君に届け 2ND SEASON 第10話 「ここから」2011-03-23 Wed 08:45
■君に届け 2ND SEASON 第10話 「ここから」
脚本:金春智子 絵コンテ:松本正二 演出:矢萩利幸 作画監督:長谷川ひとみ 「やっと届いた――」 まさに、視聴者も同じことを思ったことでしょう。とにかく焦らされましたからね(笑)。やっと、やっと届いた・・・!カタルシスですねぇ。 “告白”となる大きな大きな回でしたが、大切なところまで「好き」という言葉は使わなかったんですよね。それは、もったいぶらせる演出でもあり、「好き」という言葉ですれ違いが起きていたことに対するちょっぴりの恐怖の表れでもあったのだと思います。しかし、それが「好き」のカタルシスとなったわけなのです。そして、まさに「やっと届いた――」・・・と。 今回はちらっとしか登場しませんでしたが、結局、健人の存在とは何だったのでしょう。風早と爽子を必死に取り合う・・・わけではない。ただ、勘違いしていて、さらにお節介が過ぎたキャラ。まぁ、誰もがわかっていることではあるのですが、悪い奴ではないんですよね。むしろイイ奴。ちょっぴり、立ち位置がフワフワしているような気がしないでもないわけですが、あくまで、さほど嫌悪感を抱く存在ではなく、何とも憎めない。そんな立ち位置が、この物語をかき回す役割として、なかなか気を遣われて生み出されたキャラだったことを示しているような気がします(笑)。 ・・・と、今回ほとんど出番のなかった彼について語っても仕方ない気がするので、これくらいで。今回ばかりは、想いが届いたことへの余韻と、見終わった後の何とも言えない虚無感に浸ることにしましょう。。。 絵コンテは、2期のエンディングも担当している松本正二さん。変名のようですが、今回のような非常に重要な回を任された方だけに、どなたなのか気になるところではあります・・・。 〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕 |
君に届け 2ND SEASON 第3話 「忘れて」2011-01-26 Wed 03:56
■君に届け 2ND SEASON 第3話 「忘れて」
脚本:金春智子 絵コンテ:出合小都美 演出:内山まな 作画監督:薄谷栄之 前回、爽子と風早の教室内のやりとりで、爽子の手がしきりに描かれていたんですよね。その手は、机の上に置かれた鞄の手提げ部分をしきりにいじっていて、風早の言葉にどう反応すれば良いのかわからなくて困惑した様が描かれていたわけで。 今回、「忘れて」という風早の言葉と共に、爽子の鞄を持つ手がアップになったんですよね。鞄を爽子の気持ちと例えるのであれば、前回は机の上に置いて「どうしようか・・・」と悩んでいたわけですが、今回はその鞄をしっかりと持って、ある程度の整理を付けて臨んだことが示されていた気がします。だからこそ、余計に「忘れて」という言葉は切ないものがありますよね。爽子自身もしっかりと気持ちを言葉にすることができれば良かったのですが、それができないからこそあの何とも言えないもどかしさが演出されるわけですよね。お互いが片想いだと思い込んでいて、お互いが嫌われたくないと思ってて・・・。 毎回、どこか良い方向に向かっているように見えるわけですが、締めはどこか切ない形に。ううむ、甘酸っぱい! そして、ここにきてケントの存在感が一気に増すことに。色々と引っかき回してくれている印象ではありますが、それでも彼は・・・憎めないキャラですよね。むしろ好感を持てるくらい。うーん、爽やかな好青年ってやっぱりズルイなぁ。まぁ彼の言動には不思議と狙っている感がないんですよね。自然なのです。そんな彼が、今回のラストでは風早と対峙することに。彼の目的は?・・・と気になるところで引き。2期になってから見れる、嫉妬する風早も何だか新鮮で良かったわけではありますが、さて、ケントはどのような行動に出るのでしょうか。「アリアリ、全然アリじゃん」というケントの言葉は果たして・・・。 それにしても、今回のシリトドは面白かったです。宮野さんは素晴らしい御方ですね!(何が 〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕 |
君に届け 2ND SEASON 第2話 「2年生」2011-01-19 Wed 06:12
■君に届け 2ND SEASON 第2話 「2年生」
脚本:鏑木ひろ 絵コンテ:山本秀世 演出:江崎慎平 作画監督:長谷川ひとみ 切ない話が続きますねぇ。教室内での爽子と風早の何ともいえないやりとりは、爽子の手が上手く描かれていましたね。あの鞄を持つ手が、どうすればいいのかわからない、何ともいえない爽子の心境を表していたような気がします。 「恋愛はタイミングなんだからね」・・・というやのちんの言葉が非常に印象的なのでした。前回のバレンタインの件はまさにその通りだと思うわけなのです。が、恋愛のことがわからない爽子にとっては非常に難しいことな気がします。というか、恋愛についてある程度わかっていたとしても、タイミングというのは難しいものですよね・・・。 1期では、ちょっとずつでありながらも常に前進し続けていた爽子でしたが、2期に入ってからどこか停滞するようになってしまった印象ですね。ただ、こうなって初めて、彼女は恋愛と向き合っている・・・と言えるのかもしれませんが。 1期までは、誰かが手を引っ張ってくれていましたが、それが2期に入ってからはなくなってしまったんですよね。今回も、やのちんが二人の関係を上手く進めようと画策しましたが、あえなく風早によって断られてしまいます。こうなると、二人の関係は二人でしかなんとかすることができなくなるわけで。そういう意味でも、爽子は恋愛と向き合って、風早とも向き合って、そして答えを出すしかないのでしょう。。。 〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕 |
君に届け 2ND SEASON 第1話 「バレンタイン」2011-01-12 Wed 02:36
■君に届け 2ND SEASON 第1話 「バレンタイン」
脚本:金春智子 絵コンテ・演出:鏑木ひろ 作画監督:柴田由香 な、なんて甘酸っぱくて切ない話なんだ・・・!2期とはいえ、最初からこんなに切ない話を描けるのも、爽子がちょっとずつ前進できているからなんでしょうね。 「席替え」によって爽子が成長し、クラスに溶け込めるようになったことが描かれていました。何より、1期では「席替え」という行事もしっかりと尺を割いて描いていたわけですが、今回はその結果部分しか描いていないわけなんですよね。それだけでも、席替えという行事が結果を語るくらいで終わらせていい行事になっている・・・というのは非常に大きい気がします。クラスに馴染めていて良かった、という結果だけ語っても安心できるわけですしね。 一方、席が離れたことによって、風早との距離は少し遠のいてしまったようで。仮に、席が隣だったならば、深く考えずにバレンタインのチョコは渡せていたのかもしれません。教室という狭い空間で距離がちょっと遠くなっただけなのですが、この開いた距離は想像以上に大きいものとなってしまったわけですよね。結果的にチョコは渡せなかったわけではありますが、距離が少し遠のいたことは、爽子が風早の存在についてしっかりと考える機会となるのかもしれません。 そして今回、新たな男キャラが登場。1期では爽子とくるみの女の子2人が風早を巡っていたわけですが、2期では風早とこの新キャラの男が爽子を巡って・・・?という展開にでもなるのでしょうか。楽しみですね。 〔↓気に入ってもらえたら、一押ししてくれると感謝です〕 |
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