馬場は、国際基準を満たす品質で、30日は馬のステップの正確さと美しさを競う馬場馬術や、障害を飛び越える障害馬術のデモンストレーションが披露されました。
また東京大会では、オリンピックでおよそ250頭、パラリンピックでおよそ80頭の馬が集まりますが、新たに整備されたきゅう舎は、最大で320頭が入ることができるということです。
日本馬術連盟は、11月に全日本馬場馬術大会などを、この馬事公苑で無観客で開催する予定で、来年の東京大会に向けて運営面の準備を進めることにしています。』
https://www.47news.jp/news/5424018.html
『総務省は(10月)27日、新型コロナウイルス感染症の影響で来夏に延期された東京五輪の聖火を、来月7日から来年3月16日にかけ、石川や岩手など14道府県の計73市町村で巡回展示すると正式に発表した。五輪競技種目の関連施設や地域の祭りなどで聖火をともしたランタンを展示。地域によっては五輪メダリストらが参加して大会機運の醸成を図るイベントも開く。
石川からスタートし、三重、愛媛、大分、広島、北海道、大阪、奈良、岐阜、福岡、新潟、高知、山口、岩手の順で巡る計画。各道府県内でも複数の市町村を巡回する。
武田総務相は会見で「五輪の盛り上がりにつながることを期待する」と述べた。』
五輪の聖火、14道府県で展示へ リレー通らない地域も
https://www.asahi.com/articles/ASNBW42FSNBWULFA009.html
『武田良太総務相は(10月)27日の閣議後会見で、来夏に延期となった東京五輪の聖火を、11月7日から来年3月16日にかけて、全国14道府県73市町村で展示すると発表した。地方創生の一環で、五輪への機運を高める狙いがある。
展示されるのは聖火をともしたランタンで、石川県からスタート。三重、愛媛、大分、広島、北海道、大阪、奈良、岐阜、福岡、新潟、高知、山口、岩手の各道府県内の複数の市町村で、それぞれ数日程度展示される。展示にかかる経費は、政府が2分の1を特別交付税で負担するという。
総務省が今春、東京五輪の大会組織委員会に対し、地方創生の観点から聖火の活用を要請。全国の自治体から展示の希望を募っていた。聖火リレーの通らない地域や、ゆかりのある五輪選手が参加するイベントがあるかなどを考慮して選んだ。武田氏は会見で「地域の元気を取り戻し、聖火リレーが通らない地域も含め五輪の盛り上がりにつながる」と語った。
東京五輪の聖火は、3月に大会延期が決まる前に日本に到着。4月に聖火リレー出発地の福島県で一時展示された後は組織委が保管し、現在は日本オリンピックミュージアム(東京都新宿区)で11月1日まで展示中だ。』
五輪組織委、感染症センター設置へ 選手のコロナ対策拠点
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102700898&g=soc
『東京五輪・パラリンピック開催に向け政府と東京都、大会組織委員会で構成する「新型コロナウイルス感染症対策調整会議」の会合が(10月)27日、首相官邸で開かれた。組織委に選手の健康管理を担う「感染症対策センター」(仮称)を設置するほか、保健所機能を持つ拠点や「発熱外来」を設ける方針で一致。人員確保など具体的な調整を進めることとした。
「感染症対策センター」では、大会終了まで参加選手の健康状態を継続的にチェックする。新型コロナの感染者が出た場合は、出身国の選手団や競技団体と情報共有など必要な調整を進める。
保健所機能を持つ拠点については、最大3万人程度が活動するとみられる選手村か、その付近への設置を想定する。選手や大会関係者の感染が明らかになれば、対策センターと連携しつつ積極的疫学調査を実施。濃厚接触者の特定などを行う。
発熱外来では民間検査機関による検査も実施。無症状や軽症の場合に療養先となる専用宿泊施設や入院医療機関の確保も今後調整する。』
東京オリパラ選手村に保健所開設へ 医療者不足に懸念も
https://www.asahi.com/articles/ASNBW7T5SNBWUTIL03B.html
『来夏に延期となった東京五輪・パラリンピックの選手らの新型コロナウイルス対策のため、東京・晴海の選手村内に発熱外来や保健所の分室が設けられる見通しとなった。大会組織委員会に「感染症対策センター(仮称)」を設け、国内外の選手の健康状態を集約して、クラスター(感染者集団)の発生を防ぐ狙いだ。
政府や東京都、組織委が(10月)27日の調整会議で検討案を確認した。選手村には大会期間中、選手やコーチら約3万人が出入りするため、医療態勢の強化は必要不可欠とされていた。
司令塔になる「感染症対策センター」は、組織委内に置く。各国・地域の選手に協力してもらい、センターで体温などの健康状態や行動を把握。陽性者との接触があったかが分かるアプリ「COCOA(ココア)」の入ったスマホも携帯してもらう。こうした情報をセンターに集約することで、選手らに陽性の疑いが出た場合、大会関係者の間で速やかに共有できるようにする。
選手村には当初から設置予定だった総合診療所に「発熱外来」を設け、熱が上がったり、せきが出たりする選手が感染していないか医師が診察するほか、民間検査機関による検査を行う方針だ。
また、感染者が出た場合、搬送先を調整したり、濃厚接触者を特定したりするため、保健所の「分室」を村内か近隣に設ける方向で調整する。選手村を管轄する中央区保健所に負担を集中させないためだ。軽症や無症状者については、ホテルなどでの宿泊療養を検討している。』
東京五輪・パラ 組織委員会に「感染症対策センター」設置へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201027/k10012683751000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_020
『東京オリンピック・パラリンピックに向けた、政府と東京都、大会組織委員会による会議が開かれ、大会の期間中、組織委員会に、新型コロナウイルス対策を一元的に担う「感染症対策センター」を設置することを決めました。
会議には、議長を務める杉田官房副長官や、東京都と組織委員会の担当者が出席しました。
そして、大会期間中、組織委員会に新型コロナウイルス対策を一元的に担う「感染症対策センター」を設置することを決めました。
センターでは、各国の代表選手らが入国したあとの検温や問診のデータなどを集約するほか、感染が確認された場合は行動履歴を確認するとしています。
また、会議では、選手村に発熱外来や民間の検査機関、それに感染者の搬送や入院の調整などにあたる拠点を整備する方向で検討を進めていくことになりました。
政府は、今後、期間中に感染が確認された選手や濃厚接触者の出場の扱いをIOC=国際オリンピック委員会や競技団体などと、協議することにしています。
組織委員会の武藤事務総長は、組織委員会に新たに「感染症対策センター」を設けることや、選手村に発熱外来や民間の検査機関を整備することについて、「陽性が判明した時に迅速に初動対応をとり、情報共有を行うということだ」とねらいを説明しました。
一方、地域医療への影響についても触れ「選手村などアスリートが集中して滞在する場合に、地域の保健医療機能の維持という観点から対応する必要がある。東京大会に感染症の医療関係者を多く割いて地域医療に悪影響を与えることは避けるべきだという問題点がある。関係者とよく話し合いベストな解決策を見いだしたい」と述べました。
さらに、選手が陽性になった場合、その選手や濃厚接触者の大会への参加可否をどう決めるのかを重要なポイントに挙げ、「陽性になったら直ちに出場不可なのか、それとも再検査などして陰性になれば出場可能になるのか議論になった。あらかじめルールを作るためIOCや国際競技団体などと緊密に連携していかないといけない」と述べました。』
東京五輪“観客減らす方法検討”IOC会長
https://www.news24.jp/articles/2020/10/28/10750021.html
『IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長は、東京オリンピックについて、新型コロナウイルス対策として観客を減らす方法を検討していると明らかにしました。
IOC・バッハ会長「(オリンピック中止は)単純な推測に過ぎません。来年7月23日に開幕式が開かれるように総力を挙げています。満員の観衆が理想的だが現実的に可能だと思いません」
韓国・SBSテレビのビデオインタビューに応じたバッハ会長は、東京大会を予定通り開催する方針をあらためて示した上で、新型ウイルス対策として、観客を満員まで入れず、減らす方法を検討していると明らかにしました。縮小する規模は感染流行やワクチン開発の状況を踏まえて決めるとして、具体的に明らかにしていません。
関係者によりますと、バッハ会長は来月(11月)中旬に日本を訪れ、菅総理大臣と会談する方向で調整していて、開催の方法などについても意見を交わすものとみられます。』
東京パラで難民選手団結成 最大6選手、日本企業支援
https://www.47news.jp/news/5429520.html
『東京パラリンピック開幕まで300日となった(10月)28日、国際パラリンピック委員会(IPC)が難民選手団の結成を正式に発表した。最大6選手の構成で、パナソニックやアシックスなどIPC協賛社が支援する。
団長にはキューバから米国に難民として移り、2012年ロンドン大会の競泳女子100メートル平泳ぎで決勝に進出したイレアナ・ロドリゲスさん(35)が就任。今後IPCとともに、基準をクリアした選手の中からメンバーを選定する。
