ミニブログ「Twitter」の機能を利用してテレビ・ラジオの話題を共有するWebサイト「ピーチク」がサービスを開始した。サイト上でTwitterの会員から番組に関する投稿を受け付け、放送局ごとに一覧表示する。アライドアーキテクツとオレンジ・アンド・パートナーズが2009年11月28日にサイトを立ち上げ、12月4日に正式発表した。

 家族が集まってテレビを鑑賞する「お茶の間」に似たコミュニケーションの場をネット上で再現する試み。Twitter会員同士が視聴体験を即時共有し、意見や感想を交換できる。アライドアーキテクツとオレンジ・アンド・パートナーズでは、視聴者が番組のどの部分に反応したのかを把握するツールとして、このサイトを活用する考え。

 12月4日現在、ピーチクのサイト上では首都圏のテレビ・ラジオ局について、現在放送している番組名を表示し、それぞれTwitter会員が感想を投稿できるようになっている。投稿は放送局ごとにまとめ、時系列(タイムライン)で表示する。

 またピーチクに投稿すると、Twitterにも同じ内容が、ピーチクへのリンク付きで自動的に投稿される。Twitterへの投稿は、その会員をフォロー(追跡)しているほかの会員にも伝わるため、新たな会員がリンクをたどってピーチクにアクセスすれば、連鎖的な利用が見込める。一方でピーチクを利用する会員が増えなければタイムラインは停滞し、現在放送している番組に比べて古い投稿が残ることになる。

■関連情報
・アライドアーキテクツのWebサイト http://www.aainc.co.jp/
・オレンジ・アンド・パートナーズのWebサイト http://www.orange-p.co.jp/