ITスペシャリストが語る芸術

-The Kay Notes-
SE、プログラマー、AI開発者、教育研究家、潜在意識活用研究者、引きこもり支援講師Kayのブログ。

丹波哲郎

当ブログは、第一期ライブドア奨学生ブログです。
◇お知らせ
[2019/12/28]AI&教育問題専用ブログ、メディアの風を公開しました。
[2017/03/01]「通りすがり」「名無し」「読者」「A」等のハンドル名のコメントは原則削除します。

引き寄せマスターの意外な特徴

今日から仕事始めの人も多いと思うが、特に会社勤めの人の多くが、今日を「嫌だなあ」と思っているのだと思う。
それで、こんな話があったのを思い出す。
小泉純一郎元総理が、若い頃、会社勤めをしていたらしい。
ところが、誰が調べたのやら、実際は、その会社に出勤していないのに給料が小泉さんに支払われてることが分かり、小泉さんが何か不正をしていたのではないかという報道がされたことがあった。
総理大臣に法を犯した過去でもあったら大変なことであり、注目が集まり、おそらく、スクープした雑誌や新聞は売り上げを上げたと思う。
ところが、これに関し、小泉さんは、あっさり、それは事実と認め、島倉千代子さんのヒット曲『人生いろいろ』になぞらえて、
「人生いろいろ、会社もいろいろ」
と、そんな会社があってもいいじゃないかと言い切った。

私は、会社員でありながら、出来れば出勤しないこと、そうでなくても、会社の中で仕事をせずに遊んでいられることが引き寄せマスターの1つの特徴と思っている。
だから、出勤しないのは良いことで、何も悪いと思わない。
国際俳優だった丹波哲郎さんは、会社員時代、一応出勤はしたが、すぐに遊びに行って会社内にはいないということを数年続けた。
その後、会社が買収されるか何かの時には解雇されたが、そのおかげで俳優になれたのだから、結果オーライである。
そもそも、丹波さんは超強運の持ち主で、引き寄せの達人と言って間違いないと思う。
私も、丹波さんの本で(どこまで事実が書かれているのかは不明だが)いろいろ勉強したものだ。
その私は、丹波さんのように大物ではなく、勤務時間は会社にいたが、仕事はほとんどせずに遊んでいた。
遊びやすいよう、どこの会社でも、私は役員並、いや、それ以上の広い個室を与えられた(社長室より広かったこともある)。
それでいて待遇は良かったが、こんなことがあった。
国税局が会社の監査に来た際、なぜか、国税局員が「私の部屋」に来た。
若い私が、大きな個室を持ち、高い給料と不定期なボーナスが支給されることで不審を感じたのだろう。
国税局員は私に丁寧に名刺を渡し、いろいろ質問した。
「どんなお仕事をされていますか?」
いや、仕事はしていないので、そう聞かれても困るので、ちょっとしどろもどろでいたのが、ますます怪しかったのだろう(笑)。
「会社のボーナス時期でもないのに、あなたにだけは多額のボーナスが支給されていますが、なぜですか?」
いや、知らん(笑)。
敢えて言えば、私が欲しかったから・・・(笑)。
私は、使っているパソコンのディスクの中も詳しく調べられ、エロ画像はないが、萌え画はかなりあったので(笑)、見つからないよう誘導するのに苦労した(笑)。

神の島
AIアート596
「神の島」
Kay


皆さんも、引き寄せがうまくなっても、いろいろ気をつけないといけない。
私も、必要もない余計なお金は引き寄せるものではないと思ったものだ。
まあ、働かなくてよいよう、相応の資産を引き寄せるのは悪くはないが、慎み深い方が良いかもしれない。
ただ、なぜかは分からないが、人間性が優れている人は、かなり大きな資産を持っていても、そう不都合は起こらないようである。
イーロン・マスクは、子供の時に人類を救う使命を感じたと言うが、それはあながち嘘ではないと思う。
私は、その気はないが、莫大な資産が欲しい人は、そんなマインドを作るべきと思う。
イーロン・マスクは、SFの『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読んで、そんな考えにとりつかれたのだったと思う。
巨大IT企業のオーナーには、そんな人が多そうである。