アシックスは公式ウエアなどを供給し、パナソニックは東京五輪・パラリンピック関連の自社キャンペーンから収益の一部を寄付する。』
東京五輪・パラ 大会ボランティアの研修 オンラインで再開
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201028/k10012685481000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_013
『新型コロナウイルスの影響で中断していた、東京オリンピック・パラリンピックの大会ボランティアの研修がオンラインで再開され、その様子が報道陣に公開されました。
(10月)28日に行われたのは、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックの、主に競技会場などで活動する「フィールドキャスト」と呼ばれるボランティアが基本的な活動ルールなどを学ぶ研修で、およそ170人が参加しました。
この研修は「フィールドキャスト」に採用された8万人を対象に去年10月に始まりましたが、新型コロナウイルスの影響で、ことし2月から中断され、今月(10月)に入ってオンラインで再開しました。
28日は、大会組織委員会のスタッフからオリンピックとパラリンピックの歴史などについて説明を受けたあと、ボランティアどうしの一体感を高めるために、掛け声に合わせて一斉に手を挙げたり、パラリンピックの記録に関するクイズに答えたりしていました。
参加した19歳の男子大学生は「画面を1人で見ているのは悲しかったですが、映像などで分かりやすく学べました。みんなも自分も、思い出に残る大会にしたいです」と話していました。
オンラインによる研修は12月まで行われ、その後、来年の4月以降は細かい役割ごとに分かれて研修が行われるということです。』
五輪ボランティアの講習再開 オンラインで5千人受講へ
https://www.asahi.com/articles/ASNBX7JQSNBXUTIL00Q.html
『新型コロナウイルスの影響で、今年2月から中断していた東京五輪・パラリンピックの大会ボランティア向けの講習がオンラインで再開した。12月までに約5千人が受講する予定で、参加者からは開催を心待ちにする声があがった。
研修は今月(10月)21日から再開され、パラリンピックまで300日となった28日、報道陣に公開された。
この日は約170人が参加。大会概要やパラの歴史を学んだほか、講師と「障害」について考え、ボランティアの心構えを身につけた。
約8万人いる大会ボランティアは「大会の顔」と言われ、会場内の案内や競技運営、式典の選手誘導などを担当する。研修は昨年10月に始まったが、今年2月に中断。参加できなくなった約2700人のほか、海外在住者約2300人向けに、12月までオンライン講習をすることになった。
感染症対策をふまえ、今後、ボランティアの作業内容や態勢が一部変わる可能性もある。大会組織委員会などが27日に開いた新型コロナの対策会議では、海外在住で参加できない人については「国内在住のボランティアでの対応を検討する」という方針を示した。また、ボランティアが会場で使う物品の消毒作業を手伝う可能性もあるとしている。
パラを担当する横浜市の大学1年生毛利慈英さん(18)は、「不安もあるが、出場者も見る人も一丸となって消毒やマスクを徹底し、みんなで楽しめる大会を作りたい」と話した。』
東京五輪 開会式 入場行進は国・地域の日本語表記の50音順で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201029/k10012687561000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
『来年の東京オリンピックの開会式の選手団の入場行進は、国・地域の名前を日本語で表記した50音順で実施されることになりました。
これは東京大会の組織委員会の関係者が明らかにしました。
東京オリンピック開会式の選手団の入場行進は、オリンピック発祥のギリシャを先頭に難民選手団が続き、最後の3つを、2028年大会の開催国のアメリカ、2024年大会の開催国のフランス、そして、開催国の日本の順とすることが決まっています。
このほかの国や地域の入場の順番については、国際オリンピック委員会の規定で開催国の言語の表記順とすることになっていて、4年前のリオデジャネイロオリンピックはポルトガル語、2年前の冬のピョンチャンオリンピックは韓国語の表記順で入場行進が実施されました。
東京オリンピックについては、大会の組織委員会がIOCなどと調整した結果、国・地域の名前を日本語で表記した50音順で実施されることになりました。
1964年の東京オリンピック、1972年冬の札幌オリンピック、1998年冬の長野オリンピックは、いずれも英語表記のアルファベット順で実施していて、日本で開かれるオリンピックで50音順での入場行進は初めてです。』
東京五輪チケット払い戻しは11月10日開始 パラは12月から
https://mainichi.jp/articles/20201030/k00/00m/050/110000c
『東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は(10月)30日、新型コロナウイルスの影響で来年夏に延期された東京五輪の販売済みチケットの払い戻しを11月10日未明から公式サイトで始めると発表した。受付期間は30日午前11時59分まで。パラリンピックは12月1日未明から21日午前11時59分まで受け付ける。
組織委はこれまでに五輪は約448万枚、パラリンピックは約97万枚を販売した。競技日程や会場が維持されたため、販売済みのチケットは原則有効となる。延期になったことで観戦できなくなった人に配慮し、希望者には払い戻しを行うことにした。払い戻しはチケット1枚単位で行い、クレジットカードや金融機関を通じて返金される。
観戦については新型コロナの感染状況が見通せず、競技会場に観客を予定通り入れられるかが課題となっている。組織委は政府とともに感染防止策を検討しており、既に販売されたチケット購入者への影響も懸念されている。』
橋本氏、五輪観客「今後の議論」 バッハ会長の発言に
https://www.47news.jp/news/5436906.html
『国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が韓国メディアに対し、東京五輪・パラリンピックの観客削減の可能性に言及したことについて、橋本聖子五輪相は(10月)30日の記者会見で「今後議論される論点の一つ」と述べ、政府や東京都、大会組織委員会による新型コロナウイルス対策調整会議で慎重に協議を進める考えを示した。
旭日旗の競技場への持ち込みについては、禁止を想定していないとする組織委の方針を尊重するとし「政府としては引き続き、アスリートや観客にとって安全、安心な大会の実現に向けて準備をしっかりやっていく」と強調した。』
東京五輪・パラの馬術会場 改修工事した馬事公苑を公開
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201030/k10012689491000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_013
『来年の東京オリンピック・パラリンピックで、馬術の会場となる東京の馬事公苑の改修工事がほぼ終わり、(10月)30日、報道陣に公開されました。
東京 世田谷区の馬事公苑は、前回1964年の東京オリンピックでも馬術の一部の種目が行われ、施設が老朽化したため、今回の東京大会に向けてJRA=日本中央競馬会と大会組織委員会が改修工事を行ってきました。
改修工事がほぼ終わったことから、30日に、競技が行われるメインアリーナの馬場や、きゅう舎などが報道陣に公開されました。
馬事公苑では来年の東京大会で、オリンピックのクロスカントリーを除く馬術の会場となっていて、仮設スタンドの観客席は9300席あります。
オランダ産の砂にフェルトを加えた馬場は、国際基準を満たす品質で、30日は馬のステップの正確さと美しさを競う馬場馬術や、障害を飛び越える障害馬術のデモンストレーションが披露されました。
また東京大会では、オリンピックでおよそ250頭、パラリンピックでおよそ80頭の馬が集まりますが、新たに整備されたきゅう舎は、最大で320頭が入ることができるということです。
日本馬術連盟は、11月に全日本馬場馬術大会などを、この馬事公苑で無観客で開催する予定で、来年の東京大会に向けて運営面の準備を進めることにしています。』
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ラグビー神社
「ラグビー神社」東京から釜石に引っ越し…鳥居はゴールポスト、ご神体はラグビーボール形
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201026-OYT1T50072/
『昨年のラグビー・ワールドカップ(W杯)に合わせて東京都千代田区に建てられた「ラグビー神社」が、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム近くに移設された。SNSで紹介されるなどしてファンが訪れており、市民は「釜石の新しい名所になってほしい」と期待を寄せる。
