お久しぶりです。
鬼を討つゲームでトロコン頑張っていたらこんな期間空きました(まだトロコンできていない模様
彼女の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。すべてとつながる。禁断の想いに触れた鮮烈なる青春ストーリー。
「――見つけた。彼女だ」七年前からずっと、水上瞬は見知らぬ少女の五感を共有し続けていた。勝手に頭の中に流れ込んでくる、見えるはずのない景色と聞こ えるはずのない音。瞬が一方的に受信するのは、実在するかどうかも分からない少女の、喜びや痛みや『秘密』だった。修学旅行中に出会ったひとりの女の子を 見た瞬間に“彼女”だと確信した瞬は、怯えられて遠ざけられながらも近づいていくのだが……。紫陽花に囲まれた古都鎌倉を舞台に、志茂文彦×椎名 優のコンビが贈る、禁断で鮮烈なる青春ストーリー。
ちょっとした異能有りの青春もの…って感じのあらすじですね。
全体的にゆっくりとした進行で開始すぐにヒロインとの出会い?は果たすものの実際に関係性が生まれるのは中盤に入ってから。
異能で相手を知っているだけで相手はこちらを知らずという状況下の中、どうやって繋がりを持つか知りあうかという部分も順番に書かれているので、ありがちな開幕ヒロインと謎の出会いなんかに見慣れていると丁寧すぎて…出会いだけでここまでドラマがあって楽しめるのだなと再確認します。
主人公の異能に対しても割と比重が置かれていて、異能がアクセントとして入っている青春ものなんかを期待していると少し裏切られるかもしれません。
青春ものよりかは恋愛もの…という感じもしますが全体的にどっちつかずになっているのは残念でした。
続編出るのかどうかで評価変わってきそうな部分なのですが…このまま終わってしまうと中途半端な感じも残るのですが、続刊するのであれば広げた風呂敷も畳めますし印象が変わってくる部分なのですが。
作品の雰囲気作りはうまく雰囲気ラノベとしてはよくできているので惜しい…作品だと思います。
雰囲気づくりに関しては椎名優先生が挿絵をしていたサクラダ・リセットなんかでもあった半ページだけの挿絵なんかもあったりしてその辺も一役買っていたと思います。
ファミ通文庫は東雲侑子シリーズや同コンビの「この恋と、その未来」なんかのコメディなしの恋愛もの、青春ものがぽつぽつと出てますし、この作品もここに該当する作品。
現状だとどのレーベルも強くないジャンルなのでこのままファミ通文庫が開拓してくれると嬉しいのですが…実際売れているのか気になります。
ラブコメや青春コメディは面白い云々を除けばどこのレーベルでも読めてしまえるジャンルですから、こういうジャンルを出してくれるのは貴重なんですよね、ファミ通文庫には是非頑張って欲しいところです。
レビュー:翹揺@毒舌タイツ姫
鬼を討つゲームでトロコン頑張っていたらこんな期間空きました(まだトロコンできていない模様
彼女の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。すべてとつながる。禁断の想いに触れた鮮烈なる青春ストーリー。
「――見つけた。彼女だ」七年前からずっと、水上瞬は見知らぬ少女の五感を共有し続けていた。勝手に頭の中に流れ込んでくる、見えるはずのない景色と聞こ えるはずのない音。瞬が一方的に受信するのは、実在するかどうかも分からない少女の、喜びや痛みや『秘密』だった。修学旅行中に出会ったひとりの女の子を 見た瞬間に“彼女”だと確信した瞬は、怯えられて遠ざけられながらも近づいていくのだが……。紫陽花に囲まれた古都鎌倉を舞台に、志茂文彦×椎名 優のコンビが贈る、禁断で鮮烈なる青春ストーリー。
ちょっとした異能有りの青春もの…って感じのあらすじですね。
全体的にゆっくりとした進行で開始すぐにヒロインとの出会い?は果たすものの実際に関係性が生まれるのは中盤に入ってから。
異能で相手を知っているだけで相手はこちらを知らずという状況下の中、どうやって繋がりを持つか知りあうかという部分も順番に書かれているので、ありがちな開幕ヒロインと謎の出会いなんかに見慣れていると丁寧すぎて…出会いだけでここまでドラマがあって楽しめるのだなと再確認します。
主人公の異能に対しても割と比重が置かれていて、異能がアクセントとして入っている青春ものなんかを期待していると少し裏切られるかもしれません。
青春ものよりかは恋愛もの…という感じもしますが全体的にどっちつかずになっているのは残念でした。
続編出るのかどうかで評価変わってきそうな部分なのですが…このまま終わってしまうと中途半端な感じも残るのですが、続刊するのであれば広げた風呂敷も畳めますし印象が変わってくる部分なのですが。
作品の雰囲気作りはうまく雰囲気ラノベとしてはよくできているので惜しい…作品だと思います。
雰囲気づくりに関しては椎名優先生が挿絵をしていたサクラダ・リセットなんかでもあった半ページだけの挿絵なんかもあったりしてその辺も一役買っていたと思います。
ファミ通文庫は東雲侑子シリーズや同コンビの「この恋と、その未来」なんかのコメディなしの恋愛もの、青春ものがぽつぽつと出てますし、この作品もここに該当する作品。
現状だとどのレーベルも強くないジャンルなのでこのままファミ通文庫が開拓してくれると嬉しいのですが…実際売れているのか気になります。
ラブコメや青春コメディは面白い云々を除けばどこのレーベルでも読めてしまえるジャンルですから、こういうジャンルを出してくれるのは貴重なんですよね、ファミ通文庫には是非頑張って欲しいところです。
レビュー:翹揺@毒舌タイツ姫