「<朝鮮記録映画>人民のための領導の日々に(3)」:崔龍海登場、「意義深い1月8日」 (2015年11月24日 「朝鮮中央TV」)
24日、「新しく出た朝鮮記録映画」として、「人民のための領導の日々に(3)」が放映された。韓国統一部DBには、「2015.2.13再放送」となっているが、同映画ではその後に発生した「羅先水害復旧」の様子も紹介されているので、エラーであろう。
この映画の副題は「敬愛する金正恩元帥様の現地指導、千万里の道に刻まれた数多い革命エピソードの中からその一部を世の中に伝える」と付けられている。過去記事で紹介した(翻訳がストップしてしまっている)『偉人逸話』との関係は調べていないが、重複するエピソードも紹介されているのだと思う。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
この記録映画、なかなか良いできだと思う。スライドショーやBGMを効果的に使いながら、友好的日本人民さえも感動させられる場面があった。純粋な朝鮮人民であれば、なおさらであろう。
記録映画の前半は、「元帥様」が現地指導をした結果、激変した工場をいくつか紹介している。資金や資材不足で増産や建物の改築ができない工場に「元帥様」が「恩情深い措置」として資金、資材、「軍人建設者」を派遣してくれた結果なので、当然といえば当然ではあるが、やはりそういう対象となる工場は、「首領様」や「将軍様」の指導実績がある見込みのある工場ということのようだ。では、beforeとafterを見ていくことにしよう。
まず、2014年7月25日の「元山靴工場現地指導」の話から始まる。「元帥様」の車列ということであろうが、そうだとすると、特段の警備もなく、人民が傘を差して歩いているのがおもしろい。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
before。2014年7月25日、「元帥様」の初めての指導の日
「元山靴工場」には、「将軍様」の「現地指導」も入っている。「生涯の最後の時期、ご不自由な体で不滅の領導足跡を残された」とナレーション。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「腰痛がある人でも履きやすい靴なのか」と「靴の専門家でも考えつかないような」質問をしたとナレーション。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
話題にしたので、「元帥様」ヘヤーの変遷もついでに見ておく。そり込みがなく、真ん中で分けている。若い頃の「お祖父さん」に近い髪型。ただし、お祖父さんはこれほど刈り上げてはいなかった。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
before
Source: KCTV, 2015/11/24放送
工事中の様子
Source: KCTV, 2015/11/24放送
after。労働者に制服が支給され、照明や床面が改善されたことが分かる。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「我々の軍隊と人民の気概と勝利を象徴した『メボン山』商標」を「元山靴工場」の製品にと「元帥様」。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
after。2015年1月30日。この日、再び「元帥様」の「元山靴工場現地指導」があった。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「元帥様」ヘアー。ソリが入り、オールバック風にしている。この写真では確認困難であるが、オールバックというよりも、上に上げて横に流している感じ。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
この他にも、新しく建設した「合宿(社員寮)」に半分の労働者しか収容できないという話を聞いて、直ぐに増築を決定した話し、羅先の一部住民が新しい家が欲しいがために補修可能な家を壊してしまっていることを「問題視」する幹部の話を聞き、「(問題視しては)いけない」と言ったという話しなどが紹介されている。
羅先から夜、平壌に向かう「オオタカ1号機」
Source: KCTV, 2015/11/24放送
同映画の中に崔龍海がはっきりと分かる形、しかも「元帥様」の直ぐ横の立っている姿(人民軍総政治局長時代とその後)が写っている。この扱いからして、「一時的な解職」の可能性が高まった。
「人民軍総政治局長」時代の崔龍海。「元帥様」ヘアーにも注目。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「総政治局長」解任後の崔龍海
Source: KCTV, 2015/11/24放送
また、2015年のカレンダーでは休日ではなくなった1月8日を「意義深い1月8日」とナレーションしている。このことから、依然として1月8日が特別な日であることが分かる。
ナレーションで説明されることなく出てくる空港。写真上部は海だと思うのだが、どこの空港だろうか。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