10日、W杯の開催1年を記念したメモリアルマッチが同スタジアムで行われ、神社には多くのファンが訪れ、手を合わせて写真を撮影していた。鳥居はゴールポストをモチーフにしており、ラグビーボール形のご神体は釜石商工高の生徒が作製した。花巻市の会社員の女性(53)は「神社はSNSで知った。岩手のラグビー熱が冷めないでほしい」と話した。
ラグビー神社は三菱地所が建て、W杯終了後、釜石市に寄贈の提案があった。昨年12月、移設を目指す市民有志の会が発足。300万円の移設資金のうち、半分を有志が集め、残り半分をクラウドファンディングを通して寄付を募ったところ、1週間ほどで目標額に達した。鳥居横のパネルには感謝を込めて寄付者の名前が記されている。
当初は3月に移転が完了する予定だったが、新型コロナウイルスの影響などで工事が遅れ、9月になった。市民有志の会会長を務める薬局経営の中田義仁さん(51)は「無事に建てられほっとした。思ったより多くの人が参拝に来てくれてうれしい」と笑顔を見せた。
W杯のレガシー(遺産)をどうつなげていくかは、釜石にとって大きなテーマだ。中田さんはフィジー対ウルグアイ戦を観戦し、「改めてスポーツの力を感じた」という。「釜石とラグビーは切っても切れない関係にある。地元の人に愛着を持ってもらえる神社になってほしい」と願っている。』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201026-OYT1T50072/
『昨年のラグビー・ワールドカップ(W杯)に合わせて東京都千代田区に建てられた「ラグビー神社」が、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム近くに移設された。SNSで紹介されるなどしてファンが訪れており、市民は「釜石の新しい名所になってほしい」と期待を寄せる。
10日、W杯の開催1年を記念したメモリアルマッチが同スタジアムで行われ、神社には多くのファンが訪れ、手を合わせて写真を撮影していた。鳥居はゴールポストをモチーフにしており、ラグビーボール形のご神体は釜石商工高の生徒が作製した。花巻市の会社員の女性(53)は「神社はSNSで知った。岩手のラグビー熱が冷めないでほしい」と話した。
ラグビー神社は三菱地所が建て、W杯終了後、釜石市に寄贈の提案があった。昨年12月、移設を目指す市民有志の会が発足。300万円の移設資金のうち、半分を有志が集め、残り半分をクラウドファンディングを通して寄付を募ったところ、1週間ほどで目標額に達した。鳥居横のパネルには感謝を込めて寄付者の名前が記されている。
当初は3月に移転が完了する予定だったが、新型コロナウイルスの影響などで工事が遅れ、9月になった。市民有志の会会長を務める薬局経営の中田義仁さん(51)は「無事に建てられほっとした。思ったより多くの人が参拝に来てくれてうれしい」と笑顔を見せた。
W杯のレガシー(遺産)をどうつなげていくかは、釜石にとって大きなテーマだ。中田さんはフィジー対ウルグアイ戦を観戦し、「改めてスポーツの力を感じた」という。「釜石とラグビーは切っても切れない関係にある。地元の人に愛着を持ってもらえる神社になってほしい」と願っている。』
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関西エアポート株式会社➄
苦境が続く関西エアポート、頼みの綱は貨物便と国内線
https://www.asahi.com/articles/ASNBY054HNBWPLFA009.html
『関西空港など3空港を運営する関西エアポートが、貨物便と国内線頼みの経営になりつつある。コロナ禍でインバウンド(訪日外国人)の入国再開が見通せないなか、運航を続けている貨物便は安定収入につながるためだ。国内線も設備を拡充し、政府の観光支援策を追い風にした旅客需要の取り込みに力を入れる。
28日午前5時の関西空港。独ルフトハンザカーゴの貨物便の新型機「ボーイング777F」がほぼ満杯の荷物を積んでフランクフルトに向けて飛び立った。積載量は従来比25%増の最大約100トン。半導体製造装置などの大型の荷物を入れられるように、貨物スペースのドアの高さを従来機より約50センチ高く改良した。燃費性能が向上したことで中継地での給油が必要なくなり、欧州直行で運航時間が短縮できるという。
独ルフトハンザが関空―ミュンヘンに週7往復運航していた旅客便はコロナ禍で運休が続く一方、貨物便は繁忙期の11~12月の運航便数を週2往復から週3往復に増やす。同社によると、関空から欧州への輸出は半導体や自動車部品、輸入は医薬品や水産物が多く、安定した貨物量が見込める。旅客便にはふだん貨物も積んでいるが、その欠航が相次ぎ、運送業者からの引き合いも増えているという。』
https://www.asahi.com/articles/ASNBY054HNBWPLFA009.html
『関西空港など3空港を運営する関西エアポートが、貨物便と国内線頼みの経営になりつつある。コロナ禍でインバウンド(訪日外国人)の入国再開が見通せないなか、運航を続けている貨物便は安定収入につながるためだ。国内線も設備を拡充し、政府の観光支援策を追い風にした旅客需要の取り込みに力を入れる。
28日午前5時の関西空港。独ルフトハンザカーゴの貨物便の新型機「ボーイング777F」がほぼ満杯の荷物を積んでフランクフルトに向けて飛び立った。積載量は従来比25%増の最大約100トン。半導体製造装置などの大型の荷物を入れられるように、貨物スペースのドアの高さを従来機より約50センチ高く改良した。燃費性能が向上したことで中継地での給油が必要なくなり、欧州直行で運航時間が短縮できるという。
独ルフトハンザが関空―ミュンヘンに週7往復運航していた旅客便はコロナ禍で運休が続く一方、貨物便は繁忙期の11~12月の運航便数を週2往復から週3往復に増やす。同社によると、関空から欧州への輸出は半導体や自動車部品、輸入は医薬品や水産物が多く、安定した貨物量が見込める。旅客便にはふだん貨物も積んでいるが、その欠航が相次ぎ、運送業者からの引き合いも増えているという。』
落とし物⑪
ワイヤレスイヤホン、駅で落とすと電車止まる!?最大約5000人に影響出る恐れも
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/10/25/kiji/20201024s00042000670000c.html
『新型コロナウイルス禍でリモートワークや在宅学習が拡大したことで使用者が急増しているワイヤレスイヤホンを、駅のホームから線路に落とすケースが多発している。JR東日本東京支社は11月4日から、駅構内の電子看板やSNSなどで落下防止キャンペーンを始める。
7~9月の3カ月間で同支社管内の全78駅を調査したところ、線路へのワイヤレスイヤホンの落とし物は947件。期間内の全落とし物は3936件で、全体の約4分の1を占めた。
広報担当者はワイヤレスイヤホンについて「線路に敷かれているバラスト(砕石)に入り込むと、靴など大きいものに比べて見つけづらい」と説明。時間帯によっては1回の拾得作業で電車を止めることで最大約5000人に影響が出る恐れもあるという。今年はコロナ禍で例年より忘年会の機会が減ることが予想されるが、ホームでは足元だけでなく、耳元にも注意が必要だ。』
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/10/25/kiji/20201024s00042000670000c.html
『新型コロナウイルス禍でリモートワークや在宅学習が拡大したことで使用者が急増しているワイヤレスイヤホンを、駅のホームから線路に落とすケースが多発している。JR東日本東京支社は11月4日から、駅構内の電子看板やSNSなどで落下防止キャンペーンを始める。
7~9月の3カ月間で同支社管内の全78駅を調査したところ、線路へのワイヤレスイヤホンの落とし物は947件。期間内の全落とし物は3936件で、全体の約4分の1を占めた。
広報担当者はワイヤレスイヤホンについて「線路に敷かれているバラスト(砕石)に入り込むと、靴など大きいものに比べて見つけづらい」と説明。時間帯によっては1回の拾得作業で電車を止めることで最大約5000人に影響が出る恐れもあるという。今年はコロナ禍で例年より忘年会の機会が減ることが予想されるが、ホームでは足元だけでなく、耳元にも注意が必要だ。』
新幹線の車椅子席を増やします①
新幹線車いす席増、来年7月から 新車両は義務化
https://www.47news.jp/news/5437219.html
『国土交通省は30日、全ての新幹線普通車で車いすスペースを増設するため、バリアフリー基準を定めた省令を改正した。東海道新幹線の「N700S」は6席、北海道・東北や北陸などは4席に増やす。来年7月1日以降に導入される新車両には基準への適合を義務付け、既存の車両には努力義務を課す。
基準では1編成当たりの座席数が1001席以上の場合、6席とした。500~千席の新幹線は4席とし、500席未満の秋田、山形や九州は3席を確保する。
JR各社は対応車両の製造や改良を順次進める。赤羽一嘉国交相は記者会見で「計画的に導入が進むよう、取り組みを注視したい」と述べた。』
https://www.47news.jp/news/5437219.html
『国土交通省は30日、全ての新幹線普通車で車いすスペースを増設するため、バリアフリー基準を定めた省令を改正した。東海道新幹線の「N700S」は6席、北海道・東北や北陸などは4席に増やす。来年7月1日以降に導入される新車両には基準への適合を義務付け、既存の車両には努力義務を課す。
