猫好きの人にとって、猫は心を潤してくれるセラピー動物。その仕草を眺めているだけでも癒されるので、世界中に猫を崇める人が存在する。
猫の為に全財産を投げ打つ人、猫だらけの家の住んでいる人、ちょっと風変りな猫マニアなどもいて、猫の魅力にとりつかれた人々の存在は洋の東西を問わない。ここでは世界各地に存在する猫マニアと、猫にまつわる行事、猫好きたちが集まる場所を見ていくことにしよう。
1.人間より猫の数が多い島 (日本・宮城県石巻市田代島)
猫を崇めているという理由だけで、観光客を惹きつけている島。通りには猫が歩き回り、子育てしていて、まさに猫があふれている。この島では最高の幸運をもたらしてくれるのは猫だと信じられていて、ここに犬を連れてくることは禁止されている。観光客用に島の至るところにかわいらしい猫の形をしたロッジが建てられている。また、猫神社もある。
猫が神様として祀られし島。猫盛りだくさんの宮城県石巻市「田代島」
大漁っすか?漁師さんが捕ってきたとれとれピチピチな魚を狙う猫たち(宮城県・田代島)
2.猫が演じるキャットサーカス(ロシア・モスクワ)
ロシアのモスクワキャットシアターでは、才能豊かなスタント猫たちがミラーボールの上でなんなくバランスをとったり、なんとなく綱渡りをしたり、なんとなく揺れる木馬やスケートボードの上に乗ったりしている。
1990年に父子コンビの動物訓練チームとして発足し、120匹の猫のうち20匹がショーに出演して演技を披露している。シュールで魔術的なこのキャットサーカスは、犬派の人たちでさえ、驚かせ魅了している。
3.2200点以上の陶器の猫コレクション(英・バーミンガム)
パメラ・コール(60)という英国人女性は、猫好きが高じてとりつかれたように猫グッズをコレクションしている。その数はますます増え続けていて、家中の部屋に2200点以上の陶器製の猫があふれている。パメラは生活のほとんどを占めているこの趣味に、フルタイムの仕事よりも情熱を傾けていて、猫グッズを求めて、常にeBayや世界中のアンティークショップをあさりまわるだけでなく、猫フェチのための世界的なネットワークを立ち上げている。
4.キティ・キャット・バンド・ツアー(米イリノイ州・シカゴ)
シカゴを起点に、一年のほとんどを全米ツアーをしているロックキャットは、猫のミュージシャンバンド。本当に自分たちのドラムのビートに合わせて踊る。彼らの音楽はiTuneでは見つけることはできない。すべては見事なライブパフォーマンスなのだ。
ホンモノの猫を訓練して、ギターをつま弾かせたり、チャイムやカウベルを鳴らさせたり、ドラムを叩かせたりしている。彼らの音楽は無調の実験的なジャズ音楽かもしれないが、演奏中の彼らはたまらなくかわいらしい。
5.猫カフェ (日本各地)
誰でも時々、無性に猫を抱きしめたくなるだろう。そんな猫好きのために、日本では猫カフェが大ブームになっている。客は時間で料金を払い、猫でいっぱいの部屋に入りびたる。そこではコーヒーを注文したり、軽食を食べたりすることができる。
都市部のマンションでは厳しいペット制限があり、猫を飼いたくても飼えない人たちが、大好きな猫と戯れるためにこうしたカフェを利用する。ここではなんでも猫さま中心で、愛想を見せるも、出し惜しみするも、猫さまのご機嫌次第なのだ。
6.猫ならなんでもありの奇妙な美術館(マレーシア・クチン)
1993年にオープンしたこのキャットミュージアムは、猫に関することすべてを崇めるために作られ、玉石含め2000以上の猫関連品が展示されている。クチンは猫の町という意味で、この名前にかなうよう、美術館は最大限の努力をしている。
マレーシアの猫は、幸運をもたらすと信じられているので、ここには余りあるほど幸運があるに違いない。ここに入れば猫フェチ度にますます拍車がかかる。猫の歴史や文化的信仰を調べたり、ぬいぐるみの猫や、紀元前3500年前のエジプトの本物の猫のミイラや、世界中の猫のコレクター品を見たりすることができる。猫ならなんでもありのこの美術館の展示品は文字通りごたまぜ状態だが、猫フェチの心を十分楽しませてくれることは間違いない。
7.猫祭り(ベルギー・イーブル)
この町の猫祭りの風変りな起源は、中世にさかのぼる。最初は年に一度、道化が町で一番高い塔の上から生きた猫を投げ落とすという恐ろしいイベントだった。このように猫を虐げていた理由ははっきりしないが、猫が呪術の原因と恐れられたことが発端とも言われている。
