アキネ会の日常

ライトノベルコミュニティー「ラノベdeアキネイター」の参加メンバーが“共同運営”するライトノベルレビューブログ

KAエスマ文庫

4

1、2巻の感想はこちら。

つい先日発表されたばかりの『中二病でも恋がしたい!』の原作3巻。早いところだと3/20に発売、という情報を聞きつけて、早速京アニショップに行って買ってきました! 京都に住んでてよかった!w
(ちなみに公式通販を見てみると、4/7以降発送予定、となっているので、普通の書店の店頭に並ぶのもそのくらいだと思われます)


2巻を読んだ2011年の暮れから早2年以上。ひたすらこの瞬間を待ちわびていました。全ては七宮のために!


アニメを見てから原作を読んだ人からすれば、原作は凸森もくみん先輩も出てこないし、丹生谷はキャラ違うしで、がっかりする人も多いかもしれません。(作者があとがきで「原作がレ◯プ」と自嘲してたw)
でも原作を先に読んでからアニメを見た身からすれば、アニメは知らないキャラいるし丹生谷もキャラ違うし、何より七宮が出てこないし!
と思ってしまってました。

まあ七宮は2期で無事にアニメ出演を果たしましたがw
七宮が出てきた瞬間のテンションの上がり方はちょっと他人には見せられないくらいアレでしたww

そんなこんなで七宮大好きな僕としては、もう一度七宮と会えるだけで幸せだったんですけど、3巻で初登場する新キャラの天虹旱(あまにじ ひでり)先輩がまたいいキャラしてました。
普通ではないことにこだり、とにかく自分は特別な人間でなければいけない、というタイプの中二病(サブカル系というらしいですね)。
旱がそうなったのにはもちろん理由があって、それは家族内の不和が引き起こしたものだった……
と重くなるかと思ったら全くそんなことはありませんでしたw

勇太と七宮の関係に決着がついて、その結果を受け入れて、勇太と六花と七宮、そこに旱が乱入してきての新しい形の日常。と言った感じの雰囲気。

その上、旱以外にも新キャラが。

そう! くみん先輩凸森、満を持しての登場です!

いやー、まさか原作がアニメにすり寄せてくるとは思っても見ませんでしたw

くみん先輩は、実は2巻で既に登場してたんですけどねw 名前も全く出てないから、気付く人はほとんどいない気はしますけど、よかったら探してみてね!w
ちなみに僕はどこに登場してるか、読み直すまで全くわかりませんでした。というか2巻を読んだのがアニメが始まる半年以上前だからわかるわけないんですけどね!w

そしてファンサービスはそれだけではなく…… と、これは是非自分の目で確かめてもらいたいですw

原作ファンにもアニメファンにも嬉しい1冊だったと思います。

あと気になったのは作中のネタが微妙に古い。
たぶんアニメ1期が始まる頃には出来上がってたんじゃないかな、という気がします。
まあ1期は七宮を出さなかったし、2期で2巻の話をする、って決まってたなら、この判断もわかるような気はしますけど、それならそれで2期が始まった段階で出してくれても良かったんじゃないかな。と思わなくもないです。


まあ何はともあれ、これでまた原作ストックができたわけですし、アニメ3期、期待してます!


レビュー:ぼくだ

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4

先日、「小鳥遊六花・改」を見てきたので、せっかくなので原作の方の感想も書いてみたいと思います。

僕はアニメより先に原作を読んでいた人間で、原作1巻は発売直後に購入し、2巻はコミケで先行発売されると聞いてわざわざ買いに行きましたw

では感想の方に行ってみたいと思います。

まず始めに行っておくと、原作とアニメはほとんど別物と言っていいと思います。
原作にはくみん先輩や凸守、十花さんは出てきませんし、森夏や一色もかなりキャラが違います。

具体的には森夏はアニメに比べると、かなり嫌なやつです。
元中二病患者、ということは一緒なんですけど、六花の中二病は治すべきだと主張し、かなりきつい言動を繰り返します。
一色は女好きなのは変わらないですけど、かなり真面目です。風紀委員とかやってます。割とどうでもいい情報な気がしてきました(ひどい

話の展開の方は、アニメ版8話の勉強会の辺りが中心に話が展開するんですけど、正直に言うと退屈でした。

アニメを見たあとで読み返せば、キャラの声が脳内再生されるので、割とすんなり読めるのですが、発売当初はそんなものがあるわけもなく、会話は単調、キャラの魅力もいまいち、ストーリーに起伏がないとおおよそいいとこなしでした。
一応、六花の中二病の原点である父親との別離や、母親との関係など、アニメで重要になった設定はあるものの、それが話しの中心になることもなく、七宮という中学時代に勇太と友達だった子の名前も出てはきますが、それが何らかの影響を及ぼすこともなく。続き書く気まんまんで伏線貼りまくってるなーとは思ってましたが、全く無名のレーベルでやるようなことではないよな、とも思ってたりで、かなり印象悪かったんですよね。
まあこれは個人的な感想なんで、人によっては評価は変わるとは思いますけど、少なくとも、アニメのような出来ではなかったのは確かだと思います。


