強盗や乞食を、それぞれ、紳士の職業、高貴な職業と心から信じている人々がいる場所が世界には本当にある。
別に驚くことではない。我々が、彼らと比べてマシとすら言えない。
確かに、彼らは、強盗や乞食というものに賞賛されるべきところがあるという迷信を持っているのだろうし、それは愚かなことであるとしても、我々だって、ほんの少し前までは、教師や警官は、どこか尊ばれるべきところがあるという迷信を持っていたではないか?今は、あまりそうは言えないが、それは、単に別の迷信に変わったというだけのことだ。
バートラント・ラッセルのような賢い人ですら、世界は亀の背中の上にあるという迷信を持っていた老人を哀れんでいたようであるが、ステーヴン・ホーキングは、両者に優劣は無いと理解していた。しかし、そのホーキングすら、自分の心が構築した神という概念を自分で否定し、「神はいない」という迷信を持ってしまっている。
ある聖者に、「人が迷信を全て捨てることが出来るか?」と尋ねると、聖者は「出来ない」と答えた。しかし、別の時に同じ質問を受けた聖者は「出来る」と答えた。
この聖者に矛盾はない。全くないと分かる。
分からないとしたら、家庭や学校、そして、国家に、とんでもなく精神を歪めさせられてしまったのだ。
「1たす1は2」というのは正しいだろうか?
正しいとも言えるし、正しくないとも言える。そう答えて、どんな矛盾があるだろう?
3進法以上の立場からは正しいが、2進法の立場からは正しくない。2進法では、1たす1は10だ。
「1たす1は2」という立場からは正しいのであり、「1たす1は10」という立場からは間違いなのだ。
迷信も同じだと気付かないといけない。
迷信を持つ者が「迷信はなくせるか?」と問うても「出来ない」としか答えようがないし、迷信を持たない者が尋ねるなら「出来る」と答えるしかないではないか?
質問者と解答に分離があると思うことが最大の矛盾である。
質問の中には解答がある。質問者は既に解答を持っている。解答と質問者に違いは無い。
質問した後に解答が来ると思うのが矛盾だと言うことも出来る。解答が先でも一向構わないのだ。
「1たす1は10」という解答が先にあれば、「1たす1は2で正しいか?」という質問が成立しない。
我々は、時間という深い迷信の中に沈み込んでしまっているのだ。
ZARDの「突然」という歌の歌詞に、
僕は君の大事な存在(ひと)になれるのだろうか
この仕事(ゆめ)はどんな状況(とき)も笑っているよ
というところがある(詩は坂井泉水さん)。
多くの、主に若い人の関心事項かもしれない。
夢ってのは、諦めた瞬間に叶うのだ。その時、疑問が消えるからだ。
彼女をゲットできるだろうかと思うのは、そうでない未来が確定しているからだ。
実際、モテる男と言うのは、女のことなんて考えていないものだ。別に女が嫌いな訳ではない。考えても仕方がないし、考える必要がないのだ。なぜなら、手に入る女は手に入るし、手に入らない女は手に入らないという当たり前のことが分かっているからだ。
日本は平和になるかって?
そんな疑問があるなら、望み薄、いや、望みは無いということだ。
私は失業しますかだって?自分で答えているじゃないか?
私は志望校に合格しますかだって?明日のアラスカの天気のことを、あなたは気にするだろうか?
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別に驚くことではない。我々が、彼らと比べてマシとすら言えない。
確かに、彼らは、強盗や乞食というものに賞賛されるべきところがあるという迷信を持っているのだろうし、それは愚かなことであるとしても、我々だって、ほんの少し前までは、教師や警官は、どこか尊ばれるべきところがあるという迷信を持っていたではないか?今は、あまりそうは言えないが、それは、単に別の迷信に変わったというだけのことだ。
バートラント・ラッセルのような賢い人ですら、世界は亀の背中の上にあるという迷信を持っていた老人を哀れんでいたようであるが、ステーヴン・ホーキングは、両者に優劣は無いと理解していた。しかし、そのホーキングすら、自分の心が構築した神という概念を自分で否定し、「神はいない」という迷信を持ってしまっている。
ある聖者に、「人が迷信を全て捨てることが出来るか?」と尋ねると、聖者は「出来ない」と答えた。しかし、別の時に同じ質問を受けた聖者は「出来る」と答えた。
この聖者に矛盾はない。全くないと分かる。
分からないとしたら、家庭や学校、そして、国家に、とんでもなく精神を歪めさせられてしまったのだ。
「1たす1は2」というのは正しいだろうか?
正しいとも言えるし、正しくないとも言える。そう答えて、どんな矛盾があるだろう?
3進法以上の立場からは正しいが、2進法の立場からは正しくない。2進法では、1たす1は10だ。
「1たす1は2」という立場からは正しいのであり、「1たす1は10」という立場からは間違いなのだ。
迷信も同じだと気付かないといけない。
迷信を持つ者が「迷信はなくせるか?」と問うても「出来ない」としか答えようがないし、迷信を持たない者が尋ねるなら「出来る」と答えるしかないではないか?
質問者と解答に分離があると思うことが最大の矛盾である。
質問の中には解答がある。質問者は既に解答を持っている。解答と質問者に違いは無い。
質問した後に解答が来ると思うのが矛盾だと言うことも出来る。解答が先でも一向構わないのだ。
「1たす1は10」という解答が先にあれば、「1たす1は2で正しいか?」という質問が成立しない。
我々は、時間という深い迷信の中に沈み込んでしまっているのだ。
ZARDの「突然」という歌の歌詞に、
僕は君の大事な存在(ひと)になれるのだろうか
この仕事(ゆめ)はどんな状況(とき)も笑っているよ
というところがある(詩は坂井泉水さん)。
多くの、主に若い人の関心事項かもしれない。
夢ってのは、諦めた瞬間に叶うのだ。その時、疑問が消えるからだ。
彼女をゲットできるだろうかと思うのは、そうでない未来が確定しているからだ。
実際、モテる男と言うのは、女のことなんて考えていないものだ。別に女が嫌いな訳ではない。考えても仕方がないし、考える必要がないのだ。なぜなら、手に入る女は手に入るし、手に入らない女は手に入らないという当たり前のことが分かっているからだ。
日本は平和になるかって?
そんな疑問があるなら、望み薄、いや、望みは無いということだ。
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なんだか嬉しいコメント、ありがとうございます。
気が付けば、どうでもいい相手にはモテますね。オバさんとか(笑)。
そういう人は多いのではないかと思います。
モテない方が平和かもしれません。