【寄稿】移行期政治の「ゲームのルール」『UP』4月号
- 2014/03/31
- 13:58
年度末の納入。もう一本。
池内恵「移行期政治の「ゲームのルール」──当面の帰結を分けた要因は何か」《転換期の中東政治を読む11(最終回)》『UP』東京大学出版会、38-45頁
ほぼ2号に一回のペースで『UP』に2012年8月号から連載してきた「転換期の中東政治を読む」だが、そろそろ潮時、ということでひとまず締めます。今回告知したように、変化していく現状の分析から、2011年以来の政治変動の全体をまとめる本の執筆に全力を注ぎたいものですから。
この連載では、『フォーサイト』などで行っている現状分析よりもさらに一歩踏み込んで、それらを論文に抽象化するためにはどのような概念構成が有効か、模索する作業をしていました。
ですので、2カ月に一回、学術論文一歩手前にちょっと及ばないぐらいの文章を書かねばならず、それは大変でした。年に6本も論文のアイデアが出る人はあまりいません。
この連載をしていると、『UP』のアカデミックな世界での訴求率の高さを再認識しました。本としてまとまりをつける作業が終わったら、また戻ってきたいと思っています。
なお、今書いている本は、この連載をそのまま再録するという章は一つもなく、また、連載では書いていない要素の方が圧倒的に多いので、この連載でちらちら示した概念や視点は出てくるけれども、まったく別物と考えてください。
『UP』の連載は「ほぼ2」でやってきましたが、途中から息切れして休んだり、長すぎて二号連続になったりとがたがたになりましたので、私自身にとっても覚書として、次項に一覧を載せておこうと思います。
池内恵「移行期政治の「ゲームのルール」──当面の帰結を分けた要因は何か」《転換期の中東政治を読む11(最終回)》『UP』東京大学出版会、38-45頁
ほぼ2号に一回のペースで『UP』に2012年8月号から連載してきた「転換期の中東政治を読む」だが、そろそろ潮時、ということでひとまず締めます。今回告知したように、変化していく現状の分析から、2011年以来の政治変動の全体をまとめる本の執筆に全力を注ぎたいものですから。
この連載では、『フォーサイト』などで行っている現状分析よりもさらに一歩踏み込んで、それらを論文に抽象化するためにはどのような概念構成が有効か、模索する作業をしていました。
ですので、2カ月に一回、学術論文一歩手前にちょっと及ばないぐらいの文章を書かねばならず、それは大変でした。年に6本も論文のアイデアが出る人はあまりいません。
この連載をしていると、『UP』のアカデミックな世界での訴求率の高さを再認識しました。本としてまとまりをつける作業が終わったら、また戻ってきたいと思っています。
なお、今書いている本は、この連載をそのまま再録するという章は一つもなく、また、連載では書いていない要素の方が圧倒的に多いので、この連載でちらちら示した概念や視点は出てくるけれども、まったく別物と考えてください。
『UP』の連載は「ほぼ2」でやってきましたが、途中から息切れして休んだり、長すぎて二号連続になったりとがたがたになりましたので、私自身にとっても覚書として、次項に一覧を載せておこうと思います。
- 関連記事
-
- 【寄稿】読書日記1「本屋本」を読んでみる『エコノミスト』5月6・13日合併号 (2014/04/28)
- 【寄稿】世界情勢を読む10冊『クーリエ』6月号 (2014/04/25)
- 【寄稿】ブリタニカ国際年鑑2014「イスラム教」の項目 (2014/04/21)
- 『エコノミスト』読書日記の第1回の発売日は4月28日(5月6日号) (2014/04/16)
- 【論文】ジハード論の系譜学『国際政治』175号 (2014/04/07)
- 【寄稿】移行期政治の「ゲームのルール」『UP』4月号 (2014/03/31)
- 【論文】「指導者なきジハード」の戦略と組織『戦略研究』14号 (2014/03/31)
- 【論文】アラブの春後の移行期政治 (2014/03/30)
- 【寄稿】(高木徹氏と)「『日中関係の悪化』から考える国際世論を味方に付ける方法」 (2014/03/30)
- 【寄稿】オバマの「サウジ訪問」隠れた争点は「エジプト」『フォーサイト』 (2014/03/27)
- 【友情出演】『デザインする思考力』東大EMP (2014/03/22)
- テーマ:中東
- ジャンル:海外情報
- カテゴリ:最近の寄稿
- CM:0
- TB:0