そしてその年の冬コミで先行発売された2巻。京アニの企業ブースで、周りの人がけいおんグッズを買い求める中、KAエスマの新刊だけを買った僕はきっと異端なんだろうなーとか思いつつ、帰りの電車の中で早速読みました。
買った時に、帯に書いてある「アニメ化企画進行中」の文字を見て不安しか感じなかった記憶がありますw

1巻がこんな評価だったので、2巻は期待してなかったんです。2巻買ったのだって、「他の人が知らない作品を知ってる俺カッコイイwww」とか言うちょっと(かなり)中二病入った動機でしたからねw

ただ、この時の自分を本当に褒めてあげたい。
この作品に出会えてよかった、と思えるだけの作品に成長してました。

2巻は六花と勇太が付き合い始めたところからスタート。
1巻に比べるとキャラの表情とか雰囲気とかの描写がしっかりしてきて、前巻でキャラに慣れていたことも相まって、かなり魅力的なキャラになっていました。
付き合い始めでイチャコラする2人、しかしそこにダークフレイムマスターのかつての宿敵である「魔法魔王少女 ソフィアリング・SP・サターン7世」が現れる。

……まあ要するに1巻で名前だけ出てきてた七宮が登場するわけですね。

中学時代の突然の別れを経て、そして突然の再会。
勇太にとっては七宮は中学時代唯一の友人で、最大の理解者だった。だからその存在は特別で、そんな勇太をみて六花は嫉妬してしまう……
と正しく「ラブコメ!」って感じで、王道も王道なんですけど、とにかく七宮のキャラが魅力的で、この子がヒロインでなかったら、こんなに素晴らしい作品にはならなかったであろう。と断言できるくらいには大好きなキャラでした。

まあそのせいでアニメ見た時の落胆ぶりと言ったらね…… 毎週のように「七宮マダー」って言ってた記憶がw
アニメはアニメで大好きなんですけどね。アニメで七宮が見れると思っていたのでその分ダメージが大きかったのですw

まあ1期でハブられた分、きっと2期では活躍してくれるはず……!


あまりいないとは思いますが、アニメ未視聴で、この本を読んでみようと思っている方は、できれば六花と勇太のキャラが掴める程度にはアニメを見て、その後読むことをオススメします。


レビュー:ぼくだ




余談なんですけど七宮の読みって「ななみや」じゃなくて「しちみや」なんですねー。この記事を書くにあたって読み返すまで間違えて覚えてたよ……
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2
さっそく京アニショップに足を運んで買ってきました、『境界の彼方』2巻です。
ええ、現地まで行きましたとも。通販?何それ美味しいの?

1巻の感想では、 この作品の面白さは2巻から発揮されるはず……という趣旨のことを書きました。さあお手並み拝見、と無駄に上から目線で挑んだ本巻ですが、まあ結論から書くならば、これはもう残念の一言に尽きる。もう少し付け加えると、1巻で高く評価した部分はことごとく失われ、逆に直してほしいと思った部分はそのまんま。

数ある異能バトルの中で突出した作品になる可能性を見ていたのですが、勘違いだったようです。


しかしまあ、京アニ文庫ということを考えると、アニメを主として楽しむのが正解なのでしょう。だいぶバッサリ切ってしまいましたが、アニメの方はとても期待しています。1年前に観たあのコマーシャルは、ハリボテじゃないと信じたい。頼むぜ京アニ。

そういえば、昨年秋に同文庫の『中二病でも恋がしたい!』のアニメがヒットした時は、原作小説も品薄になったと聞きます。流通量そのものが多くはなかったというのもあるでしょうけど。こちらは原作小説はアニメとは違ったストーリーですが、読んで損はしない逸品です。
この『境界の彼方』もアニメが成功した暁には、原作小説も一般書店で見かけることになるかも知れませんが……まあ少なくとも電車賃を払って大型書店をはしごしたり、送料を支払って京アニショップから通販するまでのものではないんじゃないかなあ。

レビュー:tartarous

境界の彼方2 (KAエスマ文庫)
鳥居なごむ
京都アニメーション
2013


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3
昨日(9/14)公開の『小鳥遊六花・改~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』観てまいりました。
非常になんともいえない感想になってしまいましたので、ネタバレ的にも、これから見に行く予定の方は以下読まない方がいいかと思います。
見に行こうかどうか迷っている方向けの感想ということでひとつ。


まあ………総集編です。
冒頭とラストにはオリジナル要素がありましたし、OP・EDにも劇場版用の新曲が使われていましたが、残念ながら内容の大半は総集編。
中でも六花のシーンに重点を置いた総集編になっているため、六花オンステージPVのような作りになっており、六花好きな方にはよかったのかも。しかし他のキャラのシーンがいろいろ飛ばされているため、結果として全体の流れも分かりにくい作りになってしまっていた印象です。