ちなみに、丹波哲郎さんの『因果応報の法則』は、私の引き寄せのバイブルで、2冊所有している。
また、丹波さんの映画やテレビドラマを見て、彼の雰囲気を学んでいるのである。
ただ、彼の霊界の話は、それほど信じているわけではないが(笑)。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)因果応報の法則―死後界へのパスポートは何か(丹波哲郎)
(2)007/007は二度死ぬ [Blu-ray]※丹波哲郎出演
(3)ポルノ時代劇 忘八武士道 [DVD]主演・丹波哲郎(※アダルト)
(4)軍旗はためく下に <東宝DVD名作セレクション>主演:丹波哲郎
(5)イーロン・マスク 未来を創る男
(6)銀河ヒッチハイク・ガイド

幸運を呼ぶこだわりのなさとは

願い事が、願った通りの形で叶うことは滅多にない。
少し違う形で、あるいは、かなり異なることとして叶ったりする。
ただし、いくら最初のイメージとは違っていても、やっぱり願いが叶ったと分かるのである。

なぜそんなことになるのかは、割と常識的な理屈だ。
例えば、器に余る大金や地位を得ると、まあ、ロクなことにならないが、そのあたりは、「英知」というものが、うまく調整するのである。
だから、願った額と比べたらかなり少ないお金が入ってきたり、勝利を願ったのに何度も敗北し、その後で勝利したりする。
それでも、「うまくいかなかった」とは思わず、成功するとはこういうことなのだと納得するのである。

そんなものだと知っておくと願いは叶いやすい。
なぜなら、最初に思い描いた通りに実現すべきだという観念が強いと、いろいろ余計なことを考えてしまうのだ。
そして、いつも言っているが、神のような力を得る秘訣は思考を消すことなのである。
だから、自分の心で考えた目標に固執すると、かえって願いは叶わない。

妖精のフリか人のフリか?
AIアート110
「妖精のフリか人のフリか?」
Kay


私も、本当に奇妙な形で願いが叶ったことが何度もある。
最初に思い描いた願いとは、かなり違っていたが、叶ってみれば、最善の結果であることが分かるのである。
恋愛においても顕著である。
どうしてもA子さんだと思っていると、本当に散々な目に遭う。
清純可憐だと思っていた彼女がすごい遊び人だったり、嫌な男に彼女を盗られたりである。
しかし、あまりこだわらずに、なりゆきにまかせると、A子はロクでもない女だと分かるが、代わりに、本当に素晴らしい彼女が現れたりするのである。

いういったことを知ると知らないでは、人生はまるで違ってくる。
だから、子供には、是非そう教えると良い。
俳優だった丹波哲郎さんは、子供の時から、こだわりがないので、いつも幸運に恵まれたと度々本に書かれていたが、当然、そのようになるのである。
そして、こだわりがないとは、上に述べたようなことなのである。








誰にだって気が狂うだけの理由がある(シェイクスピア)

刑法第39条という、ちょっとよく知られた法律がある。
これは、簡単に言えば、精神障害によって善悪の判断能力を失くしている時には、法に触れる行為をしても罰せられないし、完全な精神障害でなくても、その症状の度合いに応じて刑が減刑されるというものだ。
凶悪犯罪を犯した者に対しては、まず、そのような善悪の判断が出来ない精神障害であった(「心神喪失」という)かどうかを問題とするし、犯罪行為を行った容疑者を弁護する弁護士も、可能な限り、容疑者が心神喪失、あるいは、その症状があった(「心神衰弱」という)ことにしたがるだろう。
とはいえ、被害者側からすれば、容疑者の心神喪失が認定されることほど悔しいことはない場合が多いだろう。

ところで、どんな人間だって、心神喪失(善悪の判断が出来ない精神障害状態)か、それに近い心神衰弱の状態なのだ。
昔のある航空機墜落事故では、機長が飛行機の異常な操縦操作を行ったことが墜落の原因だったが、生き延びていたその機長は「頭の中で声を聞いた。それに従った」という異様な発言をし、それが、心神喪失によるものか、心神喪失状態であったことにしようという嘘であったかが問題になったことがあった。
霊界の研究で有名だった俳優の丹波哲郎さんは、それは、霊が機長の心に働きかけていたのだと、どれかの著書に書いていたと思うが、当然、世間で通用する話ではない。
しかし、霊というのではないかもしれないが、根本的には丹波さんの説は正しいと言える。

