Welcome to our adolescence.

CLANNAD ～AFTER STORY～　第10話「始まりの季節」


頑張れ朋也！
そう思ってしまうような、初々しさでしたね。
それはまさに”大人になろうと懸命に足掻いている子供”のように…。
ここからが、本当の始まりだ…。



「今日から晴れてプーっす」
卒業式が終わって…なんというニートｗ
プー太郎って最近あまり聞かないなぁ…。
というのは置いといて、働くあてがない朋也は古河パンでお世話になることに。


公園のベンチで、渚と学校についての話をしているとき、地面の蟻を映す描写がなんとも言えなかったですね。
蟻は蟻でもはたらき蟻でしょうか？
渚は学校に行って、必死に努力している。
けれど自分は何をやっているんだろう…と。
学校であまり上手くいかない渚も可哀想でしたが、こんな現実に直面した朋也も切ないですよね…。


椋と杏との再会。
二人も一生懸命学業に励んでいる。
…ってこれは精神的にキツイｗ
杏は可愛いけど。
けれど椋からは一人暮らしをするための良い情報が。


そんなことがあり、ついに一人暮らしと働く場所も決め、一人立ちすることに。
ここにきて、改めて、古河パン…いや、古河家という家族の素晴らしさを感じました。
朋也の決意をちゃんと受け止め、優しく送り出してくれる。
本当に早苗さんや秋生にとっても朋也は家族みたいなものだったんでしょうね。


そして、秋生とのキャッチボールのシーンは非常に良かった。
キャッチボールしながらの会話の独特な間というか、微妙な間というか…。
「いつか、渚を連れてっていいか？」
この言葉の後の秋生の間がたまりませんでした。
結局、ガラスを割った秋生は秋生だなぁ…なんて思いましたけどｗ
全てが移ろい行く中、こんな風に変わっていないものがある…というんのはなんだか嬉しくなりますね。


長い間、お世話になりました――

---

芳野が働いているところで、電気工として働くことに。
一人暮らしも始めて、渚も朋也の元に通ってくれて、全てが順風満帆なスタートを切れたかと思いきや…
やはり、社会人始めたばかりの人は自分のことで精一杯なんですよね。
けれどせっかく来てくれている渚との一緒の時間も大切にしなければならない。
恵まれすぎた境遇が逆に重荷になってしまってるんでしょうかね。
頑張れ朋也。まだ始まったばかりだ。


…で、次回予告は謝罪の連鎖。
人は謝って成長していく…んでしょうね。

今回は妙にリアルな心理描写がとても良かったです。
展開が早いなぁ…と思いましたが、淡々と日常や苦悩を描いてもアレですしねｗ

某金髪のギャグ要員がいないのが淋しいですｗ


冒頭の幻想世界は相変わらず抽象的で何が何だか…
「冬が来る前にどうか、その翼で空が飛べますように…」
どうしようもなくなってしまうんだ…
…どうしようも？


次回、第11話「約束の創立者祭」

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