基準では1編成当たりの座席数が1001席以上の場合、6席とした。500~千席の新幹線は4席とし、500席未満の秋田、山形や九州は3席を確保する。
JR各社は対応車両の製造や改良を順次進める。赤羽一嘉国交相は記者会見で「計画的に導入が進むよう、取り組みを注視したい」と述べた。』
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ALFA-X(アルファエックス)⑧
「ALFA-X」初試乗会 次世代新幹線、時速382キロ―JR東
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102800178&g=soc
『JR東日本は27日深夜から翌日未明にかけ、次世代新幹線試験車両「ALFA―X」の報道向け試乗会を、仙台―盛岡間で開催した。最高時速は400キロで、今回は382キロまで到達した。昨年5月に完成したALFA―Xの試乗会は初めて。
同区間を走る現役の東北新幹線「E5系」の最高時速は320キロだが、ALFA―Xは新幹線としては世界最速の時速360キロで試験走行を重ねている。
高速度域での快適性を高めるため、左右方向の揺れに対応する制振装置を新幹線としては初めて、上下方向の振動にも対応させた。新青森側(10号車)先頭車両の『鼻』の長さは、E5系より7メートルも長い22メートルで試作。東京側は16メートルで、往復時の騒音の違いなどを調べる。
時速320キロを超えても、車内は会話に支障がないほど静か。360キロを超えるとわずかに揺れと騒音が増し、380キロに近づくと「ゴゴゴ」という風切り音と「ギューン」という駆動音が響いた。仙台駅を出発し、途中停車などの後、約40分間で盛岡駅に到着した。
JR東日本先端鉄道システム開発センターの浅野浩二所長は「1年半の試験走行で一定程度安定して走行できるようになった。時速360キロでの営業運転を実現し、お客さまに有意義な時間を過ごしてもらいたい」と話した。』
次世代新幹線、時速380キロ突破 JR東が試験走行
https://www.sankei.com/economy/news/201028/ecn2010280003-n1.html
『JR東日本が次世代新幹線の開発に向けた新型試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」の試験走行を重ねている。東北新幹線の仙台-新青森間で週2回ほど実施しており、27日深夜、報道関係者に公開した。現在の新幹線より40キロ速い最高速度360キロでの営業運転が目標で、試験では400キロに達したこともある。今回は380キロに到達した。
報道関係者が試乗するのは初めて。午後11時40分ごろ、仙台駅を出発したALFA-Xは、スピードを上げて走行し、28日午前0時ごろ、最高速度382キロを記録した。
JR東によると、試験車両は10両編成で、総工費約100億円をかけ、昨年に完成した。トンネル突入時の風圧の違いを分析するため、先端の「鼻」の長さは1号車で約16メートル、10号車で約22メートルと異なる。中間車両は窓の大きさや数がさまざまとなっている。』
ALFA―X、最高時速382キロ 次世代新幹線が試走
https://www.asahi.com/articles/ASNBX316XNBWUTIL035.html
『時速360キロの営業運転をめざす次世代新幹線の試験車両「ALFA―X(アルファエックス)」の走行試験が27日深夜、東北新幹線仙台―盛岡間であり、報道関係者が試乗した。
この日は仙台駅を午後11時38分に出発。途中、国内の営業運転の最高時速である320キロを超え、一ノ関駅付近で最高時速は382キロに達した。揺れが少しあったが、乗り心地は現在営業している新幹線とあまり変わらないように感じた。
アルファエックスは10両編成で、先頭車の「鼻」の長さは1号車が約16メートル、10号車が約22メートル。地震発生時に停止までの距離を空気抵抗を利用して短くする「空力抵抗板ユニット」が屋根上に搭載されている。
走行試験は東北新幹線の区間で、週2回程度のペースで夜間を中心に行われている。試験での最高時速は400キロ程度。JR東日本は北海道新幹線が札幌に延伸する30年度ごろに360キロ運転の営業車両の導入をめざしている。』
ALFA―X、最高時速380キロ 次世代新幹線が試走
「ALFA-X」初試乗会 次世代新幹線、時速382キロ JR東
ALFA-X(E956)380km/h試験走行記録 2020.10.28
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102800178&g=soc
『JR東日本は27日深夜から翌日未明にかけ、次世代新幹線試験車両「ALFA―X」の報道向け試乗会を、仙台―盛岡間で開催した。最高時速は400キロで、今回は382キロまで到達した。昨年5月に完成したALFA―Xの試乗会は初めて。
同区間を走る現役の東北新幹線「E5系」の最高時速は320キロだが、ALFA―Xは新幹線としては世界最速の時速360キロで試験走行を重ねている。
高速度域での快適性を高めるため、左右方向の揺れに対応する制振装置を新幹線としては初めて、上下方向の振動にも対応させた。新青森側(10号車)先頭車両の『鼻』の長さは、E5系より7メートルも長い22メートルで試作。東京側は16メートルで、往復時の騒音の違いなどを調べる。
時速320キロを超えても、車内は会話に支障がないほど静か。360キロを超えるとわずかに揺れと騒音が増し、380キロに近づくと「ゴゴゴ」という風切り音と「ギューン」という駆動音が響いた。仙台駅を出発し、途中停車などの後、約40分間で盛岡駅に到着した。
JR東日本先端鉄道システム開発センターの浅野浩二所長は「1年半の試験走行で一定程度安定して走行できるようになった。時速360キロでの営業運転を実現し、お客さまに有意義な時間を過ごしてもらいたい」と話した。』
次世代新幹線、時速380キロ突破 JR東が試験走行
https://www.sankei.com/economy/news/201028/ecn2010280003-n1.html
『JR東日本が次世代新幹線の開発に向けた新型試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」の試験走行を重ねている。東北新幹線の仙台-新青森間で週2回ほど実施しており、27日深夜、報道関係者に公開した。現在の新幹線より40キロ速い最高速度360キロでの営業運転が目標で、試験では400キロに達したこともある。今回は380キロに到達した。
報道関係者が試乗するのは初めて。午後11時40分ごろ、仙台駅を出発したALFA-Xは、スピードを上げて走行し、28日午前0時ごろ、最高速度382キロを記録した。
JR東によると、試験車両は10両編成で、総工費約100億円をかけ、昨年に完成した。トンネル突入時の風圧の違いを分析するため、先端の「鼻」の長さは1号車で約16メートル、10号車で約22メートルと異なる。中間車両は窓の大きさや数がさまざまとなっている。』
ALFA―X、最高時速382キロ 次世代新幹線が試走
https://www.asahi.com/articles/ASNBX316XNBWUTIL035.html
『時速360キロの営業運転をめざす次世代新幹線の試験車両「ALFA―X(アルファエックス)」の走行試験が27日深夜、東北新幹線仙台―盛岡間であり、報道関係者が試乗した。
この日は仙台駅を午後11時38分に出発。途中、国内の営業運転の最高時速である320キロを超え、一ノ関駅付近で最高時速は382キロに達した。揺れが少しあったが、乗り心地は現在営業している新幹線とあまり変わらないように感じた。
アルファエックスは10両編成で、先頭車の「鼻」の長さは1号車が約16メートル、10号車が約22メートル。地震発生時に停止までの距離を空気抵抗を利用して短くする「空力抵抗板ユニット」が屋根上に搭載されている。
走行試験は東北新幹線の区間で、週2回程度のペースで夜間を中心に行われている。試験での最高時速は400キロ程度。JR東日本は北海道新幹線が札幌に延伸する30年度ごろに360キロ運転の営業車両の導入をめざしている。』
ALFA―X、最高時速380キロ 次世代新幹線が試走
「ALFA-X」初試乗会 次世代新幹線、時速382キロ JR東
ALFA-X(E956)380km/h試験走行記録 2020.10.28
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JRは赤字
JR東海、赤字1920億円に 21年3月期、民営化後初
https://www.47news.jp/news/5430139.html
『JR東海は(10月)28日、2021年3月期の連結純損益が1920億円の赤字(前期は3978億円の黒字)になるとの見通しを発表した。通期で赤字となるのは、1987年の国鉄民営化以降で初めて。売上高も前期比53.2%減の8630億円と大幅減収を見込む。
同社の収益の柱である東海道新幹線の利用客が、新型コロナウイルス流行で激減。新幹線の収入は今年4~9月が前年同期比で75.4%減と大幅マイナスになり、10月以降も需要は急速に戻らないと判断した。ホテルや百貨店事業など、鉄道以外の業績も苦戦が続く。業績予想はこれまで未定としていた。』
JR東日本、2643億円の赤字 9月中間、鉄道以外も悪化
