アキネ会の日常

ライトノベルコミュニティー「ラノベdeアキネイター」の参加メンバーが“共同運営”するライトノベルレビューブログ

2022年01月

「がんばるしかないでしょ。他に選択肢はないんだから」(シラセ)
「そうじゃないよ、選択肢はずっとあったよ。でも選んだんだよ、ここを」(キマリ)
「選んだんだよ、自分で!」(キマリ)


アニメ中盤、8話のやりとり。
響いた……響きました。
今まで何一つ選択の余地がなかった、なんてことは絶対にないわけで。
後ろ向きなシラセ(小淵沢 報瀬)の言葉によって、初めてそのことに気が付いたキマリ(玉木 マリ)。
あまりに陸上と違う、船上の環境にくじけそうになっていた仲間たちを奮い立たせるターニングポイントになりました。

改めて……面白かった!!!
『宇宙よりも遠い場所』13話観終わりました。終わったなぁ……

目指すものも何もなく、夢って何?私は何がしたいの?と漠然と考えていたキマリの前に、あまりにも鮮やかに、明確な目標を、夢を抱いて現れたシラセ。
ここから女子高生4名が南極を目指す物語が始まりました。
そして、これがキマリの思い描いていた青春かどうかはわかりませんが、終わってみればこれ以上ないくらいの青春物語でした。

みんなのがんばりが、友情が、思いが、全て集束して結実したのは12話。
数年前に一度見ているはずなのにシーンに全然見覚えがなかった理由が分かりました。

ああ、なるほどね、涙でね、画面全然見えてなかったもんね……なるほどね……

ここまで泣けるかどうかは人によると思いますが、青春もの好き・友情もの好きには絶対刺さる作品だと思いました。

見たことないけど気になる!?って方、今からでもアマゾンプライムあたりでぜひどうぞ▼
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B078TMJR5F/ref=atv_dp_share_cu_r
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「選んだ道を、自分の力で正解にしてあげなさい」

『白い砂のアクアトープ』全24話見終わりました!
よかったよぉぉぉぉぉ

『がまがま水族館』という小さな水族館が全てだった女の子の成長物語。
物語が始まって、ちゃんと終わって、これからも続いていくんだっていう希望に溢れたお話でした。

冒頭の一言は、主人公くくるのおじいちゃんが、くくるに対して言った言葉。
「選んだ道が正解なのかどうか」じゃない、正解にできるのかどうかはこれからの自分次第なんだよ、という言葉が素直に響きました。

2nd OPテーマ『とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか』にも、こんな一説が出てきます。

歩き続けることが 笑い続ける事が
宝物になる 翼になる 羽ばたける日に繋がってく
叶えてみせるよ 叶えてみせるんだよ
だからそのために ちゃんと生きて 僕たちだけの歌を歌っていく

ああ、このアニメはOPも含めてちゃんと同じ方向を向いて、同じことを言ってるんだなぁと思いました。思えました。
OP見返すだけで、本当にいろいろなことがあったなぁと思えて涙が出てきます。

そして、沖縄の風景、幻想的な水族館の佇まい、なにもかもが本当に綺麗なアニメでした。
最後まで見てよかった!!!と心から思える作品です。
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