
【パリ賀有勇】スペインの総選挙が28日投開票され、社会労働党(中道左派)が下院(定数350)で123議席(改選前84)を獲得し、第1党となった。同党を軸に連立や閣外協力の駆け引きが始まる。議席のなかった新興極右政党「ボックス」(VOX)は24議席を獲得して国政進出を果たし、5月下旬の欧州議会選挙を前に、他国の右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党を勢い付かせる可能性がある。
スペイン内務省の開票結果(開票率99・99%)によると、汚職事件でラホイ前首相の不信任案が可決されるまで政権を担い、改選前に134議席だった国民党(中道右派)は66議席と歴史的な大敗を喫した。シウダダノス(中道右派)は57議席(改選前32)、急進左派のポデモス連合は42議席(同67)だった。社会労働党を率いるサンチェス首相は「国民の調和を目指すために、安定政権の構築を図る」と勝利宣言した。
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