2026-02-22

チャットサービス出会い厨をしていた話

ワイ、30代男。

今は廃れて消えてしまった無料チャットサービスで(自称女の子と話したりあわよくば会ったりする出会い厨だった頃の話。

ハマったきっかけは高校入学と同時に買ってもらった初めての携帯電話だ。まだガラケーって言葉もない2000年代後半。

手元の小さな箱でネットサーフィンができることに感動し、パケ放題も入っていないのに夜な夜ないろんなサイト巡回していた。

その時たまたま知ったのが「ラムチャット」というチャットサービスだ。

入室した二人がランダムマッチングして会話が始まるやつ。よく利用してるやつの最初挨拶はたいてい「こん」だ。昼でも夜でもいけるからな。

で、最初は単純に出会う人との会話を楽しんでいたワイだが、ある時偶然マッチングした自称女子高生と話が盛り上がり、

2、3週間同じログ画面を通して会話が続いたあと、ついにはメアド交換するまでに至る。

クラス女子とは雑談なんてできなかったワイ、大興奮である。対面だと緊張し上手く話せないが、文面なら返事を考えることができるし、ノリのいい奴を演じることもできた。

一度本人が写ってるというプリクラを送ってもらったが、可愛かった。

ある程度仲良くなるとちょっとHな会話を振ってもブチられることもない。ヤったことある?とかどんな下着履いてるの?とか。

この頃にはもう好きになってたよね。恋してた。授業の合間に携帯開いて返事して。相手から来てなかったら更新ボタン連打。

結局その子と何があったわけでもないが、数か月はメールのやり取りが続いたと思う。チャット女の子と会話する楽しさに、脳を焼かれた。

余談だけど「スケットダンス」って漫画あるじゃん?ボッスンとヒメコが互いを互いと知らずにメールのやりとりが続いてついにはリアルで会うことになる話があるんだけど、まさにあれ。

解像度高すぎてビビったしワイのことかと思った。あれは作者の経験談入ってるね。

   

その後、受験やらなんやらありしばらくチャットサービスのことは忘れていたワイだったが、大学生になり入ったサークルで周りと馴染めず早くも辞めようかどうしようか鬱々していた頃、そういえばと思い出し、またチャットサービスに入り浸るようになった。初めての一人暮らしで自前のPCもあったし、高校生の時など比べようもないほどやりたい放題だ。

利用の仕方はわかりやす出会い厨で、早い段階で性別を聞き出して相手女の子じゃないとわかるとフェードアウトした。

ある時、同じ大学生だという1つ上の女の子マッチングした。仮にKとする。

Kとは話が弾んだ。その日は一晩中話していたし、日が変わってもログ画面は残してあるので、そこで何日も会話が続いた。

趣味の話や日々の愚痴、悩み相談的なのもしたし、猥談も弾む弾む。何週か経ってそろそろいいかと思いLINEを交換した。

まあ好きになったよね。顔は見えないが、Kも楽しそうなのが伝わってきていた。

期間にして半年以上はやり取りしていたと思う。クリスマスイブに、彼女彼氏いねえよリア充爆発しろ!とか言いながら話していたのを覚えている。

そんな調子で年を越して、たしか夏頃だったと思う。今度会ってみないかと言われた。

当時ワイは関西、Kは関東(たしか千葉県)にいた。”たまたま関西友達と遊びに行くので、その時会おうよというわけだ。

ワイは悩んだ。小心者だったのでいざ会おうと言われるとちょっと怖かった。が、いわゆるオフパコのチャンスかと意を決した童貞ワイ、後日会う約束をしたのである

某駅の改札近くで待ち合わせた。ボーダー柄のTシャツジーンズという当時のワイ渾身のおしゃれをして。

その日が来るまで、何も手につかなかった。

そしてついに当日、バクバク心臓を抱えて待ち合わせ場所に行ってみると、言われた服装の通りの女性が確かにそこにいる。

近づいて恐る恐る「Kさんですか?」「はい

ワイは会ったのを後悔した。

理由は、言葉を選ばずに言うが、かなり不細工女性だったから。本当にごめんだけど。

自分だって人のことを言えたもんじゃない。勝手想像していた姿と落差があったとはいえ、人の見た目に文句をつけてよい道理などない。

頭ではわかっていたが、ダメだった。心が急速に冷めていくのを感じた。

ふと目線を上げると、同年代くらいの女性こちらを見て手を口に当てて、クスクス笑いながらじっとこちらを見ていた。

あれは誰かと聞くと、友達とのこと。こっちは一人で来たのに、と少しむかついた。今思えば、知らん男と会うんだし、助っ人に待機してもらうのは

女性として至極当然の防犯意識だ。

会った後のことは特に決めていなかったので、とりあえず駅周辺を歩くことにした。途中座って話でもしようとファーストフード店に入ろうとしたが、

休日の夜で満席だったため、断念した。ワイはなんだか面倒になってきて、駅に戻り、ひと気のないベンチに座ろうと誘った。

何を期待していたのだろう。実際会ってみたらタイプ女の子意気投合し、そのままホテル・・・とかか。いや、そこまで具体的な想像はできていなかったと思う。

できていたら、ポッケゴムの一つでも忍ばせていただろう。

チャットLINEでの盛り上がりはどこへやら、穏やかではあるもののぎこちない会話。30分ほどで解散となった。

「なんか、LINEとかで話してた印象と違うね・・・」とぼそっと言われた。

別れる頃には、Kとはもうなるべく連絡しないでおこうと考えていた。

自意識過剰と思われるかもしれないが、たぶんKはワイに好意を持ってくれていたと思う。直接会って話してそう感じた。

からこそ余計に、もう連絡したくなかった。あまり自己中心的で今考えても申し訳ない限りだが、ワイはそうした。

それから1週間くらいは何かとKからLINEが来たが、そっけなく返して短く会話を終わらせた。

そのうちに連絡は来なくなった。

これ以降も何度かチャットサービスに入ったりしたが、なんだか虚しくなったので次第にやることもなくなった。

  • 顔面に失望するまでは人間性が好きだったのかというとそれは違っていて、ただただ自分を受け入れてくれる、頭の中の理想化された存在が好きだっただけなんだよな まあ下手にイケメ...

  • それで、まともに彼女はできたの?今は既婚者なの?

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