はじめにこの映画のCMを見たときはいったい何のネタかと。
2013年1月~3月に放映されていたTVアニメ「たまこまーけっと」、その劇場版。あちらは商店街を舞台にしたほのぼのコメディ。確かにちょっとした恋愛要素もあったけど、それはあくまで「たま子に気づいて貰えなくて空回りしてばっかりのもち蔵くんを生暖かい目で眺める」ネタ要素でした。それをガチの恋愛映画に仕立て上げて、果たしてどんな出来になることやら……。と、不安半分期待半分で観に行ったのですが、いやはや。
ということで、元のアニメの「たまこま」を観ていたかどうかでも評価が変わると思います。ちなみに私はリアルタイムでばっちり視聴、京都の例の商店街まで聖地巡礼に行った勢。
時系列としてはアニメ終了から1年後くらい。たま子たちは高校三年生に。小さいころからずっと変わらなかったたま子ともち蔵の関係もやっぱり変わりつつあって、というかもち蔵の方は変わることを望んでいて、進路のことをきっかけに、ずっと踏み出せなかったあと一歩を踏み出すというお話です。
時間と共に変わっていく環境と、行動を起こさなければ変えられない人間関係。たま子ともち蔵の関係も例外ではなく、戸惑って、向き合って、受け止めるまでのたま子の気持ちの変化が十分すぎるほどに伝わってきました。青春っていいですね……(遠い目)
全体を通して、ストーリーは文句なし、演出や映像は安心の京アニクオリティで、予想を大きく上回る良作だったと思います。
「 初見でも大丈夫な作りになっている」「普通の恋愛映画としても良く出来ている」という旨のコメントも各所で見かけるけれど。ちょっと無責任かなー、なんて思ったり。個人的には、やっぱりテレビアニメを観てから映画を観るべきかなと思う。
もち蔵が告白する勇気を出すまでにどれだけ足踏みしたのか、そして彼の遠回しのアピールをたま子が何度スルーしてきたのか、その辺の積み重ねは全てテレビアニメで描かれてきたものだし。たま子の両親の話のような伏線もある。それに、みどりちゃんの言動は映画だけだと大いに誤解を招きそうです。
一方で、流し観でもなんでもいいから、テレビアニメを観ていた方にはこちらも全力でお薦めです。
感想:tartarous
2013年1月~3月に放映されていたTVアニメ「たまこまーけっと」、その劇場版。あちらは商店街を舞台にしたほのぼのコメディ。確かにちょっとした恋愛要素もあったけど、それはあくまで「たま子に気づいて貰えなくて空回りしてばっかりのもち蔵くんを生暖かい目で眺める」ネタ要素でした。それをガチの恋愛映画に仕立て上げて、果たしてどんな出来になることやら……。と、不安半分期待半分で観に行ったのですが、いやはや。
ということで、元のアニメの「たまこま」を観ていたかどうかでも評価が変わると思います。ちなみに私はリアルタイムでばっちり視聴、京都の例の商店街まで聖地巡礼に行った勢。
時系列としてはアニメ終了から1年後くらい。たま子たちは高校三年生に。小さいころからずっと変わらなかったたま子ともち蔵の関係もやっぱり変わりつつあって、というかもち蔵の方は変わることを望んでいて、進路のことをきっかけに、ずっと踏み出せなかったあと一歩を踏み出すというお話です。
時間と共に変わっていく環境と、行動を起こさなければ変えられない人間関係。たま子ともち蔵の関係も例外ではなく、戸惑って、向き合って、受け止めるまでのたま子の気持ちの変化が十分すぎるほどに伝わってきました。青春っていいですね……(遠い目)
全体を通して、ストーリーは文句なし、演出や映像は安心の京アニクオリティで、予想を大きく上回る良作だったと思います。
「 初見でも大丈夫な作りになっている」「普通の恋愛映画としても良く出来ている」という旨のコメントも各所で見かけるけれど。ちょっと無責任かなー、なんて思ったり。個人的には、やっぱりテレビアニメを観てから映画を観るべきかなと思う。
もち蔵が告白する勇気を出すまでにどれだけ足踏みしたのか、そして彼の遠回しのアピールをたま子が何度スルーしてきたのか、その辺の積み重ねは全てテレビアニメで描かれてきたものだし。たま子の両親の話のような伏線もある。それに、みどりちゃんの言動は映画だけだと大いに誤解を招きそうです。
一方で、流し観でもなんでもいいから、テレビアニメを観ていた方にはこちらも全力でお薦めです。
感想:tartarous