クライマックスは、YouTubeに日本語字幕を付けてアップロードしておいた。「モランボン楽団」の『人民の歓喜』とともにどうぞ。
https://youtu.be/cmwQTYXg6pU
この映画の副題は「敬愛する金正恩元帥様の現地指導、千万里の道に刻まれた数多い革命エピソードの中からその一部を世の中に伝える」と付けられている。過去記事で紹介した(翻訳がストップしてしまっている)『偉人逸話』との関係は調べていないが、重複するエピソードも紹介されているのだと思う。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
この記録映画、なかなか良いできだと思う。スライドショーやBGMを効果的に使いながら、友好的日本人民さえも感動させられる場面があった。純粋な朝鮮人民であれば、なおさらであろう。
記録映画の前半は、「元帥様」が現地指導をした結果、激変した工場をいくつか紹介している。資金や資材不足で増産や建物の改築ができない工場に「元帥様」が「恩情深い措置」として資金、資材、「軍人建設者」を派遣してくれた結果なので、当然といえば当然ではあるが、やはりそういう対象となる工場は、「首領様」や「将軍様」の指導実績がある見込みのある工場ということのようだ。では、beforeとafterを見ていくことにしよう。
まず、2014年7月25日の「元山靴工場現地指導」の話から始まる。「元帥様」の車列ということであろうが、そうだとすると、特段の警備もなく、人民が傘を差して歩いているのがおもしろい。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
before。2014年7月25日、「元帥様」の初めての指導の日
「元山靴工場」には、「将軍様」の「現地指導」も入っている。「生涯の最後の時期、ご不自由な体で不滅の領導足跡を残された」とナレーション。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「腰痛がある人でも履きやすい靴なのか」と「靴の専門家でも考えつかないような」質問をしたとナレーション。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
話題にしたので、「元帥様」ヘヤーの変遷もついでに見ておく。そり込みがなく、真ん中で分けている。若い頃の「お祖父さん」に近い髪型。ただし、お祖父さんはこれほど刈り上げてはいなかった。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
before
Source: KCTV, 2015/11/24放送
工事中の様子
Source: KCTV, 2015/11/24放送
after。労働者に制服が支給され、照明や床面が改善されたことが分かる。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「我々の軍隊と人民の気概と勝利を象徴した『メボン山』商標」を「元山靴工場」の製品にと「元帥様」。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
after。2015年1月30日。この日、再び「元帥様」の「元山靴工場現地指導」があった。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「元帥様」ヘアー。ソリが入り、オールバック風にしている。この写真では確認困難であるが、オールバックというよりも、上に上げて横に流している感じ。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
この他にも、新しく建設した「合宿(社員寮)」に半分の労働者しか収容できないという話を聞いて、直ぐに増築を決定した話し、羅先の一部住民が新しい家が欲しいがために補修可能な家を壊してしまっていることを「問題視」する幹部の話を聞き、「(問題視しては)いけない」と言ったという話しなどが紹介されている。
羅先から夜、平壌に向かう「オオタカ1号機」
Source: KCTV, 2015/11/24放送
同映画の中に崔龍海がはっきりと分かる形、しかも「元帥様」の直ぐ横の立っている姿(人民軍総政治局長時代とその後)が写っている。この扱いからして、「一時的な解職」の可能性が高まった。
「人民軍総政治局長」時代の崔龍海。「元帥様」ヘアーにも注目。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
「総政治局長」解任後の崔龍海
Source: KCTV, 2015/11/24放送
また、2015年のカレンダーでは休日ではなくなった1月8日を「意義深い1月8日」とナレーションしている。このことから、依然として1月8日が特別な日であることが分かる。
ナレーションで説明されることなく出てくる空港。写真上部は海だと思うのだが、どこの空港だろうか。
Source: KCTV, 2015/11/24放送
クライマックスは、YouTubeに日本語字幕を付けてアップロードしておいた。「モランボン楽団」の『人民の歓喜』とともにどうぞ。
https://youtu.be/cmwQTYXg6pU