よく、AIが人間の仕事を奪うと言われるが、AIや機械がやるのは、人間がやりたがらない仕事だ。
あくまで、人間がプロンプト(命令や質問)を与えることでAIが仕事をするのであり、そのために大切なことは、人間は仕事をよく理解し、AIに適切なプロンプトを与えることだ。
そうすれば、面倒はことはAIがやってくれるので、何の不都合もない。
AIだけで仕事が完結するような仕組みなんて成り立たない。
もし、唯一、不都合があるとすれば、これまでなら簡単にありつけた簡単な仕事が機械に奪われ、簡単な仕事をする派遣労働者が必要なくなることだ。
それならそれで、働かなくてもお金が得られるようになれば良いが、残念ながら、そうはならない。AIを使う者が利益を独占し、富を分配しない仕組みを作るからだし、政治は金持ちの味方なので、その仕組みを変えようとはしないだろう。まあ、ドナルド・トランプのような人がもっと現れれば別だが。
私の分かる範囲で言えば、ある程度頭が良ければ、これからはプログラマーか塾講師になるのが良い。
本来は、職人になることが薦められるが、ほんの少し前は高収入だった職人は搾取され、忙しいのに低収入な者が多い。
その原因には、職人の腕が必要な場所が少なくなってきたことがあり、家ですら、機械で生産出来るようになってきた。
最近、AI活用講座みたいなものがあるが、私には、そんなものは何の役にも立たないと思える。
人間の仕事は、AIに良いプロンプト(指示)を与えることだが、良いプロンプトを作る能力は「プロンプト講座」で得られるのではなく、AIにやらせたい仕事を本質から理解することが必要だ。
AIは高度なプログラミング能力を持つが、AIに良いプログラムを作らせるプロンプトは、プログラミングや、プログラムにやらせる仕事の本質をよく理解している人間だけが作ることが出来る。
AIの時代などと言われるが、本当は、真に優秀な人間の時代になるだけだ。
これからの時代を生き抜く知恵が書かれたSFは、ジャック・ウィリアムスンの『ヒューマノイド』(1948)だと思う。
この作品の中で、人間がAIに管理・支配される状況になるが、その中で、アイアンスミスという青年は、それを少しも悪いことだと思っておらず、実際、アイアンスミスはAIロボットを服従させている。
アイアンスミスは、コンピューター技術者であるが、少し前まで、ホウキが仕事道具という雑用係だった。
アイアンスミスは、雑用係だった時も自分を恥ずかしいと思っていなかったし、仕事仲間と飲みに行っていた。
そして、コンピューター技術者として高い地位についても、以前と変わらず、守衛の爺さんとも仲良しだし、誰にでも親切だ。
そんなアイアンスミスがAIに支配されず、逆に、支配出来る理由がよく分かるのである。
私は『ヒューマノイド』には、引き寄せの神髄が書かれていると思うし、能力開発の要諦も書かれていると思う。
著者のジャック・ウィリアムスンも、12歳まで学校に行かず、20歳で学校をやめているが、正規の文学博士号を取得し、90歳過ぎまで作家活動を続けた。今後、重要性を増すであろう「テラ・ホーミング」(惑星の地球環境化)という概念を作ったのもウィリアムスンである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)ヒューマノイド(ジャック・ウィリアムスン著。川口正吉訳)
(2)楽しいAI体験から始める機械学習 ~算数・数学をやらせてみたら~(Kay他)
(3)BEATLESS(上)(長谷敏司)
(4)天動のシンギュラリティ(1)(大崎ミツル、長谷敏司)
(5)タイタンの妖女(カート・ヴォネガット・ジュニア)
AIアート1399
「生命力」
Kay
あくまで、人間がプロンプト(命令や質問)を与えることでAIが仕事をするのであり、そのために大切なことは、人間は仕事をよく理解し、AIに適切なプロンプトを与えることだ。
そうすれば、面倒はことはAIがやってくれるので、何の不都合もない。
AIだけで仕事が完結するような仕組みなんて成り立たない。
もし、唯一、不都合があるとすれば、これまでなら簡単にありつけた簡単な仕事が機械に奪われ、簡単な仕事をする派遣労働者が必要なくなることだ。
それならそれで、働かなくてもお金が得られるようになれば良いが、残念ながら、そうはならない。AIを使う者が利益を独占し、富を分配しない仕組みを作るからだし、政治は金持ちの味方なので、その仕組みを変えようとはしないだろう。まあ、ドナルド・トランプのような人がもっと現れれば別だが。
私の分かる範囲で言えば、ある程度頭が良ければ、これからはプログラマーか塾講師になるのが良い。
本来は、職人になることが薦められるが、ほんの少し前は高収入だった職人は搾取され、忙しいのに低収入な者が多い。
その原因には、職人の腕が必要な場所が少なくなってきたことがあり、家ですら、機械で生産出来るようになってきた。
最近、AI活用講座みたいなものがあるが、私には、そんなものは何の役にも立たないと思える。
人間の仕事は、AIに良いプロンプト(指示)を与えることだが、良いプロンプトを作る能力は「プロンプト講座」で得られるのではなく、AIにやらせたい仕事を本質から理解することが必要だ。
AIは高度なプログラミング能力を持つが、AIに良いプログラムを作らせるプロンプトは、プログラミングや、プログラムにやらせる仕事の本質をよく理解している人間だけが作ることが出来る。
AIの時代などと言われるが、本当は、真に優秀な人間の時代になるだけだ。
これからの時代を生き抜く知恵が書かれたSFは、ジャック・ウィリアムスンの『ヒューマノイド』(1948)だと思う。
この作品の中で、人間がAIに管理・支配される状況になるが、その中で、アイアンスミスという青年は、それを少しも悪いことだと思っておらず、実際、アイアンスミスはAIロボットを服従させている。
アイアンスミスは、コンピューター技術者であるが、少し前まで、ホウキが仕事道具という雑用係だった。
アイアンスミスは、雑用係だった時も自分を恥ずかしいと思っていなかったし、仕事仲間と飲みに行っていた。
そして、コンピューター技術者として高い地位についても、以前と変わらず、守衛の爺さんとも仲良しだし、誰にでも親切だ。
そんなアイアンスミスがAIに支配されず、逆に、支配出来る理由がよく分かるのである。
私は『ヒューマノイド』には、引き寄せの神髄が書かれていると思うし、能力開発の要諦も書かれていると思う。
著者のジャック・ウィリアムスンも、12歳まで学校に行かず、20歳で学校をやめているが、正規の文学博士号を取得し、90歳過ぎまで作家活動を続けた。今後、重要性を増すであろう「テラ・ホーミング」(惑星の地球環境化)という概念を作ったのもウィリアムスンである。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)ヒューマノイド(ジャック・ウィリアムスン著。川口正吉訳)
(2)楽しいAI体験から始める機械学習 ~算数・数学をやらせてみたら~(Kay他)
(3)BEATLESS(上)(長谷敏司)
(4)天動のシンギュラリティ(1)(大崎ミツル、長谷敏司)
(5)タイタンの妖女(カート・ヴォネガット・ジュニア)
AIアート1399
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