宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

民主党・石川知裕さん、初めて任意の聞き取りに応じる 本人がコメントを出し発表

2009年03月12日 22時46分27秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
[画像は第44回総選挙(2005年9月11日)で落選後、日常活動の一環として、ホテルのトイレ掃除をする石川知裕さん、その後、2007年3月に比例北海道ブロックで繰り上げ当選=石川知裕公式ウェブサイトから]

 民主党衆院議員の石川知裕さんは12日午後、法務省の東京地検・特捜部の検察官と任意で会い、「西松建設事件」に関する聞き取りに応じました。石川さん本人が国会内の野党記者クラブにコメントを出す格好で発表しました。

 NHKによると、コメントには「本日、東京地検の事情聴取に応じ、わたしの知るところを正直に述べてまいりました。これからも同様の要請があれば、可能なかぎり対応する所存です」「小沢一郎事務所では経理は秘書が順に担当してきており、わたしもその1人でした。いわゆる『金庫番』という役割の者はおりませんでした」と書いてあると伝えられています。

 石川さんは衆院議員・小沢一郎さんの秘書時代に、「陸山会」の会計責任者の事務代行者である「事務担当者」として、政治資金収支報告書の作成に携わっていたことがあります。

 石川さんが検察官の聞き取りを受けたのは、これが初めてですから、きのう(3月11日)までに「参考人聴取した」と過去形で伝えた、
読売新聞、日経新聞、共同通信の報道は誤報です。

【追記 2009-3-13 1:30】
ネット版で見ると、北海道新聞も11日に誤報を配信しています。さらに13日午前1時6分の配信記事も「11日配信記事が誤報であること」を繕う報道をしています。道新は「共同の誤配信の巻き添えを食った」という認識かもしれませんが、道内での圧倒的な影響力からして、訂正ないしは軌道修正すべきです。【追記おわり】


 石川さんは朝は少しかすれた声でしたが、聴取後はいつも通りにしっかりしたはつらつとした声に戻りました。複数の情報を重ね合わせて、シャーロック・ホームズの真似をすると、あまり厳しい口調での聴取は受けていないと思われますし、時間もそれほど長くなかったのではないかと思いますよ、ワトソン君。

 石川さんは今後、一連の経緯について選挙区および東京で主権者のみなさまに対する説明責任を果たす考えです。

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asahi.com(朝日新聞社):小沢氏の元秘書・石川知裕衆院議員を参考人聴取 特捜部 - 社会

 準大手ゼネコン「西松建設」から民主党・小沢代表の資金管理団体「陸山会」への違法献金事件で、東京地検特捜部は12日、代表元秘書の石川知裕衆院議員(35)=民主党=から参考人として事情聴取した。同議員が聴取の事実を認め、「私の知るところを正直に述べた」とするコメントを発表した。

 石川議員は、陸山会の事務担当者だった時期があったため、特捜部は、政治資金収支報告書の作成経緯などについて説明を求めたとみられる。

 同議員によると、「小沢一郎事務所では、経理は秘書が順に担当し、私もその一人だった。いわゆる『金庫番』という役割の者はいなかった」という。要請があれば今後も聴取に応じる構えだ。

 石川議員は96年2月から05年7月まで小沢代表の秘書を務め、05年9月の衆院選に北海道11区から立候補し落選。別の民主党議員の辞職に伴い、07年3月に比例区北海道ブロックで繰り上げ当選している。

 小沢代表の公設第1秘書と陸山会の会計責任者を兼任する大久保隆規(たかのり)容疑者(47)は、実際は西松建設の政治献金であることを知りながら、03~06年分の陸山会の政治資金収支報告書に、西松建設のOBが代表を務めていた二つの政治団体計2100万円の寄付を受けたかのように装う虚偽記載をした疑いが持たれている。

tags 国策捜査 暗黒のひな祭り ひなまつり


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