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「いや、するつもりはないから、どんな罰を設定しようと勝手じゃが、お前様、儂が吐いたドーナツを食べる気か・・・・・・?」

阿良々木くんが変態してると安心するなぁ。
各ヒロインをフィーチャーした小話的な短編がぎっしり詰まった読み応えのある一冊でございました。
よそのラノベなら、〇.5巻ってナンバリングされてるでしょうね。
最近の巻だと語り部が代わったり話が重かったりしてどちらかと言えばハード目だったものだからありゃりゃぎさんが安心の掛け合いをしててくれると落ち着きます。
毒舌時代のガハラさんとか八九寺とか忍野とかとの会話はもはや懐かしいの域に近かったからなおのこと。
もう結構な巻数重ねてるシリーズなだけに知らず知らずのうちにみんな愛着わいてたんだなー。
ちなみにどれが良かったかと問われれば忍のダメな子っぷりといい子っぷりが混在し全短編の中でも特にアホなノリだったこよみトーラス。
暦くんはバサ姉にもっと説教されるべきだと思いました(小並感)。

でもそれだけで終わらないのはやはり西尾。
平和なショートショートしてたのにラスト付近でえらい急展開ですもの。
というかあの終わり方は・・・。
次の巻が早く出てくれないと苦しむ人が多そうですねー。

暦物語 (講談社BOX)暦物語 (講談社BOX) [単行本(ソフトカバー)]
著者:西尾 維新
出版:講談社
(2013-05)