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かんなぎ　第13話（最終話）「仁、デレる」

昨夜のことで困惑する仁は、心配して声をかけてくれたつぐみにも冷たくあたってしまう。しかし、それでもめげないつぐみの激励のおかげで、仁は自分のすべきことを見出すのだった――。


第13話（最終話）感想。

どうやって終わらせるのか？と思っていましたが、きっちり原作どおりに締めてくれました。
やはり、これから一緒に探していこう！エンドでしたね。
2期の可能性も含めて、かなり良い締めだったのではないでしょうか。



ナギの失踪で、つぐみにも冷たく当たってしまう仁。
けれども、それにめげないつぐみはいい子ですよね…すごく。
前回からの陰鬱な空気を一気に払拭してくれたのは彼女でした。
仁が辛く当たったのは中学時代にもあったことだから、案外慣れていたのかもしれません。
そして、夏目漱石の「こころ」で気付かされたわけなんですね。


そして仁はナギを発見。これから一緒に探していこう！と。
「自我」という言葉を何度も耳にしましたね。
自分自身がわからない上に、その不安に耐えられない脆い自我。
そんな弱い自分は本当に神様なのか…？などと、自分をどんどん追い込んでいってしまったんでしょうね。。。
それにしても、鼻水が…。

これを切り出したのはちょっと後悔…。
妙にリアルだったなぁ…


そこへ、若いシゲさんが登場。
彼女は…亡くなってしまったんですね。四十九日まではこの姿でフラフラする、と。
これでナギが黒い服（喪服）を着ていることに納得しました。
彼女はナギが神様だとわかっていたのでしょうか…？
だとしたら、彼女こそがナギが神様だという証明になったのかもしれませんが…。


家に帰ってからの、留守電のシーンは最終回らしかったですねｗ
大鉄にはクスッとさせられました。


やがて…仁、デレる。
…というよりは、恋心を抱いて（気づいて）しまったんですよね。
確かに、あの「ありがとう」はかなりの破壊力が…。
同時に、ナギを押し倒している仁の姿を見て、つぐみも仁に何らかの特別な気持ちを抱いていることに気づいたんですかね。
これまでは、幼馴染みとか保護者とかそういう立ち位置だと自分に言い聞かせてきましたが…。



そんな感じで、物語は新たなスタートを切った…
というところで、アニメは終了。
良い締めだったのではないでしょうか。

ちょっと振り返ってみると、放送開始前にヤマカンはインタビュー等で「シンプルな作りにする」「直球勝負でいく」なんてことをおっしゃってましたが…シンプルでしたかね？(笑)
どういった観点から見て、シンプルととるかですよね。
ストーリーの展開から見れば、確かにかなりシンプルな作りだったのかもしれません。
けれど、ギミック（＝パロネタ等）を用いちゃった点からすれば、演出はシンプルとは言えないですよねｗ
ヤマカンにとってはこれが“普通”で“シンプル”なのかもしれませんが。
そう考えると…ヤマカンと他のアニメ演出家のシンプルは違うんでしょうね(笑)
そんなことを改めて感じました。

とはいえ、やはり面白かったです。
この「面白かった」がうまく説明できないんですが…
笑いあり、涙ありのストーリー。魅力的なキャラ。演出や音楽等々…上手くバランスが取れてたのかな？それも高い水準で。
パロディが～なんて言われますが、全体を通してみればそれほど気になるものでもないはず。（まぁ次回があれば、是非パロディ抜きでもできるところを見せてもらいたいとは思いますが）

正直な話、最終回はかなり上手くまとめてくれたので、書くこともなかったんですよね。
ほとんどが蛇足だという…。
当たり障りのないことを書いてしまったのはいつものことなんですがねｗ


とりあえず、完走おめでとうございます。(笑)
夏コミで「完走できるか…」なんて言っていましたが、終わってみれば完走できるかどころか、売れる作品まで作り上げてしまったという…。
凄いですね。本当に。
個人的にも今期1・2を争う作品だと思っています。

スタッフキャストの皆様、本当にお疲れ様でした。
そして、当記事を最後までごらんくださった皆様にも感謝です。


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テーマ:かんなぎ - ジャンル:アニメ・コミック