シェイクスピアは、戯曲の中でかもしれないが「俺にだって気が狂うだけの理由があるさ」と言ったらしい。
さすが、カート・ヴォネガットが「下手だが人間をよく知っている作家」と言っただけのことはあると思う。

映画『荒野の七人』で、こんな話をしたガンマンがいた。
「昔、ある男が裸でサボテンの中に飛び込んだ。後で、『何であんなことをしたんだ』と尋ねたら、そいつは『その時はそれでいいと思った』と言った」

時間のない世界
AIアート50
「時間のない世界」
Kay


これらの話は、太古の昔、高度なテクノロジーを持った宇宙人が地球に仕掛けたマインドコントロール装置の効果を示している。
誰だって、いつ、どんなことをするか分からない。
今の若者がすぐに切れるのは、躾が出来ていないせいだとか、甘やかされて育ったので忍耐力がないとか、あるいは、栄養が偏っていて脳が悪い状態にあるとか言われるが、決定的な原因は分からない。それらのことも原因かもしれないが、そうだとしても、それは、マインドコントロール装置の影響を受け易くなっている理由に過ぎず、異常な精神状態になるのは、やはり、マインドコントロール装置の影響であると思われる。
ここらのことは、ローレンス・スペンサーの『エイリアンインタビュー』に、正確ではないかもしれないが、大体のことが書かれている。

良い意味で「自分がない」者は、心神喪失状態になったり、切れることはない。
そんな者は、余計な思考をせず、心がかなり消えているからだ。
そのような者は、マインドコントロール装置の影響を受け難い。
そして、思考せず、心が消えた状態であれば、マインドコントロール装置の影響はなくなる。
そうすれば、魂が表に現れ、高度な知恵と奇跡のような力を発揮する。
そのようになる簡単な方法が、いつも言う通り「私は誰か?」と自分に問うことである。
そう問う意義を早く見い出し、早く取り組むことが、普通の人に出来る、自分を幸福にし、さらに、人類を幸福にする唯一の方法かもしれない。








願望には素直になる

何年か前、テレビ放送だったかAmazonプライムビデオだったか忘れたが、1967年の時代劇『剣』の第1回『天下一の剣豪』を見たことがある。
天下一の剣豪と言われる剣の達人、戸沢一刀斉が、織田信長の前で、次々と名の知られた武勇の強豪を倒すが、それは、鍛錬と克己の厳しい日々で、気の休まる時はなかった。
その中、一刀斎は、気晴らしのため、門下の者達を連れて温泉に行き、旅館に宿泊していた。
ところが、そこで、「天下一の剣豪」戸沢一刀斎を名乗る自分の偽物と遭遇する。
偽一刀斎は、講演会を開いて高額の講演料を取り、「一刀斎グッズ」の販売を行い、さらには、強い男に憧れる高貴な姫様をたぶらかすなど、やりたい放題だった。
しかし、本物の一刀斎一行とまさかの遭遇により、ついに年貢の納め時かと思われた。
そして、一刀斎の弟子が「こらしめてやりましょうか?」と、怒りで語気を荒くして言うが、一刀斎は「捨て置け」と言う。
弟子は困惑するが、一刀斎にそう言われれば何も出来ない。
なぜ、一刀斎は、その偽一刀斎を見逃したのか?
それは、丹波哲郎が演じる一刀斎が、心の中を語ることで分かったが、私は非常に感動した。
「俺も本当はあんなことがしたいのだ。あいつは俺の代わりにやってくれているのだ。あいつは俺だ」
自分もネームバリューを使ってきれいな姫様といちゃつきたい・・・と素直に認めるだけでも大したものだ。
しかし、それを自分の代わりにやってくれていると感謝し、そいつは俺だと認めるところは、さすが達人である。

