Redmineに入れたプラグイン一覧
RedmineのVer0.8.4、0.8.6に入れたプラグインのうち、使っているものを公開してみる。
1年前に比べると、プラグインが充実していて楽しい。
結局10個以上も入れていた(^^;)
【コードレビュー】
r-labs - Code Review - Redmine
Redmineのプラグインが充実している: プログラマの思索
リポジトリ画面からコードレビューのチケットを発行して、レビューをワークフロー管理できる。
お手軽にコードレビューできるのがいい。
レビューもチケットにするから、ワークフローのカスタマイズも可能。
【Hudson】
r-labs - Hudson - Redmine
Redmineのプラグインが充実している: プログラマの思索
Hudsonと連携して、ビルド管理する。
SimpleCIプラグインよりもはるかに機能が充実している。
【Wiki拡張】
r-labs - Wiki Extensions - Redmine
Wikiにリンクするサイドバーを作れる。
bitherder's redmine_markdown_formatter at master - GitHub
juno's redmine_markdown_extra_formatter at master - GitHub
いずれも、Wikiの書式にmarkdownを追加する。
但し、
gem install rdiscount
gem install rpeg-markdown
gem install bluefeather
が必要。
すると、設定画面の「テキストの書式」項目に「markdown」「markdown extra」が表示される。
RedmineのWikiはTracよりも使い勝手が悪い弱点がある。
しかし、上記のプラグインを使えば、普通のWiki記法が使えるようになる。
Wikiをバリバリ使う場合、このプラグインを使う方がいいだろう。
【バグ収束曲線】
Redmineのプラグイン (3) ゴンペルたん: これ本番ですか?
Redmineの集計プラグイン、statSVN諸々: プログラマの思索
チケットの累積数、残存数などを集計表示してくれる。
チケット数からプロジェクトの活発具合を見ることができる。
但し、チケットをCSV一括インポートした場合、急激にグラフが上がるので、分析の時は注意する。
Redmine - PluginCharts - Redmine
redmine_chartsプラグインでバーンダウンチャートは表示可能: プログラマの思索
バーンダウンチャートを表示してくれる重要なプラグイン。
また、下記のようにPMBOKのEVMの概念と密接に関係する。
・残り時間 → バーンダウンチャートに相当する。
・予測完了時間 (経過 + 記録) 時間 → 経過時間+残り時間。完了までに必要な工数(予測値)。
・経過時間 → 今日までの総実績工数。ACに相当する。
・見積時間 → 今日までの総予定工数。PVに相当する。
EV:今日までの終了チケットの総予定工数 も表示してくれれば、PMBOKのコスト管理で頻出するPV・AC・EVのグラフになる。
更に、CV・SV・CPI・SPIなどEVMの各種メトリクスを時系列で表示できれば、プロジェクト管理の精度がかなり上がる。
やりたいことは下記のようなこと。
[ThinkIT] 第2回:EVMの基本値から導出される値の説明と練習問題 (1/4)
プロジェクトマネジメント・コンサルティング・サービス会社 ピーエム・アラインメント PM Alignment
チケット駆動開発にEVMの概念を導入してみる: プログラマの思索
CV・SV・CPI・SPIを時系列に並べるだけで、スケジュールやコストが悪化しつつある状況を理論的に説明できるはず。
【ガントチャート】
2つめブログ バージョンガントチャートPlugin 0.1 完成
バージョン単位でガントチャートを表示する。
アジャイル開発でイテレーション単位の進捗を見たい場合、とても便利。
【改良ロードマップ】
Redmineプラグイン開発 - Roadmapsプラグインリリース - フジハラボ -- 目指せ!スーパーエンジニア
ロードマップを改良した画面。
バージョン単位の進捗や予定・実績工数を詳細に表示してくれる。
Roadmapsプラグインに出てくる項目がPMBOKのEVMと密接に絡んでいることは、下記に書いた。
RedmineプラグインRodmapsにEVMの機能を追加する: プログラマの思索
アジャイル開発の場合、プロジェクト全体のEVMではなく、イテレーション単位でEVMを見たい。
理由は、現場リーダーも開発者もイテレーションの作業に集中しているから、作業中のイテレーションの状況を色んな角度で分析したいのだ。
開発者毎に工数管理(日毎入力、月間集計)できるプラグイン。
自分が今日1日でどのチケットに何時間費やしたのか、を簡単に把握できる。
実績工数を時系列・チケット別に並べてくれるので、非常に使い易い。
このプラグインがあれば、工数管理は十分と言えるだろう。
estimate_timelog - へたれエンジニア日記 ver.2
Redmine標準の工数レポート機能を拡張した工数集計プラグイン。
チケット・カテゴリ・トラッカー・バージョンなどの単位で、予定・実績工数を並べて表示してくれる。
イテレーション単位、指定した期間で予定・実績工数を集計表示してくれるから、ざっくりとプロジェクトの進捗を見ることができる。
当然、検索条件で集計した総予定工数がPV、集計した総実績工数がACに相当する。
故に、PMBOKのEVMと密接に絡んでいる。
【CSVインポート】
Redmine_Importer: Redmine CSV Import Plugin | Martin Liu - Martin's Crazy World
チケットを一括インポートするなら、このプラグインでCSV一括インポートすればいい。
チケットのカスタムフィールドにも対応しているので便利。
但し、
gem install fastercsv
が必要。
インポート用CSVは、Redmineのチケット一覧画面からCSV出力したものをカスタマイズして作ればいい。
そのCSVを上記のプラグインでインポートすれば、簡単に取り込める。
但し日本語化されてないので、下記の日本語化されているプラグインを使えばいいだろう。
日本語化してくれた作者に感謝!
juno's redmine_importer at master - GitHub
Redmine - User CSV import plugin v0.0.1 - Redmine
RedmineのユーザをCSVで一括インポートするプラグイン。
メンバーを大量登録するなら、このプラグインを使えばいいだろう。
【メンバーの作業一覧】
Redmineプラグイン開発 - 史上最高のチームプラグインリリース - フジハラボ -- 目指せ!スーパーエンジニア
Redmineのプラグインが充実している: プログラマの思索
毎日の予定・実績工数から、成績表のように採点してくれる。
工数集計は管理者の観点ではすごく重要だが、管理者だけでなく、開発者も楽しんで欲しい。
チケット駆動開発はプロジェクトファシリテーションと相性がいいので、チームの雰囲気を和ませるのに使えるのではないだろうか?
こう見てくると、Redmineのプラグインはすごく充実している。
以前指摘した「工数集計が不十分」という弱点も十分にカバーされている。
又、日本人作者が作ってくれたプラグインが非常に使いやすい。
かゆいところに手が届く感じ。
改めて作者に感謝!
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