https://www.47news.jp/news/5429332.html
『JR東日本が(10月)28日発表した2020年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比48.2%減の7872億円、純損益は2643億円の赤字(前年同期は1885億円の黒字)となった。新型コロナウイルス感染拡大により、ホテルや駅構内店舗など鉄道以外の事業も大幅に収支が悪化した。赤字は中間決算として初めて。
同日中間決算を発表したJR東海も連結純損益が1135億円の赤字(前年は2575億円の黒字)に落ち込んだ。
JR東日本の赤石良治常務は東京都内で記者会見し「固定費削減など構造改革を全グループを挙げてしっかり取り組み、来年度は黒字化する」と述べた。
』
JR西日本、赤字1281億円 中間決算初、コロナで鉄道利用減
https://www.47news.jp/news/5438567.html
『JR西日本が(10月)30日発表した2020年9月中間連結決算は、純損益が1281億円の赤字(前年同期は804億円の黒字)だった。中間決算の開示を始めて以来、赤字は初めて。新型コロナウイルスの感染拡大により鉄道の利用客が大きく減少した。中期経営計画の見直しも同時に発表し、収益目標を引き下げ、設備投資額を削減するとした。
売上高は前年同期比48.8%減の3899億円。本業のもうけを示す営業損益は1447億円の赤字(前年同期は1288億円の黒字)だった。政府の緊急事態宣言の影響で外出自粛が広がり、ホテルや商業施設の運営も苦戦した。』
https://www.47news.jp/news/5430139.html
『JR東海は(10月)28日、2021年3月期の連結純損益が1920億円の赤字(前期は3978億円の黒字)になるとの見通しを発表した。通期で赤字となるのは、1987年の国鉄民営化以降で初めて。売上高も前期比53.2%減の8630億円と大幅減収を見込む。
同社の収益の柱である東海道新幹線の利用客が、新型コロナウイルス流行で激減。新幹線の収入は今年4~9月が前年同期比で75.4%減と大幅マイナスになり、10月以降も需要は急速に戻らないと判断した。ホテルや百貨店事業など、鉄道以外の業績も苦戦が続く。業績予想はこれまで未定としていた。』
JR東日本、2643億円の赤字 9月中間、鉄道以外も悪化
https://www.47news.jp/news/5429332.html
『JR東日本が(10月)28日発表した2020年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比48.2%減の7872億円、純損益は2643億円の赤字(前年同期は1885億円の黒字)となった。新型コロナウイルス感染拡大により、ホテルや駅構内店舗など鉄道以外の事業も大幅に収支が悪化した。赤字は中間決算として初めて。
同日中間決算を発表したJR東海も連結純損益が1135億円の赤字(前年は2575億円の黒字)に落ち込んだ。
JR東日本の赤石良治常務は東京都内で記者会見し「固定費削減など構造改革を全グループを挙げてしっかり取り組み、来年度は黒字化する」と述べた。
』
JR西日本、赤字1281億円 中間決算初、コロナで鉄道利用減
https://www.47news.jp/news/5438567.html
『JR西日本が(10月)30日発表した2020年9月中間連結決算は、純損益が1281億円の赤字(前年同期は804億円の黒字)だった。中間決算の開示を始めて以来、赤字は初めて。新型コロナウイルスの感染拡大により鉄道の利用客が大きく減少した。中期経営計画の見直しも同時に発表し、収益目標を引き下げ、設備投資額を削減するとした。
売上高は前年同期比48.8%減の3899億円。本業のもうけを示す営業損益は1447億円の赤字(前年同期は1288億円の黒字)だった。政府の緊急事態宣言の影響で外出自粛が広がり、ホテルや商業施設の運営も苦戦した。』
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自転車は「車道」と「歩道」のどちらを走る方が安全?
自転車摘発2万件突破 事故死者の8割に違反
https://www.47news.jp/news/5296847.html
『全国の警察が昨年1年間に摘発した自転車の違反行為が初めて2万件を超え、2万2859件だったことが(9月)25日、警察庁のまとめで分かった。最多は「信号無視」で1万2472件。自転車乗車中の事故死者は427人で、うち329人(77.0%)に法令違反があった。
健康志向や新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配サービスなどで自転車の利用が増えており、警察は取り締まりを強化。警察庁の担当者は「自転車は軽車両であるという意識が薄いことが違反につながっている」と分析している。
都道府県別では、兵庫が最多の1万1012件、次いで大阪3872件、東京1793件などの順だった。
』
自転車は「車道」と「歩道」のどちらを走る方が安全? 「車道」が事故リスク軽減効果あり
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2008/24/news070.html
『自転車は「車道」と「歩道」のどちらを走る方が安全なのか。au損害保険が自転車専門誌のCycle Sportsと行った実証実験の結果を公表しました。
自転車は「車両」。原則として「車道の左側を通行する」ことが道路交通法で定められています。
検証では、自転車対自動車の重大事故のうち「出会い頭衝突」に次いで多い、交差点で発生する「右左折時衝突」に対して、自転車が「歩道から交差点に進入する場合」と「車道から交差点に進入する場合」を比較。どちらがドライバーに自転車の存在が認知されるかを実験しました。
結果は、「車道」から交差点に進入する場合の方が認知されやすく「事故リスク軽減効果がある」となりました。
交差点に進入するまで「歩道」を通行していると、ドライバーの視界には自転車が入っておらず、交差点内で自転車が突然現れたように見えます。運転中のドライバーは主に車道と前方に視線と注意を向けているため、歩道を走る自転車に気付きにくくなります。
一方「車道の左側」を通行していると、ドライバーは自転車の存在を認知します。「ドライバーが自転車の存在を認知している」点で、交差点などでの事故リスクを抑えられることが明らかになったとしています。
同社の調査(2020年8月5日/au損保「自転車の車道通行に関する調査」)によると、自転車利用者の約94%が車道の左側通行に関するルールを「知っている」「なんとなく知っている」と答えています。
その一方で、自転車で車道を走ることを「危ないと思う」「やや危ないと思う」と答えた人も約95%おり、「知ってはいるけれど、車道を走るのは危ない」と感じている人が多い現状があります。
交通事故の原因の多くは「認知ミス」によるもので、自転車がドライバーからその存在に気付かれない、あるいは気付くのが遅れることによって事故が発生する可能性が高いことから、同調査では「自転車はドライバーから認知されることが重要」としています。
感染症の流行で生活様式が変わり、移動・通勤手段としての自転車の利用シーンが見直されています。また、自転車を使う宅配サービスの需要も増え、社会問題化した「あおり運転」が自転車の危険運転にも適用される改正道交法も2020年7月に施行されました(関連記事)。
もちろん単に車道の左側を走ればいいわけではありませんし、状況に応じて自転車の人、クルマの人、それぞれに意見もあるでしょう。しかし、法やルール、マナーを順守して安全対策を行うことは運転者の義務。あらためてルールやマナー、意識の違いを再認識するきっかけにしましょう。』
https://www.47news.jp/news/5296847.html
『全国の警察が昨年1年間に摘発した自転車の違反行為が初めて2万件を超え、2万2859件だったことが(9月)25日、警察庁のまとめで分かった。最多は「信号無視」で1万2472件。自転車乗車中の事故死者は427人で、うち329人(77.0%)に法令違反があった。
健康志向や新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配サービスなどで自転車の利用が増えており、警察は取り締まりを強化。警察庁の担当者は「自転車は軽車両であるという意識が薄いことが違反につながっている」と分析している。
都道府県別では、兵庫が最多の1万1012件、次いで大阪3872件、東京1793件などの順だった。
』
自転車は「車道」と「歩道」のどちらを走る方が安全? 「車道」が事故リスク軽減効果あり
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2008/24/news070.html
『自転車は「車道」と「歩道」のどちらを走る方が安全なのか。au損害保険が自転車専門誌のCycle Sportsと行った実証実験の結果を公表しました。
自転車は「車両」。原則として「車道の左側を通行する」ことが道路交通法で定められています。
検証では、自転車対自動車の重大事故のうち「出会い頭衝突」に次いで多い、交差点で発生する「右左折時衝突」に対して、自転車が「歩道から交差点に進入する場合」と「車道から交差点に進入する場合」を比較。どちらがドライバーに自転車の存在が認知されるかを実験しました。
