『週刊エコノミスト』の読書日記は、いったい何のために書いているのか、について
- 2014/10/01
- 23:59
『週刊エコノミスト』に連載の読書日記、第5回が発売になりました。池内恵「帰省して「封建遺制」を超えた祖父の書棚へ」『週刊エコノミスト』10月7日号(9月29日発売)、67頁今回はちょっと私的なことを書いてみました。紀行文風ですが、実際には今後ゆっくり書いていきたいことの種を方々に仕込んであります。かつての日本の学問と「養子」という制度の関係とか、明示的ではないのだけれども、私的なところを出発点に、地下茎の...
アラブの革命と反革命と混乱(・・・以下無限ループ)を記者クラブ講演で辿る
- 2014/06/28
- 12:12
昨日は日本記者クラブでの講演や会合複数でその合間に豪雨にやられたりといろいろ多難な一日でした。(今日は今から学会発表に行きます)記者クラブでの講演は会員のみとなっていますが、すぐに会見のビデオが公式ユーチューブ・チャンネルで公開され、概要や、テープ起こしをもとにした詳録も(これは毎回ではないが)、ホームページにアップされます。近く下記のページに順次内容がアップされていきますので、ご関心のある方はど...
【連載】今年も続きます『中東協力センターニュース』
- 2014/04/03
- 18:00
ここのところ年度末・年初ということもあって、研究プロジェクトを閉じたり開いたりの事務書類のやり取りや、各種連絡に追われている。本をまとめる作業も複数進行中。 ついでに自分の書いてきた原稿も整理中。どこに何を書いたかがだんだん分からなくなってくるからね。 今回リストアップしてみるのは、『中東協力センターニュース』で行っている連載「『アラブの春』後の中東政治」です。 中東協力センターというのは、経済...
『外交』に連載した英語書籍の書評リスト
- 2014/04/01
- 18:52
先ほど、『書物の運命』以来書評は書いていない、と記しましたけれども、例外的に、外務省発行の『外交』にだけは書評連載を一年半ほど持っていました。 この時も、ご依頼に対して条件を付けた逆提案をしたところ、それを呑んでくれたので連載に至りました。 ご依頼では、ごく通常の雑誌書評、ただし『外交』なので国際政治・安全保障や、私なら中東ものを中心に、というご要望でしたが、私の方のモチベーションや読書習慣から...
『UP』連載のリスト
- 2014/03/31
- 14:45
2011年の「アラブの春」の勃発以来、『UP』では発表の場、思考の場を与えていただきました。 ここで一連の寄稿をリストにして整理してみたいと思います。 まず、チュニジアとエジプトでの政権崩壊と、アラブ世界全域への社会変動の波及で騒然としていた時期に、政治学からの分析の視角について、単発で書いたものがこれです。池内恵「アラブ民主化と政治学の復権」『UP』第462号(第40巻第4号)、東京大学出版会、2011年4...
【連載】もっと先を知りたい人へ『フォーサイト』
- 2014/01/15
- 17:55
このブログでは、とにかく短く、なるべくなら一日一回、中東やイスラーム世界について気が付いたことを書いてみることにします。ですので、あくまで初心者向け、広く一般向けを目指しています。専門家やメディア関係者、官庁や関連業界関係者など、もっと詳しく読みたい、と思われる方々は、有料ですが、ぜひ『フォーサイト』(新潮社)の中に設置したブログ「中東の部屋」と連載「中東 危機の震源を読む」を読んでみてください。...