人間は「妬(ねた)む」心が強い。
他人のラッキーや長所を強く恨んで憎むのである。
正義の立場で悪を糾弾している者も、おそらく、本当の攻撃理由は、いい想いをしている悪への妬みではあるまいか?
たとえば、悪というのではないが、女性が、金持ちの男と結婚する友達の女性に、「あんな、家が金持ちなだけでロクでもない男に騙されて、あなたは馬鹿よ」となじるのも、単に、金持ちと結婚する友達を羨み妬んでいるだけである。
沢山の妾、あるいは、妾のような女性がいる男を非難するのだって、本当は羨ましいだけである。
利権や賄賂で大金をせしめている者を過剰に攻撃するのだって、単に、「俺も欲しい」と羨んでいる場合が多いのではないかと思う。

私も、不当な利権や賄賂は善くないとは思うが、自分がもらえる立場であればもらうかもしれない。
それに気付いたのは、2つのことによってである。
古い雑誌に、プロレスの大スターだったジャイアント馬場さんのこんな言葉が書かれているのを見た。
今は知らない人が多いが、馬場さんは、アメリカで、今のイチロー、大谷翔平以上のスーパースターだったかもしれない。
その馬場さんが、こんなことを言ったらしい。
「あらゆるもめ事は嫉妬から起こるんです。ジャイアント馬場という男はプロレス入りして以来、全て順調だった。だから嫉妬されるのは当然なんです」
私は心から感動した。

ナスターシャ・キンスキーという有名な女優がいる。
彼女は18歳にして(サバ読み説あり)『テス』という、悪名高いロマン・ポランスキー監督作品で世界的女優になった。
絶世の美少女で、演技力もあったが、やはりポランスキーの作品が良かったのだろう。
ところで、なぜポランスキーが悪名高いかと言うと、カルロス・ゴーンのことで思い出すが、ポランスキーは、アメリカに入った途端逮捕されるのだと思う。
もう40年以上前だろうか、ポランスキーは11歳の少女を性的暴行し、逮捕状が出されたが、ゴーン同様フランスに逃亡。フランスではアメリカの警察は手を出せない。
ポランスキーは無実を主張し、「アメリカで裁判に出る」と言っていたが、まあ、40年以上、そんなことはないと思う(よく知らないが)。
そして、その後も数多くの傑作映画を制作している。
で、ナスターシャだが、『テス』の18歳での美少女振りも凄かったが、それより2年ほど前の、無名だった時代に出演した映画があるが、その初々しい魅力は『テス』の時のナスターシャはもう劣化していたとさえ感じるほどだった。
その無名時代の映画ではヌードすら披露しているが、はっきり見えた、その小ぶりな、いかにも少女らしい胸の美しさは大変なものだったと記憶している。
ところが、ナスターシャは14歳の時から、いいオッサンだったポランスキー監督と性的関係にあったことを本人が告白していたと思う。
無論、そんな女の子はナスターシャだけではあるまい。
私は、「ポランスキーは極悪人。フランスに逃げたままなど言語道断。アメリカはなんとしても逮捕しろ」と、ゴーンの時にはさっぱり感じなかった怒りを感じたが(笑)、何のことはない。一刀斎のように「俺もあんなことがやりたいのだ」で、単なる妬みである(笑)。

自分が正義の味方だなどと思わないことだ。
単に嫉妬し、妬んでいるのである。
まあ、これは単に私に関することで、あなたのことまで知らない。
しかし、妬んでいる間は引き寄せは絶対に出来ないものだ。
だが、羨んでいると素直に気付けば、力を取り戻すのである。
くそ!ポランスキーめ!!(笑)








簡単な簡単な超強運の秘訣

松下幸之助さんは、人間、あるいは、経営は運が大切だと言われていたらしいし、豊臣秀吉が、運の良い武将を抜擢したという話もあったと思う。
人間の一生なんて運で決まるようなところがあるし、運のない会社が発展するとは思えないが、会社の運とは社長の運だろう。
そして、運について書かれた本は非常に多く、それらの本は、運が良いと思われる著者が、自分や自分以外の運が良い人について考察し、運の良さの要因や、運が良くなる秘訣について書かれている。

