『中東戦記』のアマゾン注文が再開 ブログもリニューアルを思案中
- 2015/05/17
- 18:14
数日ごぶさたしておりました。週末に原稿書きで取り込んでおりました。ああもう夕暮れ。ジル・ケペル著『中東戦記 ポスト9・11時代への政治的ガイドブック』(池内恵訳、講談社選書メチエ)の少部数の増刷について以前に通知したところ(「『中東戦記』が少部数のみ増刷に」2015年4月20日)アマゾンでは連休中に在庫数より多くの注文が多く入ったため自動的に注文も不能な状態になっていましたが、回復したとのことで...
ジル・ケペル『中東戦記』を、市場からなくなる前にどうぞ
- 2015/04/04
- 07:00
このブログで紹介しようと思いつつ、自著(翻訳ですが)なので後回しにしてきたこの本。ジル・ケペル『中東戦記 ポスト9.11時代への政治的ガイド (講談社選書メチエ)』(池内恵訳・訳注、2011年)どうやら在庫僅少らしい。もし重版されないと、手に入らなくなりますので、お求めの場合はお早めに。最近売れているので店頭では品薄になって、出版社の在庫もほとんどないらしい。アマゾンの在庫は切れているようだし、ジュンク堂...
『現代アラブの社会思想ーー終末論とイスラーム主義』が9刷に
- 2015/03/22
- 08:00
『現代アラブの社会思想ーー終末論とイスラーム主義』の第9刷が、先月から市場に出ています。9刷の部数は2100部、と細かい。新しい帯が付いています。累計は5万6100部になりました。2002年の1月に刊行されてから13年間、よく長く生き続けてきました。長く生き続けるということこそが、評価の一つと思っています。この本は、自分自身の研究者としての歩みを振り返る時に、忘れることのできない本です。なによりも...
『中東 危機の震源を読む』が増刷に
- 2015/02/06
- 16:00
2009年に刊行した『中東 危機の震源を読む』が増刷されました。2004年12月から2009年4月までに、国際情報誌『フォーサイト』誌上で行った、毎月の「定点観測」をまとめたものです。当時は『フォーサイト』は月刊誌でした。足掛け5年にかけて行った定点観測を見直すと、その先の5年・10年にわたって生じてくる事象の「兆し」があちこちに散らばっています。自分でも、書き留めておいて良かったと思います。そう...
書物の運命、の運命
- 2014/01/18
- 22:06
考えてみれば、作りかけの「土台と柱だけ」の建物が居並ぶ街並みの風景は、私にとってのアラブ世界の原風景。ブロックを積み重ねて何年もかけて建物を作るのが現地のやり方です。この風景について、ずっと昔、「屋上に立つドア」というエッセーを書いたことがあります(『文藝春秋』2003年4月号)。この雑誌に初めて書かせてもらった時じゃないのかな?まだ20代の、何ら実績も経験もない書き手が、大御所たちと並んでしまう巻頭の...