結果は、「車道」から交差点に進入する場合の方が認知されやすく「事故リスク軽減効果がある」となりました。
交差点に進入するまで「歩道」を通行していると、ドライバーの視界には自転車が入っておらず、交差点内で自転車が突然現れたように見えます。運転中のドライバーは主に車道と前方に視線と注意を向けているため、歩道を走る自転車に気付きにくくなります。
一方「車道の左側」を通行していると、ドライバーは自転車の存在を認知します。「ドライバーが自転車の存在を認知している」点で、交差点などでの事故リスクを抑えられることが明らかになったとしています。
同社の調査(2020年8月5日/au損保「自転車の車道通行に関する調査」)によると、自転車利用者の約94%が車道の左側通行に関するルールを「知っている」「なんとなく知っている」と答えています。
その一方で、自転車で車道を走ることを「危ないと思う」「やや危ないと思う」と答えた人も約95%おり、「知ってはいるけれど、車道を走るのは危ない」と感じている人が多い現状があります。
交通事故の原因の多くは「認知ミス」によるもので、自転車がドライバーからその存在に気付かれない、あるいは気付くのが遅れることによって事故が発生する可能性が高いことから、同調査では「自転車はドライバーから認知されることが重要」としています。
感染症の流行で生活様式が変わり、移動・通勤手段としての自転車の利用シーンが見直されています。また、自転車を使う宅配サービスの需要も増え、社会問題化した「あおり運転」が自転車の危険運転にも適用される改正道交法も2020年7月に施行されました(関連記事)。
もちろん単に車道の左側を走ればいいわけではありませんし、状況に応じて自転車の人、クルマの人、それぞれに意見もあるでしょう。しかし、法やルール、マナーを順守して安全対策を行うことは運転者の義務。あらためてルールやマナー、意識の違いを再認識するきっかけにしましょう。』
おぉ、運転手の視覚認知は私の卒論の範疇だw
— kazane_21856 (@21856Kazane) August 18, 2020
それはさておき、
単純に国家資格所有者にしては操作が下手糞過ぎて周りを見る余裕の無いドライバーや、
自転車は徒歩の延長と思ってる自転車乗りが余りにも多過ぎるな
コレが“自称先進国”の国民のやる事ですか恥晒しな事で(笑)
とも思ってますよ。 https://t.co/Y51jgRHVrn
大型車乗ってる人間からすると、車道の左側走ってくれた方が精神的に楽なんですよ。特に狭い歩道を走ってるチャリとか、いつヒョイと車道に出てこられるか怖くてたまらない。 https://t.co/Gv4Vn0LmPu
— あーなん (@arrnan) August 18, 2020
「オートライト」の義務化③
昼間でもクルマのヘッドライト点灯 心がモヤモヤする人へ
https://www.news-postseven.com/archives/20201024_1606597.html?DETAIL
『近ごろ、昼間でもヘッドライトをつけて走っているクルマをよく見かけるようになった。それもそのはず、今年4月以降に販売されている新型車には、薄暗くなると自動でヘッドライトが点灯する「オートライト」機能の搭載が“義務化”されたからだ。しかし、たとえ曇天でも明るい日中に、本当にライト点灯は必要なのか──。モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏がレポートする。
* * *
この春から、新型車のヘッドライトには「オートライト」機能の装備が義務化されました。また、すでに発売されている乗用車も来年(2021年)10月から「オートライト」の装備が義務づけられます。それに合わせるかのように、昼間もヘッドライトをつけて走る「デイタイムランニングライト」を装備するクルマも増えているようです。
こうした傾向に対して、違和感を持っている人が数多く存在しています。
「日中からヘッドライトを付けても意味がないのでは」
「燃費が悪くなるので嫌」
「どういう基準なのか信用できない」
などといった具合です。確かに「オートライト」機能が備わったクルマは、完全に真っ暗になる前に、自動的にヘッドライトが点灯します。また、走行中はヘッドライトを消すことができなくなります。そうしたところに不自由と考えてしまう人もいるでしょう。
「真っ暗になるまでヘッドライトをつけない」という、これまで慣れたやり方を変えるのに抵抗を感じる人、または法律による一方的な決めつけに対する不快感があるのかもしれません。そうした、モヤモヤとした部分を抱える人がドライバーにも多くいるようです。
しかし、そんなモヤモヤがあっても「オートライト」は義務化されました。その最大の理由は何かといえば、「交通事故を減らすため」です。
昔から、交通事故は朝と夕方に多いと言われています。実際に2011~2013年の警察の事故統計を調べると、朝の7時台と8時台、夕方の17時台と18時台の事故が多いことが分かっています。また、死亡時事故に限って言えば、17時台から19時までが最も多くなります。2015年の統計を見ても、やはり死亡事故は17~19時台が最も多くなります。つまり、夕方は危険な時間帯と言うのは、間違いないことなのです。
そして、夕方の事故を防ぐうえで、最も有効な手段が「ヘッドライトの点灯」なのです。
でも、不思議ですよね。なぜ、ヘッドライトを点灯するだけで事故が減るのでしょうか。実際に、夕方にヘッドライトをONにしても、ドライバーにとっては見え方にそれほど大きな違いはありません。
義務化された「オートライト」点灯の条件は、1000ルクス。一般的には野球のナイター開催時のスタジアム外野のエリアの明るさが約1000ルクスと言われています。つまり、けっこう明るいのです。
ところが、曇天でも昼間の明るさは10万ルクス。そのため「まだ見える」けれど、実際は昼間よりも夕方の明るさは相当に落ちています。そして、その見えづらい状況はドライバーよりも、外を歩く人のほうが大きく影響されます。
夕方になると、「クルマから道や歩行者が見えづらい」というよりも、「走ってくるクルマが見えづらい」状況が起こりやすくなります。その結果、「クルマが来るのに気づかずに道に飛び出てしまう」といった事故の可能性が高まるのです。車両vs車両でも同じことが言えます。夕方になると、他車両の存在に気づきにくくなるため、接触事故などの可能性が高まるのです。
たとえばトンネルなどで無灯火の車両がいて、その存在に気づかずにびっくりした経験のある人は多いでしょう。つまり、ヘッドライトは「ここにクルマがいますよ!」というアピールになります。
ちなみに、ルマン24時間レースのような、真っ暗な夜も走るレースでは、自車に大きなヘッドライトを装着したほうが他の車両との接触事故が減ると言われています。そのため特に強豪チームほど、強力なヘッドライトを装備するようになっています。
そういう意味でも、夕方に交通事故に遭いたくなければ、ヘッドライトを点灯するのが最も効果的になります。当然、ポジションランプの小さな光よりも、フルの点灯のほうが効果は大。中途半端にポジションライトをつけるくらいなら、最初から普通にヘッドライトを点灯させましょう。
日中にライトを点灯させるデイタイムランニングライトも、同じように「自分の存在を他にアピールする」のが狙いです。そのため、オートバイでは日本でもすでに日中のライトオンが義務化されています。これも交通事故を減らすのが目的です。
交通事故を減らすのが目的というのは理解できても、「燃費が悪くなるのでは?」「他の車両に迷惑なんじゃないのか?」と考える人はいるでしょう。ただし、そうした心配は杞憂に過ぎません。
現在の自動車のヘッドライトは、非常に高性能になっており、燃費悪化に対する影響は小さなものになっています。燃費は日中よりも夜間走行のほうが悪いと実感している人はほとんどいないでしょうし、万一の交通事故で発生する損害や補償などにかかる費用の大きさを考えれば、燃費悪化など本当にわずかなものです。
また、「他の車両に迷惑」なのは、ヘッドライトの照らす方向や角度が狂っているのが最大の理由です。ちゃんと整備されたヘッドライトであれば、それほど他のクルマに迷惑をかけることもありません。
「オートライト」は無駄なものではなく、自身を交通事故という厄災から遠ざける有益な手段です。馴染みのない装備だからと忌諱するよりも、いち早く使いこなして交通事故のリスクを下げるのが賢いドライバーなのではないでしょうか。』
https://www.news-postseven.com/archives/20201024_1606597.html?DETAIL
『近ごろ、昼間でもヘッドライトをつけて走っているクルマをよく見かけるようになった。それもそのはず、今年4月以降に販売されている新型車には、薄暗くなると自動でヘッドライトが点灯する「オートライト」機能の搭載が“義務化”されたからだ。しかし、たとえ曇天でも明るい日中に、本当にライト点灯は必要なのか──。モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏がレポートする。
* * *
この春から、新型車のヘッドライトには「オートライト」機能の装備が義務化されました。また、すでに発売されている乗用車も来年(2021年)10月から「オートライト」の装備が義務づけられます。それに合わせるかのように、昼間もヘッドライトをつけて走る「デイタイムランニングライト」を装備するクルマも増えているようです。
こうした傾向に対して、違和感を持っている人が数多く存在しています。
