Welcome to our adolescence. うみものがたり～あなたがいてくれたコト～　第12話（最終話）「島の心人の心」

うみものがたり～あなたがいてくれたコト～　第12話（最終話）「島の心人の心」

2009-09-17 Thu 09:15

うみものがたり～あなたがいてくれたコト～　第12話（最終話）「島の心人の心」

「でもこの夏のこと、私は忘れない――」

セドナは私たち自身。
だから、そんな悲しみも受け入れて、これからも生きていこう…
なんていう共存エンドかと思っていましたが、ちゃんと闇は光に覆われましたね。
セドナ自身にも人を愛す心・愛して欲しいと思う心が残っていた、ということなんでしょう。
セドナは人の悲しみが流れて生まれた、という設定はなかなか面白いなぁ…と改めて思ったり。

そして、海人と空人の共存は…やっぱりまだまだ無理なようで。
二人の別れでお話は幕を閉じました。
そう考えると、本当に指輪1つから始まった、一夏だけの物語…という感じなんでしょうね。

そんなわけで、ラストはこれ以上にない非常に綺麗な終わり方でした。
色々とありましたけれど、終わりよければ全て良し…ですかね。

…いや、それでも癒しと魔法少女モノの融合は違和感がありましたけどねｗ
魔法少女モノって、やっぱり「燃え」があってこそだと思うんですけれど、
「燃え」と「癒し」ってやっぱり相反するものなのではないでしょうか。
サトジュンの得意分野である癒しと魔法少女モノの融合に
挑戦しようとした試みは新しいと思うんですが…。
お世辞にもこれらがちゃんと合ってる！とは思えませんでした。
ただ、後半では「こういうものか」と多少違和感が拭えてたのも事実ですがね。
やっぱり慣れって凄いですねｗ

あっ、でもそもそもこの作品に「燃え」の要素って皆無だったような…。
魔法少女＝燃えという概念があったけど、そもそもこの作品にはそんな概念はないのかもしれませんんね。
よく考えたら、ラストの解決方法は「愛の力」ですし。

で、この作品が描いてたことは…「純粋な愛」なんでしょうね。
まさに表面上から受け取れるように。
愛あればこそ…と思っても全ての言動に違和感がないですからね。

夏音だって、恋愛に関しては純粋な想いを抱いていましたし。
それが素直に表現できなかっただけであって…。
そういう部分が妙に人間臭くて、自分は夏音という人物が大好きでした。

うーん。やっぱり、もうちょっと日常パートが見たかった、というのが本音ですかね。
まぁそこら辺はDVDに収録されるTV未放送回を楽しみにしたいと思います。

スタッフ・キャストの皆さま、本当にお疲れ様でした。
そして、1クールの間この作品の感想記事にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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