相棒16 第9話「目撃しない女」
新崎芽依。冠城が最近通いつめているキッチンカーを営む女性が事件に巻き込まれた。
芽依はいつも通り仕込みに借りていた大友の店に赴くも、そこから見知らぬ2人の人物が現れ、中では大友が殺されていた。芽依は伊丹たちから事情聴取を受けるも、服の特徴は覚えていても顔の特徴が曖昧なまま。加えて右京はもちろん常連である冠城のことも、代わりにキッチンを借りることになった幸子のことも、服装が変わると彼女は別人だと認識してしまっていた。
相貌失認。芽依は人の顔を覚えることが出来ない状態にあったのだ。それを知っていてた2人組の犯人が、刑事になりすまして大友から何か預かったものはないかと彼女に接触していたことも判明する。
彼女の危険を察した冠城は、大きなイベントに出店することになったという彼女に相貌失認のことを伝え、出店を止めさせようと説得を試みるも失敗。イベントの最中に起きたボヤ騒ぎの中、芽依はスタッフだと偽る犯人たちに連れ去られてしまう。
しかし芽依も犯人たちの匂いや鍵が鳴る音で自分の身に危険が迫っているのを理解。あわやという場面に陥るも、間一髪冠城が身を挺して彼女をかばったこともあり、何とか犯人逮捕へとこぎつけるのだった。
事件後、入院中の冠城のもとを訪れた芽依は一目で彼を見分け、人の顔が覚えられないことに気がついていたこと、唯一自信を持てるのが料理だったこと、そしてどんな人ごみの中でも冠城のことは見分けられると告げる。
一度両親に相貌失認を打ち明けてから出直すことにした芽依。幸子の見立てでは、冠城と芽依はお似合いの2人。いつか彼女が作る絶品なタコライスを食べられる日を待ちつつ、右京と冠城は昼食を摂りに食堂に向かうのでした・・・
感想
最近の年末は前後編やってる印象があったのですが、今回はシーズン開始時に前後編やったから年末には無いんですかね?
さて今回は珍しく救いのあるラストになったと思われます。人の顔が覚えられない芽依。それでも料理なら、キッチンカーなら出来ると、自分なりに出来ることを探して過ごしていました。そんな彼女を悪用したのが犯人グループ。犯行現場から出てきた割にはやけにあっさりとすれ違ったり、刑事のフリをして近づいたり、挙句の果てには芽依の世話を焼いていた大友までもが彼女が顔を覚えられないのをいいことに、店の中で堂々と仲間と取引する始末・・・
ラスト、大友は本当に芽依のことを応援していたと励ました特命係でしたが、あんな光景を見てしまうと少なからず利用していた気持ちもあったんだろうなと感じてしまいますね・・・
そんな芽依にお熱だった冠城くん。てっきり幸子に気があるものだと思ってました。
誰よりも彼女を心配し、タコライスを愛していた冠城は、芽依の身に危険が迫ると一目散に駆け出し身を挺して彼女を守る、とても頼もしい姿を見せてくれました。そりゃあんな姿目の前で見せられたら、忘れようにも忘れられませんって。芽依は世話になっていた大友の顔をも見分けることが出来ていたっぽいですが、あれは芽依のことを知っていた大友が、敢えて彼女の前では同じ服装でいることを心がけていたとかですかね?
芽依の触れられたくないであろう秘密に触れてでも芽依を守りたかった冠城。自分のことを本当に心配してくれた冠城に過去を告白し、そして「私、きっとどこで会っても冠城さんのことわかると思います。周りに沢山人がいても、みんなと同じ服を着ていても。もし・・・何年も会えなくても」と告げ、冠城を見つめる芽依のシーンが最高でしたね。
「何年も会えなくても」の前に「もし」と言ったのは、あの時既に彼女は実家に一度戻る決意を固めていたのでしょう。今回の事件のことを両親が知れば、目撃者でありながら目撃者たりえず、身の危険を察知しづらい娘を東京に一人で行かせることに反対するかもしれません。もしかしたら戻ってこられないかもしれない。だからこその「もし」なのかなと。でも「もし」と前置きするぐらいなんだから、彼女自身に戻ってくる意思は十分にある。「何年も会えない」のはあくまでも仮定の話。そう遠くないうちにまた出てきてもらいたいものです。
また、この時の芽依に対する冠城の「そんな、見つめられると照れますよ」という仕草もまた良い・・・イケメンってああいうことなんだなって思いました。
改めて出直すことになった芽依。花の里との繋がりも出来ましたし、決して顔を覚えられないわけでもないことも分かりました。いつかまた出てきてくれたらと心底思います。冠城くんにも芽依にも幸せになってもらいたいものです。
そして次回は1月1日(月)の元日スペシャル!2週間ちょっとお休みです・・・あれ、ってことは今年もあと2週間ちょっと・・・早くない?(汗。