この残酷な行為は1817年に中止され、小さなこの町はこれまでの償いのために、猫に関するあらゆるものを崇めるパレードを行うようになった。たくさんの猫の山車が作られ、大勢の子どもたちが猫の扮装をする。道化が例の中世の塔に登り、おもちゃの猫の人形を群集に向かって投げ落とす場面になると祭りは最高に盛り上がる。こうした伝統は不滅である。
8.家全体を猫が遊べるように改装した夫婦、カリフォルニア州(アメリカ)
サンディエゴに住むこの夫婦は、猫好きを極めることに決めた。シェルターから約12匹の捨て猫を引き取って、心から猫たちに敬意を表するため、彼らが住むのにふさわしいよう自宅を全面改装した。
夜でも猫が天井までうろつけるよう明かりのついた8フィートの高さの猫用滑り台、床から天井までの爪とぎ棒、壁の間を走る猫用トンネル、出たり入ったりできる潜伏場所まで作り、究極の猫さま用遊び場を完成させた。鮮やかな色を塗り、猫の絵や猫の像を飾り、豹柄のラグを敷いて、この家は旅行者のちょっとしたアトラクションになっている。オープンハウスにして開放したところ、4時間で900人以上が訪れたという。
9.猫になりきるCFAのキャットショー(全米各地)
CFA(Cat Fancier’s Association)は、アメリカでもっとも権威のある猫の品種認定機関として知られる。猫コンテストというと、さまざまな品種が優勝を競うものだが、ここのキャットショーは、ちょっと趣が違う。
猫たちは神のように崇められ、きれいに身づくろいされて、飼い主のそばで悠然と待つ。飼い猫のほうが主人を訓練しているようで、どちらが主人なのかわからないくらいだ。さまざまな審査で、飼い主は自分の飼い猫がチャンピオンに選ばれるか、固唾を飲んで見守る。CFAのキャットショーは一年を通して、全国で開かれている。一度、見に行って、その飼い主の下僕っぷりを観察してみてはどうだろう。
10.猫作品オンリーの美術館(オランダ・アムステルダム)
アムステルダムにあるキャット・キャビネット美術館(Die Kattenkabinet)は、絵画、彫刻、写真、版画などの芸術作品が展示されているが、それらはすべて猫をテーマをしたものだ。裕福なオランダ人が死んだ飼い猫を偲ぶために始めたというこの美術館は、少々変わっているとはいえ、徹底的にそのポリシーを貫いている。
ベルギーの猫祭りってそんな最近までやってたのか
猫カフェの猫は人あしらいを心得ててつまらない
日本にもあるよ、猫の博物館。
猫カフェは欧米人が見ると「可愛い。ナイスアイディア」って人と
「これはないわー。不衛生じゃん」って人に分かれちゃうのよね
まぁ日本じゃペット不可の集合住宅ばっかりだから・・・
にゃーにゃにゃにゃーうにゃにゃうにゃー
8.家全体を猫が遊べるように改装した夫婦、カリフォルニア州 は良いね。
猫に優しいとされるマルタ島が入って無いのが少し意外。
ベルギーの猫祭りはヨーロッパの魔女狩りも関係している。
あいつは魔女だ → 大体はお年寄り
→ 猫を飼ってる → 猫は夜間でも目が見え目が光る → 魔女の手下だ!
という構図で猫も巻き込まれた。
猫グッズ収集も良いんだけどなー
自分は生きている猫に心血を注ぎたい派だからなー
ヘミングウェイの猫に会いに行きたい
バンドツアーwwww
ベルだけははどう見ても餌の催促だwwww
全部の場所に行きたい!
猫バンド動画の後半~終盤部分は何事ですか
猫バンドのメインボーカルに声出して笑った
かわいいニャ~
個人的には広島の尾道も入れて欲しいなぁ。ならではの魅力がある。
地図なき散策。面白いよ。
キャバクラ行くくらいなら猫カフェ行ってお気に入りのあの猫を指名するわ
侯硐の猫村が入っていないとは・・・
kuchingはマレー語では猫だけどクメール語では象を意味する。日本語の古語で象を意味する『きさ』の語源はクメール語のkuchingか。
猫カフェは元々は台湾だよね。
日本は凄い勢いで広まった印象
猫のサーカスはないな
ねこはありのままの姿が魅力的だし
自由にのびのびしてるところが可愛い
常滑の招き猫通りオススメ
あれも田代島だったかな?
漁を終えて帰って来る漁師さんたちを待つおかみさんと一緒に、
沢山の猫と海鳥が行儀良く並んで待っている写真があった。
ダリの卵の家を見に行ったらすぐ横に船着き場があって
猫30匹くらいに包囲された