冬来たりなば春遠からじ2.0 Daily 

A Day in the Life. そこにある日常風景の旅 2代目。 

Sort by 08 2017

Category: 奈良・情景  

◆ 俎板(まないた)のある風景

飛鳥の自販機のある風景

「亀石」のあと「鬼の俎板(まないた)」と歩くと整備された広い道路からは脇に入っていく、そしてこの先に見た「聖徳中学校」の校名に、
〇〇銀座だとか、レトロ風だとかの”もどき”ではなく、ここは正真正銘の「聖徳」を名乗れる中学校だよなあと中をのぞいた。


明日香村野口

鬼の雪隠手前、この時はそれは見ていたが目の前のが「鬼のせっちん」だと思っていなく、この真っすぐあたりが近鉄飛鳥駅あたりだろうか?と
こう眺めていると飛鳥は山なのに、こんな所かから飛鳥が始まり、奈良、京都、そして江戸と中心が移っていったのかと歴史を感じることに
感激というか「日本の始まりはここ」なのか、そして僕はそこに立っているのかと複雑気持ちだった。


鬼の俎板

これが、子供の頃に「鬼の俎板」、初めて知った時は実際は違うだろうと思うけれど、やっぱり鬼がヒトを捕まえてはヒトを大きな包丁でさばいている
光景が浮かび、その後も「リアルでなはい」とわかっていてもやっぱり”鬼”イメージがあった、誰もいない竹やぶに囲まれた”そこ”立っていると
竹やぶの奥から鬼がのぞいているのでは思えてきたのであった。


鬼の雪隠




鬼のせっちん

初めて知ったのは子供頃歴史の本だったかで、「鬼の雪隠」ってことは便所だよなあと、だったら鬼のした うんこはどうなったんだろうと、変なことに疑問が浮んだ。


せっちん越しの飛鳥風景

鬼の雪隠越しに見た、明日香の風景、やっぱりこの辺りの屋根の形に僕は明日香独特光景を感じた。


Category: 奈良・情景  

◆ 明日香村の田んぼと「亀石」、無人販売所

飛鳥の石積みのある田んぼ

飛鳥を歩いていて田んぼの風景に、我が新潟に比べるとしっくりとしない田んぼのような、どことなく他所の田んぼみたいな違和感があった。
そしてまた、この石積みされた田んぼの光景に、僕は思わず 「おー。」だった。


石積みの田んぼ

また、石積みの田んぼの先に見える家の屋根のカーブに、飛鳥を旅しているのだと感じさせた。


稲床と育苗


何度も書いているけれど新潟では田植えが既に終わっていたのに、新潟より気候の良いはずの飛鳥地方なのに新潟よりも田植えが遅かった。
飛鳥を歩いている間 「何でだろう?」とずっと気になっていた。遺跡の「亀石」前で自転車に乗った明らかに農家オジサンに「すいません~何故に」と尋ねた。
オジサンの答えはこうだった。


飛鳥の田んぼ


奈良、そしてこの辺りは山になるので水の確保が難しい、だから梅雨時期を待ち水の確保で遅くなっるのだと。
だから下手をすると、水待ちで6月末に田植え、12月に稲刈りなんてのがあると教えてくれた。

そして 「へーー。」と疑問も解決して答えに感心ししつ、小学校の頃に社会の教科書にあった6月は田植え季節、雨の中で田植えするイラストが未だに記憶に残り
田植えは6月だと思ってが、新潟は5月、ずっと「何でだろう?」だったのが、もしかして、教書の記事を書いた人、イラストを描いた人は奈良の人だったんじゃないかと思うと
そんな答えを知ったことに対して、奈良に来て良かったなあと嬉しくなった。


亀石アップ

飛鳥のあちこちにある巨石の遺跡のひとつの「亀石」、田んぼの話を聞き僕は長年の疑問が解けたような気分でテンションがあがり、その長年の歴史の本で見ていた
「亀石」を前にして、「いいね、いいねえ。」と亀の背中をスリスリした。思っていたよりも大きく、そして古代の石造物なのにこの顔の愛らしさデザイン、


亀石

彫ってあるのは顔の部分と尻尾、途中に甲羅部分は亀甲模様もない。僕だったらきっと亀甲も彫るだろうが、あえて顔と尻尾の部分だけの
このシンプルさに僕は、かえってそのデザインに凄さを感じた。


Category: 奈良・情景  

◆ 聖徳太子誕生所 橘寺

明日香村岡の路地

石舞台を見てから帰りまた岡の集落を抜けて近鉄飛鳥駅へ。


橘寺の東口参道

正直な話、ここは外から見るだけだった、「聖徳太子誕生所」の文字を見てどうしようかと迷い、とりあえず山門まで行くと拝観窓口のオバチャンと目が合った
気がしたので、そんな目線を前にして、この門前で引き返したらカッコ悪いだろうなあと思ったで、思わずオバチャンの方へとそして「境内へ」と。


東門前の風景

拝観窓口前からの風景、さっき大変な思いをして登ってきた岡寺の三重塔が見えた。
やっぱり高い所にあるんだと眺めつつ、そこまであの急坂をフラフラになってよく登ったもだと遠い昔の事のようにも思えた。


