茫洋とした表情で海中をただよう世界最大級の硬骨魚、マンボウ。そのマンボウ属に属するのは「マンボウ」「カクレマンボウ」「ウシマンボウ」の3種しかいない。
中でも大きいのが、日本でも夏場には東北地方で定置網にかかることがある「ウシマンボウ(Mola alexandrini)」だ。
オーストラリアとニュージーランドの研究グループによって、そのウシマンボウの稚魚が初めて特定されたそうだ。
大人になれば3メートルを超え、体重2トンにも達する彼らであるが、意外にもその赤ちゃんは指先よりもちっちゃな、”金平糖”のような姿をしている。
子沢山なのに滅多に稚魚が見られない不思議
マンボウは普段、深海と海面を行き来しながらクラゲや動物プランクトンなどを食べて過ごしている。
海面近くでは、体を横に向けて日向ぼっこしたり、カモメに体に付着した寄生虫をとってもらったりするユニークな姿が目撃されることもある。
じつはマンボウのメスは、1度に3億個の卵を産むとされるマンボウ(Mola mola)をはじめ、脊椎動物としてはもっとも繁殖力が高いだろうとみなされている。
ところが、それだけ卵を産む力があるはずなのに、なぜだか自然界でマンボウの卵が見つかったことはなく、稚魚が目撃されるのも相当にまれだ。
くわえて稚魚は大人とはまるで似ておらず、そのことが種の特定をよりいっそう難しいものにしていた。
DNA解析によってウシマンボウの稚魚を特定
そこでオークランド戦争記念博物館とオーストラリア博物館の研究グループは、海で赤ちゃんを探すという骨の折れる作業を省き、博物館で保存されている標本を調べて、その謎を解明することにした。
調べられた標本は2017年にオーストラリア・ニューサウスウェールズ沖で採取されたもの。何しろたった5ミリしかない、小さくて傷つきやすい標本なので、DNA解析も一筋縄にはいかない。標本へのダメージが最小限になるよう、その目玉を1つだけ摘出し、そこからDNAが抽出された。
解析結果を参照データと照合してみたところ、ウシマンボウのものとぴったり一致。ウシマンボウの稚魚が特定されたのは世界でも初めてであるそうだ。
今回の発見は、新しい解析技術が次々と登場する中、博物館が果たすべき役割やそのコレクションの重要性を示しているとのこと。
研究グループは今後、博物館が所蔵している他のマンボウの稚魚標本を調べ、その生活サイクルの詳細を明らかにしていく予定だそうだ。
References:scimex / australian.museum
生まれた時から凄く困った顔してる、かわいい。
釜揚げしらすの中にいそう
※2
ちっさいフグだと思ってたやつが実はマンボウだった可能性が出てきた。
※2
チリメンモンスターでよく見つかるぜ
マンボウ属に属するのは「マンボウ」「カクレマンボウ」「ウシマンボウ」の3種類とマンボウと
「ヤンボウ」「マンボウ」「テンキヨホウ」しかいない。
※3
マー坊は何処へ・・・
※22
うぅぅぅぅーーーーーーー マー坊!!
>そのマンボウ属に属するのは「マンボウ」「カクレマンボウ」「ウシマンボウ」の3種しかいない。
そして宇宙にはスペースマンボウが
タマゴや幼生期はほかの生物のエサというのは普通だけれど、それにしたってマンボウはケタ外れだと思う
成魚になる率がひょっとしてワーストワンじゃなかろうか? そして成魚になってからでもちょっとしたことですぐ死ぬというし……
※6
たくさんこども(卵含む)を産むってのは、歩留まりが悪い(大人になる確率が低い)と考えるのが自然。だから、マンボウの場合は非常に生存率が低いと考えていいでしょう。昔もっていた図鑑(二十年以上前だったか)にマンボウの稚魚として金平糖型の今回のようなのの図をみた覚えがあるのだけど、別の種なのか、予知夢だったのか……
>>6
成魚になってからはすぐ死ぬというのは誤りで、実はそれなりに丈夫だし、速く泳げるし、ちょっとしたジャンプもできるよ!
※6
さてはMSXユーザーだな?
>>6
> ちょっとしたことですぐ死ぬし
あのマンボウコピペデマだから
ソースも不明のネタを鵜呑みにしないでね
ひゃーーかわいい
唇はこの頃からあるんだ
かわええ
マンボ№5
>>10
ウーッ!!!!
他の属だけど、マンボウ科にはヤリマンボウとトンガリヤリマンボウってのもいるらしい!
>>11
あとくさびふぐな
おっきな目と口元がかわいいなぁ
釣りで撒き餌に寄ってくるイワシの食う勢いを見ると卵が何億個排出されても小魚にほとんど食い尽くされちゃうんじゃないかな
そんな感じで稚魚が見つからないんだと思う
フグ目だけに稚魚のころは正面顔が似てんのね
億の稚魚から大人になれるのは一桁とかなんかもうマンボウさん。
カワイイ!でも何でこんなにトゲトゲしているんだろう、不思議だ。
金平糖みたいで可愛い
ギザギザ
これもこのサイトで見た話だったと思うんだけど、カクレマンボウっていうのも3年くらい前に発見されたばかりの新種だよね?
オーストラリア博物館はともかく、オークランド戦争記念博物館(Auckland War Memorial Museum)が何故マンボウ?
と思って調べたら、軍事史となぜか自然展示に注力した博物館とのこと。なんだかカオスな博物館みたいで凄く行ってみたい
ハリセンボンの子供と思われてきたのかも
あらやだほんとかわいい!
マンボウの正面顔は大人になると怨霊のように恐い顔になるが稚魚時代はかわいいな
ファンタジーゾーンのボスにいそう
皆サラっと流してるけどDNA採取のために”目”を摘出ってなかなかエグいことしてない?
成長して大人になったあと片目が無いと生き抜くの大変そう…もうちょっとマシなところ無かったのかな?
※31
標本だから、すでに三途の川を渡っていると思われ。
トゲトゲはしてるけど、稚魚のうちからこんなぼんやり顔なのね。
志摩のマリンランドでマンボウがプカプカしてるのを見たことがあるけど、なんとも言えない気持ちになったよ
彼らは何を思ってプカプカしてるのかなって
あの巨大でぼんやりプカプカしてるんだものずっと
>>33
日本のどっかの水族館でご飯の様子映してたが、めちゃ素早かったからやる時はやるヤツなんだと思う。
何ですか、この天然的ゆるキャラ案件…は?
神様もオツな事をしますねぇ?
『ちょっと、この稚魚を見てみ?カワイイだろ?』
とか言いながら、造型設定をしたのですかねぃ?
>>34
暇をもて余した神々の遊び。
※34
実際ゆるキャラにする街がでそうだね
首領パッチかな?
ワイこの稚魚こないだウッカリ食ったかも知れん。
ちりめんじゃこと一緒に。納豆に混ぜてご飯とぶっかけて、おいしく頂いた。
あんな小魚から巨大魚になれるんだからなんかカタルシスを感じる
本人は何も考えてなさそうだが
喰われ難くなるためのせめてもの工夫なんだろうなぁ…
赤ちゃんは小さいけど目はよく見えて
大きくなったら悪くなる
👍🙏