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喰霊 -零-　第9話「罪螺旋（つみのらせん）」


第九話感想。

黄泉がついに堕ちてしまった…。
しかも、前回想像していたものより、遥かに悲しい堕ち方。
結局黄泉は死んでいなかったのだけれど、それによって余計に悲しみを背負うことになってしまったわけで。

…それぞれのキャラの心情の描き方が非常に秀逸ですよね。
だからこそ余計に悔しいし悲しいのですが。
このお話に、光明というものはもう存在しないのかな？


「退魔師でもなく、宿命もなく、黄泉と普通の姉妹として生まれたかった…」
神楽のこの言葉が、自分たちに課せられた宿命の辛さを物語っていますね。
どうして黄泉がこんな目に遭わなければならないの？どうして？
…けれど神楽にとって、このに先はさらに悲しい現実が待っています。
それを考えると… (´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

「黄泉は憎しみでなんか人を殺したりしない。黄泉のこと何にもわかってない」
そう信じたいのだけれども……
妙なところで勘の良い子ですよね、神楽は。
黄泉を愛しすぎたために、信じることができなかった。
結局はこれが黄泉にとって、堕ちる決定打になってしまったわけなんですよね。


堕ちる黄泉。
何だか弱っているところにつけこまれたというか、そそのかされた感は否めないのですが、それでも黄泉が認めてしまったのも事実。
紀之との縁談破棄・神楽に真実を知られてしまった（と思った）
彼女にとって、大切なものを一気に二つ失ってしまったと思ったんでしょうね。
この二つ悲しみ。
もしそれでも紀之が黄泉との縁談選んでいたら。
もし神楽が黄泉のことをずっと信じてあげていれば。
悔やんでも悔やみきれないですね。

紀之を責める声もありそうですが、やはり「一生１人の女性として面倒をみていけるのか？」と言われたら誰でも声をつぐんでしまうものですよね。
そこから一歩を踏み出して欲しかった…という思いもありますが。
ただ、その場合でも三途河はなにかしらの弱味につけこんで、黄泉を堕としにかかったかな。

「本当の苦しみはなんだい？本当の憎しみはなんだい？」
彼女にとっての本当の苦しみとは…？
まだ神楽への憎悪はない気がするんですがね…。


次回、第10話「悲劇 裏 ―ひげきのうら―」

あっ、そういえば四課がでてましたね。
未来の回想…という形でしたがｗ
なるほど。こういう理由で四課が結成されたわけだったんですね…。

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テーマ:喰霊－零－ - ジャンル:アニメ・コミック