新崎芽依。冠城が最近通いつめているキッチンカーを営む女性が事件に巻き込まれた。
芽依はいつも通り仕込みに借りていた大友の店に赴くも、そこから見知らぬ2人の人物が現れ、中では大友が殺されていた。芽依は伊丹たちから事情聴取を受けるも、服の特徴は覚えていても顔の特徴が曖昧なまま。加えて右京はもちろん常連である冠城のことも、代わりにキッチンを借りることになった幸子のことも、服装が変わると彼女は別人だと認識してしまっていた。
相貌失認。芽依は人の顔を覚えることが出来ない状態にあったのだ。それを知っていてた2人組の犯人が、刑事になりすまして大友から何か預かったものはないかと彼女に接触していたことも判明する。
彼女の危険を察した冠城は、大きなイベントに出店することになったという彼女に相貌失認のことを伝え、出店を止めさせようと説得を試みるも失敗。イベントの最中に起きたボヤ騒ぎの中、芽依はスタッフだと偽る犯人たちに連れ去られてしまう。
しかし芽依も犯人たちの匂いや鍵が鳴る音で自分の身に危険が迫っているのを理解。あわやという場面に陥るも、間一髪冠城が身を挺して彼女をかばったこともあり、何とか犯人逮捕へとこぎつけるのだった。
事件後、入院中の冠城のもとを訪れた芽依は一目で彼を見分け、人の顔が覚えられないことに気がついていたこと、唯一自信を持てるのが料理だったこと、そしてどんな人ごみの中でも冠城のことは見分けられると告げる。
一度両親に相貌失認を打ち明けてから出直すことにした芽依。幸子の見立てでは、冠城と芽依はお似合いの2人。いつか彼女が作る絶品なタコライスを食べられる日を待ちつつ、右京と冠城は昼食を摂りに食堂に向かうのでした・・・
感想
最近の年末は前後編やってる印象があったのですが、今回はシーズン開始時に前後編やったから年末には無いんですかね?
さて今回は珍しく救いのあるラストになったと思われます。人の顔が覚えられない芽依。それでも料理なら、キッチンカーなら出来ると、自分なりに出来ることを探して過ごしていました。そんな彼女を悪用したのが犯人グループ。犯行現場から出てきた割にはやけにあっさりとすれ違ったり、刑事のフリをして近づいたり、挙句の果てには芽依の世話を焼いていた大友までもが彼女が顔を覚えられないのをいいことに、店の中で堂々と仲間と取引する始末・・・
ラスト、大友は本当に芽依のことを応援していたと励ました特命係でしたが、あんな光景を見てしまうと少なからず利用していた気持ちもあったんだろうなと感じてしまいますね・・・
そんな芽依にお熱だった冠城くん。てっきり幸子に気があるものだと思ってました。
誰よりも彼女を心配し、タコライスを愛していた冠城は、芽依の身に危険が迫ると一目散に駆け出し身を挺して彼女を守る、とても頼もしい姿を見せてくれました。そりゃあんな姿目の前で見せられたら、忘れようにも忘れられませんって。芽依は世話になっていた大友の顔をも見分けることが出来ていたっぽいですが、あれは芽依のことを知っていた大友が、敢えて彼女の前では同じ服装でいることを心がけていたとかですかね?
芽依の触れられたくないであろう秘密に触れてでも芽依を守りたかった冠城。自分のことを本当に心配してくれた冠城に過去を告白し、そして「私、きっとどこで会っても冠城さんのことわかると思います。周りに沢山人がいても、みんなと同じ服を着ていても。もし・・・何年も会えなくても」と告げ、冠城を見つめる芽依のシーンが最高でしたね。
「何年も会えなくても」の前に「もし」と言ったのは、あの時既に彼女は実家に一度戻る決意を固めていたのでしょう。今回の事件のことを両親が知れば、目撃者でありながら目撃者たりえず、身の危険を察知しづらい娘を東京に一人で行かせることに反対するかもしれません。もしかしたら戻ってこられないかもしれない。だからこその「もし」なのかなと。でも「もし」と前置きするぐらいなんだから、彼女自身に戻ってくる意思は十分にある。「何年も会えない」のはあくまでも仮定の話。そう遠くないうちにまた出てきてもらいたいものです。
また、この時の芽依に対する冠城の「そんな、見つめられると照れますよ」という仕草もまた良い・・・イケメンってああいうことなんだなって思いました。
改めて出直すことになった芽依。花の里との繋がりも出来ましたし、決して顔を覚えられないわけでもないことも分かりました。いつかまた出てきてくれたらと心底思います。冠城くんにも芽依にも幸せになってもらいたいものです。
そして次回は1月1日(月)の元日スペシャル!2週間ちょっとお休みです・・・あれ、ってことは今年もあと2週間ちょっと・・・早くない?(汗。