「日中からヘッドライトを付けても意味がないのでは」
「燃費が悪くなるので嫌」
「どういう基準なのか信用できない」
などといった具合です。確かに「オートライト」機能が備わったクルマは、完全に真っ暗になる前に、自動的にヘッドライトが点灯します。また、走行中はヘッドライトを消すことができなくなります。そうしたところに不自由と考えてしまう人もいるでしょう。
「真っ暗になるまでヘッドライトをつけない」という、これまで慣れたやり方を変えるのに抵抗を感じる人、または法律による一方的な決めつけに対する不快感があるのかもしれません。そうした、モヤモヤとした部分を抱える人がドライバーにも多くいるようです。
しかし、そんなモヤモヤがあっても「オートライト」は義務化されました。その最大の理由は何かといえば、「交通事故を減らすため」です。
昔から、交通事故は朝と夕方に多いと言われています。実際に2011~2013年の警察の事故統計を調べると、朝の7時台と8時台、夕方の17時台と18時台の事故が多いことが分かっています。また、死亡時事故に限って言えば、17時台から19時までが最も多くなります。2015年の統計を見ても、やはり死亡事故は17~19時台が最も多くなります。つまり、夕方は危険な時間帯と言うのは、間違いないことなのです。
そして、夕方の事故を防ぐうえで、最も有効な手段が「ヘッドライトの点灯」なのです。
でも、不思議ですよね。なぜ、ヘッドライトを点灯するだけで事故が減るのでしょうか。実際に、夕方にヘッドライトをONにしても、ドライバーにとっては見え方にそれほど大きな違いはありません。
義務化された「オートライト」点灯の条件は、1000ルクス。一般的には野球のナイター開催時のスタジアム外野のエリアの明るさが約1000ルクスと言われています。つまり、けっこう明るいのです。
ところが、曇天でも昼間の明るさは10万ルクス。そのため「まだ見える」けれど、実際は昼間よりも夕方の明るさは相当に落ちています。そして、その見えづらい状況はドライバーよりも、外を歩く人のほうが大きく影響されます。
夕方になると、「クルマから道や歩行者が見えづらい」というよりも、「走ってくるクルマが見えづらい」状況が起こりやすくなります。その結果、「クルマが来るのに気づかずに道に飛び出てしまう」といった事故の可能性が高まるのです。車両vs車両でも同じことが言えます。夕方になると、他車両の存在に気づきにくくなるため、接触事故などの可能性が高まるのです。
たとえばトンネルなどで無灯火の車両がいて、その存在に気づかずにびっくりした経験のある人は多いでしょう。つまり、ヘッドライトは「ここにクルマがいますよ!」というアピールになります。
ちなみに、ルマン24時間レースのような、真っ暗な夜も走るレースでは、自車に大きなヘッドライトを装着したほうが他の車両との接触事故が減ると言われています。そのため特に強豪チームほど、強力なヘッドライトを装備するようになっています。
そういう意味でも、夕方に交通事故に遭いたくなければ、ヘッドライトを点灯するのが最も効果的になります。当然、ポジションランプの小さな光よりも、フルの点灯のほうが効果は大。中途半端にポジションライトをつけるくらいなら、最初から普通にヘッドライトを点灯させましょう。
日中にライトを点灯させるデイタイムランニングライトも、同じように「自分の存在を他にアピールする」のが狙いです。そのため、オートバイでは日本でもすでに日中のライトオンが義務化されています。これも交通事故を減らすのが目的です。
交通事故を減らすのが目的というのは理解できても、「燃費が悪くなるのでは?」「他の車両に迷惑なんじゃないのか?」と考える人はいるでしょう。ただし、そうした心配は杞憂に過ぎません。
現在の自動車のヘッドライトは、非常に高性能になっており、燃費悪化に対する影響は小さなものになっています。燃費は日中よりも夜間走行のほうが悪いと実感している人はほとんどいないでしょうし、万一の交通事故で発生する損害や補償などにかかる費用の大きさを考えれば、燃費悪化など本当にわずかなものです。
また、「他の車両に迷惑」なのは、ヘッドライトの照らす方向や角度が狂っているのが最大の理由です。ちゃんと整備されたヘッドライトであれば、それほど他のクルマに迷惑をかけることもありません。
「オートライト」は無駄なものではなく、自身を交通事故という厄災から遠ざける有益な手段です。馴染みのない装備だからと忌諱するよりも、いち早く使いこなして交通事故のリスクを下げるのが賢いドライバーなのではないでしょうか。』
地域特有「ローカルルール」
なぜ岡山は交通事故の死亡率がワースト1に? 地域特有「ローカルルール」の危険性とは
https://kuruma-news.jp/post/310377
『全国の市区町村別での交通死亡事故件数において、2019年では岡山市がワースト1位でした。交通量でいえば東京の中心や大阪のほうが多いのですが、なぜ岡山市で事故が多いのでしょうか。地域特有の「ローカルルール」が原因となっている可能性が高いようです。
全国の交通事故を調査・分析している専門機関「交通事故総合分析センター」が2020年7月、令和元年(2019年)の全国市区町村別での交通死亡事故件数が発表されました。
2019年の交通事故件数は全体で38万1237件、そのうち死者数は3215人、負傷者数は46万1775人でした(出展元:交通事故総合分析センター イタルダインフォメーション No.135)。
また、この調査結果では、東京や大阪、名古屋、福岡といった交通量が多い大都市圏で事故が集中して起きている様子はなく、ある特定の地域での死亡事故などが多いことが分かりました。
発表された統計のなかで注目なのは、「東京都区部・政令指定都市別死者数」です。
東京都区部や横浜市、大阪市、名古屋市における、人口1万人に対しての死亡者数は「0.10人から0.14人」に対し、政令指定都市の死者数でワースト1位になった岡山市では「0.37人」と3倍以上を記録しています。
東京都区部の約948万7000人に対して、岡山市は70万9000人と、単純に考えても交通量も全然違うはずなのに、岡山市で人口1万人当たりの死者数多いのはなぜなのでしょうか。
そこで思いつくのは、地域ごとにあるといわれるローカルルールの存在です。道路交通法とはまったく違う、地元ならではの走り方や暗黙の了解が横行しており、これが重大事故を引き起こしている原因のひとつだと考えられます。
人口1万人に対する死者数を政令指定都市別に見ていくと、前述のようにワースト1位の岡山市は0.37、熊本市は0.30人、静岡市は0.24人と、ワースト3は意外な結果でした。
また、JAFの調査による「住んでいる交通マナーが悪いと思う」ランキングでは、地元の人が自分の件の交通マナーが悪いと感じているワースト1位は香川県(80%)、次いで2位が徳島県(73.5%)、3位が茨城県(67.2%)と、これまた意外な結果となっています。
この結果を踏まえると、交通死亡事故の比率が高い地域や運転マナーが悪いと認識している地域の多くには、その地域ならではのローカルルールが存在しているのです。
今回、ワースト1位になった岡山市などには「岡山ルール」というご当地ルールが存在します。
「岡山ルール」とは、「右左折の意思表示を示すウインカーを直前にしか出さない」というものです。
ウインカーを出すタイミングが遅いということは、岡山市民も認識しているようで(2016年のJAFアンケートでは91%もの岡山市民が認識)、全国ではあまり見かけない、方向指示器を出すための道路標識として「★(ウインカー)合図」が車道に描かれて注意喚起しています。
岡山在住者は次のようにいいます。
「岡山が神戸や大阪と比較して都会でないことはみんな認識しているんです。その分、舐められたくない、初心者や運転が下手と思われたくない気持ちが強く、ウインカーを長く点灯させたくないのかもしれません。たいていのドライバーは、ウインカーはギリギリ1回点灯させるくらいで右左折しています」
※ ※ ※
なお、ご当地ルールのなかでもっとも有名なのは、愛知県名古屋市発祥の「名古屋走り」です。
これは、渋滞などで詰まっていると、後続車が突然脇から追い抜いて先頭に割り込んだり、信号無視をする行為です。最近では減少傾向のようですが、一部は健在していると思われます。
名古屋には道幅の広い国道が多く、また交通量も多く、さらにはクルマを利用する機会の多い土地柄が大きく影響しているようです。しかし名古屋市在住者の認識は違うようです。
「名古屋の人はみんなマナーが悪いようにいわれるけど、実際はごく少数です。ただほかの県と比べて圧倒的にクルマ好きな人も多く交通量も多い。流れが速いだけです」
愛知県はカスタムカーや旧車、アメ車ファンが多い土地柄ともいわれており、クルマ好きが高じて、ついヤンチャな運転をする人が多いのかもしれません。
「岡山ルール」や「名古屋走り」以外にも、全国には危険なローカルルールが存在しています。そのなかからいくつか紹介します。
●茨城ダッシュ
交差点で右折車が、信号が変わった途端に直進車より先に右折する特別ルールです。
ちなみに直進車の通過を待っていると後続する右折車からクラクションを鳴らされることもあるようです。
●香川ルール
前出のJAFの調査のように、全国でもっとも運転マナーが悪いと自覚している香川県では、ウインカーを出さずに車線変更や進路変更は当たり前。
信号のない交差点で歩行者がいても一時停止しない、信号が青になる前に見切り発車と、かなりワイルドです。
●阿波の黄走り(徳島県)
これは黄色信号を「進め」と誇大解釈したローカルルールで、黄色信号では停車せず、むしろ加速して通過しようとする傾向を指しています。