特に私がアニメ全12話中一番好きなというか一番泣いた凸ちゃんのシーンが綺麗さっぱり削られておりまして、確かにあのシーンだけ入れるのは唐突すぎて無理だよなーとは思いつつも非常に納得いかない気持ちでいっぱいです。
ただ、それを補うべくなのか、飛ばされたシーンでの各キャラの表情を集めたシーンPV(こちらは完全にアニメMADのようなPVです)が途中で入りましたので、これは非常に斬新だなと思いました。

あと最初に書きましたオリジナル要素のうち、ラストの方はアニメ2期に繋がる内容となっておりましたので、原作小説を読まれている方にとっては非常にテンションの上がるラストかもしれません。

とはいいながらも、全体として見ればシーン毎にぶつ切りになっていた印象が強く、総集編としても初見の人には分かりづらい作りになっておりましたため、私のようによっぽど原作アニメが好きな方以外は見に行く必要はないのではないでしょうか。悪くはないんですけどねぇ……

記事担当:yuu_be

※アニメ12話の感想はこちら。

※アニメ11話の感想はこちら。
 
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4
1年以上前に読んだ作品ですが、来季アニメ化ということで紹介します。

京アニ文庫の『境界の彼方』。当時放映中だったアニメ『氷菓』の合間にCMをやっていて、これがとてつもなく格好良かったものだから思わず買ってしまいました。気合の入った公式サイトも良い雰囲気だし。アニメ化決定する前からこのクオリティだったんだぜ……

肝心の内容は……良いか悪いかで言ったらとても良いと思う、100点満点で80点くらいはあげられる。ですが、前述のとおり広告に魅せられて買ったので、150点くらいを期待していた。故に、正直がっかりな気持ちがあるのは否めない。 

主人公は、「妖夢」と人間の間に生まれたイレギュラーで、不死身。けどそれ以外は基本的に普通の男子高校生。ヒロインは、「妖夢」と戦う「異界士」で、その中でも特異な能力を持つ孤独な戦士。 
二人が出逢って物語が始まる……! 

っていう、正直ありふれた、王道と言えば王道の学園異能バトルです。 

良かった点としては、気取った中二設定を極力抑えていたこと。この作品での専門用語は「妖夢」と「異界士」くらいなんじゃないかな。いちいち能力名に凝った名前を付けたり、キャラに気取った二つ名を付けたりしていないあたりが、同ジャンルの他作品との違いだと思います。まあ、厨設定が嫌いなわけじゃないんですけど、余計なところに力が入っていなかったのが良い。 

設定や人物の背景は、ある程度以上こういう作品を読んでるならすんなり理解できる程度に、必要十分な説明の量だったと思う。特に奇抜な展開とか、すごいどんでん返しがあるわけじゃない、戦闘シーンもそんなに熱くないけど、とにかく安心して読める作品でした。 

あと、わかりやすい、しょぼい敵キャラを使わなかった点は高く評価したい。敵キャラを落とすことで相対的に主人公側を持ち上げようとする作品は好きじゃないので。 

ダメだった点は、この手のシリアス作品はだいたいこれがネックなんだけど、日常パートが面白くなかったです。メインキャラの4人が眼鏡大好きな主人公、どじっ子ヒロイン、毒舌の準ヒロイン、シスコンのイケメン、という組み合わせなんですが……正直ちょっと濃すぎた。もう少しその辺のやりとりを抑えて、シリアスな、例えば裏の組織の権謀術数とかやってくれても良かったのになと思いました。 

そして何より、シリアスとギャグの書き分けがなってないです。 こういう現代異能バトルではお約束、「人にあらざる異能をもった人間は、はたして人間と言えるのか」という葛藤に主人公やヒロインが悩むシーン。 これを、つまらない軽口で茶化されると、なんだか台無しに思います。 

・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。 

そういうわけで、大好きなジャンルなので結構楽しく読めましたが、数多くある学園異能バトル作品と比べると……別に突出はしていないね。むしろ広告から抱く果てしない期待値には遠く及ばないと言わざるを得ず、その分のガッカリ感は大きい。 

ただ、異能バトルは2巻からが勝負です。1巻なんか設定の説明で終わるんだし、お約束のストーリーを無難に踏襲すればそこそこの面白さのものは作れるんです。 ……なーんて思ってたらちっとも続刊の情報が無かったのですが、今年の4月に2巻が出ていたみたいですね。これはさっそく読まないとと思った次第です。アニメの方も……『中二病でも恋がしたい!』のとき、あのバトル演出をギャグじゃなくてマジでやって欲しいなと思っていたので、この『境界の彼方』でいよいよそれが観られると思うとワクワクします。 

レビュー:tartarous

境界の彼方
鳥居なごむ
株式会社京都アニメーション
2012

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