最近は、オープンソースソフトウエア(OSS)の管理ツールの進化も目覚ましい。バルト三国の一つラトビアのZabbixが開発する「Zabbix」は、システム監視、ネットワーク監視機能を備え、サーバーやネットワーク機器の情報を収集してアラート送信、ログ監視や収集データのトレンド分析などを行える。

 Zabbixプロキシサーバーと呼ぶ子サーバーを設けることで、大規模な環境への対応やインターネット越しの監視も可能だ(図1)。日本法人Zabbix Japanによると、1台で数百台の監視ができるほか、海外ではプロキシサーバーを入れ、数万台を監視している例があるという。

図1●OSS版の管理ツールのメリットはコスト効率の高さ
図1●OSS版の管理ツールのメリットはコスト効率の高さ
監視対象が多くてもライセンスは不要で、プロキシサーバーを使えば大規模監視も可能である
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