その理由も「停車すると後続車に迷惑がかかるから」という配慮だとされていますが、危険な行為だといえます。
●赤信号3秒ルール(福岡県)
JAFのアンケート結果によると、本来は違反である「運転中に携帯電話の操作をしてしまう」運転者が多いといわれるのが福岡県です。
運転中に携帯電話の画面を見ながらのため、信号が変わっても平気で交差点に突っ込んでくるクルマが多いともいわれています。
「走行車線の信号が赤になり交差する信号が青に変わるタイムラグ(約3秒)以内ならセーフ」という交通事故を誘発しかねないルールです。
●栃木ルール
まだメジャーではないものの、栃木県にもローカルルールが存在します。
栃木ルールとは「信号が変わる直前に突然右折」や「ウインカーなしで車線変更」という行為で、右折レーンでは誰も事前にウインカーを作動させないのだそうです。
ちなみに近隣の茨城や群馬でも同じ傾向の運転が見られるようです。
●松本走り(長野県)
長野県の松本市で頻繁に見られるローカルルールで、直進より先に右折、スキあらば右折、赤信号でも右折、ウインカーを出さず右折といった右折特化型です。
もともと城下町だった松本市は細い道の交差点が多く、右折車での渋滞が多かったため、右折を先にする意識が強くなったとされています。
類似のローカルルールとして、お隣の「山梨ルール」や、愛媛県でも「伊予の早曲がり」と呼ばれる右折優先ルールがあります。
●播磨道交法(兵庫県)
実際の道路交通法ではなく、姫路ナンバーなどのマナーの悪さから皮肉られたものです。
「先に入った(クルマのフロントを突っ込んだ)クルマが優先」「対向車が左折なら右折は一緒に」「自転車や歩行者はクルマが来なければ赤信号も青扱い」「右左折時、通れるスペースあれば歩行者がいてもすり抜け可能」など。
さらには、「歩行者はクルマが途切れるまで待て」「狭くてもスペースあれば割り込み可能」「ウインカーは曲がると同時」「前に人がいればクラクションで空けさせる」といった、ワイルドの極みのようなローカルルールです。
※ ※ ※
ほかにも知られていないその地域特有のローカルルールはありそうですが、そのほとんどが道路交通法違反です。
地元の人でないとわからないルールも多く存在するため、旅行などで出掛けた際は十分注意しましょう。』
https://kuruma-news.jp/post/310377
『全国の市区町村別での交通死亡事故件数において、2019年では岡山市がワースト1位でした。交通量でいえば東京の中心や大阪のほうが多いのですが、なぜ岡山市で事故が多いのでしょうか。地域特有の「ローカルルール」が原因となっている可能性が高いようです。
全国の交通事故を調査・分析している専門機関「交通事故総合分析センター」が2020年7月、令和元年(2019年)の全国市区町村別での交通死亡事故件数が発表されました。
2019年の交通事故件数は全体で38万1237件、そのうち死者数は3215人、負傷者数は46万1775人でした(出展元:交通事故総合分析センター イタルダインフォメーション No.135)。
また、この調査結果では、東京や大阪、名古屋、福岡といった交通量が多い大都市圏で事故が集中して起きている様子はなく、ある特定の地域での死亡事故などが多いことが分かりました。
発表された統計のなかで注目なのは、「東京都区部・政令指定都市別死者数」です。
東京都区部や横浜市、大阪市、名古屋市における、人口1万人に対しての死亡者数は「0.10人から0.14人」に対し、政令指定都市の死者数でワースト1位になった岡山市では「0.37人」と3倍以上を記録しています。
東京都区部の約948万7000人に対して、岡山市は70万9000人と、単純に考えても交通量も全然違うはずなのに、岡山市で人口1万人当たりの死者数多いのはなぜなのでしょうか。
そこで思いつくのは、地域ごとにあるといわれるローカルルールの存在です。道路交通法とはまったく違う、地元ならではの走り方や暗黙の了解が横行しており、これが重大事故を引き起こしている原因のひとつだと考えられます。
人口1万人に対する死者数を政令指定都市別に見ていくと、前述のようにワースト1位の岡山市は0.37、熊本市は0.30人、静岡市は0.24人と、ワースト3は意外な結果でした。
また、JAFの調査による「住んでいる交通マナーが悪いと思う」ランキングでは、地元の人が自分の件の交通マナーが悪いと感じているワースト1位は香川県(80%)、次いで2位が徳島県(73.5%)、3位が茨城県(67.2%)と、これまた意外な結果となっています。
この結果を踏まえると、交通死亡事故の比率が高い地域や運転マナーが悪いと認識している地域の多くには、その地域ならではのローカルルールが存在しているのです。
今回、ワースト1位になった岡山市などには「岡山ルール」というご当地ルールが存在します。
「岡山ルール」とは、「右左折の意思表示を示すウインカーを直前にしか出さない」というものです。
ウインカーを出すタイミングが遅いということは、岡山市民も認識しているようで(2016年のJAFアンケートでは91%もの岡山市民が認識)、全国ではあまり見かけない、方向指示器を出すための道路標識として「★(ウインカー)合図」が車道に描かれて注意喚起しています。
岡山在住者は次のようにいいます。
「岡山が神戸や大阪と比較して都会でないことはみんな認識しているんです。その分、舐められたくない、初心者や運転が下手と思われたくない気持ちが強く、ウインカーを長く点灯させたくないのかもしれません。たいていのドライバーは、ウインカーはギリギリ1回点灯させるくらいで右左折しています」
※ ※ ※
なお、ご当地ルールのなかでもっとも有名なのは、愛知県名古屋市発祥の「名古屋走り」です。
これは、渋滞などで詰まっていると、後続車が突然脇から追い抜いて先頭に割り込んだり、信号無視をする行為です。最近では減少傾向のようですが、一部は健在していると思われます。
名古屋には道幅の広い国道が多く、また交通量も多く、さらにはクルマを利用する機会の多い土地柄が大きく影響しているようです。しかし名古屋市在住者の認識は違うようです。
「名古屋の人はみんなマナーが悪いようにいわれるけど、実際はごく少数です。ただほかの県と比べて圧倒的にクルマ好きな人も多く交通量も多い。流れが速いだけです」
愛知県はカスタムカーや旧車、アメ車ファンが多い土地柄ともいわれており、クルマ好きが高じて、ついヤンチャな運転をする人が多いのかもしれません。
「岡山ルール」や「名古屋走り」以外にも、全国には危険なローカルルールが存在しています。そのなかからいくつか紹介します。
●茨城ダッシュ
交差点で右折車が、信号が変わった途端に直進車より先に右折する特別ルールです。
ちなみに直進車の通過を待っていると後続する右折車からクラクションを鳴らされることもあるようです。
●香川ルール
前出のJAFの調査のように、全国でもっとも運転マナーが悪いと自覚している香川県では、ウインカーを出さずに車線変更や進路変更は当たり前。
信号のない交差点で歩行者がいても一時停止しない、信号が青になる前に見切り発車と、かなりワイルドです。
●阿波の黄走り(徳島県)
これは黄色信号を「進め」と誇大解釈したローカルルールで、黄色信号では停車せず、むしろ加速して通過しようとする傾向を指しています。
その理由も「停車すると後続車に迷惑がかかるから」という配慮だとされていますが、危険な行為だといえます。
●赤信号3秒ルール(福岡県)
JAFのアンケート結果によると、本来は違反である「運転中に携帯電話の操作をしてしまう」運転者が多いといわれるのが福岡県です。
運転中に携帯電話の画面を見ながらのため、信号が変わっても平気で交差点に突っ込んでくるクルマが多いともいわれています。
「走行車線の信号が赤になり交差する信号が青に変わるタイムラグ(約3秒)以内ならセーフ」という交通事故を誘発しかねないルールです。
●栃木ルール
まだメジャーではないものの、栃木県にもローカルルールが存在します。
栃木ルールとは「信号が変わる直前に突然右折」や「ウインカーなしで車線変更」という行為で、右折レーンでは誰も事前にウインカーを作動させないのだそうです。
ちなみに近隣の茨城や群馬でも同じ傾向の運転が見られるようです。
●松本走り(長野県)
長野県の松本市で頻繁に見られるローカルルールで、直進より先に右折、スキあらば右折、赤信号でも右折、ウインカーを出さず右折といった右折特化型です。
もともと城下町だった松本市は細い道の交差点が多く、右折車での渋滞が多かったため、右折を先にする意識が強くなったとされています。
類似のローカルルールとして、お隣の「山梨ルール」や、愛媛県でも「伊予の早曲がり」と呼ばれる右折優先ルールがあります。
●播磨道交法(兵庫県)
実際の道路交通法ではなく、姫路ナンバーなどのマナーの悪さから皮肉られたものです。
「先に入った(クルマのフロントを突っ込んだ)クルマが優先」「対向車が左折なら右折は一緒に」「自転車や歩行者はクルマが来なければ赤信号も青扱い」「右左折時、通れるスペースあれば歩行者がいてもすり抜け可能」など。
さらには、「歩行者はクルマが途切れるまで待て」「狭くてもスペースあれば割り込み可能」「ウインカーは曲がると同時」「前に人がいればクラクションで空けさせる」といった、ワイルドの極みのようなローカルルールです。
※ ※ ※
ほかにも知られていないその地域特有のローカルルールはありそうですが、そのほとんどが道路交通法違反です。
地元の人でないとわからないルールも多く存在するため、旅行などで出掛けた際は十分注意しましょう。』