橘寺東門

東門の前を通ったレンタサイクルの観光客を見て風を感じながら飛鳥をまわるっていいなあとちょっと羨ましかった。
今見るとレンタサイクルは電動ではないか、あちこちに見所が広がる飛鳥は歩くよりも自転車の方が楽、時代と言えば時代なんだとちょっと納得。


本堂の屋根


何度も書いているけれど、境内のあちこちを撮っていると本堂裏から”例の修学旅行の小学生たち”がゾクゾクと現れた。
「また?」と驚いて眺めているとあっといまに本堂前には小学生大集合、そんな小学生がわんさかわんさかの光景の本堂を撮る気も失せ屋根でも撮ろうかだった。

だいたい「ここでもか。」の遭遇に不思議感、いくら飛鳥で見学スポットは決まっていても僕は徒歩で周る、向こうはバスだろうしと、まわる速度が違う、
僕はまた滞在時間は短い方だから、遭遇しても何度も出会うのも確立が少ないはずなのに、4回である、何かあるのかもやっぱり思ってしまう。


Category: 奈良・情景  

◆ 飛鳥の遺跡「石舞台」で

石舞台の石の隙間から

蘇我馬子の墓、石舞台は知っていたけど、中がのぞけるような石の隙間があったってことが、僕に衝撃だった。
だって教科書にそんな事は載っていなかったし教わった記憶もない。
僕的にはピラミッドのようにぎっしりとしたイメージが強かった。


奈良修学旅行で石舞台

何とここでこの小学生たちとはこの日3度目の遭遇、ひょっとしてこの中の誰かと強い縁でもあるのだろうかと、思えてきたくらい。
(実は、この日この後にもう一度と4回)。


石舞台遺跡(蘇我馬子の墓)




石舞台

いよいよ、あの石舞台の中へ。
石舞台は日本史の本にも載っていもいるし有名で知っていたけど、よくまああんな巨石が千何百年も崩れないで残っているものだと、その不思議さに
僕は、ひょっとして僕が入ったとたんに「ドシャ!」と崩れ下敷きになってしまうのではないかと、


石舞台の中


それはロシアン・ルーレットのように僕の順番になり「当たり!」みたいに
僕の来るのを待っていたりして、と正直考えていたので、マジに入る時に「大丈夫だろうか?」と恐る恐ると石舞台の中へ入いろうとしているのに、
修学旅行の小学生は「オジサンじゃま。」と言わんばかりに中へと入って行くの見て”若い勢いって良いなあ。”と思ったである。


Category: 奈良・情景  

◆ 山の上の岡寺

仁王門

急坂をやっと、やっと上がってくると山門が見えた。
クタクタの足を休める暇もなく、”休むなら境内で本堂でも見ながら”と早々に仁王門をくぐったが、参拝者がそこそこいてそれも僕よりも年配男女であり、
格好もトレッキングするようなこんな坂はなんとも感じてないような顔していた。


飛鳥借景

山門脇にあった飛鳥の借景に、岡寺でなく「ここは山寺」だと、あれだけ急坂にへばりながら登ってきた甲斐があった。


本堂、鐘楼

ちらりと工務店のトラックの荷台が見えた、「なんだ、来るまでここまでこれるのか。」と思ったら、切符売りのオバチャン、土産物売り場のオバチャンも
僕同様に毎日へ~こらしながらやって来るのではないと、改めて「なるほどなあ。」と感心するのだった。


本堂と開山堂

いつも思う事、ここまで僕は大変な思いして坂を登ってきた、しかしこれだけ大きな本堂を造った大工は登ってくるどころか、坂を柱に瓦、石と重量物を運んでくるのである。


十三重石塔

なので僕は、これは新しそうだから車で運んできたのだろうと思うとなんだかホッとした。


鐘楼

流石に人里離れた山のお寺、”一回だけ鳴らしてください。”とあったので、僕はゴーンと鐘を鳴らすと周囲と僕の中まで音は響いてきた、そして手を合せた。


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◆ 万葉の飛鳥から岡寺を目指す

サインポール

昨日と同じのサインポールのある道、遠くからこれを見つけた時から「あれを絶対撮りたい。」と思っていて、床屋近づくと当日は月曜日で床屋さんは休みで、
お陰さまで店の前で気兼ねなくこうか、これはと撮れて”ラッキー”だった。


岡

万葉記念館前、僕の思っていた風景とはどこじゃここは?と感じるくらい町の風景が全く違った、たぶん石畳に変わったから。
その石畳の上を走ってくる車は、石のつなぎ目の凸凹でタイヤはバツ、バツ、バツと音をたてながら通っていった。

岡の軒先

そして道は奈良らしく 細く、くねっているので速度は出せいない、そんな効果を狙てか飛鳥は古い歴史を残した観光地だと思えた。


岡八幡宮の鳥居

岡のこの鳥居の下を行けば「岡寺」へ、鳥居の横の看板には「ここより430m」とある、この先が難関なのは知っていたのだ、ちょろいモノであるだった。


岡の鳥居をくぐって

そして石の鳥居をくぐった。



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