どんな人が運が良いかについて、私には特に、2人の人が印象にある。
1人は、作家で投資家のマックス・ギュンターで、彼は自分も運が良かったのだと思うが、自分以外の強運の持ち主について徹底調査し、『運とつきあう』という本にまとめている。
ギュンターは、成功者が成功したのは全て「たまたま」だと言う。つまり、成功者はみんな、たまたま成功しただけだ。
しかし、その「たまたま」を呼ぶことも出来るのではないかということを、割と控え目に主張している。
この「たまたま」は、もちろん、幸運のことである。
彼の場合、何ごとにおいてもだろうが、運に関しても、調査が客観的で正確で、また、思い込みを避ける知性があるので、その控え目な論がかえって説得力を持っている。
彼が、本の中で取り上げた強運の持ち主に、バーナード・バルーク(1870~1965)という人物がいるが、その名を知る人は、あまり多くはないと思う。
だが、長きに渡って、大統領以上にアメリカ、そして、世界を動かした人物で、つまるところ、米国大統領を動かし続けた男なのだ。
それと共に、投資で空前の成功を収めた人物だ。
大統領も運がないと務まらないが、大統領以上となると尚更だし、投資も、能力と共に、所詮、運が必要だ。実際、バルークより能力が高い専門の投資家が大不況で資産を失う中で、バルークだけが大儲けしたのだ。
そして、本物のノウハウはシンプルだ。
バルークの幸運の秘訣は一言で言い表せる・・・本人が一言で言ったのだ。
その幸運の秘訣は「欲張らない」である。

もう1人は、国際的な大俳優だった丹波哲郎さんだ。
子供の時から生涯、ツキまくっていた人物であるが、彼自身は、自分の幸運を守護霊のおかげと言っていて、それはそれで本人が言うのだから間違いないだろうが、では、なぜ、丹波さんが、それほど守護霊のおかげをもらえたかについても、本人がちゃんと、確信を明確に述べている。
彼が、自分が守護霊によく護られている理由については、小学生の時の通信簿に書かれていた。
丹波さんは、「先生は、俺には褒めるところが何もないので、仕方なく書いたのだろう」と自嘲していたが、実際は重要なことだったわけだ。
それは、成績ではなく、いわゆる「性格欄」とか「所見欄」に書かれていたことで、「丹波君はこだわりがない」みたいなことが書かれていたようだ。
「こだわりがない」とは、簡単なのか難しいのか分からない言葉だが、やはり簡単だ。
「こだわりがない」とは「執着がない」とも言い換えられる。
確かにこれは、難しく言おうと思えば、いくらでも難しく言えるが、要は、こういうことだ。
「好き嫌いを言わない」
これだけだと言って良い。
もちろん、好き嫌いはあるだろうが、それこそ、自分の好き嫌いにこだわらない、執着しないのである。
つまり、好きなものを過度に追い求めようとせず、嫌いなものを過度に遠ざけようとしないのである。
しかし、これって、上のバルークの「欲張らない」と同じことなのだ。

そして、「欲張らない」も、もっと根本的なことが言えるのだ。
それは、「考えない」だ。
考えるから欲張るのだ。
大不況が来て株が大暴落する前でも、他の投資家達は、もっと株価が上がると期待し「欲張って」いたが、バルークは、「今でも十分儲かる」と株を売り払った。
それで、他の投資家達は資産を失ったが、バルークは大きな利益を確保したのだ。
バルークは、確かに欲張らなかったが、他の投資家達のように、「もっと儲けてやる」と考えなかったので、天の声のような直観のまま、さっさと株を売り払ったのだ。

人間、欲張らないことは難しい。
考えないこと・・・想念を起こさないことも難しいが、こちらはやりようがある。
そして、考えなければ欲張りようがない。
そんなわけで、このブログでは、考えない方法、想念を起こさない方法をいろいろ書いているのである。








プロフィール
名前:Kay(ケイ)
・SE、プログラマー
・初音ミクさんのファン
◆AI&教育blog:メディアの風
◆著書『楽しいAI体験から始める機械学習』(技術評論社)


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